IS戦士電童   作:東風乃扇

43 / 67
みなさんお久しぶりです。

東風乃扇です。

色々あって投稿が遅れました。
それでは第42話のほほんと行くよ~。


第42話《期末試験》

7月のある日。

俺─天野星夜─は道場にて親友であり、同門の銀河と組手をしていた。

 

「久しぶりだけど、なまってなくて良かったぜ。」

 

「あいにく、今まで以上に体を使う場所に居るからな。」

 

ましてや命がかかってる時もあるからな。

 

「よし!2人ともそこまで!」

 

こちらを見ていたみどりさんがパンッと手を叩き、合図をする。

 

「「ありがとうございました。」」

 

互いに向き合い、礼。

 

「しかし、人数増えましたね。前はこの半分位でしたよね?」

 

道場にある門下生の一覧を見て呟く。

 

「あぁ、星夜くんが2人目の男性操縦者って判明した直後に取材やら何やら沢山来てね。おかげで入門希望が一気に増えたのさ。これでも減った方さ。」

 

やれやれとみどりさんが言う。

 

「ご迷惑お掛けしてます。」

 

一夏も自宅に色々と来たって言ってたしな。

 

「1人でもしっかりとやってたみたいだね。動きは前より良くなったじゃないか。」

 

「ISは本人の動きが反映されますからね。それに、折角教わったことを無駄にはしたくありませんし。」

 

「うん、あんたなら大丈夫だね。またいつでも来な。」

 

「はい、機会があればまた。」

 

「土産話もよろしくな!星夜!」

 

「ネタがあればな。」

 

今日は久し振りに道場で来ることが出来た。

流石に学園だと手合わせできる人もいないのでもっと来たいのだが。

 

普段ならこのまま近くのお店とかを見て回るところだが期末試験も近いので素直に帰って勉強をしよう。

 

「図書館、空いてるかな?」

 

試験が近いこともあり、図書館で勉強する人も多い。

 

「あまのんもべんきょ~?」

 

図書館に入ると本音さんが声をかけてきた。

 

「試験も近いしね。」

 

「おぉ~えらいえらい。」

 

「本音さんも勉強?」

 

「そうだよ~。折角だから一緒にやろ~。」

 

そう言って手招きをする本音さん。

 

「うん。よろしく。」

 

手招きされるままに席につく。

そして勉強道具を広げる。

 

「まずは一般教科からかな…。」

 

「よ~し。頑張るぞ~。」

 

「ごめんね本音。少し遅れ…星夜くん!?」

 

席に近づいてきた簪さんが驚く。

 

「かんちゃん、あまのんも一緒にやるって~。」

 

「あっ簪さん。ごめんね。相席させてもらってるよ。」

 

「あっうん。よろしく…。」

 

簪さんも席につく。

 

「一般教科なら基本を押さえておけば大丈夫かな?」

 

「まだ半年ぶんだからね。そこまで難しい事もないよ。」

 

「そうだね~。」

 

3人で今までの内容を復習していく。

お互いに問題を出しあったり、説明しあったり。

 

「まぁ、一般教科はこれくらいかな?」

 

「特に問題は無さそうだね。」

 

「次はIS関係だ~。でもその前に休憩~。」

 

そう言い机に倒れ込む本音さん。

 

「そうだね。少し休憩しよっか?」

 

「うん、そうしよう。」

 

図書館内は流石に飲食禁止だが近くに食堂があるのでそちらに移動して3人でお茶を飲む。

 

「そう言えば、簪さんと本音さんは夏休みは予定とかあるの?」

 

「私は特に無いかな…。家に帰るくらい?」

 

「そんな感じ~。でもたっちゃんさんが何かするかも~。」

 

「なるほど。楯無先輩ならなんか企画しそうだ。」

 

あの人は退屈とか嫌いそうだしな。

 

「どうしてそんなこと聞いたの?」

 

「ただ何かするのかなって。ちょっと気になっただけ意味はないよ。」

 

「本音の言う通り、おねえちゃんが何かするかも…。星夜くん、気をつけてね。」

 

「それは気をつけてどうにかなるのか?」

 

あの人が全力で来るとどうにもなら無い気がする…。

 

「さて、後半も頑張るか…。」

 

「うん。頑張ろうね。」

 

「お~。」

 

図書館に戻り、IS関連の書物とにらめっこしながら今までの内容を復習していった。

 

「あっ!そ~いえば。」

 

「どうしたの?本音さん。」

 

勉強が一通り終わり、片付けをしていたら本音さんが思い出すような仕草をする。

 

「あまのんとかんちゃんのデートってどうなったの~?」

 

鈴と@クルーズに行った翌週にセシリアさんと簪さん、それぞれと@クルーズに行った。

特に問題とかはなかったが鈴が俺に食べさせていたのを知っている2人は当然同じことをしてきた。

さらに簪さんは俺が食べさせてあげるのもやった。

 

「いくら本音でも…教えない…。」

 

「ざんね~ん。」

 

簪さんが顔を赤くしながら言う。

本音さんはからからと笑いながら残念がる。

 

「2人とも、今日はありがとう。色々とわかったよ。」

 

「うん、また何かあったら聞いてね。」

 

「あまのんも頑張ってね~。」

 

今日も特に問題なく終わった。

 

──

 

数日後、3日間にわけて期末試験が行われた。

手応えは悪くない。

赤点は無いだろう。

 

「だぁー。やっと終わったー。」

 

最後のテストが終わると同時に机に倒れ込む一夏。

 

「ふぅ。」

 

「なぁ、星夜はどうだった?出来たか?」

 

一夏が倒れたまま顔をこちらに向けて聞いてくる。

 

「悪くない。赤点は無いだろ。そう言う一夏は?」

 

「俺もそんなに悪くはないけどやっぱIS関連の部分がな~。」

 

「なら、問題無いだろ。」

 

「そっか、さっきのテストの選択ってAADBCCでいいんだよな?」

 

「あれ?AADBCDじゃなかったのか?」

 

俺もCかDで悩んだやつだ。

 

「まじか!?ちょっと自信なかったんだよな~。」

 

「む、最後はDではなかったか?」

 

箒さんが頭を傾げながらやって来た。

 

「箒もDか…。」

 

「セシリアさんとシャルとラウラはさっきのテスト選択問題最後のどれ選んだ?」

 

こう言うときは他のやつにも聞こう。

 

「えっ僕はCを選んだけど。」

 

「私もCを…。」

 

「あれのDは引っかけだぞ。星夜と箒は残念だったな。」

 

「まあ、全部が駄目って訳じゃないし。」

 

「そうか、あれはCだったか…。」

 

「よし!とにかく飯行こうぜ!飯!」

 

一夏が立ちあがり、声を出す。

 

「そうだな。行くか。」

 

皆で食堂に向かった。

 

「みんな、お疲れさま。」

 

「星夜に一夏はちゃんと出来たぁ?」

 

食堂では先に来ていた鈴と簪さんがお互いに先程の試験に関して話していたようだ。

 

「鈴、俺を甘く見るなよ。バッチリだぜ!」

 

「まぁ、赤点は無いだろ。」

 

「あんたたちは赤点ギリギリだと千冬さんが怖いんじゃない?」

 

「う、確かに。」

 

「俺達ってよりも専用機持ちには全体を牽引する位の実力が求められてるからな。」

 

それぞれ食事を決め、受け取ってからテーブルへ。

 

「そう言えば皆は夏休みどうすんだ?」

 

一夏が皆に聞く。

 

「僕は一度国に帰らないとね。会社関係の事もあるし。」

 

「私もですわ。色々とあちらでやらないといけないこともありますので。」

 

「私もそうだ。部隊の事もあるからな。」

 

「面倒だけど帰らないとうるさいしね。」

 

シャル、セシリアさん、ラウラ、鈴がそれぞれ答える。

 

「俺はGEAR関係で出かける位かな。」

 

「おねぇちゃんと家に帰るくらいかな。」

 

「私は何もないな。」

 

「やっぱり海外組は皆帰るのか。」

 

一夏がそれぞれの答えを聞き頷く。

 

「お土産位買ってくるからおとなしくしてなさいよ。」

 

「俺は子供か!?」

 

鈴が一夏をからかう。

 

「そう言う一夏はどうなんだよ?」

 

「俺か?とりあえず家に帰って掃除しないとな。」

 

「まぁ、一夏らしいな…。」

 

「学園に居ないのは前半だけだから、帰って来たらどこかにでかけようよ。」

 

シャルが一夏に提案する。

 

「そうだな!皆で何かやれるといいな!」

 

…安定の一夏だ。

 

「……うん、そうだね。」

 

シャルがあきれながら答える。

 

「あれ?シャル、どうかしたのか?」

 

「なんでもないよ。」

 

シャルはふてくされながらそっぽを向く。

 

「んん??」

 

一夏はわからないって、顔をしている。

 

「まぁ、皆で何かするのはいいかもな。」

 

「でも、なにやるのよ。星夜。」

 

「夏休みは皆でキャンプやバーベキューをすると聞いたことがあるぞ。」

 

「日本の夏と言えば花火だと聞きましたが。」

 

「確かにその辺は定番だね。」

 

一夏を無視してこちらは皆で何が出来るか話し合っていた。

 

──

 

一学期の最終日、全校集会の後、教室にてLHRが行われていた。

 

試験の結果?

誰1人として赤点は居なかったよ。

 

「では、以上が夏休みの宿題です。忘れないよう、しっかりと計画を立ててやってくださいね。」

 

教壇では夏休みの宿題を配り、それぞれの説明をする山田先生。

 

「遠方から来ている人たちは色々と忙しいかも知れませんが学生の本分は勉強ですからね?忘れないようにお願いします。」

 

ちなみにこの宿題、量はそんなに多くはないがIS関連の物などもあるため難易度は高い。

さらに専用機持ちは特別課題もある。

 

「休み明けにだらけきった顔を見せたら遠慮なく鍛えてやるから安心しろ。」

 

織斑先生がクラスに向け、冷徹な笑みを向ける。

 

「せ、節度を持ってメリハリのある生活を送ってくださいね。」

 

なぜか山田先生まで軽く怯えていた。

まさか今の言葉の対象は山田先生なのか?

そのままLHRが終わり解散となる。

 

「セシリアさん達はいつから帰るの?」

 

「私は明日には出発しないと…あちらでのスケジュールが結構詰まっておりまして。」

 

スケジュール帳を見ながらセシリアさんが答える。

 

「私も明日だ。軍の報告等やることがあるからな。」

 

ラウラが手元の端末を操作しながら答える。

 

「僕もだよ。なんだかんだあれ以来直接顔を会わせるの初めてだから少し緊張するけど。」

 

少し緊張した面持ちのシャル。

 

「あたしもそんな感じね。あ~めんどくさい~。星夜、代わりにやってよ。」

 

だるそうに机に倒れ込む鈴。

 

「なんで俺が鈴の代わりに中国に行かなきゃいけないんだよ。あの厳しい管理官さんに怒られるぞ。」

 

確かヤンさんだったか。

 

「うぐっ…。」

 

流石にあの人に怒られるのは嫌らしいな。

 

「皆初日から帰るみたいだけど、帰りはどうなんだ?」

 

一夏が帰りの予定を聞く。

 

「あたしはそんなに長くならないわよ。7月中には帰ってこれるわね。」

 

鈴がすぐに答える。

 

「恐らくこちらは皆、欧州合同IS演習の後だろう。8月の初旬になるな。」

 

ラウラが答える。

 

「うん、そうだね。」

 

「そうですわね。」

 

シャルとセシリアさんが頷く。

 

「そうか。あと、欧州合同IS演習ってなんだ?」

 

「その名の通り欧州で行うISを使った演習。イグニッションプランの一環だよ。」

 

「ISのみならず、それぞれの国が開発した最新技術の発表の場ともなっておりますわ。」

 

一夏の疑問に対してシャルとセシリアさんがこたえる。

 

「へーそんなのもやるのか。皆大変だな。」

 

「俺や一夏、箒さんは専用機持ちとしては異端だからな。」

 

「そうだな。本来はそれぞれの国の代表や候補生の中から選ばれる、我々はそういった努力無しに貰っているのだからな。」

 

「そうよ。その辺しっかりと覚えておきなさい。いつ難癖付けられるか解らないから。」

 

俺達を見ながら鈴が言う。

 

「一夏に関しては『千冬さんの弟』だから手を出さない奴が多いけどあんたたちはそう言うの無いからね。」

 

「そうだな。時折不穏な噂も聞く、2人とも気を付けておくといい。」

 

鈴の言葉にラウラが反応する。

 

「なんで俺は千冬姉の弟だから平気なんだ?」

 

「初代ブリュンヒルデに睨まれたらIS関連の会社からはいい顔はされないよ。」

 

「それに織斑先生のファンの方は非常におおいですし。」

 

「俺はまだGEARって後ろ楯があるけど箒さんは何も無いし。」

 

一夏の疑問にシャル、セシリアさん、俺が答える。

 

「うぅ、そうか…そうだよな。」

 

いまだに自分が姉に守られている事実を知り、少し考えるような仕草の一夏。

 

「まぁ、私も星夜も学園内ならそう襲われたりすることはないだろう。」

 

「そうだな。何かあれば先生とかに相談すればいいだけだし。それよりも帰って来たら皆でバーベキューとかしたいな、どうかな?」

 

「おお!それいいな!」

 

なんか辛気くさくなりそうなので話の流れを変える。

一夏が反応する。

 

「そうだね。折角だからやりたいな。」

 

「きっとたっちゃんさんが準備してくれるよ~。」

 

簪さんと本音さんも賛同する。

あの人だけに準備させたらそれはそれで問題だな。

 

「じゃあ帰って来たらやろうね。」

 

「ふむ、それは楽しみだ。」

 

「出来れば日本の花火も見てみたいですね。」

 

シャルとラウラは帰国後の楽しみができて喜び、セシリアさんは希望を述べる。

 

「花火に関してはこっちで調べておくよ。この時期は花火大会も多いし。」

 

「よろしく頼みますわ。」

 

このあと、皆の予定を軽く確認して解散する。

明日から帰る為準備もあるセシリアさん達はそのまま部屋へ向かった。

 

「さて、少し体を動かすか。」

 

俺はアリーナに向かって歩く。

 

「星夜、自主練か?」

 

箒さんが声をかけてきた。

 

「うん、しばらくGEAR関係で出来ないかも知れないしね。」

 

「そうか、なら私と手合わせを願えないか?やはりまだまだ紅椿を活かしきれていないのでな。」

 

「いいよ、こっちも1人より2人のほうがやれることも増えるし。」

 

「すまない。ではアリーナで。」

 

「わかった。」

 

そして、アリーナにて電童と紅椿が向かい合う。

俺の手には実体剣が握られている。

 

「ほう、私に対して剣で挑むのか。」

 

「折角だから剣での間合いの取り方とかを箒さんから学ぼうと思ってね。」

 

「良いだろう。篠ノ之流剣技、特と見ろ!」

 

箒さんも刀を一本だけ構える。

 

「「勝負!!」」

 

お互いに正面からぶつかり合う。

そのまま鍔迫り合いの形になる。

 

「パワーは互角か。」

 

「お互いにハイパープラズマドライブと展開装甲を使わないのはって無いけどね。」

 

一度力を込めて振り払い、距離を取る。

だが、箒さんはすぐに踏み込み、上段から斬りかかる。

こちらは剣を振るい、刀を弾く。

 

「これは防げるか…なら!」

 

「くっ!」

 

すぐさま体制を整え、素早く突きを出す箒さん。

首筋を正確に狙う切っ先を何とかよける。

 

「その避け方は間違いだ!」

 

突きの体制からそのまま刀を振り抜く箒さん。

肩にダメージが入る。

 

「立て直してなどさせんぞ!」

 

そのまま刀を返し、斬り上げる。

 

「このままやられるか!」

 

とっさに刀を蹴る。

 

「残念だがこちらは二刀流だ!」

 

いつのまにか左手にも刀を握っていた箒さん。

横一閃に斬撃が入る。

 

「くぅ、このっ!」

 

こちらも強引に剣を振るう。

 

「太刀筋が見え見えだぞ!」

 

ひらりとこちらの剣を避け、素早い連撃を入れる箒さん。

後ろに大きく飛び距離を取る。

 

「やっぱり剣じゃ勝負にならないか。」

 

「これに関しては簡単に負けるわけには行かないからな。」

 

「じゃあ、これならどうかな?」

 

剣をしまい、次の武器を取り出す。

 

「それは…ヨーヨーか…?」

 

「そう。ラウラのワイヤーブレードみたいなものだよ。」

 

「様々な武器を使い分けるお前やシャルロットには感服する。」

 

「シャルほどでは無いけどね。じゃあ、いくよ!」

 

「来い!」

 

左右のヨーヨーを時間差で放つ。

箒さんは一撃目を避けて、二撃目を弾く。

 

「くっ!なかなか重いな。」

 

「見た目に騙されると痛い目見るよ!」

 

このヨーヨーは軽くエネルギーを纏っているため、物理的なダメージと軽いエネルギーのダメージが入る。

 

「なら、これで!」

 

箒さんはヨーヨーを避けると同時にこちらに飛び込む。

 

「狙い通りだ!」

 

ヨーヨーの糸はエネルギーなので斬ることは出来ない。

さらにヨーヨー本体と手の間に多少の障害物があっても制御することが出来る。

 

「なっ!?後ろから!?」

 

帰ってくるヨーヨーは箒さんの背中に直撃する。

 

「いくらISには死角が無いと言っても扱ってるのは人間だからね。」

 

「折角の機能を活かしきれない所か無くすとはな。まだまだ修行が足りん。」

 

「その為の学園でしょ。」

 

「そうだな。一度休憩しよう。機体の調整もしたい。見てくれないか?」

 

箒さんがピットを指差す。

 

「俺が出来る範囲なら喜んで。」

 

2人でピットに向かおうとする。

次の瞬間、各ピットの扉が開き打鉄やラファールを纏った生徒たちが飛び出し俺達を囲む。

その数は10機。

 

「何か俺達に用ですか?」

 

「ふん!男の癖にISが使えるからって専用機を貰って調子に乗ってんじゃないわよ!!」

 

俺達の目の前のラファールを纏った生徒がライフルを向けながら吠える。

 

「それを言ったら一夏も同じですが?」

 

「あんたも姉が開発者だから貰っただけの癖に!」

 

打鉄を纏った生徒が刀を箒さんに向ける。

 

「今ならまだ何もなかったですみますよ?」

 

「折角の夏休みを反省部屋で過ごしたくはあるまい?」

 

「いくら専用機と言ってもエネルギーが減った状態でこの数相手に何とかなると思ってんの?」

 

「先輩に対する口の聞き方がなってないわね!教育してやるわ!」

 

全く、こちらは穏便に済まそうとしただけなのに。

一斉に射撃武器を構え撃ってくる。

 

「はっ!」

 

「この程度!」

 

俺は下に箒さんは上に移動し、回避する。

 

「このまま袋叩きよ!」

 

「させるか!」

 

取り囲もうと動き出した相手のラファールに対して呼び出したトマホークを投げつける。

 

「きゃっ!?」

 

「貰った!」

 

トマホークを避けた所に箒さんが飛び込み一閃の元に斬り伏せる。

まだ撃墜には至って無いようだが包囲が崩れたのでそのまま突破する。

 

「まずは囲みを突破!」

 

「この程度の連携でどうにかなると思われたのなら心外だな。」

 

相手と向き合う。

 

「星夜、私はまだ飛び込むしか能がない。援護を頼めるか?」

 

「当然、任せてよ箒さん。」

 

「来るわよ!生意気な赤いのからブッ潰せ!」

 

刀を両手に構え、飛び込む箒さん。

こちらは各射撃武器を装備して狙いをつける。

 

「はあぁぁ!」

 

「こいつ!一年の癖に!」

 

正面で刀を構えていた打鉄と斬り結ぶ箒さん。

同時に3人程から近接戦を仕掛けられるが1つ目を避け、2つ目を弾き、3つ目をカウンターでぶっ飛ばす。

相手の真ん中辺りのISは箒さんに任せこちらは遠巻きで箒さんを撃とうとしているISに向けミサイルを発射。

 

「くっ!?安全な所からしか狙えない軟弱な男が!」

 

「好きに言ってろ。」

 

ミサイルを回避するか迎撃する所に合わせてライフルやバズーカ、キャノン砲を撃ち込む。

 

「うわあぁ!」

 

「これで終わり!」

 

最後に一番貫通力があるゴーガンを放つ。

体制を立て直す暇も無いままエネルギーが無くなり、ISは墜落していく。

 

「こちらも終わったぞ。」

 

箒さんも最後の一機を斬り落とした。

 

「織斑先生、聞こえますか?天野です。」

 

取り敢えず織斑先生に報告しないと…。

 

「この馬鹿共はこちらで後はやる。お前と篠ノ之は帰っていいぞ。」

 

「わかりました。お願いします。」

 

「失礼します。」

 

織斑先生に後を任せ、寮に戻る。

 

「まさか言ったそばから襲われるとはね。」

 

「噂をすれば何とやら…だな。」

 

今後はないといいけど…。

 

「やはり、様々な武器を使えるよう、訓練をするべきか?」

 

「どうしたの?」

 

「今回は遠くの敵を星夜に任せたが仮に共に戦うのが一夏だったら2人とも遠くの敵を倒す手段が乏しい…。」

 

「確かに、今の一夏は荷電粒子砲が使えるけど制約も多いからね。出来ることの幅が広くて困ることは無いんじゃないかな?」

 

「あぁ、今後の課題だな。機体にも早く慣れんとな。」

 

「次は何かデータウェポンでも使ってみる?」

 

「そうだな。考えておこう。その時は頼む。」

 

「うん。じゃあお疲れ様。箒さん。」

 

「あぁまたな。星夜。」

 

箒さんと別れ、部屋に向かう。

 

「ただいま~。」

 

誰も居ないけどやっぱり言ってしまう。

 

「そうだ。予定を確認しておかないと。」

 

GEARに連絡して夏休み中の予定を確認しておこう。

メールが来ていて予定が書かれていた。

 

「え~と。欧州合同IS演習は8月の2~4日の3日間で前後1日を移動に使う予定か。それ以外も何回かはGEARで仕事か…。」

 

主にデータ取りか各種インタビューとかだな。

 

7月の間に宿題は終わらせておかないとな…。

 

 




はいここまで。

なんかグダグダしてしまった。

さて、夏休みはオリジナルマシマシだよー。
頑張って行きます。

この作品の設定集みたいなのって作った方がいいのかな?

ご意見、ご感想はご自由にどうぞ!

────

夏「よし!明日から夏休みだ!」
星「宿題はちゃんとやれよ。」
夏「わかってるよ。あの量を忘れる分けないだろ。」
星「入学前に参考書捨てたくせに。」
夏「ぐっ!?それを言われると反論出来ない…。」
星「織斑先生に怒られたくないし7月中には終わらせたいな。」
夏「俺もそう思う。」
星「その後は皆で騒ごう。」

次回!IS戦士電童

第43話《夏休み》

夏・星「「まずは各種問題集だ!!」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。