IS戦士電童   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは!

東風乃扇です。

どんどんと消化しないといけない内容が貯まって来ました!

どこから手を着けるかな……。

そんな第17話ドライブイグニション!!


第17話《3人目の男性操縦者!?》

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不馴れな事も多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします。」

 

クラスの前で転校生の1人が挨拶をする。

 

俺―天野星夜―は、否クラス全体があっけにとられていた。

 

「おっ、男…?」

 

誰かが呟く。

 

「はい、こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞き、本国より転入を―」

 

礼儀正しそうな立ち振舞い、整った顔立ち。髪は金髪で背中まで伸び、後ろで束ねている。俺や一夏と比べたら細い手足。全体の印象は貴公子と言ったところか。

 

「きゃ……」

 

「はい?」

 

「きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

揺れた、これは学園全体が揺れたな。

 

「男子!3人目の男子!」

 

「しかもうちのクラス!」

 

「美形!守ってくれる系の2人と違った守ってあげたくなる系!」

 

「地球に生まれて良かった~!!」

 

他のクラスの生徒が来ないのは教師の方々の努力だろう。

 

「あー、騒ぐな。静かにしろ!」

 

織斑先生が言う。この反応は鬱陶しいと感じてるのだろう。

 

「み、皆さん、お静かに、まだもう1人の自己紹介が終わってませんよ~?」

 

もう1人の転校生を見る。

シャルル・デュノアとは真逆な銀色の髪は腰まで伸びている。小柄な体だがその風格は軍属なのか?腰にもナイフがある。

 

「………。」

 

こちらを見下すような視線で見ていたが織斑先生に視線を変えた。

 

「…挨拶をしろ、ラウラ。」

 

「はい、教官。」

 

敬礼をする転校生、織斑先生は面倒くさそうな顔をしながら。

 

「もう私は教官ではない、ここでは教師と生徒だ。織斑先生と呼べ。」

 

「了解。」

 

たしか、織斑先生はドイツで教官をしていたことがあるそうだ。その時の生徒か…。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

沈黙が流れる。

 

「あっあの…以上ですか?」

 

「以上だ。」

 

山田先生が笑顔で聞くがラウラ・ボーデヴィッヒは無表情で返した。

泣きそうな山田先生を無視してこちらに歩いてくるな。

 

「貴様が…織斑一夏か?」

 

殺気が籠った瞳で睨んでくる。

 

「織斑一夏はあっち俺は天野星夜ですよ。」

 

「そうか。」

 

つかつかと音を立てて一夏の前に移動する。

ボケッとしたままの一夏、殺気に気づいてないな。

これは何かするな。

 

「貴様が!」

 

右腕を上げ、降り下ろそうとする。

 

「させないよ。」

 

振り上げた腕を掴む。

 

「貴様!何をする!?」

 

「それはこちらの台詞ですよ。」

 

こちらを見て叫ぶボーデヴィッヒさん。

一夏はまだ何がされそうだったか理解してない。

 

「私はこいつを認めない!あの人の弟であると、認めるか!」

 

こちらの手を振りほどき、空いている席に行く。

座ると目を閉じて周りとの接点を持たないつもりだ。

 

「あー…ゴホン!ではHRを終わる。各自はすぐに着替えて第二グランウンドに集合しろ!今日は2組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」

 

手を叩き、行動を促す織斑先生。

 

「天野、織斑。面倒を見てやれ、同じ男子だろう。」

 

「わかりました。」

 

まぁ、当然そうなるな。

 

「君が織斑くんと天野くん?初めまして、―」

 

挨拶をしようとするがそんな余裕はないよ。

 

「悪いが移動が先だ。」

 

「女子が着替えを始めるから。」

 

一夏がデュノアさんの手をとり、動き出す。

 

「男子は空いているアリーナ更衣室を使う。実習ごとに結構の移動があるから早めになれてくれ。」

 

「今日は第二アリーナ更衣室だ。」

 

「えっと…うん。」

 

なんか反応が変だな。

 

廊下に向かうと既に情報をつかんでいる生徒が待ち構えていた。

 

「ああっ!転校生発見!」

 

「織斑くんと手を繋いでる!天野くんもいるわよ!」

 

「織斑くんと転校生くんの薄い本……ぐふふふ。」

 

なんか変なやつがいたぞぉ!

 

このままだと授業に遅刻は必至、そうなれば特別カリキュラム待ったなしだ。

 

「いた!こっちよ!」

 

「者共!出会えい!出会えい!」

 

どこから法螺貝が聞こえる。ここは武家屋敷か?

 

「黒髪もいいけど、金髪って良いわね!」

 

「瞳はアメジスト!」

 

「日本に生まれて良かった!ありがとう!お母さん!今年の母の日は川原の花以外の物をあげるね!」

 

おい、せめてカーネーションの一輪くらい買えよ!

 

「な、なに?なんで騒いでるの?」

 

状況を飲み込めないデュノアさん、困惑してる

 

「そりゃ男が俺達だけだろう!」

 

「へ…?」

 

自覚無しかよ!

 

「デュノアさん、男性操縦者はここにいる俺達3人だけだろう?だから集まってんの!」

 

「あっ―うん!そうだね!」

 

「ここは女子校みたいな物だろ?だから男性が珍獣みたいなものだ!」

 

「そうか、そうだよね!」

 

やっと自覚したよ。

 

「俺は一夏、織斑一夏だ、一夏って呼んでくれ!」

 

「俺は天野星夜、好き呼んでよ。」

 

「わかったよ。一夏、星夜。僕の事もシャルルでいいよ。」

 

「わかったシャルル!」

 

「よろしくな、シャルル。」

 

さて、問題はこの状況だな。包囲網が完成しつつある。

 

「一夏!シャルル!外に飛べ!」

 

俺が叫ぶ!

 

「わかった!行くぞシャルル! 」

 

「えぇ!?」

 

いきなりの事だからか対応出来ないシャルル。

そんな余裕はないので一夏が対応する。

一夏がシャルルを抱き上げる。周りから黄色い叫びが聞こえる。

 

「行くぞ!シャルル!」

「ふえぇぇ!?」

 

シャルルが悲鳴をあげる。

外に飛び出す一夏とシャルル、そして俺。

ここは2階だが問題ない。

 

「ユニコーン!ボア!」

 

仲間を呼ぶ。 シャルルを抱えた一夏はユニコーンに跨がり、俺はボアの上に乗る。

 

そのまま、急ぎ更衣室へ向かう。

 

「ちっ流石に時間を喰ったな。」

 

「すぐに着替えちまおう!」

 

服を脱ぐ。

 

「わぁ!?」

 

シャルルが変な悲鳴をあげる。

 

「どうした?時間は余りないぞ。」

 

「荷物でも忘れたのか?はやく着替えようぜ!」

 

「きっ着替えるよ?あっち向いててね?」

 

なんか変な感じだな。

 

話している一夏とシャルルを無視して着替える。

まあ、下に着ているので脱ぐ位だが。

 

「2人とも早いな、コツとかあるのか?」

 

「口より手を動かせ、遅れるよ?」

 

そういいながら部屋を出る。

 

「置いてくのかよ!?」

 

「俺は遅刻したくないからな。」

 

悪いが一夏は置いていく。シャルルと遅れる訳にはいかないからな。

グランウンドへ向かいながら気になったことを聞いて見る。

 

「なぁ、シャルルってデュノア社の関係者?」

 

「うん、そうだよ。父が社長だよ。」

 

「…あぁやっぱりそうなんだ。ありがとう。あそこが第二グランウンドな。」

 

グランウンドにつく、織斑先生の前には整列した生徒達がいる。

 

「天野とデュノア、織斑はどうした?」

 

「着替えに戸惑っているようです。あと、他のクラスの生徒の妨害に会ったので遅れますよ。」

 

フォローしておくか。

 

「そうか、しかしお前達が間に合ったのだ。あいつだけ遅れるのはあいつのせいだ。」

 

そうですか。

 

その後遅れた一夏は頭に出席簿が落とされた。

 

「ずいぶんとゆっくりですわね。男性の方々は。」

 

セシリアさんだ。

 

「仕方ないだろ。珍獣扱いでどこ行くにも囲まれるんだよ。」

 

「まぁそうですわね。」

 

セシリアさんは頷く。

 

後ろの方では一夏と鈴さんが話している。その後ろには織斑先生の姿、出席簿が落ちた。

 

そして授業が始まる。

 

「では、今日は戦闘実演してもらう。凰!オルコット!」

 

「私ですか?」

 

セシリアさんが答える。

 

「専用機持ちはすぐに始められるからだ。前に出ろ。」

 

まぁ今までもそうだったしね。

 

なんか不満を言う鈴さん、セシリアさんに織斑先生が小声でなにかを言う。

 

「イギリス代表候補生、セシリア・オルコットの出番ですわ!」

 

「まぁ実力の違いを見せつける機会ね。」

 

なにを言ったか大体は察しますが。

 

「それで?お相手は鈴さんですか?」

 

「こっちの台詞よ。返り討ちだわ!」

 

「慌てるな馬鹿ども。対戦相手はすぐに来る。」

 

向こうから凄い勢いでラファールが来てるけど。

当たるのはヤバイそうなので横に避ける。

 

ドゴォーン!

 

土煙と爆音を上げながら一夏に突っ込んだ。

山田先生がラファールに乗ってやって来たのか。

 

そして一夏と絡み合うような体勢で寝転がっている。

白式の展開は間に合ったのか怪我はないようだ。

しかし、一夏の手が山田先生の胸部に添えられている。

 

このラッキースケベ!

 

なんて考えてるとガシンッと鉄を合わせる音がした。

鈴さんが甲龍を展開し双天牙月を接続した音だ。

それを一夏に投げる。

あの体勢では避けるのは難しそうだが。

山田先生が咄嗟にアサルトライフルを構え、発射。

その弾丸は双天牙月に当たると軌道を変え墜落する。

 

ほぼその場に居た生徒は現状を理解していない。

恐らく山田先生の実力に驚いているかんじだ。

 

「山田先生は元代表候補生だ。これくらいは造作もない。」

 

織斑先生が告げる。

 

「昔のことです。それに候補生止まりでしたし。」

 

なるほど代表候補生か、それなら納得の実力だ。

 

「さぁ、お前たち、いつまで呆けている。始めるぞ。」

 

織斑先生が開始を促す。

 

「えっ?2人でですか?」

 

「いくらなんでもそれは…。」

 

セシリアさんと鈴さんは申し訳なさそうに答える。

まぁ量産機1機と専用機2機では戦力差は凄く有りそうだが。

 

「あぁ安心しろ、お前たちならすぐに負ける。」

 

自信たっぷりな織斑先生。

確かに先程の射撃は凄かったな。

 

「そこまでおっしゃるのなら、その実力を見せていただきますわ!」

 

「ふん!私がいかに優秀か見せてあげる!」

 

ISを纏った3人が空へ上がり、模擬戦が始まった。

 

「よし、デュノア、山田先生が使っている機体について解説しろ。」

 

「はい!」

 

空中の激戦を見ながらもラファールを解説するシャルル。

そうか、デュノア社の機体だから詳しいのか。

 

解説が終わると調度山田先生も戦闘の締めに入るようだ。

上手く回避先を誘導して鈴さんをセシリアさんに当てて体勢が崩れたところにグレネードで纏めてトドメ。

 

「く、まさかこの私が…。」

 

「あ、アンタねぇ、回避先を読まれ過ぎよ!」

 

「り、鈴さんこそ、衝撃砲を無駄撃ちしすぎですわ!」

 

「それはこっちの台詞よ!ビットのエネルギー切れ早いのよ!電童のファイナルアタックやクロックマネージャーじゃあるまいし!」

 

「ぐぐぐぐぅ…。」

「ぎぎぎぎぃ…。」

 

言い合いをする2人、それを無視して織斑先生が告げる

 

 

「これでIS学園の教師の実力がわかったな。以後は敬意を持って接するように。」

 

なるほど、みんなから山田先生が甘く見られているのを考えて今日の模擬戦か…。

 

「さて、専用機持ちは織斑、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、天野だな。ではそれぞれをリーダーにとしてグループに別れろ。」

 

そう言われると俺、一夏、シャルルの所に人だかりが出来る。

まぁ2組の生徒は特に男性操縦者との接点が欲しいのだろう。

このままではグループ分けが進みそうにない。

 

「なにをぐずぐずしている!出席番号で順番にグループにつけ!」

 

織斑先生が怒鳴る。

その直後、ピシッとそれぞれの前にみんなが整列する。

 

「全く、最初からそうしろ!」

 

「それでは、それぞれのリーダーさんは練習機を取りに来てください。早い者勝ちですよ。」

 

山田先生が回りに告げる。

俺は後ろを向きメンバーに聞く。

 

「ラファールと打鉄、どっちがいい?」

 

「どちらでも!」

「どっちでも余り変わらないでしょ?歩くだけだし。」

 

なるほど確かにな。

先生の所に行き、ラファールを受け取る。

 

授業内容はISに乗り、歩き、降りる。これだけ。

なのだが一夏の所では降りる際にしゃがまないといけないのをしゃがまずに降りて一夏にお姫様抱っこで運ばせていた。

こちらでも同じことをして貰おうと思ったのかわざと立ったまま降りたのでユニコーンたちに足場になってもらった。

 

セシリアさん、鈴さんの所では特に問題は無いようだ。

シャルルの所は自己紹介しながら乗ってはいるが問題は無いな。

ボーデヴィッヒさんの所は…放置されてる。勝手がわからず苦戦してるメンバー達、流石に織斑先生が注意すると渋々ながら教えていた。

 

「よし、そこまで。各グループのリーダーは練習機を格納庫に持っていけ。そのまま、午後の授業で整備を行う。」

 

織斑先生の指示に従い練習機をキャリアーに乗せて運ぶ。

ちなみにシャルルは周りの体育会系の女子が我先にと運んで居た。あれが人徳か?

 

「おーい、シャルル、星夜、着替えに行こうぜ。」

 

一夏が話かけてくる。シャルルとはやく馴染もうとしているのか積極的だ。

 

「あぁ、わかった。シャルルは?」

 

「え、えぇと…僕は機体の微調整をするから先に行って着替えててよ。待ってなくていいよ。」

 

なんかぎこちない態度でシャルルは言う。

 

「え~そんなこと言うなよ。待つのは慣れてるからさ。」

 

「いや、だから…僕は…。」

 

一夏が食い下がる。シャルルは困惑する。

 

「一夏、シャルルが困ってるぞ。まだ馴れてないんだから、好きにやらせて上げな。」

 

助け船を出しておこう。

 

「星夜…。」

 

「それとも…一夏はシャルルが好みか?」

 

ちょっと引きつつ言ってみる。

 

「えぇっ!?」

 

シャルルが真っ赤だ。周りの女子で聞き耳をたてていたやつが何人か反応してる。

 

「なっそんな訳ないだろ!?」

 

一夏がこちらに抗議の意を示す。

 

「じゃあ、先に行くぞ。シャルル、後でな、変な事を言ってごめんな。」

 

「おぉい!星夜!待てよ!シャルル!またな!」

 

更衣室へ行き、着替える。まぁ、上に着るだけだが。

 

「一夏、さっきのはやりすぎだぞ。」

 

一夏に注意する。

 

「だってさ、来たばっかりだから、色々と解らないだろ?」

 

「だからって嫌がってるのを強引に連れて行くのはダメだろ。

あぁ言うときは、気を配っておいて困ってるときに手を貸してやればいいんだよ。」

 

「そうなのか?でも着替えを一緒にするくらいいいだろ。」

 

「男同士でも嫌なやつは居るだろ。俺達はお互いに日本人だからいいけどさ、あいつは1人、国が違うんだ恥ずかしくもなるだろ。」

 

「うーん、そう言われるとそうかも。」

 

一夏にはこう言ったがなんか変な感じだな。

シャルルは何かしら秘密があるのかも。

見せたくない傷とかかな?

 

「あっそうだ。星夜、今日は昼飯を屋上で食べないか?」

 

一夏が思い出したように聞いてきた。

 

「屋上で?」

 

「あぁ、折角いい天気だからシャルルも誘って一緒に食おうぜ。」

 

「なるほど、そう言うのならいいぞ。簪さん達も連れていくよ。俺は買わなきゃ行けないし。」

 

「おう、俺はシャルルを誘っておくぜ。」

 

そこで一端別れて食堂にて簪さんと本音さんを見つけて事情を話て、購買のパンをそれぞれ購入して屋上へ向かう。

 

「……しまった一夏にやられた。」

 

俺は屋上についてから気がついた…。

屋上には不機嫌そうな箒さん、その手には手作りと思われる弁当箱。

 

「どうしたんだ?星夜達もこっちに座れよ。」

 

きっとこれって本当は箒さんが誘ったやつで一夏と2人で食事しようとしてたんじゃないか?

まぁここまで来てしまったら仕方ない。

 

「あぁ、そうしよう。」

 

とは言え席が足りないので隣のテーブルに座る。

 

俺といつものメンバーで調度4人、一夏のテーブルはシャルルを追加して調度4人。

 

「あれ?セシリアさん、今日は手作り?」

 

セシリアさんがバスケットを持っていた。

 

「はい!是非とも皆さんに召し上がって頂きたいと思いまして!」

 

今日買ったのは3人とも菓子パンの類いなので夜にでも食べればいいかな?

 

「折角作ってくれたなら食べないとな。」

 

「うん、そうだね。」

 

「セッシーなにを作ったの?」

 

「はいっ!サンドイッチですわ!」

 

バスケットを開くとそこには綺麗なサンドイッチが並んでいた。

その内のひとつを手に取る

 

「いただきます。」

 

そう言ってから口に運ぶ。

 

「ぐぅ!?」

 

なんだこれ!?甘い?辛い?苦い?酸っぱい?

口の中では大戦争が勃発した。

これは味のデパートか!?悪い意味での!

 

「あの…?皆さん…?」

 

「セシリアさん…。」

「…セシリアさん…。」

「セッシー……。」

 

「「「味見はしたの?」」」

 

顔を真っ青にした3人の声が重なる。

見た目は完璧だが味が最悪だ。

よくよく考えればセシリアさんは良家の令嬢だ。

メイドもいると言うし料理経験皆無か?

 

「いえ、本に書いてある通りにできたので平気だと。」

 

「なら、今すぐ味を見てくれないかな?」

 

「これを…美味しいって言ったら…。」

 

「セッシーの味覚を疑うよ~。」

 

きっとセシリアさん言う本の通りとは写真のことか?

セシリアさんが1つを口にする。

たちまち顔が青くなり。

 

「申し訳ございませんでしたわ。」

 

謝った。

 

「まぁ、誰でも最初は出来ないよ。」

 

「セシリアさん、今度一緒に料理作ろ?」

 

「かんちゃんは上手だよ~。」

 

「ぜひ、おねがいします。」

 

そのあとは購買で買っていたパンと鈴さんからの酢豚のお裾分けを食べた。あの酢豚はなかなかだ。店にあっても遜色は無いだろう。

 

午後の授業は特に問題なく終わった。

相変わらずボーデヴィッヒさんは自分の事しかやらないのでこちらから他の子に教えたりもしたが。

とりあえず朝の時間以外で一夏に手を出す感じは無さそうだ。

 

そういえばシャルルは一夏と相部屋だそうだ。

まぁあそこはつい最近までは箒さんと一緒だったがクラス対抗戦の後に1人部屋になってたし調度いいか?

 

自分の部屋に戻り、座布団に腰をかける。

 

しかし、なんでいまさらフランスから3人目なんだ。

俺以外は世界中探して居なかったんだよな?

何らかの理由で隠してたのか?

でも隠す利点は…。

駄目だ。…変に勘ぐるのは止めよう。こう言うときは…。

専門家に頼もう。

そう思い、電話を取る。

 

数回コールの後に出てくれた。

 

『もしもし?どうしたの?星夜くん?』

 

ベガさんに繋がる。

 

「いや、GEARフランスに調べてほしい事がありまして。」

 

『フランスに何か気になることでも?』

 

「今日、フランスから3人目の男性操縦者が入学してきました。」

 

『……本当に?』

 

「はい、名前はシャルル・デュノア、デュノア社の社長さんのご子息だそうですが本当に居たか調べられますか?」

 

『わかったわ。それは怪しいわね。こっちで調べておくわ。電童や星夜くん、織斑くんを狙ってる可能性もあるわね。気を付けて。』

 

「はい、お願いします。」

 

通話を終える。シャルルには悪いがなんか違和感が拭えないので調べてもらう。

 

「そういえば…ボーデヴィッヒさんはなんで一夏を敵視してるんだ?」

 

『私はこいつを認めない!あの人の弟であると、認めるか!』

 

朝のボーデヴィッヒさんの叫びが頭に響く。

 

「織斑先生の信者ってことかな?」

 

にしても何が原因なんだ?弟が居るくらいであんなに怒るか?

 

課題がいくつか増えてるな。少しでも減らさないと……。

 

そんなことを考えながら1日は過ぎていった。




はい!これでメインは揃ったかな?

束さんとかMとかをメインに含むか知らないけど。

さて、はやくデータウェポン達を解放してあげないとな。みなさんが楽しみにされてますし。

ご意見やご感想はお気軽にどうぞ!

――――

シャ「ふぅ、今日はお疲れ様一夏。」
夏「おう、お疲れシャルル!」
シャ「うん、このお茶美味しいね。」
夏「だろ?セシリアは苦手らしくてな。緑がダメらしい。」
シャ「そうなんだ。」
夏「そのうちみんなで抹茶でも飲み行こうぜ。駅前にあるんだよ。」
シャ「うん楽しみだね。」
夏「でも、その前にやることやるか!」
シャ「やること?宿題かな?」
夏「まぁそんな感じだ!」

次回!IS戦士電童

第18話《冷めた心、凍った心》

夏・シャ「なんか暗そうなタイトルだ!!」
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