IS戦士電童   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは!!

東風乃扇です!

さぁ第3話ですよ!

まだまだ原作成分多いからどんどん進むね!

さぁ!張り切って行ってみよう!!


第3話《代表決定戦に向けて》

♪〜♫〜

 目覚ましの代わりにセットした携帯からメロディが流れる。

 目が覚めて携帯を操作し、止める。

 朝の5時半、軽く運動してから朝御飯食べて教室に行けるな。

 早速ジャージに着替えて寮の外に出る。

 まだ朝早いからだろうがあまり人は居ないな。

 とりあえず寮の周りを軽く走るか。

 そう決めると寮に沿うようにして走り始めた。

 

「ふむ、朝から走り込みか?いい心掛けだ。」

 

 走ってると声を掛けられたので足を止める。織斑先生だ。寮監だし朝の見回りかな?

 

「織斑先生、おはようございます。日課だったので、寮の周りの確認も兼ねて。」

 

「あぁ、おはよう。天野、来週の試合は楽しみにさせてもらうぞ。」

 

 朝から無茶振りですか…。

 

「ご期待に添えるか解りませんが全力で挑みますよ。」

 

「それでいい。ではまたあとでな。」

 

 そう言うと織斑先生は寮へ入って行った。

 その後は走り込みの続きと腕立て伏せ等のトレーニングを行ってから寮に戻りシャワーを浴びる。

 そろそろいい時間なので食堂に行きご飯を食べる。

 和食セットを注文し、空いてる席を探す。

 

「お~い。星夜、ここ空いてるぜ!」

 

一夏だ。篠ノ之さんとご飯を食べているようだ。他にも女子が3人座って居る。

 6人掛けのテーブルであと1つだけ空いた席を指差している。

 

「同席、よろしいですか?」

 

 一夏が良くても他の人が嫌かも知れないので断りをいれる。

 

「いいよ~。」

「天野くんもお話聞かせてよ!」

「ささ、座って座って!」

「……」

 

 篠ノ之さんだけ無言だったがまぁ、肯定として受け取ろう。

 席に着き軽く話ながらご飯を食べる。

 会話の内容としては食事の量とかその程度の事だった。

 終始篠ノ之さんは無言で、食べ終わるや否や席をたち行ってしまった。

 

「さて、ごちそうさま。先に行くよ。一夏、遅れるなよ?」

 

「あはは、2日も連続で遅れる訳ないだろ?」

 

「天野くん、あとでねー。」

「食べるの早いね~。」

「じゃね~。」

 

 食べ終わり、あいさつをしてから立ち上がる。

 食堂を出る時に織斑先生とすれ違ったので、挨拶をしておく。

 さて、早く教室に行かないとな。

 

「おはようございます。」

 

 教室に入りながら挨拶をしておく。

 入口に近い席の人は軽く挨拶を返してくれた。

 よし、軽く予習しますか。

 そしてチャイムが鳴り、織斑先生が入ってくる頃には全員が席についていた。

 

──そして授業は進む

 

 昨日のうちに多少は予習したのか一夏は昨日よりは理解しているみたいだ。

 とは言え自分も今は必死にノートを取っている。

 単語は理解できているが全体の文として見るとまだ理解が足りない。

 これで基礎の基礎なのだから、この先の授業を考えると山田先生辺りに補講でもお願いするようだな。

 

「ISは宇宙での作業を想定してるので、操縦者の全身をバリアで包んでいます。また、生体機能を補助する役割があり、ISは操縦者の肉体を安定した状態で保ちます。これらには心拍数や脈拍――」

 

「先生、それって大丈夫なんですか?体の中をいじられてるみたいで少し怖いんですけど…」

 

 確かに、実際にやっている事を文字で見るとなかなかに不安になるかもしれないな。

 

「そんなに難しく考えることはありませんよ。例えばですね~、皆さんはブラジャーをしてますよね。――」

 

 あっと気づいた顔をしながら山田先生は俺と一夏を見ると

 

「お二人にはわかりませんよね。あはは…」

 

「つまり、スポーツ等でするサポーターやテーピングみたいな補助を行っていると、捉えていいですか?」

 

「そ、そうですね。そんな感じです。天野くんの考え方でいいですよ。」

 

 山田先生が顔を赤くしながら答えた。

 そんな感じで授業は進んでいく。

 

──休み時間

 

 昨日とはうってかわって大量のクラスメイト達から、一夏と一緒に質問責めにあっていた。

 好きな食べ物とか今まで暮らしていた場所、好みタイプとかね。

 適当に答えていると、一夏には織斑先生に関する質問が出始めていた。それを答えようとした瞬間には後ろに織斑先生の姿が。

 何時来たんだこの人?

 

「休み時間は終わりだ。席につけ。馬鹿者。」

 

 一夏を叩きつつ、周りを散らす。

 

「あと織斑、お前のISは準備に時間が掛かる。」

 

 織斑先生の言葉にぽかーんとする一夏。

 

「予備機がない。学園で専用機を用意するそうだ。」

 

 全く話に追い付けていない一夏を見ながら周りのクラスメイト達はザワザワと話し出す。

 

「一年のこの時期に…」

「企業か政府が支援するってこと…?」

「いいなぁ~私も欲しいなぁ~…」

 

 フリーズしたままの一夏に対して織斑先生が言う。

 

「織斑、教科書の6ページを音読しろ。」

 

 言われるやすぐに教科書を持ち上げページをめくり、音読を始める一夏。

 

「え~と…――」

 

 ページを読む一夏、その要点を頭の中でまとめる。

 

一つ、ISの『コア』は467個しか存在しない。

二つ、『コア』を作れるのは篠ノ之束博士のみで、博士は現在『コア』の製造を拒んでいる。

三つ、『コア』の取引等は禁止されておりIS委員会によって国家や企業毎に割り振られている。

四つ、俺と一夏は特殊ケースの為、その貴重な『コア』を割り振られている。ただし、モルモット。

 

「理解出来たか?」

 

 一夏は理解したと頷いている。

 

「あの…織斑先生、篠ノ之さんってもしかして…。」

 

 まぁこんな珍しい名字ならそう思うよね。恐らく関係者なんだろうな。

 

「あぁ、篠ノ之はあいつの妹だ。」

 

 やっぱりか。その瞬間クラス中から篠ノ之さんに質問をするが次の瞬間。

 

「私はあの人じゃない!」

 

 大きな声を上げて否定した。

 

「すまない…私は何も知らないから教えられないんだ…。」

 

 悲しそうな声で言い、そのまま顔を外に向ける。

 有名人の妹だから昔から色々言われたりしたんだろうな。

 

「では、授業を始める。山田先生、号令を。」

 

「あっはい。皆さん、席についてください。」

 

 織斑先生と山田先生によって場の空気は替わり、授業が始まった。

 さて、頑張りますか。

 

「安心しましたわ。まさか訓練機でやるとは思っておりませんでしたけど。」

 

 授業が終わり、オルコットさんが一夏に話しかけている。

 

「まぁ、結果は見えておりますが。流石にフェアではありませんですしね。」

 

「やってみなきゃ解らないだろうが。」

 

 そんな会話していると、オルコットさんはこちら見て。

 

「あなたは確か企業に所属してるそうですね?なら専用機は?」

 

 なるほど、尤もな疑問だ。

 一夏も気になるのかこちらを見る。

 

「あぁ、有るよ。GEARが用意してくれた相棒が。」

 

 そう言い、左腕に着けている腕時計を見せる。

 これが俺の専用機の待機状態である。

 青を基調とした本体に、グレーのベルト。

 人によっては安物の時計に見えるかも知れないがこれが俺の相棒だ。

 

「へぇー、それが星夜の…。」

 

「まぁ、無様な戦いだけはしないで下さいな。」

 

 そう言い残すと踵をかえし、席に戻った。

 

「あっ飯食いにいこうぜ。箒も一緒にさ。」

 

「俺は構わないが…。」

 

 一夏なりの気遣いなのだろう、授業前の一件でクラスから浮き掛けている篠ノ之さんも誘っている。

 

「……いくぞ。」

 

 少し不機嫌な感じだけど良いようだ。

 食堂では一夏に興味を持った上級生が一夏にコーチをしようと申し出たが篠ノ之さんが姉の名前をだしてコーチを名乗り出た。

 あの反応は一夏を取られたくないからか。

 

 午後の授業は特に何事もなく終わった。

 放課後になると一夏と篠ノ之さんは道場に向かった。

 一夏に聞いたが彼女は剣道に全国大会で優勝したそうだ。

 小さい時は一夏も一緒に篠ノ之さんの家の道場に通ってたとか。

 なるほど、あの気迫はそれか。

 

 自分も来週の戦いに備える為、機体のチェックを行う整備室を探す。

 もしかして使用に許可とか必要だったかな?

 そんな事を思いながら廊下を歩いていると……。

 

「おぉ~あまのんだぁ~。どうしたの~?迷子?」

 

 妙に間の抜けたような独特のイントネーションで話すのは同じクラスの布仏(のほとけ)さんだったな。

 

「違いますよ。布仏さん。整備室を使おうと思ってね。」

 

「そ~なんだ~。こっちだよ~。」

 

 案内してくれるらしい。布仏さんに着いていく。

 

「私ね~。この学園にお姉ちゃんがいるんだ~。だから~名前で呼んで欲しいなぁ~。 」

 

「ん?あぁ、わかりました。本音さん。あと、あまのんって俺の事? 」

 

「そうだよ~。あまのんってしゃべり方が固いよね~。」

 

「同い年と言っても、異性しか居ない所に放り込まれた身では、肩身が狭いからね。少しでも荒波立てないようにね。」

 

「そっか~。苦労してるんだね~。ここだよ~。」

 

 いくつか並んだ、重そうな扉の前で止まる。

 

「扉には使用中って書いてあるけど。」

 

「大丈夫だよ~。今使ってるのはかんちゃんだから~。」

 

 そう言って扉を開けて入っていく本音さん。かんちゃんって誰だよ。

 

「お邪魔します。」

 

 そう言いながら部屋に入る。

 様々な点検用機器などが並んでいる部屋で、打鉄の様な機体と一人で向き合っている娘がいて本音さんが話しかけている。

 この人がかんちゃんか。

 

「はじめまして、俺は天野星夜です。よろしくお願いします。」

 

「……更識 簪(さらしき かんざし)……そっちのスペースは使わないから、使っていいよ。」

 

「ありがとう。」

 

 本人から許可が出たので指定されたスペースに行く。

 点検といっても展開とかはしないから、コンピュータ繋げて各パラメーターをチェックするだけだ。

 ふと、横を見ると更識さんがこちらを見ていた。

 

「どうかしましたか?」

 

「展開とかはしないの?」

 

 噂の男性操縦者の機体は気になるよね~。

 

「当日までのお楽しみにしていてください。更識さん。」

 

「簪……1つ上に姉が居るから名前で呼んで。」

 

「わかりました。簪さん。そちらも専用機ですか?打鉄の面影がありますけど…。」

 

 それを聞くと少し暗い表情になり。

 

「まだ…完成してないから…。この打鉄弐式(うちがね にしき)は…。」

 

なんでも話を聞くと。

 

元々倉持技研と言う企業が開発を担当。

入学までには完成予定。

2ヶ月程前、まさかの男性適合者発見。

政府から男性用機体の開発要請を受ける。

男性用機体の開発に全スタッフ、リソースを投入。

その間、打鉄弐式は放置され開発が中断。

余りの状態に我慢出来なくなり、簪さんが受領し、独自に開発継続する事に。

 

「なんか…その…。すみません。」

 

 この話を聞いたら自然と頭を下げて、謝っていた。

 

「うぅん…あなたも、織斑一夏も悪くない…。」

 

「でもなんで1人で?」

 

「お姉ちゃんに負けたくないから…。」

 

 簪さんの瞳には強い決意みたいな物を感じる。

 

「そうか…。何か手伝える事があったら言ってね。本音さんでも通じてさ。今日はありがとう。」

 

「ん…さようなら…。」

 

「あまのん。またね~。」

 

 2人に挨拶をして整備室を去った。

 部屋に戻るとパソコンの電源を入れる。

 敵を知るのは基本だからな。

 

『イギリス代表候補生』『セシリア・オルコット』

 

この2ワードで検索をかける。

 

 やっぱり結構出てくるな。

 専用機はBT(ブルー・ティアーズ)か…

 流石に詳細なスペックデータは無いが解ることは射撃による戦闘を主眼に開発された機体みたいだな。

 オルコットさんは母国だとアイドルみたいな扱いなんだ。

 写真集とか出てるし。まぁ綺麗だよね。

 

 三年程前の越境鉄道による横転事故にてご両親が亡くなられている。

 

 む、なんか余分なデータを見てしまった気がする。

 そのまま調べるとオルコット家は比較的裕福な家だったようだ。

 そう言えば自分から貴族とか言ってたもんな。

 兄弟等は居ない。つまりは12、3才の頃から1人で家を守っていたのか。

 結構な財産が有ったみたいだから色んな奴らが寄ってきたのは想像にできるね。

 それのせいであんなに男が嫌いなのかな?

 これ以上は調べても何も出ないだろうからもうやめて寝るかな。




はい、かんちゃんがフライングです。

まだまだ電童は出ません。待っててね!

ちゃんと皆の代わりに一夏に腹パンしてくれるから!!

では、次回もよろしく!

今回は軽く設定紹介を


GEARグループ

多国籍企業で様々な国、様々な事業に進出している企業。

日本にはGEARの本社がある
2人目の男性操縦者である天野星夜がここの所属になったのも両親が勤めていることもあるが、様々な国に対して影響力があり、他国を牽制したため。
日本人には主に玩具の製造やテーマパークを運営してるイメージが強い。
本来は工業系の会社の為、ISにも早い段階から精力的に開発等を行っている。

社長は渋谷、フルネームは不明。
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