仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達 作:にゃはっふー
白銀剣。性別男性、現在16歳の高校二年生。ただの日本人で、顔つきは中の中くらい。
数年前、たまたま人気のない山道近くで遊んでいる際、ノイズに遭遇。
死を覚悟するも、その前にオーバーロード葛葉紘汰が現れ、それを撃破。
その姿を見て、さらに彼が歩んだ道を知り、夢ができた。
コウガネと言う存在が、この世界で黄金の果実、その争いを行うことを知り、力を貸すという誓いを立て、彼らと共に行動する。
基本、学業、バイト、鍛錬の合間にノイズ退治というスケジュールをこなしながら戦う。
家は裕福な方だが、親はノイズとは関係ない交通事故で死に、親戚達がその財産を目的に動くが、紘汰が裏で暗躍してもらう。
親の財産をやりくりしながら、節制を心がけて生きている。
戦う際、紘汰がコピーで生み出した戦極ドライバーとロックシード。これらは紘汰が作り出した機械であって機械ではないもの。本人も少し変わらないらしい。
姿は鎧武なのも、紘汰のイメージ不足と、舞が指摘する。
性格は舞曰く、紘汰と戒斗を合わせたような印象と言っている。
戦闘は人間時の紘汰を越えるほどの実力を見せながら、オレンジアームズを操る。
その際のかけ声は「悪いがその戦い、乱入させてもらうッ」と言う、乱入者を思わせる言い方が多い。
オーバーロード葛葉紘汰の事情。
彼は世界創造をしている際、僅かながらコウガネの気配を察し、動き出すも逃げられてしまう。
逃がした先はノイズと言う、危険にさらされた世界であり、そのノイズが現れるたびに、コウガネの気配をジャミングしてしまう。これはノイズ独自のもので、ノイズとコウガネが手を組んでいることはない。
この世界に潜んでいることだけははっきりしているが、世界の広さ、言葉にすれば銀河中以上であり、広大すぎるため、目を光らせることしか現段階では不可能である。
オーバーロードである自分の力を使い続ければ、コウガネに行動を教えることにもなるうえ、蛇がこの世界に介入するという考えられる。
それは、彼が剣を見ていることを察したからだ。
苦渋の決断で、彼らは剣を協力者として育て見守る。
彼のおかげで、ノイズの対策はでき、確実にコウガネの行動を阻めているが進展はない。
(そんな事情の中、もう数年か・・・)
普通の学院、男女が行き来する中、剣は窓の外、空を見る。
もう数年の月日が経つというのに、コウガネは動きを全く見せない。傷も最低限しか治せていない証拠ではあるが、いつどんな行動をするか分からないらしい。
その間、剣はただひたすら、紘汰の鍛錬を過ごす日々。そしてノイズ退治と言う日々を繰り返すだけだった。
「白銀」
「なんだ」
男子生徒(クラス友人A)に話しかけられ、たわいもない雑談をする。だが、
「お前は本当に人類かっ!? 風鳴翼さんを知らないのは男子にあらずッ、いや女子ですら怪しいぞッ」
「うっせぇ」
そんなやりとり、剣は親の財産を極力控え、バイトも僅かな期間のものしか選べないのだ。
その理由は、夕方頃か、
『剣、ノイズの反応だ』
「これだからバイトできないんだ」
紘汰からのテレパシーが飛び、毒づきながロックシードを使う。
このロックシードはローズアタッカーというバイクが出現。人目を気にしながらも、すぐに警報が鳴り響き、気にせずアクセルを強める。
「やっぱり数年前の事件といい、ノイズの動き、おかしくないかっ!?」
『そればかりはわからない、最初の頃とは違うのは確かだが、コウガネの気配はないんだッ』
どこかのライブに現れ、多くの犠牲者を出した事件から、ノイズの動きがおかしいと紘汰は言う。
あの事件、その後も胸くそ悪いことこのうえない大惨事と認識する剣は、怒りがこみ上げながら、道を走る。
『最近、あの子とも出会う回数も増えてる。このままじゃ、独自で動き続けるのは難しいな』
あの子とは、ノイズと戦う際、歌いながら現れる青い剣士のことだ。
当初はノイズ殲滅後か、終了時に姿をちらっと見かける程度だが、最近は距離の関係もあるのか、どちらかが戦闘中、もしくば彼女の方が早いときがある。
それでも自分のやることは変わらず、ノイズを討つのだが、
『未確認鎧武者、悪いが捕縛させてもらうぞ』
未確認鎧武者と謎の名前を付けられ、刃を交えたことがある。
彼女の言い分は分かる。それがこちら側の総意であった。
ノイズを退治する兵器は、向こうからしても欲しいものであり、それは人類の驚異とも言える表裏一体だ。
それが未確認で動いているのだから、対応として納得できる。なによりこちらは何度も呼びかけを無視している。いきなり斬りかかられても仕方ない。
それでも関わらないのは、自分達の目的はコウガネの野望をうち砕くこと。
正直に話しても、剣が言うにはそれでも利用する輩が出てもおかしくないと、紘汰もまた黙るしかない理由だった。
自分達がどんだけ警告しても、オーバーロードの力でノイズを倒そうとするやもしれない。
それにより蛇、下手をすればコウガネが動くきっかけすらなる恐れがある。
どうあがいても現状維持という選択肢しか、彼らには選べない。
「なら、俺が強くなって、少しでも負担を減らすだけだ」
そして視線の先に、ノイズの団体さんを見つける。その前には、
「にげ遅れかよッ」
二人の少女、茶髪の子が、小さな子を助けている。
(あんな子もいるんだな・・・なら)
片手で錠前、ロックシードを一回回転させて取り出す、
『オレンジ』
握ると共に、解除して、すでに巻いている戦極ドライバーへと付ける。
『ロックオン』
「俺は俺の強さを、貫くだけだッ、変身ッ」
ブレードを倒し、鎧を纏う。それは、紘汰のコピーである、鎧武へとかわる。
『オレンジアームズ。花道、オン・ステージ』
「えっ・・・」
茶髪の子からそんな声を聞き、鎧武と化した剣はバイクでノイズ達を引き、大橙丸で他のノイズを切り伏せる。
「ノイズを・・・倒した・・・」
信じられない顔をしているが、いまは気にしている場合じゃない。
「ここは俺が引き受ける、君はその子をシェルターに」
「えっ、えっと」
「早くッ」
それにあわてて頷き、剣はノイズを睨む。
腰に下げられた無双セイバーを取り出し、叫ぶ。
「乱入させてもらうぜッ」
ノイズは敵ではなかった。彼の相手はオーバーロード、神の鍛錬により、普通の人よりも戦闘経験は高い。
一降りでノイズを数十体、蹴りでも楽々何体も砕く。
それでもノイズは圧倒的に数が多いが、集団戦もまた、彼によりたたき込まれた。
「セイハァァァァァァァァァァァッ」
気合いを込めた二刀一降りによる斬撃で、一瞬で辺りのノイズを斬る。
「無職神の極アームズ武器乱舞の方が、堪える」
『聞こえてるぞバカ弟子、まだノイズがいるッ。さっきの子を追いかけてるみたいだ』
「ノイズがッ!? くそッ」
ローズアタッカーを再度呼びだし、急いで紘汰のナビに従い動く。
バイクを走らせる中、そのとき、
「!? 歌っ、この歌は」
そのとき歌が聞こえ、その方角を見る。すると光が放たれ、一人の少女が落ちてきたのだ。
「うおっ」
「はわわっ」
下にいるのに気づかずだが、剣は急いでバイクから飛び、その少女を、正確は達をキャッチする。
いまの状態は俗に言うお姫様だっこ。剣は気にせず、自分の姿格好に驚く少女は、先ほどの子だった。
「その姿・・・」
剣の問いかけに、少女も困惑している。
「私も、なにがなんだか・・・」
二人を下ろしながら、まだノイズが現れ、盛大に舌打ちをする。
「君はその子を守れ、俺は君達を守るッ」
「えっ、あなたはいったい・・・」
その言葉を背に、ノイズへと急いで駆け出す剣。
「乱入させてもらうぜッ」
そう叫び、剣はノイズを殲滅する。
ノイズとの戦いは、剣には弱いの一言だった。
正確には当初は時間がかかっていたが、日に日に目で追うよりも身体が先に反応している。
これはひとえに、それ以上の相手に挑み続けた結果だった。
だが、慢心はしない。後ろに人がいるならなおのこと。
無双セイバーの銃弾は使用せず、常に少女達に意識を向けている。
少女を助けるように銃弾を放ちつつ、自分は少女達に向かおうとするノイズを殲滅する。
リロードを怠らず、そう意識しているとき、
(もう一人か)
青い剣士が現れ、ノイズを斬る。
なにやら少女に叫んでいる様子だが、
(後輩かなにかが? まあいい、ノイズも減っているし、戦闘経験が無いが、あの子もノイズと戦える)
まるで昔の自分を見るように、力に付いていけていない少女。少々苦い思い出が蘇るが、気にしてはいられない。
無双セイバーにオレンジロックシードをつけて、エネルギーを貯める。
「これで終われ」
『一・十・百・千・オレンジチャージ』
「セイッハァァァァァァァァァァッ!!」
剣撃一閃と言わんばかりに、オレンジ色の斬撃がノイズだけを飲み込み、その余波だけでノイズを倒す。
水しぶきのようにオレンジ色の粒子が飛び散る中、ノイズ殲滅を確認して急いで逃げ出す。
「あっ、待ってッ」
茶髪の子が叫ぶが、剣士がこちらを睨んでいるのが見えたため待たず、剣はすぐに、クラックと紘汰達が呼ぶ入り口に入り込み、姿を消す。
これが異世界の力を手に入れた、果実の戦士と、歌姫達を繋ぐ歌姫との、最初の競演だった。
剣はいまは紘汰のコピーです。ですがいずれ自分だけの強さを手に入れます。
コピーと言うわりに、紘汰より強い? オーバーロードに鍛えられてるんだから、当初の紘汰より強いのは当たり前ですよね。
ちみなに極アームズ+、ヘルヘイムの森での戦闘なので、思いっきり紘汰に分があります。
それではまた次回、いつになるかわかりませんがよろしくお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。