東風乃扇です!
オリジナルの技を出して見ました。
電童なら出来るんじゃないかなって思ってた技です。
よし!張り切って行ってみよう!
セシリア・オルコット
IS『ブルー・ティアーズ』
対
天野星夜
IS『電童』
この対決は俺の勝利で終わった。
だが、終わった直後に絶対防御か、はたまた純粋な衝撃の為か、オルコットさんが気絶してしまった。
そのままだと落下してしまうので、助ける為に自分の体をクッションの代わりにして、地面との直接衝突は避けることが出来た。
その直後に自分も気絶してしまったが……。
──
「…ん……ぅん……んぅん…。」
気がつくと俺はベットで寝ていたようだ。
えーと…試合をして…勝って…オルコットさんが気を失って…助けようとして…
それでベットの上か。
GEARでの模擬戦も、数える程しかしてなかったし、ラファールや打鉄としかやらなかったからな。
結構疲れていたのかも。
「オルコットさんは大丈夫かな…?」
そんなことを考えて居ると扉が開く。
「む、天野、目覚めたか。気分はどうだ?」
「天野くん!大丈夫ですか?痛いところとかありますか?」
織斑先生と山田先生だ。
2人ともこちらを心配してくれている。
「はい。自分は問題はありません。オルコットさんは大丈夫ですか?」
この部屋には当然だが、居ないので先生達に訊ねる。
「安心しろ、お前のお陰で外傷もない、すでに目が覚めて今は織斑との試合に向けて準備をしている。」
「天野くんもすぐに検査をします、結果しだいで試合に出れますよ。」
よかった、無事なようだ。
しかしすぐに次の試合の準備か、流石は代表候補生だ。
「じゃあ担当の先生を呼んできますから、少し待っていてくださいね。」
そう言ってから山田先生は、部屋から出ていく。
「なかなかいい動きだったな天野、拳法か?」
「はい、少林寺拳法の出雲道場で習いました。電童に合わせていくらかアレンジはしていますが。」
織斑先生の質問に答える。
「そうか、山田先生も言っていたが、この後の検査で異常がなければ織斑との試合もできるがどうする?」
「是非やりたいです。後日にしたら楽しみにしてる皆に悪いですから。」
「そうか。では私は次の試合の準備があるからな。しっかり見てもらえ。」
織斑先生が部屋から出ると入れ替わりで、白衣を着た先生が入ってきて検査を受けた。
──
「特に問題は見られませんね。体が丈夫だからかな。」
「鍛えてますから。」
検査も問題なかったので次は一夏との試合だ。
迎えに来た山田先生と一緒にピットに行く。
山田先生に聞いた所、一夏が負けたらしい、しかも自爆だと言うのだからビックリだ。
「織斑くんの準備が終わったら連絡しますので、天野くんも準備をして待っていてくださいね。」
山田先生はそう言ってピットから出ていった。
言われた通り、機体の確認をする。
「機体のエネルギー補充とかは気絶してる間にしてもらったから大丈夫だな。」
確認を終えるとピットの扉が開いて、オルコットさんが入ってきた。
「あっオルコットさん、平気だったんですね。それと一夏に勝ったんでしょ?おめでとう。」
先生から聞いては居たが、やはり目で見ると安心出来るな。
「先程はありがとうございました…。貴方が身を挺して助けて下さったと。」
オルコットさんが頭を下げる。
「頭をあげてよオルコットさん、目の前で助けられるのになにもしなかったらきっと後悔してたから。この前と一緒だよ。」
「貴方の言う通りでしたわ。」
頭を上げながらオルコットさんは言う。
「何が?」
「織斑一夏さんのことです。先程の試合は私が勝ちましたが後一歩の所まで追い詰められました。あの人もまた、覚悟と強さを秘めた瞳をしておられました。」
オルコットさんは続ける。
「私の父は常に母の顔色を伺ってばかりの人でした。それはISが世に出る前からで、女尊男卑の世になってからはさらに情けなく見えました。」
「そんな父を見て、私は育ちました。そして3年前、両親はいつもは別々に居たのに、その日は一緒に列車に乗って事故にあい他界しました。私には莫大な遺産が残り、それを狙う金の亡者が沢山来ました。」
俺は黙ってオルコットさんの話を聞き続ける。
そんな彼女もこちらをしっかりと見つめてくる。
「私が今まで見てきた男性はそんな方ばかりでした。だから、男は弱く、情けない者だと。ですがそれは間違いだったと貴方に教えていただきました。ありがとうございます。そして、今までの無礼を謝らさせて下さい。」
再び頭を下げる。
「オルコットさんがどれだけ苦労してきたのか、全然想像もできないけど、大変だったのと努力をしてきたのはわかるよ。俺は気にしてない。でも、後で一夏やクラスの皆にも謝った方がいいと思う。」
「何かあったらさ、俺で良ければ力を貸すよ。クラスメイトを信じてさ、頼るのは貴族も庶民も関係ないよね?」
オルコットさんに手を差し出す。
今回は普通に握手をしながら、オルコットさんは言う。
「はい、天野さん、『信頼』させていただきますわ。あの…私の事はセシリアと、呼んでくださいな。」
「あぁ、わかりました。セシリアさん。俺も星夜で構いませんよ。」
そういうと嬉しそうな顔をしながら。
「はい!せっ星夜さん!」
元気に返事をしてくれた。
『天野くん、聞こえますか?織斑くんの準備ができました。』
山田先生からの通信だ。
一夏の準備が終わったようだ。
「天野です。わかりました。アリーナに出ます。」
先生に返事をして、電童を展開しながらカタパルトへ向かう。
「あっあの星夜さん!御武運を!勝利を!信じておりますわ!」
「あぁ、セシリアさん。行ってくるよ。天野星夜、電童!行きます!」
セシリアさんが見送ってくれる中、再びアリーナに向かう。
よし、次は一夏が相手か……。
アリーナの中央付近に少し遅れて一夏がやって来た。
「待たせたな!星夜!って変わったISだな?」
「
一夏は初めて見るらしい。
つまり
お互いに手の内が全くわからない状態か。
「俺のは
刀を構えながら一夏が言う。
「ふん、さっきは自爆だっらしいな?力みすぎて同じミスするなよ?」
こちらも拳を握り構えを取る。
『それでは織斑一夏対天野星夜の試合を始める!』
開始を告げるブザーが鳴る。
剣士対闘士の戦いが始まった。
四肢のハイパープラズマドライブの出力を上げながら、一夏に近づく。
一夏は上段に刀を構えて、真っ直ぐに降り下ろす。
左腕のドライブ部分を使い刀を弾く。当たった一瞬で火花が散る。
「なっ!どんだけ速いんだよ!?」
「驚いてる暇はないぞ!」
残った右腕の出力を上げながら殴る。
「
こちらの拳が腹に入り一夏の体がくの字に曲がる。
このまま畳み掛ける!!
両手を合わせて握り思いっきり降り下ろす。
「
一夏が体勢を戻す前に、頭部へ向けて腕を降り下ろす。
そのまま一夏は、勢い良く地面へ叩きつけられる。
「ぐっ…まだ…終わりじゃねぇ!!」
立ち上がり、まだ闘志を燃やす一夏に対して、俺は先程セシリアさんを倒した同じ技を掛ける。
「爆砕!!重落下!!」
全体重に思いっきり加速に加え、最大速度で回転する右足のハイパープラズマドライブ。
「はあぁぁぁ!!」
気合を入れて叫ぶ。対する一夏は避けようともせず刀を構えた。
「いくぜ!星夜ぁ!これが俺の『
一夏が叫ぶと手に持つ刀の形に変化が現れる。
一部が開きそこからエネルギーが溢れ巨大な刃を形成する。
成る程、これは当たれば只ではすまないな。
だがここで怯んではいられない。
奴の刀のより速く当たればいい。それだけだ!!
そう思い出力を上げる、足のハイパープラズマドライブからエネルギーが溢れ出る。そのエネルギーが全身を包み込む。
俺の意思を汲み取り電童が力を貸してくれる。
ならこの技は爆砕重落下改め…
「
巨大な雷となった俺は一夏に向かい加速する。
一夏もこちらが間合いに踏み込むのを、今か今かと待っている。
わずか数秒の出来事のはずなのに長く感じられる。
「うおぉぉ!!」
「はあぁぁ!!」
一夏が刀を横に振るうがこちらが途中から加速したせいか斬撃は体をかすめ、右腕に当たる。
この一撃でこちらのシールドエネルギーが半分近く持っていかれる。
右腕はやられたが、こちらの技が潰されたわけではない。
そのまま加速を失う事なく一夏にぶつかった。
纏っていたエネルギーが白式に纏わりつく。
倒れた白式の上に居る俺はそこから後ろに飛び退き、着地する。
そして後ろに振り向きながら、左手を開きその手の平に右の拳をぶつけ、抱拳礼の形をとる。
その瞬間、白式に纏わりついていたエネルギーが爆発する。
後方で起きた爆風を背中で受ける。
『白式、シールドエネルギー0、勝者は天野星夜!!』
今回も俺の勝ちだ。
――――
「お疲れさまですわ。星夜さん。」
「おつかれさま~あまのん ~。」
「…お疲れさま…天野くん…。」
試合が終わり、ピットに戻るとセシリアさんだけではなく、本音さんと、簪さんも居た。
決着が付くやすぐにダッシュして来たのだろうか?
ISを解除する。
「あぁ、みんな、ありがとう。」
セシリアさんが、タオルとスポーツドリンクを持ってきてくれたのでお礼を言い受けとる。
「いやぁ~あまのん強いね~。2人に勝っちゃったね~。」
「凄く…格好良かった…。」
「まぁ、星夜さんなら勝つと信じて降りました!」
待ってる間にお互いの自己紹介は済んでるみたいだな。
「いや、今回ははっきり言って一夏が理解してないから勝てた気がするよ。」
素直に思ったことを伝える。
「刀だけじゃなくて武器ってのはその長さや重さとかを覚えてから実戦で使うものだ。今日いきなり渡された刀や
俺の言葉に3人はうなずき。
「成る程…確かにそうですわね。」
「じゃあ~おりむーが慣れてたら結果は違ったかも知れないってことかな~?」
「実力はまだ未知数って事だね…。」
「まぁ、その辺は織斑先生がしっかりと指導するだろうから平気でしょ。」
ドリンクを飲みながら答える。
こうして俺のIS学園での初戦闘は、大金星でスタートした。
はい、やっとクラス代表決定戦が終了です!
セシリア対一夏?
ほぼ原作通りだと思ってください。
最初の挑発が無かったくらいですかね。
そしてセシリアさん、完全にこっちに落ちましたね。
かんちゃんはどうなるかまだ、わかりません。
次はリンリンか~『勇気』が出そうなあだ名だよね~。
あれは一夏サイドだね。
ご意見、ご感想はお気軽にどうぞ!
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天野星夜
織斑一夏に続き発見されたISを使える男性。
両親が勤めていたGEARグループの所属となる。
一人称は俺
初対面の人間に対しては少し距離を取る感じに接する。
第一印象だけで人を決めつけずまた、噂などの評価も鵜呑みにはしない。
「自分が知っているのは全てでは無い」と思っているため多角的に見ようとする。
かつては星見町に住んでおり、その際はとなり町の少林寺拳法の出雲道場で習っていた。
その為、生身の戦闘もそれなりにこなせる。
特技はプログラミング(主に玩具のラジコン(人型)をいじっている)
趣味はゲーム