IS戦士電童   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは。

東風乃扇です。

前回のスパイラルアタックか好評みたいで良かったです。
早く全力で撃たせたい。

それでは第31話!ガブリ!


第31話《楽しい買い物》

GEARでの報告会の後、俺―天野星夜―は皆と一緒に大型ショッピングモールのレゾナンスに来ていた。

 

「さて、どこから行こうか?」

 

皆に聞いてみる。

 

「まずは腹ごしらえか?」

 

時計を見つつ一夏が言う。

確かにいい時間だ。

 

「この人数だし、無難にファミレスかしら?」

 

楯無先輩が言う通り、11人…多いな。

先輩の扇子には《団体様》って書いてある…あれの原理知りたい…。

 

「これだけ居ますとそちらの方がいいですわね。」

 

周りをくるっと見渡してセシリアさんがうなずく。

 

「まぁ、品揃え的にもファミレスがいいだろう。」

 

箒さんもうなずく。

 

「じゃあ、あっちね。」

 

そう言って鈴は歩き出す。

 

「僕もラウラもあまり詳しくないから道案内をよろしくね。」

 

「すまないが、よろしく頼む。」

 

シャルロットとボーデヴィッヒさんは俺の後ろを着いてくる。

 

「じゃあ行こうか?星夜くん。」

 

「簪さん?抜け駆けは許しませんわよ?」

 

俺の隣を簪さんとセシリアさんで挟む。

 

「あまのん~。レッツゴ~。」

 

「本音、天野くんにたかるつもり?駄目よ?」

 

まぁ、ファミレス位なら気にならないけど…。

まぁ皆で食べるのは悪くない。

ボーデヴィッヒさんやシャルロットはファミレス初体験だったそうだ。

 

「さて、食い終わったし、買い物に行きますか?」

 

一夏は店を出るなり言った。

 

「一夏~、何から買うの?」

 

鈴は一夏を見上げるような形で言う。

まぁ、身長差のせいだろう。

 

「この人数なら一回別れて場所と時間決めて後で合流で良いかな?」

 

この人数だと目立つ…。

早めに別れておこう。

 

「そうね、星夜くん組と一夏くん組に別れようか?」

 

楯無先輩が言う。扇子は『班別行動』

 

「えっと星夜と俺が別れて…。」

 

俺と距離を開ける一夏。

 

「私は一夏と共に行くぞ、お馴染みだからな。」

 

そう言いながら一夏の隣へ行く箒さん。

 

「私も一夏と行くわ。」

 

負けじともう片方の隣を取る鈴。

 

「じゃあ、僕とラウラもそちらに行くよ。そうすれば半分でしょ?」

 

ボーデヴィッヒさんの手を取り、一夏によるシャルロット。

 

一夏組は箒さん、鈴、シャルロット、ボーデヴィッヒさんね。

 

「じゃ、こっちは。更識姉妹に布仏姉妹、そしてセシリアさんね。」

 

軽く見回しながら言う。

 

「ちょっと~セットみたいに言わないでよ~。」

 

泣いた振りの楯無先輩。扇子は『ニコイチ』

なんか意味違うような…。

 

「間違いでは無いですし。それでよろしいのでは?」

 

全く気にしてない虚先輩。

 

「ラウラウ~デュッチ~またね~。」

 

手を振る本音さん。

 

「星夜くん、どこからまわる?」

 

俺の横に着く簪さん。

 

「今度の臨海学校で使うものだから、水着からかな。」

 

後はいくつか服かな?

 

「あの、星夜さん!よろしければ私の水着を一緒に選んでは頂けないでしょうか?」

 

そうくるよねやっぱり。

 

「わ、私も選んで欲しいな…。」

 

「あまのんの~好みを探ろ~。」

 

まぁこの3人なら変なのは選ばないでしょ。

 

「わかりました。取り敢えず水着売り場に向かいましょう?」

 

「星夜く~ん…おねーさんのも選んで欲しいな~♪」

 

楽しそうにお願いをしてくる楯無先輩。

 

「2年生は臨海学校ありませんよね?」

 

「それでも水着は使うわよ?特に今年は星夜くんも居るしね♪」

 

この人はなに言っても引き下がりそうにないな。

 

「わかりました。全員せめて候補選んでおいてください。その中から俺も言いますから。」

 

「だってさ、虚ちゃんも買う?」

 

にこやかに笑いながら虚先輩を見る楯無先輩。

 

「私は去年のがありますので…。サイズも変わっていませんし。」

 

女性は毎年替えるイメージがあるけどね。

 

「駄目よ~虚ちゃん、折角星夜くんが選んでくれるのよ?ここは買っておかなきゃ!」

 

俺を指さしながら言う楯無先輩。

 

「楽しんでますよね?」

 

虚先輩はそんな楯無先輩を軽く睨む。

 

「当然♪」

 

そんな会話してるとすぐに水着売り場に着く。

 

「じゃあ、自分は先に自分の買ってきますので、その間に選んでおいてください。」

 

「は~い。簪ちゃんには刺激的なの選んでおくから♪」

 

笑いながら楯無先輩が言う。扇子は『過剰露出』

どんなの選ぶつもりですか!?

 

「楯無先輩は自分の選んでください。」

 

「冗談よ♪」

 

本当にこの人は楽しそうだな~。

あった頃の悩みっぷりが嘘みたいだ。

 

「天野くん、お嬢様はこちらでも見張ってますから。」

 

「虚先輩、お願いします。」

 

さて、男性用水着売り場に行こう。

まぁ、そんなに派手なのは要らないしトランクスタイプのやつで良いか。

この辺は男は楽でいいな。

会計を済ませて、女性用水着売り場に向かう。

 

「あっ、星夜さん。どちらが良いと思われますか?」

 

「星夜くん、どっちが良いかな?」

 

「あまのん~これどうかな~?」

 

俺を見つけるなり手に持った水着をこちらに見せ、聞いてくる3人。

 

まずはセシリアさん。

青と白か…多少のデザイン差はあるけど両方ともビキニタイプか…。

 

「セシリアさんは…左手にもった青の方がいいかな。」

 

色も機体と合うしね。

 

「そうですか、ではこちらに致しましょう。」

 

簪さんは緑のレース付きのワンピースと黒のビキニタイプか…。

 

「簪さんは…右手にもった緑のレースつきかな。」

 

「ん、ありがとう。これにする。」

 

本音さんは…。

 

「本音さん…それは水着なの?」

 

本音さんが持ってるのはどう見ても着ぐるみなんだけど…。

猫と狐かな?

 

「そうだよ~。」

 

「えっと…狐のほうで…。」

 

「おっけ~。ありがとあまのん~。」

 

3人は会計へ…本音さんは本当にあれでよかったのか?

 

「星夜く~ん。これとかどうかしら?」

 

後ろから声を掛けられた。楯無先輩か…。

 

「もう少し自分のことを考えて選びましょうよ…。」

 

なんで赤のスリングショットなんて選んだんですか…。

 

「つまりこれなら、星夜くんの視線を独り占めね!」

 

「虚先輩…この人どうにかしてください。」

 

横にいる虚先輩に助けを求める。

 

「天野くんに引かれてますけどよろしいのですか?後日、プール等に誘っても来てくれないと思いますよ?」

 

「む~、それは困るから~。こっちかしら?」

 

今度はビキニタイプか…まだましだな。

 

「それでお願いします…。」

 

「おっけ~、虚ちゃんは?」

 

「私は買いません。」

 

「そっか~残念。」

 

そんな会話しながら会計にいく先輩達。

 

その後は適当に服とかを買っていった。

途中似たような感じでどっちが良いか聞かれたけどそれくらいならね。

 

時間になったので一夏組と合流する。

う~ん。安定の一夏クオリティか、鈴と箒さん、シャルロットの機嫌が悪そうだ。

 

「そっちは何かあったのか?空気が重いぞ。」

 

一夏に聞いてみる。

 

「いや、気がついたらこうなっててさ。」

 

この唐変木じゃ解らないだろうな。

 

「そう言えばボーデヴィッヒさん。服買ったの?」

 

別れるまでは学園の制服だったはずだ。

今は黒のワンピースに身を包んでいる。

 

「あぁ、シャルロット達に言われてな。制服だとこのような状況ではむしろ目立ってしまうとな。」

 

「そうだね。休日に制服の人は居ないだろうし。服は誰が選んだの?」

 

「ん、数があった方が良いと言われてな、皆にひとつずつ見立てて貰った。これは一夏が可愛いと選んだものだ。」

 

あっ不機嫌な理由が大体読めてきた。

 

「一夏め…。」

 

「なんであたしのは選ばないのよ……。」

 

「ラウラにだけだよ可愛いって言ったの…。」

 

やっぱりな!

 

「星夜の方は無かったか?」

 

「特に問題なく終わったよ。そっちとは違うからな。」

 

「そうかこっちは横暴なやつに絡まれたりして大変だったぜ。」

 

大袈裟にため息を吐くような動作をする一夏。

 

「お前が小物オーラでも出してたんじゃないか?」

 

「小物オーラって……。」

 

一夏がショックを受けたような仕種をする。

 

「確かに星夜って普段から凛々しいからその手のやつらに絡まれないんじゃないの?」

「一夏も星夜みたいに普段からしっかりしてれば格下に見られることもないじゃない?」

 

鈴は俺と一夏を見比べながら言う。

 

「そうですわね、あの手の人たちは自分より弱そうな人を狙いますし。」

 

セシリアさんもうなずく。

 

「全く、普段からシャキッとしろ。一夏は格好いいのだから…。」

 

箒さんの言葉の後半はゴニョゴニョ言った為、一夏には届いていない。

しっかり言えばいいのに。

 

「でもなぁ…しっかりしてるはずなんだけどな…。」

 

「一夏…普段から織斑先生に見られてると思えば?」

 

そうすればましになるだろ。

 

「普段から千冬姉に…?それだと気が休まらないんだけど…。」

 

「知るか、取り敢えずそう思ってると織斑先生には言っておくよ。」

 

その言葉を聞き、一夏はあせる。

 

「それはやめてくれ!」

 

「冗談だ。」

 

そんなこんなで買い物は終わった。

 

――

 

その日の夜。

俺と一夏、シャルロットで自動販売機前で軽く話してる時だった。

一夏が急に言い出した。

 

「そういや、折角の呼び名が普通になっちまったな。」

 

シャルロットを見ながら言う。

あぁ、シャルロットって呼び方ね。

 

「そういうなら愛称でもつけてあげたらどうだ?」

 

一夏に提案する。

 

「本人が良ければそれでも。シャルロット?」

 

「えっ僕は全然構わないよ。折角だしつけてほしいかな。」

 

シャルロットに言われて考える一夏。

 

「うーん。星夜はなんか良いのあるか?」

 

おい、言い出しっぺ。

 

「無難そうな奴だと後ろを削ってシャルかな?」

 

「あっいいな!それ!呼びやすいし、親しみ安いし。」

 

一夏がうんうんとうなずく。

 

「シャルロットもそれで良いのかな?」

 

ここは本人に聞こう。

 

「う、うん。いいよ。全然いいよ!」

 

やたらと嬉しそうなシャルロット改めシャル。

 

「これからもよろしくな、シャル。」

 

「よろしく!シャル。」

 

「えへへ、よろしくね、星夜、一夏。」

 

彼女は笑顔だった。




今回はこんな感じで。短い…。

原作だと一夏の唐変木ぶりがよくわかる話でしたね~。

あいつは本当に何で出来てるんだ?

一夏組の買い物も一夏がパシられる以外特になにもありませんでした!

ご意見、ご感想はお気軽にどうぞ!

――――――

真「臨海学校に向けて必要な準備はこれで最後ですね。」
冬「いや、まだありますよ。山田先生。」
真「え、どこに…。」
冬「今回は男が2人いるからその分の部屋割りや風呂の使用時間を決めませんと。」
真「ああぁ~忘れてました。」
冬「やはり部屋は私達、教員の部屋が一番か…。」
真「そうですね。男子だけにしますと部屋に入りそうな娘が…。」
冬「特に篠ノ之あたりは天野を追い出してでも2人きりになるでしょうな。」
真「そしたら天野くんの居場所が…。」
冬「オルコットか更識が喜んで連れ込むだろうな。」
真「それは駄目ですね…。」
冬「そうでしょう?」

次回!IS戦士電童

第32話《臨海学校》

冬・真「「問題児ばっかりだ…。」」
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