IS戦士電童   作:東風乃扇

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皆様はじめまして。
東風乃扇と申します。

初めてのSSですが精一杯頑張っていますのでよろしくお願いいたします。

では本編をどうぞ!!


第1話《IS学園入学式》

4月、それは新しい生活が始まる時期である。

入園、入学、入社などは特に変わる

 

とか、言ってる自分も今日から高校生だ。

 

新しい学校、新しい教室、新しい教科書や鞄等々。

 

周りにあるものすべてがこれからの生活に対して期待を湧かせてくれる。

 

だが、今の自分はその期待よりも不安や緊張の方が大きい……。

 

なぜならばこの教室には男子が自分と横に居る織斑一夏の二人しか居ないからだろう……。

 

何故こんなことになったのか……それは約二ヶ月前までさかのぼる事になる。

 

──2月某日

 

そのニュースは世界を震わせた。

女性にしか扱えないはずのISを織斑 一夏(おりむら いちか)という『男性』が動かしてしまったのだ。

 

IS『インフィニット・ストラトス』とは宇宙開発の為に開発されたマルチフォーム・スーツの事である。

このISが登場したことにより、それまであったあらゆる兵器は時代遅れの烙印を押される事となった。

しかし、欠点として女性にしか扱えないのだ。

優秀な兵器であるISを使える=女性が強い又は偉い、と世界で女性が優遇される。

女尊男卑の構図が完成するのにそんなに時間はかからなかったそうだ。

 

約10年の間一人として男性が動かせなかったISを動かしてしまったので、世界中で調査が行われる事になった。

 

──日本のとある中学校

 

「え~と、皆さんご存知だとおもいますが、ISを使えるかどうか検査を受けてもらいます。」

 

午後のHRにて担任にそういわれて男子生徒は全員例外なく体育館に集合していた。

 

「なぁ、もし俺が使えたらどうしよう!!」

 

やたらとハイテンションな友人が言う。

 

「まぁ、宇宙(そら)を飛ぶのは気持ち良さそうだけどな。」

 

まぁ1年生から順に受けてもう3年生の4組、つまり八割程しらべて見つかってないのだからこの学校には居ないのだろう。

と心の中に思いながら友人たちと話ながら順番を待っていた。

ついに自分の番が回ってきた。

 

「じゃあ、名前を教えて下さい。」

 

試験官と思われる眼鏡の女性が話しかけてくる。

 

「はい、天野 星夜(あまの せいや)です。よろしくお願いします。」

 

「では、この打鉄(うちがね)に触れて下さい。検査はそれだけですので気持ちを楽にしてください。」

 

そういわれて、はい、と軽く答えてからISに触れる。

その瞬間、膨大な情報が頭の中に入ってくる。

わかる…解る…こいつを動かせると頭の中で確信する。

よく見るとISが光っていたらしく試験官の女性は軽く目を瞑っていた。

 

「え~と…動かせるみたいです?」

 

なんか疑問系で試験官に聞いてしまった。

 

「そうみたいですね、こちらに来ていただいてよろしいですか?」

 

そういわれて自分は入ってきた時とは別の扉は案内され……間違いでは無い事を確認すると、IS学園に入る手続きをすることになった。

 

──で現在に至るわけだが……

 

本来なら女性しか生徒は居ないこのIS学園に男子生徒が二人いる……

そんなんだから奇異の目を向けられるのは仕方のない事なのだろうが……

周りからの視線(プレッシャー)がきつい……

俺の中学校からIS学園にきたやつは居ない…完全にアウェーだ。

隣の席の織斑一夏は知り合いが居るのかちらちらとポニーテールの娘を見ている。あっそっぽ向かれてる。

 

「全員揃っていますね、私が副担任山田 真耶(やまだ まや)です。1年間よろしくお願いいたしますね。」

 

教壇に立つ山田先生があいさつをする。

そのまま自己紹介の流れになった。

自分はあ行だからほぼ最初である。まぁ慣れたものだが…

相川さんの自己紹介が終わる。

 

「次は…天野星夜君ですね。」

 

「はい。」

 

指名されて席から立ち上がる。

本来なら出席番号順のはず席だが、

男子二人は中央の最前列にされているため後ろを向けば全体を見渡せる。

二人しか居ない男子の自己紹介だからかすごいみられてる気がする…

 

「え~と、天野星夜です。特技はプログラミング で、趣味はゲームかな?格闘技を習っていたので体力にはそれなりに自信があります。ISに関してはこの2カ月で基礎を習った位です。授業のあしを引っ張らないよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。」

 

とりあえず趣味と特技、今後の抱負みたいなの言ったけどこれでいいよね?

頭を下げてから席に座る。

周りの反応も悪くなさそうなのでひとまずほっとする。

 

「織斑一夏君?」

 

自己紹介は進み、次は織斑の番なのだが考え事でもしてるのか山田先生に呼ばれてるのに気付いてないようだ。

なんか山田先生涙目なんだけど…。

 

「えっ…あっ!はい!」

 

あっやっと気付いた。

山田先生に促されて自己紹介を始めた。

 

「俺は織斑一夏です。よろしくお願いします。」

 

周りの視線が集中する。まぁ自分と違って有名人の弟だもんなぁ。

 

「………………以上です。」

 

クラス全体ズゴッと音をたてた気がする。

まさかの何も無しとは……

次の瞬間には後ろにスーツ姿の女性が立っていて…

 

「まともに挨拶もできんのか貴様は……」

 

「げぇ!?関羽!?」

 

「誰が美髯公だ。」

 

スパンッといい音が響く、女性は手に持っていた出席簿で織斑を叩いた。

 

「全く、自己紹介もまともにできんのか。」

 

そしてスーツ姿の女性はクラスを見渡しながら話始める。

 

「諸君、私が織斑 千冬(おりむら ちふゆ)だ。君たち新人を1年で使い物になる操縦者にそだてるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者は出来るまで指導してやる。」

 

担任の織斑先生の自己紹介が終わる、その直後後ろから衝撃がきた。

 

「キャ━━━━!」

「千冬さま!!本物の千冬さまよ!!」

「ずっとファンでした!!」

「私おねぇさまに憧れてこの学園に来ました!!」

「千冬様が担任なんて感激です!!」

 

等々ほぼ全ての生徒が一斉に騒いだせいで発生した衝撃だった。

それらを聞いた織斑先生は額を軽く押さえながら

 

「毎年よくこれだけの馬鹿者が集まる者だ。感心させられる。…それとも私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」

 

呆れたような感じに呟く。

 

「ち、千冬姉…」

 

織斑が織斑先生に何か言おうとするが…\スパーンッ/またしても出席簿で叩かれる。

 

「学校では織斑先生と呼べ。」

 

織斑先生に睨まれる。

 

「はい、織斑先生…。」

 

織斑一夏が答えるとそのやり取りを見ていた他の生徒は…

 

「え…織斑くんって、あの千冬様の弟なの…?」

「じゃあISを使えるってのも関係して……」

「それだともう一人はどう説明するのよ?」

「ああっいいなぁっ代わって欲しいなっ!」

 

結構好き勝手に言ってるな…

あまり織斑千冬の弟って知らなかったんだな~…。

 

「とりあえず、静かにしろ。自己紹介の続きをやれ。」

 

織斑先生がそう言うと自己紹介が再開された…

こうしてHRが過ぎて行く…

 

──そして休み時間

 

「改めて、俺は織斑一夏!よろしくな!気軽に一夏って呼んでくれ!」

 

っと右手を差しだしながらこちらに挨拶をしてきた。

まぁ唯一の同性だからな、気持ちは解る。

 

「天野星夜だ。よろしく、星夜と呼んでくれ。」

 

一夏と握手をする。まだ周りからの視線とか気になるが気にしないようにする。

 

「で、一夏さっきからこちらを見ているのはお前の知り合いか?」

 

朝から一夏が見ていたポニーテールの娘…篠ノ之さんが近づいてきたので聞いてみる。

 

「箒…」

 

「一夏…話がある…少しいいか?」

 

やはり一夏の知り合いの様だ。

二人で話したいのだろう。

一夏がこちらを見たので

 

「二人で話したいんだろ?行ってきなよ。女性の誘いを断るのは良くないぞ。」

 

 

「あぁ…わかったありがとう。」

「すまんな」

 

そういうと二人は廊下へ出ていった。

なんか武道でもやってたのかな?なかなかいい気迫だった。

そして教室には男子が俺だけになるので視線が集中し始めるが話掛けてくる生徒はいないみたいだ。

まぁ女子校に男子が放り込まれればこうもなるか…

 

「ちょっとよろしくて?」

 

前に現れた長い金色の髪をなびかせながら上品な感じの娘に話しかけられた。

 

「はい?なんでしょうか?オルコットさん。」

 

セシリア・オルコット…たしかイギリスの国家代表候補生だったな。

 

「噂の男性適合者というものがどれ程のものかと思いましてね。」

 

オルコットさんは上から目線で語る。

あぁこの世の中が女尊男卑だってよくわかるね…。

 

「自己紹介でいった通りで基礎部分を短期間に詰め込んだだけですよ。まぁ両親がIS関連の仕事なので色々と教えてくれましたが…」

 

念のため口調には気をつける…

 

「あら、そうでしたの…まぁ私の足を引っ張る様なことだけはしないで下さいね?」

 

「努力しますよ、よろしければご教授いただけるとありがたいですが…」

 

実際に代表候補生なのだからこのクラスの中でも成績は上位なのだろう。

教えを乞うのも悪くはないはずだ。

 

「礼儀をわきまえていらっしゃるようですね。庶民に手をさしのべるのも貴族の役目、ありがたく思いなさい。」

 

そういうとチャイムが鳴ったのでオルコットさんは挨拶をしてから席へ戻っていった…

あれは完全に男性を見下してる感じだなぁ。

 

とか思ってると織斑先生が入ってきた。

一夏と篠ノ之さん遅刻じゃね?…




どこで区切るのかなかなか難しいですね。

とりあえずセシリアとの出会いまで

次は特訓かな?

ご意見、ご感想などお待ちしております!!

よろしくお願いいたします!
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