東風乃扇です!
調子に乗ってもう一話行きますよ!
戦闘の描写って難しいね。
さぁ遂に電童!!リフトオフ!!
俺がIS学園に入学してから一週間が経った。
今日はクラス代表を決めるため、俺と一夏、オルコットさんが対決する。
第三アリーナのピット、待機室にあたる部屋にて俺は精神を研ぎ澄まして試合に備えていた。
機体は万全、体の調子も良好だ。
まだ一夏のISが届いてない為、最初にオルコットさんと戦うのは俺なる。
この一週間で仲良くなった本音さんと簪さんが、先ほどピットまで激励に来てくれた。
今は観客席にいるのでここには居ないが、応援されて悪い気はしない。
今までGEARでの模擬戦しかやってない、始めての対戦だ。悔いのないよう、全力で行こう。
『天野くん、準備はいいですか?』
部屋に備え付けられたスピーカーから、山田先生の声が聞こえる。
「はい、準備は万端です。」
答えると同時にピットのハッチが開き始める。
『では、天野くんのタイミングで出てください。』
一度息を吐き、心を落ち着かせる。
そして前を見て。ISを展開する。
青の装甲が体を包み込む。
四肢にはホイールの様なパーツが付き、動作確認の為か軽く回転する。
そしてヘルメットの前方に付いていたバイザーが上がり展開が終了したことを伝える。
──
珍しい
これが俺の愛機、第二の体。
ズシリ、と重たい音をたてながらカタパルトに立つ。
「天野星夜、電童!行きます!!」
力強く叫ぶとカタパルトによって加速し、アリーナに向かい射出される。
アリーナの中央付近には、オルコットさんが
正面に対峙するように飛び、静止する。
「お待たせしました。オルコットさん。」
「えぇ、お待ちしておりましたわ。天野さん。」
こちらを見るオルコットさん。
ブルー・ティアーズ、ネットで写真は見たけどやはり直接対峙すると違うな。
彼女の経験からか、余裕が感じられるが隙はない。
「天野さん、私はまだ貴方の全てを知りません。その実力を見せて頂きます!」
「わかりました。俺も貴方をまだまだ知らない。代表候補生まで登り詰めた意思と力、見せてくれ!」
それぞれが構える。
俺は拳を…彼女は銃を…
全く知らない相手ではない。でも、戦うのは初めてだ。
持てる力、全てをぶつける!それが戦う相手に対して出来る最大の礼儀だ!
『それでは……セシリア・オルコット対天野星夜の試合を始めるっ!』
試合開始のブザーが鳴り、先に動いたのはオルコットさんだ。
構えた銃から電童に向かい一筋の閃光が走る。
身を捻りに回避するが掠ってしまったらしく、軽微のダメージがアナウンスされる。
狙いが正確なお蔭で予測出来たから、直撃を避けれた。
そのままオルコットさんは、距離を取るため後ろに後退しつつ射撃を行う。
こちらは回避を続ける。オルコットさんの癖を見破るために。
「なかなかやりますわね。なら、これで!」
オルコットさんはそう言いながら機体から4つの影を射出する。
「踊りなさい!セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる
ブルー・ティアーズの特徴と言える武装、
名前が被って解りづらいな。ビットとも呼ぶ。
ともかくこの時点で俺は本人を含めた5つの砲口から狙われるわけだ。
「天野さん、貴方先程から何をしてますの?武器を出さずに私に勝つつもりですか?」
セシリアさんの言葉に、激しくなった閃光の嵐を掻い潜りながら答える。
「じゃあ、見せてあげますよ!」
四肢に付いているホイールの様なパーツ〈ハイパープラズマドライブ〉が回転を始める。
回転が上がるにつれ、四肢それぞれにエネルギーがたまる。
技に警戒しながらも正確な射撃を繰り返すオルコットさん。
射撃の癖は読めた。ビットは反応の弱い部分を狙うようしている。
だから位置を誘導できる。
よし、ここだ!
四肢に貯まったエネルギーを、一気に解放する。
「閃光!!雷刃撃!!」
ハイパープラズマドライブからのエネルギーを解放し、そのまま自身を回転させて周囲を焼き払う技だ。
想定外の攻撃だったのか、オルコットさんは反応できずビット4機を一瞬にして失う。
射程ギリギリの位置に居たオルコットさんは、余波を食らって少し体勢を崩した。
その隙を逃さずに接近する。
「うおおぉぉ!!
一気に距離を詰めると正拳突き、回転蹴り、裏拳のコンボを叩き込む。その反動でまた距離が開く。
「ぐうっ…まさかこれほどとは。」
セシリアさんは腹を押さえながらも、こちらを睨み、銃を向ける。
「ですが!まだ負けていません!!」
銃口から再び閃光が放たれる。紙一重で回避をしそのまま一直線に接近する。
「かかりましたわね!!」
ガシャンと音をたてながらブルー・ティアーズからビットが射出される。
「なにっ!!」
予備がある位考えて置くべきだった。
勝手に相手の武器を失わせたと思っていた俺は隙を晒し、そこにビットからミサイルが打ち出される。
直撃し、大きな衝撃と爆炎に包まれる。
機体から警報が流れる。無防備な所で当たったものだから非常にまずい。
機体ダメージ大。防御力低下。
スラスター損傷。機動力低下。
「ぐっ……。やるね。オルコットさん……。」
再び距離が開いた状態で向かい合う。
お互いにダメージは大きい。次に当てた方が勝ちなのは誰が見ても明白だ。
「ふっわずか2ヵ月足らずの初心者である貴方がこれ程のものとは…。」
「お褒めにあずかり光栄ですが…。まだ終わってはいない。」
「えぇ、これで
「望む所だ!!いくぞ!!」
俺は電童と今まで培ってきた技を信じる。
この距離では先程の様に閃光雷刃撃とかを使ってる余裕はない!
ハイパーセンサーから送られてくる情報を受け止める。
オルコットさんが手に持つ銃から、閃光が放たれるとその後すぐに2機のビットからミサイルが打ち出される。
このまま避けた所で、追撃を貰うだけだ。
「はあぁぁ!!」
気合を入れて叫びながら、ミサイルに向かって行く。
「一体何を!?」
そのままミサイルひとつを掴むともう一方のミサイルにぶつける。
あまりにも破天荒な行動の為かビットと本人、両方の動きが止まる。
その隙にビットを殴り飛ばして、オルコットさんの上を取る。
PICの制御を切り、重力によって加速する。
右足のハイパープラズマドライブを、高速で回転させながらオルコットさんに近づく。
「
本来ならば純粋な重量と落下の加速のみで攻撃する技をだが、電童の場合はハイパープラズマドライブによる回転分のダメージが載る。
オルコットさんは咄嗟に銃を盾にしようとするが、焼け石に水だ。
銃が砕け、そのまま本人に当たる。
そして──
『ブルーティアーズ、シールドエネルギー0、勝者は天野星夜!!』
俺の勝利を告げるアナウンスが流れる。
良かった。勝てた。
そんな風に考えていると目の前のブルーティアーズを纏ったオルコットさんが気を失ったのか、そのまま真っ逆さまに落ちていく。
咄嗟に加速して彼女を掴み、抱え込むように抱き寄せる。
減速をかけてはいるが先程の戦闘のダメージが原因か、あまり効かない。
そのまま地面に対して、自分をクッションにするように落下する。
ドガンと、すごい音をたて地面に衝突した。
見た感じオルコットさんに、大きなケガは無さそうだ。
ピットの方から担架をもった先生達が走って来るのを見ながら自分の意識が徐々に無くなっていくのを感じた。
いかにしてビットに対処させようかなって考えてたけど。
閃光雷刃撃で一掃しました。
飛翔烈風波でもよかったかな?
まだDWは出ません。ごめんね!
ではまた次回!
今回も軽く設定紹介を
――――――
IS「電童」
GEARグループにて開発されたIS
第三世代型に当たる
全身装甲型の理由は
「宇宙で活動するのに顔や肌をさらしてはエネルギーが尽きたら操縦者が死んでしまうので密封性のある形にし、エネルギー補給に戻れる可能性を増やすため。」
特徴としては四肢に付けられた
「ハイパープラズマドライブ」だろう。
回転することでエネルギーを生むことが出来、それを放出したり、中に取り込む事で一時的な出力の向上をすることが出来る。
また、星夜は格闘技を使う際にこれらの回転部を当てることによるダメージの増加を狙っている。
その為、一部の技は本家の技からアレンジが加えられている。
他にも秘密があるらしい。