IS戦士電童   作:東風乃扇

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ひさしぶりです!

皆さんこんにちは!

東風乃扇です!

それじゃあ15話!スタート!ユアエンジン!


第15話《楽しい日常》

クラス対抗戦の日の夜

 

IS学園のとある部屋。

地下50m程の場所にある。

 

そこには今日、撃破された所属不明のIS6機分の残骸が集められていた。

 

教師の中でも権限を持たないと入ることが出来ないこの部屋で2人の人物が話していた。

織斑千冬と山田真耶の2人だ。

 

「織斑先生…この機体達…全て無人機でした。」

 

真耶はディスプレイを操作しながら答えた。

 

「やはりか…コアの方は?」

 

「1つだけ回収されました。灰色のISからです。」

 

写し出されるは今日の戦闘映像だ。

 

「どのようにして稼働していたのかは不明です。最後の天野くん達の攻撃で壊れてしまったようで…。」

 

「量産型の1機は天野に突かれただけのはずだ…。なぜその機体のコアが無いのだ?」

 

千冬は疑問を口をする。

 

「確かに…不思議ですね…。」

 

映像は量産型の1機に電童がドリルを突き立てる瞬間が写し出される。

 

「……まさかコアがそもそも存在しないのか?」

 

千冬が可能性を指摘する。

 

「まさか…コアが存在しないISなんて……。」

 

確かに戦闘力こそは低かったがそれでも第二世代のISと同等の機動性等は確認されている。

 

「データウェポン達のような存在なら?」

 

「確かに…あれらもコアは存在しませんね。」

 

GEARが作り上げたとされている。最新の兵器達。

あれも今回の無人機に近い特性を持っていた。

 

「では今回の件はGEARが?」

 

「いや、それはないだろう。それだと灰色のISの説明がつかない筈だ。」

 

「そうですね、コアは未登録の物でしたから…。」

 

そうこれは468個目のコアなのだ。

開発者である篠ノ之束しか製造できないとされているISのコア。

最低でも今回の襲撃者は篠ノ之束本人か関係者の可能性が高い。

 

「まぁいくらここで議論しても状況は変わらない。」

 

「そうですね。」

 

「しかし、電童…あれは恐ろしいな。」

 

映像はガトリングボアが召喚され、敵が停止する所だ。

 

「はい、豊富なバススロット、様々な能力のデータウェポン、そして『通常のIS3機分』のエネルギー反応…。」

 

「全てのデータウェポンの力が解放されたとき、世界はどう思うのかな…。」

 

恐らく黙ってはいないだろう…。その考えを千冬は口に出せなかった。

 

「GEARはなぜあんな物を造ったのか…。」

 

謎は深まっていく……。

 

 

――――

 

夜、俺―天野星夜―は今日の出来事をGEARに報告していた。

 

『なるほど、それで…』

 

「はい、ボアが覚醒しました。」

 

渋谷社長は居なかったので代わりに井上さんに報告していた。

 

『そうなるとそろそろ…あれも考えないとな…』

 

「…あれ?」

 

また何か作ってるのかこの人は…。

 

『あぁ…こちらの話だよ。…詳しいデータは明日か明後日にGEARに来てくれた時にね。』

 

「わかりました。…では。」

 

通信を切る。

まぁ今日は金曜日だから報告にはいきやすいな。

今度は一夏とかも誘ってみるか。

 

そう思い、ベットで寝そべる。

こんこん、とドアを叩く音がする。

 

「はい、どなたですか?」

 

一夏、セシリアさん、簪さん辺りかな?

 

「あたしよ、鈴よ。今平気?」

 

鈴さんだった。どうしたんだろこんな時間に。

そう思いながらドアを開ける。

 

「鈴さん、どうしたんですか?」

 

「今日は…ありがとう。助けてくれて。」

 

わざわざお礼をいいに来てくれたようだ。

そのまま立ち話もあれなので部屋に入ってもらう。

座布団に座り机を挟む形で向き合う。お茶は当然出してある。

 

「いや、俺達もあの時の鈴さんには助けられたよ。」

 

実際鈴さんが突撃してなかったらどうなったかわからないし。

 

「でも、その後あたしがやられたせいで…。」

 

「仲間を気遣うのは人として当然の事ですよ。それに鈴さんは一夏と試合もしてましたから俺達よりも疲弊してましたし。」

 

ましてや相手が自爆するなんてね。

 

「お礼を言いに来た筈なのに励まされちゃったわ。」

 

苦笑する鈴さん。

 

「あっ一夏との件はどうなったんですか?」

 

わりと気になるので聞いてみた。

 

「あっあぁ…あれ?一応…一夏が謝って終わったわ。」

 

なんか他にもありそうだけど触れないでおこう。

 

「そうですか…まぁ一夏攻略はなかなか難しそうですね。」

 

鈴さんの顔が赤くなる。

 

「うっ…まぁね。昔から変わらないのよね…あいつは。」

 

そのまま暫く鈴さんから一夏との思い出話を聞いていた。

 

「もうこんな時間ね、あたしは自分の部屋に帰るわ。」

 

「そうですね。おやすみなさい。」

 

「おやすみ、星夜。」

 

手を降りながら部屋を出る鈴さん。

 

さて、寝るか。

 

――

翌日の朝。

 

 

GEARに向かう為、電車に乗っていた。

 

今回のメンバーはセシリアさん、簪さん、本音さんの前回のメンバーと一夏、箒さん、鈴さんだ。

 

「GEARの本社か…何があるんだろうな。」

 

「ふん。ただの会社だろう。子供じゃないのだからはしゃぐな。」

 

「世界でも有数の企業の本社よ。ただの会社なわけ無いでしょ。」

 

一夏逹がそれぞれ口にする。

 

「まぁ星見町にあるから直ぐに着くよ。」

 

「今回は賑やかになりますね。」

 

「今日はボアの検査だよね…?」

 

「なにが好物だったのかな~?」

 

まぁ前回のような事件はあるまい。…うん。

星見野駅にて下車。駅のロータリーに行くと前回とは違い、ここまで迎えが来ていた。

 

「アルテアさんとベガさんに迎えてもらうとバチが当たりそうな気がしますね。」

 

「今回は人数が多いからね。車くらい用意するわよ。」

 

「前はあんな事があったからな。念のためだ。」

 

アルテアさんとベガさんがそれぞれ車で迎えに来ていた。

俺はアルテアさんの車の助手席に乗る。安全圏だ。

そのまま後ろにセシリアさん、簪さん、本音さんが乗る。

ベガさんの車には一夏を挟むようにして箒さんと鈴さんが乗る。

 

「星夜くん、今、迷わずにこっちに乗ったな?」

 

アルテアさんが聞いてくる。

 

「だってベガさんスピード狂みたいな運転するじゃないですか。」

 

「あぁ、完全にバイクと同じ感覚で運転する癖があるな。」

 

ベガさんは趣味でバイクを乗ってるがそれが車の運転に反映されるのは流石に…。何度逝きかけたことか。

 

「そんなにひどいんですの?」

 

「結構大人しそうな感じだったけど…。」

 

「見かけによらないんだね~。」

 

車が発進する。後ろに止まっていたベガさんの車が凄い加速をしながら飛ぶように追い越して行った。

 

「なんかパワーアップしました?」

 

「ドクター井上とやろうとしていた車の改造なら止めた筈だが……。」

 

ちなみにこちらは安全運転、質実剛健のアルテアさんです。

本社の従業員用地下駐車場に停まる。

そこには魂の抜けかけた3人の姿があった。

 

「3人とも大丈夫か?」

 

「せっ星夜…。」

 

「なによ、あの運転…。」

 

「一度も減速せずにここまで来たぞ…。」

 

ちなみにベガさんは苦笑い。

 

「ベガ…客人を乗せてるときはしっかりと運転をだな…」

 

アルテアさんの説教が始まる。

 

「じゃあ、井上さんの所に行ってきます。」

 

客人用IDガードも受取済みだ。

説教モードのアルテアさんは置いておこう。

 

「おっ星夜くん、待っていたよ。さぁ、ボアのデータを!」

 

研究室に入るや井上さんが近寄ってきた。前もってまとめておいたデータチップをわたす。

これは簪さんからのデータも入っている。

 

「では、さっそく見てみるよ。何か判明したらすぐに言うからね。」

 

すぐさま様々な機器が様々な画面を表示する。

専門家に任せておこう。

 

そのまま他のところを見て回った。

前回と場所が被るが仕方ない。

 

「やっぱ世界的企業はすごいなぁ…」

 

「IS関連だけじゃないからね、ホント色々とやってる会社よね。」

 

「近くに遊園地があると聞いたが本当なのか?」

 

3人が回った感想を伝えてくる。

 

「あっ星見野アミューズメントパークのことかな?あるよ。最新技術を惜し気もなく突っ込んだアトラクションの数々が。」

 

GEARでは様々な部門があるがその部門間の情報のやり取りも盛んだ。これが企業が大きくなった秘密なのか?

 

「そろそろいい時間だし食堂でも行きますか。」

 

食堂に向け、移動する。

 

「ここの食堂っていくらだ?」

 

一夏が聞いてきた。これが主夫か…。

 

「あー俺が奢るから好きなの食べなよ。」

 

ここは誘った奴が出すべきだな。

 

「えっでも星夜に悪くないか?」

 

「これでもGEAR所属だからな、給料出てるんだよ。」

 

それも結構な額で。

 

「星夜が奢るって言ってんだから素直に礼を言っておけばいいのよ!」

 

「折角だから御馳走になるとしよう。」

 

「そうか…それなら一番高いやつでも食うか!?」

 

「おう!男に二言はない!」

 

社員食堂だからそんなに高くないし。

 

「あまのん~今度、学食のあれおごって~!」

 

「あの、1食二千円のパフェの事?それは自分で買おうね本音さん。」

 

最高級パフェか…。あれ一体何でできてるのかな。

 

「まぁここの食堂もおいしいですからね。」

 

「本音、変なこと言わないの。」

 

食堂に着いたのでそれぞれが好きな物を選び、テーブルへ。

 

「さて、このあとはどうしようかな。」

 

食べながらもこれからの事を考えてた。

見せられる所は大体見せたし。

 

「この前と同じように下の階でお買い物でしょうか?」

 

セシリアさんが答えた。

 

「それだと前回とほぼ同じだしなぁ…。」

 

前回来た3人に申し訳ないような。

 

「だったらパークにでも行ってきたら?」

 

いきなりベガさんが横からやって来た。

 

「あ…ベガさん、解放されてたんですね。」

 

「さっきはごめんなさいね。ハンドル握ると…つい…ね?」

 

ついですまされる範囲かな?

 

「あぁ、気にしてないですよ。」

 

一夏が答える。

 

「パークってさっき言ってたアミューズメントパークの事よね?そんなに近いの?」

 

鈴さんが聞いてきた。

 

「えぇ、目と鼻の先よ。」

 

「上の階なら窓から見えるよ。」

 

ベガさんと俺が答える。

 

「それに、星夜くんが居れば顔パスよ。」

 

その分俺の給料減るのは顔パスとは言わないよ、ベガさん。

まぁ格安だけど。

 

「まぁ、楽しむには最適ですね。」

 

「このあとも特に予定ないしいいんじゃないか?」

 

一夏が賛同する。

 

「そうね。折角タダなら行きましょうよ。」

 

鈴さんも乗る。

 

「まぁ、一夏が行くのなら私も行こう。」

 

箒さんも来るっと。

 

「最近は確か変わったアトラクションが出来たってニュースでやってたね…。」

 

簪さんも興味ありと。

 

「おいしいお菓子をゲットするのだ~!」

 

本音さんは菓子狙いね。

 

「星夜さんとテーマパーク…行きます!」

 

セシリアさんの頭のなかの映像はきっと2人っきりなんだろうな。

 

「じゃあ行ってきますよ。」

 

満場一致で行くことに決まった。

 

「で、ここが星見野アミューズメントパークだ!」

 

まぁそこそこの大きさかな。

ここで遊べば1日は余裕で潰せる。

 

「ホントに目と鼻の先ね。」

 

「皆にパンフレット貰ってきたよ~。」

 

「星夜くんもいる…?」

 

本音さんと簪さん、早い。

 

「うん、貰っておくよ。ここ毎月何処かしら弄ってるから。」

 

まさか一晩でジェットコースターのコースが代わるとは誰も思うまい。

ISの技術を流用したアトラクションなんかもあるから大人も楽しめるのが売りだ。

 

「へ~、おい、星夜!あそこ見ろよ!電童が2機いるぞ!」

 

一夏が驚きながら指を指す。

 

「えっ?マジ!?」

 

鈴さんが言いながら振り向く。

他の皆も釣られてる。

 

「ん、あぁあれは着ぐるみだよ。GEARとしても今、電童は立派な看板だからね。」

 

そう、何回かCMも撮ったし。

 

「そうだったのか、焦ったぜ。」

 

「でも、構えとか凄いうまいわね。よほど練習したのかしら?」

 

鈴さんは動きを見て言う。

今ステージの近くでデモンストレーションがわりに2機の電童が組手をしていた。

あの動きは…。

 

「もしかしたら…あいつらか?」

 

「あいつら?心当たりがありますの?」

 

セシリアさんが聞いてくる。

 

「ちょっと挨拶してくるよ。」

 

そう言ってからみんなから離れて組手中の電童に近づく。

 

「なに?2人揃ってGEARでバイトでもしてるの?」

 

俺の声を聞き、動きを止めてこちらを見る。

 

 

「おっ星夜じゃねぇか!?元気だったかよ!」

「あっ星夜!ひさしぶりだね!」

 

やっぱりこの声は…。

 

「おう、ひさしぶり、銀河に北斗。」

 

小学生の頃からの友人2人だ。2人はヘルメットをとる。

 

「いやぁ~、お前がうちの道場通っててよかったよ。お陰でこのアルバイトが来たんだぜ?」

「似た背格好で同じ流派だからショーのエキストラにってさ。」

 

「あぁ銀河はそうだな、北斗はあの特技だしな。」

 

銀河の家は出雲道場で俺が通ってた道場。つまり同門って事になる。

北斗は昔から変わった特技で一度見たことがあれば大体の動きができてしまう観察眼の持ち主だ。

 

「これ、結構条件は良くてさ。なかなか、いい小遣い稼ぎになるんだ。」

「まぁ、2人しかいない男性操縦者の機体を使ったショーだから、人気なんだよ。」

 

なるほどね。電童は見た目もヒーローショーむき出しな。

 

「そっか邪魔して悪かったな、またそのうちな。」

 

手を振って別れる。

 

「おう!またな!たまには道場にも顔出せよ!」

「何時でもうちの喫茶店に来なよ。母さんが心配しててね。」

 

「あぁ、エリスにもよろしく。」

 

一夏達の所に戻る。

 

「なんだ?知り合いか?」

 

「あぁ、小学生の頃からの友人だよ。片方は同門ね。」

 

「あっだから動きが同じ感じなのね。」

 

皆も納得のようだ。

 

「パンフレットにも…書いてあるね。創作劇『GEAR戦士電童』だって。」

 

「かんちゃん、後で見てみよ?」

 

簪さんこうゆうの好きだもんね。

 

「じゃあ、時間決めて、それぞれで回ろうか?」

 

このまま固まって行動する理由もないし。

 

「じゃあ、一夏!こっちに行きましょ!」

「待て!一夏は私と来るのだ!」

 

さっそく一夏の争奪戦がスタートだ。

 

「じゃあ、3人で回ろうぜ!」

 

一夏…この唐変木め…。

 

「まぁ…一夏がそういうなら良いだろう。」

「そうね、そうしましょうか。」

 

結局一夏と俺のグループに別れる形に落ち着いた。

 

「さて、どこから行こうか?」

 

「私はこう言うところはあまり経験がありませんので…。」

 

「星夜くんの友達が出てるなら劇は見てあげたら?」

 

「おっ、あっちから甘いにおい~。」

 

匂いにつられる本音さんを追いかけていきなりカフェへ。

 

「本音さん、さっきご飯食べたよね?」

 

「甘い物は別腹だよ~。」

 

「本当によく入りますわね。」

 

「本音は昔からこうだから…。」

 

コーヒーや紅茶を飲む3人に対し、パフェを頬張る本音さん。

ホントに、好きなんだな。

 

「劇は何時から始まるのでしょうか?」

 

「えっと…『GEAR戦士電童』午後の部は15時30分からだね。」

 

「今は大体13時30分だから…1時間と少しは回れるな。」

 

「あまのんの~おすすめは?」

 

まぁ普通は行ったことありそうな奴に振るよね。

 

「IS技術を使ったアトラクションかな、ジェットコースター系の『ドラグナー』、バンジー系の『ウェイブライダー』この二つは絶叫系が好きなら外せないね。」

 

「……それ以外は?」

 

「粒子格納技術を使ったモグラ叩きみたいな木人連続叩き、通称『木連叩き』、様々な仕掛けでびっくりするどっきりハウスの『冥王屋敷』とか?」

 

「なかなか、インパクトがある名前ですわね。」

 

「近くのアトラクションから行ってみよう~。」

 

そんな感じでアトラクションを楽しみながら劇まで時間を潰した。

 

『GEAR戦士電童、開演10分前です。』

 

「なかなかいい席があったな。」

 

「流石に小さな子が多いですね。」

 

「男の子には特に人気みたいだね。」

 

「まぁあの見た目だからね~。」

 

客席は結構埋まってるな。

パンフレットの内容を見るに勧善懲悪物をやるようだし、男の子向けだろうな。

 

なになに、この作品だと電童は巨大なロボットなのか。

それで悪の侵略者から町を守ると、まぁありふれた感じではあるな。

 

で、北斗と銀河はそれのパイロット役なのか…。

 

『うおぉぉぉ!!』

 

『地斬!!乱舞塵!!』

 

ドガァァン!!

 

『俺達、マグネイト・テンが世界を守る!』

 

『この、電童で!みんなと共に!』

 

パチパチ……

 

う~ん…なかなか面白いな、最近はこうゆうのも見てないなぁ。

明日は久しぶりにニチアサでも見るか。

 

そのあとも適当に見て回っていたが井上さんから解析できたと通信があったので本社に戻ることになった。

 

「では、ガトリングボアに関して判明したことを報告しますね。」

「申し訳ないですが今回は反応した感情と特殊能力についてだけですが。」

 

井上さんが申し訳ないような顔で言う。

 

「まぁそれだけわかれば十分ですよ。」

 

「データウェポンの研究はこれからも続けるのだから、そんなに気負わなくても。」

 

「そうですね。…では……。」

 

スクリーンに映像が写し出される。

またあの恥ずかしい奴か…

 

―――――――

『まだ、始まったばかりなんだよ!俺たちはまたまだこれからの日々を創っていくんだよ!打鉄弐式を完成させたように!』

 

『うん!まだまだ造りたりない!楽しい思い出を皆と一緒に!』

 

『だから!こんなところで負けてられない!!』

 

―――――――

 

やっぱり恥ずかしいな…。

 

井上さんが喋り出す。

 

「今回は星夜くんと更識さんの造り出そうとする心……『創造』に反応したと考えられます。」

 

スクリーンにデカデカと『創造』の2文字が。

 

「私たちの…造り出そうとする心…。」

「『創造』か…打鉄弐式を一緒に作ったのとかもあるのかな…?」

 

「えぇ、その可能性はあると言えますね。」

 

井上さんが答える。

 

「特に今回はお2人だけでなく、チームで更識さんの機体を作り、これにより、複数人の人と軽いものではありますが星夜くんは共鳴状態にあったとおもわれます。」

 

「そして、あの時にお2人の感情によってその小さなエネルギー達を爆発させた感じですね。」

 

なるほどね。全員で作った時、すでに少し感情エネルギーが貯まってたんだ。

 

「じゃあ、みんなで作った『奇跡』なんだ~?」

 

「はい、そう言うことになりますね。」

 

本音さんに井上さんが答える。

 

「それで?特殊能力とは?映像を見る限り、相手だけが停止しているようだが…。」

 

アルテアさんが聞く。

 

「はい、ガトリングボアの特殊能力はクロックマネージャー……つまり、時間操作です。」

 

へー、だから敵が停まったのか…って、

 

「それってめちゃくちゃ反則能力なんじゃ…。」

 

「その代わり、エネルギーを非常に使いますよ。」

 

井上さんが特徴を言う。

 

「まず、時間操作と言いましても時間を戻すことはできません。対象の空間内時間を遅延させる能力です。」

 

スクリーンの映像が切り替わる。

 

「また、停止状態の空間に対してはこちらから干渉することは出来ません。時間が停止しているため、変化も起きないのです。」

 

「でも、あの時は…停まった敵を倒しました…。」

 

簪さんが聞く。その通りだ。

 

「あれはガトリングボアが当たる直前で能力を解除した為ですね。」

 

やっぱりチート能力だな。試合では使えないかな。

 

「今の電童では対象空間の広さでも違いますが。30秒程使うとエネルギー不足の可能性がありますから気を付けて使うように。」

 

なるほどね。消費は並みじゃないのか。

 

「あとはガトリングボアから出た光、これが対象の決定を行うようですので、これを当てないと停まりません。」

 

あれって結構ゆっくり広がったな。高速戦では使えないかも。

 

「今回はこのくらいですね。また、何かしら判明したらそのときは報告しますので。」

 

こうして報告は終わった。

 

「なぁ、俺達も聞いて良かったのか?」

 

「そっちの機密では無いのか?」

 

「弱点までさらしてたけどいいの?」

 

一夏達が聞いてくる。

 

「駄目だったら最初に追い出してるから。平気なんでしょ。」

 

「まぁそうだろうけどさ…。」

 

「最低でも俺はそう言う事をしないと信じてるしね。」

 

「そう言われると何も言えないわね…。」

 

そんな話をしながら俺達は帰りの支度をしていた。




はい、日常です!

友人はきっと仲良く同じ高校でもかよってるのでしょう。

ご意見、ご感想はお気軽にどうぞ!

――――

銀「いやぁ、疲れた、疲れた。」
北「お疲れさま、銀河、あと一仕事あるよ。」
銀「げぇ!?マジかよ!?」
北「大丈夫だよ。僕たち2人なら。」
銀「そうだな!平気だな!」
北「星夜も元気だったし、これからも頑張ろう!」
銀「次の出番はあるのかな?俺達?」
北「どうだろうね、日常パートしだいかな?」

次回!IS戦士電童

第16話《新しい風》

銀・北「「次回も!ドライブインストール!!」」
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