今回は、オリ主が霊媒師と言う設定です。
第1魂 10人目は霊媒師
6年前
僕は両親を失った。
僕は声を失った。
僕は信用する心を失った。
僕の名前は
僕は元々沖縄に住んでたんだけど、とある理由でここにやって来た。それは、親戚を探すためだ。
僕の親戚は皆散らばっていて、何処にいるか分からなかったんだけど、最近、此処に皆いると分かったので探しに来たんだ。
でも、此処に来るまで結構苦労したよ。何せ僕は田舎者だから都会の事なんて何にも知らなくて、どうにかこうにか辿り着いた。最近はどんどん文明の利器と言うものが沢山生まれているのか。
そんなことより、早く新しい家に行かなきゃ。新しい家と言っても、今から行くのはとととかかが昔住んでいた家に行くんだ。
ととって言うのは皆で言うお父さん、かかはお母さんなんだ。
と、前を見ると、もう着いちゃった。
僕は明日から音ノ木坂学院って言う学校に行くんだ。学校なんて行ったことないからよく分からないし想像付かないけど、人が沢山いることは確かだね。
だけど、友達は作らない。だって、僕は人が信用できないから。理由はね、僕は昔、両親を亡くしたからなんだ。その時から、僕は誰も信用出来なくなった。
じさまとおばば以外は。
不安だな・・・
夜
僕は神田明神にやって来た。だけど、違う所が一つ。服装である。
僕の今の服装は平安時代の貴族を思わせる、紫を基調とした式服を身に纏っている。背中には十六夜家に代々伝わる「星座大剣」を背負っている。
七夕『来た!』
僕は星座大剣を取り出し、見えない何かに向かって斬り付ける。すると、不気味な呻き声上がった。
七夕『ふぅ・・あっ、誰か来た!』
僕は急いで隠れた。
そこにやって来たのは3人の女の子。歳は、高校生と小学生?いや、全員高校生だ。僕は感じ取ったオーラからそう推測した。
絵里「ねぇ、にこ、希。やっぱり帰らない?危ないわよ、こんな時間に外に出るなんて。」
にこ「大丈夫よ。いざとなればすぐに逃げればいいんだから。」
希「にこっちの言う通りや。それにうちらがおるやん。」
絵里「私に決定権は無いわけね・・・」
女の子達がそんな会話をしながらやって来た。不味い、まだ此処には沢山の生霊がいるのに。あの子達に被害が及ぶ前に何とかしないと。
そんなことを考えていると、突如生霊が女の子達に向かって突進して来た。
にこ「なっ、何あれ⁉」
どうやら突進している所為か、普通の人にも見えるようになったようだ。
絵里「こっちに来るわ!」
希「はよ逃げな!・・・・あっあれ⁉体が動かない⁉」
不味い!生霊が金縛りをかけ始めた!助けないと!
七夕『はぁぁぁぁぁ!』
僕は物陰から飛び出し、縦に一閃、生霊を真っ二つに斬った。
生霊「グワァァァ!!」
生霊が怯んだ。今の内に封印だ!
七夕『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!』
僕は封印の札を取り出し、封印の呪文を心の中で唱える。すると、生霊は札に吸い込まれた。一瞬光った後、札にはさっきの生霊が浄化された後の本当の姿が描かれていた。
僕はふぅ、と溜息をついた。そこへ、あの子達がやって来た。
希「助けてくれてありがとなぁ。」
僕は喋れないので無言のまま振り返り、そのまま見つめる。僕は誰かテレパシーが使えないかと思い、一度彼女達の頭に訴え掛けてみる。
七夕『僕の声が聞こえるかい?』
すると、紫の髪の子から返事が返ってきた。
希『君は何者なん?』
七夕『僕は通りすがりの霊媒師さ。』
希『テレパシー使えるんはうちだけ?』
七夕『今の所はね。もしかしたら、その二人にも使える日が来るかもしれない。』
希『そうなんやぁ。』
七夕『じゃあ僕はこれで。』
そう言って僕は煙を撒いて去った。
音ノ木坂学院 3年教室
今現在、僕は好奇の目に晒されている。何故なら、僕の服装に問題があるからだ。
今の僕の服装は、音ノ木坂の制服を着ているんだけど、問題は頭。僕は紫のニット帽を髪が見えないくらい深く被り、目には眼帯がしてあり、左目が見えないようになっている。右頬には白の大きな絆創膏が貼ってある。
こうなるのは予想してたけど、やっぱりきついなぁ。
すると、昨日の子、もとい東條希がテレパシーで話し掛けて来た。
希『大丈夫?』
七夕『全然大丈夫じゃないよ。やっぱり都会の学校と言うものは疲れるなぁ。』
希『そう言えば、今日はちょっと来てほしい所があるんやけど、放課後来てくれへん?』
七夕『いいよ。』
僕は東條さんとの約束を取り付けて会話を切った。
アイドル研究部扉前
七夕『此処は?』
希『此処はアイドル研究部。なゆっちにはμ’sに入ってほしいんや。』
七夕『ミューズ?』
希『9人で結成してるんやけどな、なゆっちには10人目になってもらいたいんよ。』
七夕『よく分からないけど、人が沢山いることは確かみたいだね。』
希『それがどうかしたん?』
七夕『あぁ、何でもない。兎に角話だけでも聞くよ。』
東條さんは腑に落ちない顔をしていたけど、僕は気にしないことにした。
希『じゃあ、入って。』
そう言われて僕は部室に入った。
中に入ると、そこには東條さんに負けない位綺麗な人達がいた。
穂乃果「あっ、希先輩。もしかしてその人が合わせたい人ですか?」
希「そう。この子は今日うちらのクラスに転校して来た十六夜七夕ちゃん。」
絵里「あら、十六夜さんじゃない。何で此処に?」
希「うちが連れて来たんよ。10人目のメンバーになってもらうために。」
にこ「へぇ・・って、あんた本気なの⁉」
何か、話が読めない・・・
希「本気やで。カードが、なゆっちが10人目になるに相応しいって告げるんや。」
七夕『ちょっと待ってよ。僕、これからこの人達と一緒に過ごすの?』
希『そうやけど。』
七夕『悪いけど、僕はμ’sには入れない。』
希『どうして⁉』
七夕『僕は他人の事が信用できないんだ。だから、μ’sには入れない。』
希『大丈夫やで。うちらはなゆっちの事、全て受け入れるから。だから、大丈夫やで。』
何故だか分からないけど、とても安心するような気がした。この人達になら、全部曝け出してもいいのかな?
七夕『分かった。僕、μ’sに入るよ。』
希『これから宜しくなぁ。』
希「そういう訳で、これから宜しくなぁ。なゆっち。」
穂乃果「(いい人そうだなぁ。)分かりました。宜しくお願いします。十六夜先輩。」
ことり「(この人なら信用出来る。)宜しくお願いします、十六夜先輩♪」
海未「(この人なら大丈夫でしょう。)これから宜しくお願いします。十六夜先輩。」
真姫「宜しくお願いします。十六夜先輩。」
凛「宜しくにゃー。十六夜先輩。」
花陽「よ、宜しくお願いします。十六夜先輩。」
にこ「宜しく。七夕。」
絵里「宜しくね。七夕。」
こうして僕はμ’sに入った。
これから起こる事も知らずに・・・・
登場人物紹介
学年・3年 身長・140cm 体重・30kg
沖縄から来た霊媒師の少女。バラバラになった親戚を探すため、東京にやって来た。今まで外の世界に出たことが無かったので、今時の流行に疎い。昔遊びが得意。実は、ある秘密を知っている。両親は昔とある理由で死んでしまった。