IS戦士電童   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは!

東風乃扇です。

初めてついた一言評価がマイナスで心にダメージをおったけど頑張っていきます。
読む価値無いって…。

さて、第39話目覚めろ、その魂。


第39話《輝く刃は皆と共に》

海上の数百mの位置で静止する影がひとつ。

 

IS〈シルバリオ・ゴスペル〉

 

先程の戦闘で負った傷を修復していた福音はまるで胎児のような形で宙を漂う。

斬られた腕は既に直っている。

 

不意に顔を上げる福音。

その瞬間、福音は衝撃と爆風に飲み込まれる。

 

「初弾命中、このまま砲撃を続ける。」

 

遠く離れた場所からラウラの砲戦パッケージ〈パンツァー・カノーニア〉を装備したシュヴァルツェア・レーゲンが砲撃を行う。

左右の肩からレールカノンを発射する。

福音は初弾以降、当たりそうな弾を自らのエネルギー弾で撃ち落としながら真っ直ぐにラウラへ近付いていく。

 

(敵機接触まで……3000……2000…なかなか速いな。)

 

今のラウラは機動性を捨て、攻撃と防御に特化した装備だ。

このまま接近を許せば成す術無くやられるかもしれない。

 

(それは私が1人ならな!)

 

さらに距離が縮まり、福音が攻撃体制になる。

その瞬間、ラウラは笑った。

 

「セシリア!」

 

ラウラが名前を呼ぶと同時に上空から垂直に蒼い影がやって来て福音を弾く。

セシリアは機体をステルスモードにして待機していたのだ。

弾くと同時に反転し、真下から福音に狙いを付ける。

 

「当たりなさい!」

 

体を仰け反らせ、回避する福音。

 

[対象B確認、排除]

 

福音の背中になにかが当たる。

 

「遅いよ。」

 

ブルー・ティアーズにステルスモードで乗っていたシャルロットが福音にショットガンを2丁突きつけたのだ。

2つの銃口から放たれる散弾、そして左足に付けたドラゴンからも火炎弾が打ち出される。

 

[対象C、D確認、排除]

 

ダメージを受けながらもすぐに反撃の準備をする福音。

 

「残念だけど、それじゃあこの〈ガーデン・カーテン〉は破れないよ。」

 

実体シールドとエネルギーシールドをそれぞれ2枚、計4枚のシールドを駆使して福音からの反撃を防ぐ。

防ぎながらも得意の高速切換でショットガンからアサルトカノンに持ち換える。

敵の砲撃の僅かな隙を突き、反撃をいれるシャルロット。

その間に距離を取ったラウラが再び砲撃を再開、セシリアも高機動射撃を繰り返す。

 

[優先順位変更、現空域からの離脱を優先]

 

周囲に弾をばら蒔き、牽制してから逃走を図る福音。

しかし、次の瞬間。

 

「予測通りだよ。」

 

上空から大量のミサイルをばら蒔く簪。

福音の目の前はミサイルで埋め尽くされた。

 

[ミサイル迎撃]

 

エネルギー弾を撃ち、ミサイルを迎撃する福音。

 

「速度が落ちたね。」

 

簪は左右の春雷と胸部のボアを使い攻撃する。

 

[対象E、F確認、 離脱を優先]

 

羽を盾の如く使いこちらの攻撃を弾く福音。

それぞれが上手く立ち回り、福音の逃げ道を塞ぐ。

福音に狙われた者は回避と防御に専念し、残りの者が攻撃する。

 

「よし、無理に撃墜する必要はない、確実に弱らせるぞ!」

 

「シャルロットさんと簪さんはダメージは大丈夫ですの?」

 

「まだ大丈夫、デカイのが来たらクロックマネージャーで止めて避けるから。」

 

「実体シールドが1枚ダメージが多いかな。それ以外は問題なし。」

 

「よし、プランに変更なし、このまま続行す……む!」

 

突如、福音が居る位置と違う方向に砲撃を撃つラウラ。

 

「やはり来ましたわね!」

 

「凰牙、ラゴウの接近を確認。」

 

「さて、ここからが本番だね。」

 

こちらに向かってくる凰牙とラゴウ。

 

「さっきはそこの人形ごときに2人殺られたんだったか?せいぜい俺を楽しませてくれよ!行け!ラゴウ!」

 

\ガオオォォン!/

 

凰牙とラゴウが戦いに飛び込もうとするその瞬間。

 

「待ちくたびれたわね。」

 

「お前らの相手は我々だ。」

 

海中で待機していた鈴と箒が真下から飛び込む。

 

「また殺られに来たのかぁ!?」

 

「今度は…。」

 

「負けん!」

 

鈴は凰牙へ、箒はラゴウに飛び込む。

 

「はあぁぁぁ!ブル百烈拳!!」

 

鈴は右腕に装備したブルを連続で叩き込む。

凰牙は両腕のハイパープラズマドライブを稼動させ、出力を上げる事でブルの威力に対抗する。

 

「なかなかの攻撃力だな!これなら楽しめるか!?」

 

「まだまだ、これはジャブよ!」

 

次の瞬間、甲龍の両肩にあるアンロックユニットがカバーを開く。

そこにはそれぞれに2つの砲門がある。

 

「喰らえ!」

 

計4門から衝撃砲が放たれる。

普段なら不可視の弾丸を発射する龍砲だが今回は炎を纏った拡散弾を放った。

福音の弾数とも張り合える程の量の炎の弾丸が凰牙を襲う。

 

「ぐおおぉぉぉ!だが!この程度の炎で俺を焼けると…」

 

「これがストレートよ!ブル!」

 

鈴が叫ぶと同時にブルはオートプレッシャーを発動し、先程放った炎の弾丸を鈴の右腕に集め纏わせる。

 

「なんだとぉ!!」

 

「ブル!爆炎拳!」

 

炎を纏ったブルを叩きつける鈴、当たる瞬間、圧縮された炎を解放する。

爆発のような衝撃で吹き飛ぶ凰牙。

 

「ほら、私を倒すんじゃなかったの?」

 

凰牙を挑発する鈴。

 

「まぐれ当たりでいい気になるなよ!」

 

四肢のドライブユニットを稼動させて突撃する凰牙。

 

「何発だって当ててやるわよ。」

 

鈴と凰牙は激しい打ち合いを始める。

 

――

 

「人ならざる者と戦うのはなかなかに難しいものだな。」

 

ラゴウを引き付けている箒、2つの刀を使い双頭の牙をいなしていた。

 

「だが!《私だけで》勝つ必要はない…皆で勝てば良いのだ!」

 

(そのためにもラゴウは私が食い止める。)

 

仲間が福音を倒すことを信じ自らの役割を果たすためにラゴウの爪と牙を弾く。

今の紅椿は先程の出撃とは違い消費を押さえるため、展開装甲のほとんどを封印している。

あくまでラゴウに追い付くための機動性に割り振った状態だ。

おかげでラゴウから大きな一撃を貰うことも無いがこちらの決定打も特にないまま刀と爪の打ち合いは続く。

なかなか攻撃が上手くいかないからかラゴウは怒りと思われる咆哮を上げる。

 

「勝機を見出だすまでは、倒れる訳にはいかん!」

 

両手の刀を握りしめ箒はラゴウに挑む。

 

――

 

草原を歩き続ける俺―天野星夜―は、ふと空を見上げた。

 

「あれは…鳥かな…?」

 

赤い鳥が飛んでいる。

その鳥は燃えるような赤い翼を持ち、空高く飛んでいたが、こちらに気づくと前に降りてきた。

気がつくと周りの動物達が鳥に向かって頭を下げていた。

 

「お前が…ここの主…?」

 

『否、我は主にあらず』

 

声…頭の中で響くような感じだ。

テレパシーってこう言うことを言うのか?

 

「周りのやつらが頭を下げてるのに?」

 

尊敬されてるってことか?

 

『我は――を力に換えるもの。』

 

「えっ?」

 

一番大事そうな所が聞こえなかった。

 

『汝、――を知ってなお――を産み出せるか?』

 

「ごめん、さっきからなんか大事な所だけ風か何かに消されてるけど…。」

 

『我等の主は1人…。』

 

気がつくと鳥の横には女の子が1人立っていた。

長い髪はウェーブがかかっている。

髪の色は虹のように光の反射でさまざまな色にみえる。

服装も特徴的だな。

青と白の何処かの民族衣装みたいな感じだな。

まるで地球の服じゃないみたいだ。

 

「君がここの…。」

 

『我等が主に問う。』

 

女の子が語りかけてきた。

…俺が主?

 

『汝、力を求めるか?』

 

「ただの力なら要らないかな。」

 

『何故?』

 

「力が足りないなら皆と力を合わせるだけだよ。俺1人が強い必要はないから。」

 

『そうか…皆と力を…その心忘れるなかれ。』

 

女の子が目をつむる。

周りに虹色の光があふれる。

 

『汝の紡ぎし絆はこれからも新たなる力を与えるだろう。』

 

光が収まると女の子が居なくなっていた。

 

『我は汝の翼…絆を紡ぎし先にて再び合いまみえようぞ。』

 

赤い鳥が翼を広げた。

 

「お前は…。」

 

近くに居る動物達も顔をあげてる。

よく見れば全部データウェポンを生き物にした感じだな。

鳥を見る。

 

「お前の名前は?」

 

『我が名はフェニックス。』

 

「フェニックス…。」

 

世界が光に包まれる。

気がつくと隣に一夏が立っていた。

 

「おっ一夏。」

 

「あっ星夜。」

 

俺の足元は草原だけど一夏との間くらいから一夏側はきれいな砂浜の海だった。

 

「行くか。」

 

「そうだな。」

 

何も言わずとも俺たちが今しなければならないことはわかっている。

 

「「仲間のところに!!」」

 

再び世界が光を放つ。

 

――

 

旅館のとある一室。

そこではずっと絶えずキーボードを叩く音が響く。

 

「敵ウィルス進行率60%…紺幹部到達まで…」

 

『このウィルスはその場で学習して侵食率を上げるようですね。』

 

「ユニコーンドリルくんとレオサークルくんの見た目が!」

 

ユニコーンとレオに繋がれたパソコンを操作する本音。

モニターの先にはGEARデータウェポン研究室の面々。

徐々に紫色に染まる2体を見て慌てる真耶。

 

「苦戦してるようだねぇ。」

 

慌ただしい部屋に場違いなほど朗らかに入ってくる束。

 

「篠ノ之博士!?」

 

「あれは自己進化理論を応用した攻撃性ウィルスだから防ぐよりもこちらから攻撃して先に潰せばいいんだよ。」

 

『こちらから攻撃!?無茶苦茶な!』

 

「ラゴウはデータウェポンだよ?ただの人間のプログラミングで勝てるわけないじゃん。」

 

「それでも諦めたら…本当に終わっちゃうから、できる限りのことをする。」

 

本音は束が入室しても一度も目をディスプレイから離さずに操作を続ける。

 

「うんうん、このくらいで諦めてたらなんにもできないよね~♪」

 

満足そうな顔をしながらユニコーン達に近づく束。

 

「篠ノ之博士!?いったい何を?」

 

真耶が問いかける。

 

「いやいや~、ちょっとお手伝いをね。いいでしょ?ちーちゃん?」

 

「これ以上この2体の症状が悪化したらわかってるな?束。」

 

いつの間にか居た千冬に言われて笑顔になる束。

 

「安心しなよ、ちーちゃん。箒ちゃんを助けたデータウェポンを見捨てるわけないじゃん。」

 

「なら、さっさとやれ。」

 

「さて、やりますか。」

 

束は自分のデバイスからユニコーンとレオにケーブルを繋ぐと凄まじい速度でキーボードを叩く。

 

『侵食率、低下!』

 

「すごい…これなら行ける。」

 

「束さんは天才だからね!それにデータサンプルまであるなら余裕余裕。」

 

ディスプレイに表示される各種データが先程まで赤で埋まっていたが瞬く間に消えていく。

 

「さて、これでウィルスの進行は抑えたよ。」

 

束はケーブルを抜きながら言う。

 

「抑えた…?」

 

千冬が聞く。

 

「うん、これ以上は無理。完全に消しきれれば目覚めるよ。」

 

「どう言う意味だ?」

 

「外科医は傷を治せても心は治せないよ。」

 

確かに2体を見ると見た目は治った。

たが両目に光は無い。

 

「あとはデータウェポンのご主人君に任せるよ。じゃあね~。」

 

「束…感謝する。」

 

「ちーちゃんからのお礼の言葉…最高の報酬だね。」

 

部屋から出ていく束。

 

「織斑先生!織斑君と天野君が目を覚ましました!」

 

束と入れ違いで医療班の担当教師が入ってくる。

 

「なに!?」

 

「織斑君と天野君が!?」

 

「あまのん!?おりむー!?」

 

部屋に居る全員が驚きと喜びが混じった声を上げる。

 

「千冬姉!皆は!?」

 

「すみません、状況を教えてください。」

 

一夏と星夜が部屋に入る。

 

「お前たちはまず精密検査を受けろ。説明はその後だ。」

 

千冬は極めて冷静に指示を出す。

 

「千冬姉、今そんな余裕は無いんじゃないのか」

 

「織斑先生、レオだけじゃなくてユニコーンとバイパーまでやれてる。なら、少しでも戦力を増やすのが先決です。」

 

「だが!お前達に何かあったら!」

 

珍しく感情が前に出る千冬。

 

「ありがとう、千冬姉。でも、ここで皆を守れない方がもっと嫌だ。」

 

「俺も一夏と同じです。手を伸ばせば届くかも知れないなら俺は全力で伸ばしたい。」

 

強い意思を灯した瞳で千冬を見る2人。

 

「あいつらは今、福音と交戦中だ。お前達は凰牙とラゴウを足止めしている凰と篠ノ之の援護に入れ。」

 

「織斑先生!?」

 

「今のこいつらには何を言っても無駄でしょう。」

 

ため息を吐きながらもどこか嬉しそうな千冬。

 

「わかりました。鈴の援護に入ります。」

 

「俺は箒の援護だな。」

 

星夜は本音の元に行く。

 

「本音さん、ありがとう。あとちょっだけユニコーンとレオを頼む。」

 

「うん。任せて。」

 

笑顔を見せ合う星夜と本音。

 

「では、織斑、天野の両名はただちに出発し、交戦中の味方を援護せよ。現地の状態はジャミングのせいでわからん。ボーデヴィッヒの指示に従え。」

 

「「了解!」」

 

2人はすぐに旅館の外へ出て、それぞれのISを纏って空へ飛ぶ。

 

「あれ…今の……。」

 

「まさか……。」

 

それを見届けた者たちは驚きを隠せなかった…。

 

――

 

ラウラ達が福音と交戦し、福音は最初こそ離脱を試みていたが難しいと判断し、こちらの殲滅に切り替えた。

 

「皆!大丈夫か!?」

 

ラウラが全員に聞く。

 

「こちらはダメージはありませんが、エネルギーが6割を切りましたわ。」

 

「ちょっと山嵐の弾数が怪しくなってきた。ダメージは小破って所。」

 

「ガーデンカーテンのダメージはあるけど本体は問題ないよ。弾数も心配なし。」

 

福音と戦い始めて時間が経っては居るが全員の声に悲壮感等は無い。

全員が勝利を信じているからだ。

 

「この士気の高さ、本国の我が部隊に見せてやりたいな。」

 

「あら、おほめに預かり光栄ですわ。」

 

「気持ちだけは…。」

 

「絶対に負けないからね!」

 

[敵、殲滅]

 

福音がエネルギーを溜める、広範囲に射撃を行う準備だ。

 

「足を止めた!クラッシュレイ!」

 

シャルロットの左脚に装備されているドラゴンから光が放たれる。

その光は福音の左の翼に当たる。

 

[左翼、機能不全、自己診断プログラム起動]

 

突然機能が停止したため、福音の行動が止まる。

 

「皆!あとはお願い!クロックマネージャー!」

 

簪のボアから光が撃ち出され福音を包み込む。

 

「セシリア!右翼に集中させろ!」

 

「かしこまりましたわ!」

 

クロックマネージャーにより動きが止まった直後、ラウラとセシリアが最大火力を持って福音の右翼を撃ち抜く。

 

[メインスラスター機能停止、補助動力切り替え]

 

「まだまだぁ!」

 

「これで終わらせる!」

 

簪が山嵐を撃ち、その爆風が消えるよりも早くシャルロットがパイルバンカーを腹部に叩き込む。

 

[ダメー…上昇…危険度……全体…能……]

 

言葉が途切れながら海に落ちる福音、大きな水柱をたてながら海に落ちる。

 

「よし、機能停止を確認後、回収して…」

 

ラウラが次の行動を指示しようとしたが急に海から巨大なエネルギー反応を感じる全員。

 

「こっこれは…。」

 

「セ…セカンドシフト…。」

 

「仕切り直しって所かな?」

 

「全ステータスを2割増しで仮定、軌道予測。」

 

光を放ちながら海から再び上がって来る福音を睨みながら全員は武器を構える。

 

――

 

凰牙と鈴の戦闘は殴り合いが続く。

 

(ラゴウを付ける暇は与えない!)

 

鈴の作戦はラゴウを装備させない為に攻め続ける事だ。

データウェポン達は非常に強力な物が多いがその代わりに装備する際の隙が大きい。

だから遠距離からの攻撃を捨て、張り付き続ける事で凰牙に時間を与えないようにしていた。

 

「オラオラオラオラァ!」

 

「破ああぁぁぁ!」

 

凰牙のドライブユニットが高速で回転する。

それに合わせてエネルギーが溜まる。

 

「くっ閃光雷刃撃っ!?」

 

「喰らえっ!!」

 

至近距離で発動された閃光雷刃撃を避けることは出来ず左のアンロックユニットに当たる。

 

「へへっ!よく避けたなぁ!!」

 

「ちいっ!余計なの貰った!」

 

すぐに警告を発するウィンドウが開かれるが邪魔なので消す。

 

「なかなか楽しめるな!お前!」

 

「こっちは楽しむ気なんか無いっての!」

 

「あっちも盛り上がってるみたいだぜ!?」

 

凰牙の言葉と同時にレーダーに高エネルギー反応がでる。

 

「あれが福音!?」

 

「さて、ここからクライマックスだぜ!!ラゴウ!」

 

少し目を福音に向けてしまった鈴、その隙を逃さず箒と戦っていたラゴウを呼び寄せ装備する。

 

「しまった!」

 

「すまない!鈴!ラゴウを仕留めきれなかった。」

 

鈴と合流する箒。

目の前にはラゴウを纏い悪魔のような姿の凰牙が居る。

 

「オラァ!」

 

驚異的な加速を持って飛び込む凰牙、箒が拳を受け止める。

 

「速度なら…。負けん!」

 

「ほお!これについてくるとはな!」

 

腕に装備されたラゴウの頭部を模したナックルガードの牙を刀で弾く。

 

「まぁ、今日は楽しんだしそろそろ終わらせるがな!オラァッ!」

 

力一杯蹴りを入れる凰牙。

箒は防御するが弾き飛ばされた。

 

「痛っ!」

 

「箒!?こんのおおおぉぉ!」

 

ブルの角が赤く発熱し、凰牙を殴る。

だがラゴウを装備し、速度が上がった凰牙には掠りもしなかった。

 

「貰ったぁ!」

 

凰牙の強烈な回し蹴りが鈴の腹に入る。

 

「ぐはぁっ!」

 

思い切り飛ばされる鈴。

なんとか姿勢を建て直す。

 

「やっぱりラゴウは凶悪ね。」

 

「あぁ、あの速度とパワー。恐ろしいな。」

 

箒と鈴で凰牙を睨む。

 

「箒、そっちの状態は?」

 

「こちらは大きなダメージは無い。ただ高速戦闘を行っていたからかエネルギーが少ないな。」

 

「こっちは左のユニットがごっそりやられたわ。」

 

「おいおい、こっちはまだジャブだぜ?」

 

先程の鈴の物真似をして挑発する凰牙。

 

「じゃあストレートを放ってみたら?」

 

強がりとして鈴は笑いながら答える。

 

「行くぜぇ!」

 

凰牙は力を込めて飛び込む。

 

「やらせん!」

 

箒が前に出て刀を振りかぶる。

 

「間合いが甘ぇ!」

 

紙一重で2本の刀をかわして箒を掴む凰牙。

そのまま鈴へ投げつける。

 

「ぐうぅっ!」

 

「ったぁ~!」

 

勢いよく飛ばされ、体勢を崩す2人。

 

「まとめて仲良く逝けよ!」

 

上昇し蹴りを入れる凰牙。

2人はなんとか回避する。

 

「くっこうも一方的とは!?」

 

「福音のほうもヤバそうなのに!」

 

「おいおい、他のやつの心配かよ?」

 

翼を拡げ加速する凰牙、2人は咄嗟に防御の姿勢をとるが大きな衝撃で吹き飛ばされる。

ついに福音と戦っている所まで吹き飛ばされる。

 

「箒!鈴!」

 

「セカンドシフト機とデータウェポン装備の凰牙…。」

 

「事態はあまりよろしくありませんわね。」

 

「でも、諦めないよ。」

 

「くっすまない、抑えきれなかった。」

 

「こうなりゃ纏めて倒す!」

 

[友軍機確認]

 

「さぁて!お前らはどこまでもつ?」

 

セカンドシフトを果たした福音は新たにエネルギーの翼が生えていてそこからも大量のエネルギー弾を放てるようになっていた。

圧倒的な弾幕に全員は敵に近づけず、攻勢に出れなかった。

 

「ぐっ!流石にそろそろシールドが!」

 

「山嵐…残弾ゼロ!」

 

「避けきれませんわ!」

 

「ちぃ!これ以上は!?」

 

「オートプレッシャーの射程外か!」

 

「紅椿もエネルギーが…。」

 

いくら攻撃をしようとも大量のエネルギー弾に阻まれ消える。

そして回避の隙を狙い、凰牙の格闘が入る。

 

「はっ!さっきまでの威勢はどうした!?俺を倒すんじゃなかったのか!?」

 

凰牙の攻撃を双天牙月で防ぐ鈴だったが弾かれて手から落としてしまう。

 

「なっ!」

 

「貰ったぁ!!」

 

強烈な踵落としを喰らう。

近くにあった小島に叩きつけられた鈴。

 

「鈴!?」

 

[攻撃]

 

飛ばされた鈴に気を取られた瞬間、ラウラに瞬間加速を使い接近する福音。

 

「しまっ…」

 

ラウラが言葉を言い終わるよりも早く翼で包み込み全方位からのエネルギー弾を浴びせる。

 

「ラウラ!!」

 

「崩れたなぁ!!隙だらけだ!」

 

シャルロットに思い切りパンチを入れる凰牙。

実体シールドが砕け、シャルロットも吹き飛ばされる。

 

「クロックマネージャー!」

 

簪がクロックマネージャーを使い凰牙の動きを止める。

 

[友軍援護]

 

「きゃあぁ!」

 

すぐに福音からの射撃を入れられ、解除される。

 

「くっ!まだですわ!」

 

「さっきからチョロチョロと!鬱陶しい!」

 

ラゴウの加速を使いセシリアに追い付く凰牙、インターセプターで斬ろうとするが。

 

「無駄な抵抗すんじゃねぇ!」

 

インターセプターを砕かれ、そのまま首を捕まれるセシリア。

 

「く…ぅ…」

 

「ははは!もっと苦しめ!絶望しろ!」

 

ぎりぎりとセシリアの首を締め上げる凰牙。

 

「やらせんぞ!」

 

[対象H排除]

 

セシリアを助けようとする箒だったが福音が立ちふさがる。

 

「邪魔だぁ!」

 

刀を振るい福音を斬る箒。

福音はその刃を掴む事で止める。

 

「ぐぅ…なんて力だ…!」

 

次の瞬間、機動性を上げるために開かれていた展開装甲が閉じていく。

 

(いかん!エネルギーが…!)

 

[対象H、エネルギー低下]

 

福音の翼が箒の周りを包む。

 

(先程のラウラにやった攻撃か!)

 

周りの光が強くなる発射の為のエネルギーが溜まっていくのがわかる。

 

「はああぁぁ!」

 

刀を放し、福音の腹に蹴りを入れる箒。

 

[攻撃開始]

 

蹴りが入ると同時に辺りを光が包んだ。

爆発と共に落ちていく箒。

 

「あははは!これでお前らも終わりだな!」

 

セシリアを締め上げる凰牙が笑う。

 

「ま…まだです…わ…。」

 

「へぇ、まだ喋れるのか…ん?」

 

凰牙はセシリアを掴んだまま下に顔を向ける。

 

「いくら…やられたって……立ち上がるわよ…。」

 

「そうだ……心は…。」

 

「心だけは……。」

 

「絶対に負けない…!」

 

鈴、ラウラ、シャルロット、簪がよろよろと立ち上がり、浮かび上がる。

 

「へぇ、しぶといな。」

 

「我々は…信じているからな……。」

 

なんとか意識をつなぎ止め、落下を防いだ箒。

 

「この状況で何を信じるてっんだよ!」

 

セシリアを箒たちに向かって叩きつけるように乱暴に放り投げる。

すぐにスラスター等を使い体勢を直すセシリア。

 

「そんなに仲良いなら纏めて消してやるよ!」

 

凰牙は四肢のドライブユニットを高速で回転させ始める。

 

[シルバーベル最大出力]

 

福音もエネルギーを溜め始める。

こちらは全員なんとか浮いている状態で回避行動をとれるものはいなかった。

 

「うおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」

 

「やらせるかあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

突然、青と白の影が凰牙と福音に飛び込む。

 

「てめぇ!まだ生きてやがったか!?」

 

「まだ心は折れちゃいないって事だ!」

 

[敵増援]

 

「さっきはやられたが今度は負けねぇ!」

 

電童と白式が凰牙と福音に襲いかかる。

 

 

「いっ一夏!?」

 

「せ、星夜さん!?」

 

「2人とも目が覚めたのか!?」

 

「でも…あの姿は…?」

 

「もしかして…。」

 

「セカンドシフト…?」

 

救援に来た2人の機体は普段の見慣れた姿ではなかった。

 

白式は全体的に鋭角的になり、背中のブースターユニットは一回り大きくなっている。

また、左腕には見慣れない装備がついていた。

 

電童は見た目こそ変わらないが背中に巨大な白い三対の翼がついていた。

 

「皆!遅れてすまない!」

 

「あとは俺と星夜に任せてくれ!」

 

2人は敵を見据え構える。

 

――

 

俺と一夏は海岸でそれぞれ機体を展開しとんだ瞬間、機体の変化に気づいた。

 

一夏の白式はセカンドシフトを果たし、より高機動により攻撃的に進化したようだ。

 

こちらは背中にさっきの夢みたいなところであったフェニックスが装備されている。

 

機体のステータスを確認するとエネルギーの表示が∞を示している。

これがフェニックスの力…。

 

「いくぞ!凰牙!」

 

「来いよ!今度こそ纏めて消してやるよ!」

 

「福音!お前は俺が倒す!」

 

[優先対象に設定]

 

一夏と共に敵に飛び込む。

タクティカルアームズを呼び出し斬りかかる。

 

「なんだぁ!?その翼は!?」

 

「答える義理はないな!」

 

何回か斬り付ける。

凰牙は腕に装備したラゴウの牙で弾く。

 

「だが!ラゴウの速度についてこれるか!?」

 

凰牙は加速する。

フェニックスがついたが確かに早くは飛べるがバイパーのような能力はない。

 

「くっ!」

 

「所詮はこけおどしか!」

 

病み上がりのせいか体も少しダルい。

思ったように動けない。

徐々にダメージが入る。

 

「やっぱりあっちから消すか!来い!福音!」

 

そう言うと凰牙は皆が居る方に向かって飛ぶ。

凰牙に呼ばれた福音も一夏と距離をとり、合流する。

 

「待て!」

 

すぐに追いかける。

 

「これで終わりだぜ!ラゴウ!」

 

[全門開放チャージ開始]

 

凰牙と福音が皆の居る方に向かって構える。

 

「終わり?そんなことはない!終わるのはお前だ!」

 

箒さんが声を上げる。

ボロボロの機体で前に出て刀を構える。

 

「なんだとぉ!?」

 

「『信頼』出来る仲間が居る限り何度でも、立ち上がれる!」

 

「仲間が居るから!『勇気』は無限にわいてくる!」

 

一夏が箒さんの言葉に続ける。

箒さんの隣で雪片弐型を構える。

 

「1人では出来なくても!」

 

俺も声を上げる。

一緒にタクティカルアームズを構える。

 

「「「力を合わせれば!出来ないことはない!」」」

 

その瞬間、背中のフェニックスが虹色の光を放つ。

 

「虹…?」

 

「なんて…暖かい光…。」

 

「おい!星夜の横に!?」

 

「ユニコーンさん!?」

 

「レオ!?」

 

俺の横にさっきまで毒にやられて倒れていたはずのユニコーンとレオが居た。

 

「なぜだ!あいつらは確かにウィルスに犯されたはず!あの蛇ならともかく!」

 

凰牙が焦ったような素振りをする。

 

『新たなる力…』

 

頭の中にフェニックスの声が響く。

 

「なんだ!?この声は!?」

 

「新たなる力…だと?」

 

一夏と箒さんにも聞こえているようだ。

 

『呼べ…その名を…』

 

「来い!輝刃!」

 

頭の中に浮かんだ名を呼ぶ。

するとユニコーンとレオから蒼と白の光が放たれ、タクティカルアームズに注がれた。

 

「あれは…。」

 

「星夜の武器が…。」

 

「データウェポンに…。」

 

「進化しちゃった…。」

 

俺の目の前に見たこともないデータウェポンが居た。

白を基調とし、獣の体、頭には真っ赤な長い角。

まるでユニコーンとレオを足した感じだ。

 

『新たなる力、汝等なら使いこなせるだろう。また会おう…。』

 

気がつくとフェニックスが虹色の粒子となって消えていった。

輝刃を産み出すので力を使い果たしたのか。

心の中でフェニックスに礼を言いながらやるべきことをやらねば。

 

「輝刃ドライブ!インストール!」

 

俺が叫ぶと輝刃はその場で変型し、巨大な剣になった。

 

「一夏!行くぞ!」

 

「おう!」

 

一夏が零落白夜を発動する。

俺も同じようにファイナルアタックを発動準備に入る。

 

「輝刃ブレイカー!」

 

「白式・雪羅!」

 

「「ファイナル!アタック!」」

 

輝刃ブレイカーの刃から莫大なエネルギーの刃が形成される。

 

「うおおぉぉ!」

 

[理解不能、危険度不明、迎撃]

 

凰牙と福音が大量のエネルギーを放つ。

しかし、それは2つの光の刃で切り裂かれた。

 

「このぉ!!」

 

凰牙がぎりぎりのところで避けたようで装甲の一部がかけている。

 

「へっ!貴様はもうエネルギーはねぇな!」

 

「くっ!避けたのか!」

 

「福音も撃破仕切れていない!」

 

[ダメージ上昇、排除]

 

向こうもダメージがある。

まだ機体としてのコンディションはこっちがましだ。

俺と一夏は再び凰牙と福音との格闘戦に入る。

 

「ラゴウ!やつらを喰ってこい!」

 

凰牙がラゴウを外し、召喚する。

 

「輝刃!ユニコーン!レオ!」

 

こちらも輝刃をブレイカーモードから通常形態にする。

まだダメージの無いユニコーンとレオも皆の直援に回す。

輝刃とラゴウは高速の格闘戦を始める。

 

「ラゴウに追い付くとはやるな!あの新顔!」

 

「ラゴウだけを見てる余裕は無いぞ!」

 

俺はひたすら凰牙と殴り合いを続ける。

機体のダメージは向こうが多いがこちらはエネルギーが無い。

 

「星夜!」

 

皆が後方から撃てる武装を使い弾幕を張る。

その隙に箒さんが近づいてくる。

 

「受けとれ!」

 

そういわれ手を握るとエネルギーが全回復した。

 

「これは…?」

 

「〈絢爛舞踏〉…紅椿のワンオフアビリティーだ。」

 

「ありがとう。」

 

「礼を言うのは私だ、しかし、それは後だな。」

 

「そうだな。やることをやらないと。」

 

2人で凰牙を見る。

 

「くっ!?エネルギーの回復だと?ラゴウ!これで決めるぞ!」

 

凰牙は再度ラゴウを装備してファイナルアタックの準備に入る。

 

「輝刃ストライカー!」

 

「雨突!空裂!」

 

今度は輝刃が弓矢のような形に変型する。

矢のところには角がある。

輝刃ストライカーにエネルギーを送る。

絢爛舞踏のエネルギーを貰ったためか機体と輝刃が金色に輝く。

箒さんは刀を構え、そちらにエネルギーを送っている。

 

「「ファイナルアタック!」」

 

まずは箒さんの斬撃と突きによるエネルギー刃が飛ぶ。

凰牙が放ったラゴウのファイナルアタックと当たり、その威力を殺ぐ。

そのまま大量のエネルギーを纏った輝刃と共に突撃する。

 

「これでえぇぇ!」

 

「なっ!?ぐあわぁぁ!」

 

突撃の勢いで凰牙は弾き飛ばされ、海へ落ちる。

 

「一夏は!」

 

「先にエネルギーは渡したがすぐに援護を!」

 

落ちた凰牙は無視してまずは福音に向かう。

 

「星夜!箒!福音はでかいのを撃つつもりだ!」

 

こちらに気付いた一夏。

福音を見ると残りのエネルギーを溜めている。

 

「あの威力だと零落白夜でも消しきれない。」

 

「確かに…。」

 

「星夜、前に試合でやった全データウェポンのファイナルアタックならどうだ!?エネルギーなら絢爛舞踏で!」

 

箒さんが言う。

 

「そうか!それなら完全にあれを相殺出来る。そのあとの隙をついて一夏が斬れ!」

 

「わかった!」

 

俺の後ろに箒さんが回り、背中に手を乗せる。

紅椿からエネルギーが送られて来る。

先程のフェニックスの如くエネルギーが増え続ける。

 

「データウェポン!ドライブインストール!」

 

フェニックスの置き土産か全データウェポンの傷は治っていた。

バイパーも平気だ。

 

右腕にユニコーン

右脚にレオ

左腕にバイパー

左脚にドラゴン

胴体にボア

そして前回付けれなかったブルを右肩に装備する。

 

「「スパイラルアタック!!」」

 

箒さんと同時に叫びスパイラルアタックを放つ。

7色の光が福音に向かう。

 

[高エネルギー反応、迎撃]

 

福音も迎撃のため全てのエネルギーを放つ。

お互いに大量のエネルギーがぶつかり合い、大爆発を起こす。

 

「終わりだぁ!」

 

そのまま一夏が左腕の装備からエネルギークローを展開し右手の雪片と一緒に振る。

福音は機能を停止し、解除される。

パイロットの女性が落ちそうになるが先回りした輝刃が背中に乗せる。

 

「これで状況は終了か…?」

 

「凰牙は?」

 

「海に落ちてそのまま撤退したみたい。」

 

「結局顔は見れなかったわね。」

 

「本部、聞こえますか?こちらデュノアです。」

 

先程海に落とした凰牙に警戒しながら通信を試す。

 

『こ……は…部……えるか…』

 

最初は雑音が入っていたが徐々に収まっていき。

 

『こちらは本部!お前たち!聞こえるか!』

 

「はい、こちらは全員無事です。」

 

「福音の回収に成功しました。パイロットも、無事なようです。」

 

『そうか、ユニコーンドリルとレオサークルが急に消えたときは驚いたぞ。』

 

「織斑先生の驚いた顔…珍しいかも。」

 

「確かに…珍しいですわね。」

 

「私も見たことはないな。」

 

『つまらんことを言ってないでさっさと戻ってこい。医療班も待機している。』

 

「わかりました。」

 

全員で旅館の方へと飛んでいく…。

長かった戦いの終わりを感じながら。




はい、ここまで!
長い…書きたいこと書きまくったらなかなか長文に。

この作品の輝刃はユニレオの合体ではありません。

別個体です。なので同時に使うことも出来ます。

ご意見、ご感想はお気軽にどうぞ!

――

夏「やっと終わったか…。」
星「あぁ…。」
夏「これでやっと箒に渡せるぜ。」
星「何を?」
夏「今日さ箒の誕生日なんだよ。だからプレゼント。」
星「そうなんだ。あとで俺も北斗にバースデーメール送るか。」
夏「たしか北斗ってこの前の喫茶店の奴だよな。」
星「そう。」
夏「友達って大切だよな。」
星「あぁ、大切だな。」

次回!IS戦士電童

第40話《帰り道》

夏・星「「皆無事でよかった。」」
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