ラブライブ!~霊能力者~   作:フユニャン

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題名通りです。(追加ですが、七夕の誕生日は7月7日です。)


第2魂 明かされる秘密『前編』

七夕『はぁ・・・、嫌だなぁ・・・・。』

希『もぅ、そんなこと言ってたら、皆と仲良くなれんよ。』

僕と東條さんは今駅でμ’sの皆を待っている。今日は西木野さんの家の別荘に行くんだけど、僕にとっては憂鬱で仕方ない。何せ僕は他人の事を信用するのは苦手だからね。え?何で東條さんとは話せるのかって?それはね、彼女から発せられるオーラがそうさせているからだよ。彼女のオーラは人を安心させる、母性のあるオーラだからだ。

希『あっ、えりちとにこっちだ。』

絵里「希、七夕、おはよう。」

希「おはよう。えりち、にこっち。」

にこ「おはよう。」

七夕『うっ、あの二人か。』

希『大丈夫?緊張してるみたいだけど。』

七夕『な、何とか。』

希「皆来るまで話していよっか。」

絵里「そうね。七夕のことも知りたいし。」

絢瀬さんはそう言うと、僕に向けてウインクしてきた。

絵里「希、通訳お願い。」

希「OK」

絵里「そうねぇ、じゃあ一番ベタな質問から行きましょうか。誕生日は何時なの?」

七夕『7月7日だよ。』

希「7月7日だって。」

にこ「名前のままね。」

にこ「じゃあ次はにこから。さっきから気になってたんだけど、その私服は何なの?」

矢澤さんが僕を指差して言った。

僕の今の服装は、白のTシャツにベージュの短パン。頭にはニット帽の上から三度笠。背中には昔の旅人が使っていたマント。靴は草履。荷物も最小限に纏めて、肩から振り分け荷物をぶら下げていた。確かに道中は周りの視線が凄かったけど、そんなに可笑しいのかな?

七夕『ねぇ、東條さん。僕の格好そんなに可笑しいかな?』

希『うん。少なくとも現代の人間からしたらかなり可笑しいと思うで。』

希「なゆっち、自覚してないみたいやけど。」

にこ「あんたどういう生活してたのよ。」

七夕『僕、ずっと沖縄の国頭村(くにがみそん)っていう所に住んでいたんだ。そこは外部の情報を得られるものが何もなくて、だから流行とか言われても全然分かんないんだ。』

東條さんが訳すと、絢瀬さんが言った。

絵里「そうだったの。」

にこ「テレビも新聞も雑誌も何も無いの?」

七夕『前はととが情報屋をやってたんだけど、死んじゃってからは知る術が無くなってしまったんだ。』

東條さんが訳し終えると、矢澤さんが質問した。

にこ「ととって何?」

七夕『ととはお父さんって意味だよ。』

それから色々話して、僕が触れたくない話題になってしまった。

絵里「そのニット帽の中はどうなっているの?」

七夕『知りたい?』

東條さんが訳し終えると、絢瀬さんは言った。

絵里「えぇ。病気とかでじゃないのなら、どうしてなのか尚更知りたいし。」

七夕『分かった。今夜皆の前で話すよ。』

東條さんがそこまで話し終わった所で、残りの皆がやって来た。

凛「十六夜先輩かっこいいにゃー」

星空さんがそう言ってくれた。

 

 

全-絵里「「「「「「「「「先輩禁止⁉」」」」」」」」」

絵里「そう。前から気になっていたの。確かに先輩後輩も大事だけど、ダンス中にそんなこと気にしてたら、失敗しかねないわ。」

海未「確かに私も3年生に合わせてしまう時がありますし。」

絵里「というわけで、早速今から始めるわよ。穂乃果。」

穂乃果「は、はい!良いと思います!えぇと、絵里ちゃん!」

絵里「よくできました。」

凛「じゃ、じゃあ凛も!えぇと、ことりちゃん?」

ことり「うん!」

絵里「真姫、貴女もよ。」

僕等は西木野さんの方を見る。

真姫「なっ、何もわざわざ言う必要ないでしょ!」

絵里「それもそうね。そう言えば、七夕。貴女、皆のことなんて呼んでいるの?」

希「皆のことは名字にさん付けして呼んでるで。」

絵里「それじゃ堅苦しいわね。貴女も名前で呼びなさい。」

希『試しにうちのこと呼んでみて。』

七夕『じゃあよろしく。希。』

希「呼び捨てで呼んでくれたで。」

絵里「よかった。じゃあ、部長の矢澤さんから一言。」

にこ「に、にこ⁉えぇと、しゅっぱーつ!」

穂乃果「それだけ?」

にこ「考えて無かったのよ!」

 

 

その後、何やかんやあって、真姫と希が夕飯の買い出しに行くことになった。

僕は話すことも無く暇だったので、十六夜家に代々伝わる妖怪大図鑑を読んでいた。すると、凛がこっちに寄ってきた。

凛「何を読んでるんだにゃ?」

僕は表紙を見せる。

花陽「妖怪大図鑑?」

タイトルを読んだ花陽に頷きを返す。

凛「妖怪が好きなのかにゃ?」

僕は予め持ってきたノートにペンを走らせ書いた文を見せた。

『好きなのもあるけど、僕の家は代々霊媒師をやっているからね。』

凛「そうなのかにゃー。所で、霊媒師って何?」

僕はまたペンを走らせ、ノートを見せた。

『超自然的な存在と直接仲立ち、つまり、とりもつ人の事を言うんだよ。』

凛「よく分からないにゃー」

その後は色んなことを話した。

 

 

お風呂の時間になった。だけど僕は別で入った。頭と目を見られてしまうからだ。穂乃果は一緒に入ろうと駄々を捏ねていたけど、希に説得してもらって、何とかなった。

そして話す時が来た。

絵里「皆、七夕が話すことがあるらしいの。」

その言葉で皆がこっちを振り向く。

僕はニット帽を取り、眼帯を外し、絆創膏も外した。

皆が僕の姿を見て驚いた。

何故なら、僕の髪は上から順番に穂乃果、ことり、海未、真姫、凛、花陽、にこ、希、絵里の全員の髪色が混じっているからだ。因みに僕の髪は女とは思えない程短い。目は右目はオレンジ、左目は青のオッドアイだ。絆創膏が貼られていた箇所にはばってんの傷がある。

穂乃果「こ、これは・・・」

希『なゆっち、これって・・・』

七夕『僕は生まれつきこんな髪と目なんだ。顔の傷は昔付けたやつ。』

穂乃果『あれ、七夕ちゃんの声が聞こえる。』

ことり『ことりも聞こえるよ。』

海未『私もです。』

真姫『私もよ。』

凛『凛も。』

花陽『私にも聞こえました。』

にこ『私にもよ。』

絵里『私もはっきりと聞こえたわ。』

七夕『僕が皆に心を許したから、聞こえるようになったんじゃないかな?』

絵里『それで、何で私達の髪色が全部混じってるの?』

七夕『それはね、多分君達の血が全部混じってるからだと思うんだ。』

にこ『どういういこと?』

七夕『これを見て。』

僕はいつも持ち歩いている手帳の中から9枚の写真を取り出した。

μ’s『こっ、これは⁉』

そこには9家族の写真があった。

穂乃果『何で私達の家族写真を持ってるの⁉』

七夕『これは想像で写したものなんだ。』

海未『七夕、貴女はいったい何者なんですか?』

七夕『僕は・・・・』

 

 




まさかの七夕の秘密が明かされましたね。
思った以上に長くなってしまったので、後半に続きます。
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