心を閉ざさないといけないことがありますか?
無い人のほうが多いでしょう。心は誰もが持つ共通のものです。
だがある少年はこう思いました。
心を何故作った?
少年は暗い森の中ただひたすら走っていた…
少年は疲れが感じられなかった,疲れなど感じられないほどの「恐怖」が少年にはあったからだ。
だから少年はひたすら走る。ある少女の言葉を思い出しながら…
「1人でいいから生き抜いて…」
少年は頭の中がすり減るような痛みを感じた。
「俺には闘う勇気も無ければ闘う強さも無いのか…」
前の少年はとても強過ぎた…でも弱過ぎた…だが少年は自分を強いと信じて努力した…自分を変えようと…
だが今の少年は自分を弱い人間だと思い知らされて絶望していた。そんな自分が壊れるようになるまで責めた。
少年の頭の中のすり減る音が増加して少年はついに壊れた。
力が欲しい…力が欲しい力力力力力力力力力力力力力…
少年の目から光は消え、少年の心には自分を守るための重くてとても頑丈な鍵がかけられた…
「ひやぁぁぁあ」
ラピス・ベントは女性あるまじき声をあげていた。
ここはマーダーの街。10年前まで続いていたこの世界にいる全種族を巻き込んだ戦争が終わり、全種族が仲良く暮らし平和に暮らそうという平和協定が結ばれ、1つの国になったピスの国の1つの街である。
マーダーの街、つまり無法者やその子供、親族がこの街に住まわせられている。名前の通り罪人の街、ゴミ箱とも呼ばれている。
そんな街の中ラピスは衛兵に追われていた。
「あそこの路地を曲がればスラム街だからヒッ…弾飛んできた‼︎もうやだ‼︎ひやぁぁあ」
そんなこんなで左に曲がると人がこちらに歩いて来ていた。
これは噂に聞く走って道を曲がると異性とあたる伝説のあれ…にはならなかった。
フードを被った男はラピスを避けたのである。
ラピスはぐべらという女性あるまじき声をあげて急ブレーキをかけたので吹っ飛んでいった。
「くぅ~いったー!!あなた普通そこは優しく受けとめるとこでしょ!!何で避けるのよこんなプリティーな女性を!!プリティーな!!」
ラピスは男に冷たい目で見られていた。するとそんなことをしてるうちに衛兵に追いつかれてしまった。衛兵はラピスを追いかけてるうちに1人から10人へ増えてしまっていた。ここの街の衛兵は人々が無法者ばかりなので優秀なのである。
「もう!!あなたのせいで追いつかれたじゃないの!!あなた闘えるの?」
男は頷いた。それが合図だったように衛兵達は声をあげ、突撃してきた。
衛兵の1人がラピスに中段横振りをした。だがラピスは後ろに飛び、前に拳を構え足に力をいれた。ラピスはまるで風のように素早く前に飛び出し、衛兵の腹を殴った。衛兵は吹っ飛んで行き衛兵2人を巻き込んだ。大事なことなのでもう一度言います。ここの街の衛兵は優秀なのです。
「どんなもんだい!!よし次…!?」
男はラピスが衛兵3人を倒す時間で衛兵7人を倒したのである。男は衛兵を冷たい目で見て呟いた。
「つまらねぇ…」
ラピスは唖然していた。この街では強さこそ正義。ここまで強い者をラピスは知らなかったのである。フードを被っていても雰囲気でだいたいわかるラピスであるが知らなかった。
「あなたの名前は…?おっと名前は先に名乗るのが礼儀よね♪私の名前はラピス・ベントよ。可愛くラピでいいわよ☆」
ラピスの言葉を聞いた男は少し間をあけてから名乗った。
「セグル…プニオン」
「よしセグ♪ついて来なさい!!プリティーなこの私がご飯をおごってあげるよ。」
セグルはラピスのことを無視して歩き始めた。すると首に蹴りがとんできた。
「無視するんじゃないわよ!!」
セグルは意識が吹っ飛んでその場に倒れてしまった。
「あっ…予想以上にいいのが入っちゃった♪」
ラピスからてへぺろ♡と聞こえてきそうだった。
最後まで観覧頂きありがとうございます。毎週土曜日頑張って投稿したいと思っていますので宜しくお願いします。