SKY VALKYRIE & Silver Arrows   作:中井 修平

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アルファポリス様で連載中の蒼井マリル様の作品『SKY VALKYRIE』と、中井修平の作品『別世界の現代戦』のコラボ作品です。

設定や色々がメチャクチャですが、楽しんで頂けたら幸いです。


動き出す銀の矢

大統領からの命令が来たのは、フライハイト国とヨルジア連邦共和国の陸軍の合同演習の1ヶ月前だった。

どうやらフライハイト空軍上層部に"エイル"という特殊な人間を狙う勢力があり、近いうちにその"エイル"を確保する作戦がフライハイト空軍で予定されている様だ。

 

ヨルジア国内某所で、派遣されるタスクフォースが集合。

タスクフォースの指揮官であるディック・ハドソン少将が極秘作戦を行う将兵を集めていた。

 

「我々は、人道的な観点から、この"エイル"を保護したい。保護と言ってもヨルジアに連れて来るわけでは無く、目的は"エイル"を狙う勢力の排除だ」

 

ま、ある人からの依頼でもあるんだがな、と1つ区切りをつける。

 

ハドソン少将は作戦の目的を簡単に説明する。

"エイル"という特殊な人間は、航空機の操縦に特化した能力を持つ人間だと言う。

その為、様々な国の空軍や研究機関が、"エイル"を狙っている。

 

ヨルジア空軍では"エイル"の存在を認めては居たが、とても狙おうという空気にはならなかった。

 

なにせ、特殊な能力を持つとは言え、1人の人間である。

「テロ組織を率いている」や「世界のパワーバランスを崩す」という事でもない。

 

現在その"エイル"は、フライハイト国のアルメリア空軍基地にてパイロットをしているという。

ヨルジア連邦情報局(JFIA)は既にその情報を掴んでいた。

 

アルメリア空軍基地は「中央海防空の要」と呼ばれている中央海側で唯一戦闘機が実戦配備されている空軍基地だ。

1ヶ月後のフライハイトによる"エイル"拉致作戦の詳細は、フライハイト空軍の内部協力者から情報を得た。

 

「我々タスクフォースは1ヶ月後の合同演習でアルメリア空軍基地から最も近い陸軍の飛行場を少し借りる事になっている。フライハイト軍の特殊部隊も駐留しているから人目につきにくい。私はそこで作戦を指揮する、レンジャー部隊はウィリアム中佐、シルバー強襲チームはジェームス・ブラウン中佐が指揮する」

 

説明を一旦バトンタッチするハドソン少将。

バトンを受け取ったのはブラウン中佐だ。

 

「上空を飛ぶ指揮統制ヘリから私が航空部隊を指揮し、降下チームはキャメル中佐が指揮する」

 

今度はキャメル中佐にバトンが渡る。

 

「作戦の進発コードは、"クルセイダー"だ。質問はあるか?」

 

どの兵士からも質問の挙手は無い。

再びハドソン少将が発言する。

 

「ミスは許されない、きっちり仕上げよう。幸運を祈る」

 

それから1ヶ月後、何事も無く派遣されたタスクフォースの編成は以下の通り。

 

ヨルジア陸軍特殊部隊"シルバー・アローズ" A中隊

第3レンジャー大隊 第1中隊

陸軍特殊航空支援大隊"コールド・スチール"

海兵隊特殊部隊(マリーン・レイダース)飛行小隊。

空軍パラレスキュー・ジャンパー

 

全く怪しまれる事無く、無事に特殊部隊はフライハイト国内に"合同演習"という名目で入った。




次回投稿は6/8 12:00です。
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