仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達   作:にゃはっふー

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番外編、ここからシンフォギアの世界に、仮面ライダー達が乱入します。
つまりシリアスです。


番外編仮面ライダーツルギ・歯車は動き出す

 真夜中、某樹海にて作戦が始まる。

 とある遺跡への強行進入。爆薬など目立つ行動はした、これは日本政府など誰も知られてはいけない作戦だというのに、猶予がないからと、こうするしかなかった。

 失敗は許されない、失敗は自分達の死、もしくば祖国で犯罪者として裁かれると言う理不尽な命令だった。

 だからこそ、日本政府なりなんなりに助けを求めればよかった。

 某国の無謀な命令なぞ無視して、自分のみを優先していればよかった。

「く、来るなッ」

 それは遺跡内部から現れ、仲間達はすでに事切れている。

 どうしてこうなった。ああ、自分はここで死ぬ。

 そう思いながら、彼の意識は消えた。

 

 

 

 とある監獄、極秘に匿われているもの達がいる。

「デス、剣はいないのデスか?」

 面接なのだが、彼女らにとっては友達に会いに来た感覚で、手作りのお菓子を持って、彼女たちは来た。

 立花響、小日向未来、風鳴翼、雪音・クリス。彼女たちは司令の指示のもと、念のために顔を出した。このことは暁切歌、月読調は知らない。

 だがマムこと、ナスターシャ教授とマリア・カデンツァヴナ・イブは知っている。

 山中の樹海で、未発見遺跡が何者かに襲撃を受け、そして、その襲撃者が全員変死していることを知っている。

 未来はもちろん、嘘がつけない響も知らないが、それにはある存在が関わっているため、彼はいない。

「なんか、家の掃除とか、紘汰さんの訓練があるから送れるって」

「そうなんデスか」

 響の話を聞きながら、マムは静かに考え込む。

 その某国の死に方に、あまりに現実味がないからだ。

 

 

 

 某樹海、未開拓遺跡前で緒川はチームと共に調べ、弦十郎はその様子を見る。

 弦十郎自身、目の前のそれを見て、信じられない顔をしていた。

「・・・」

 目の前には木がある、ただの木、木材。人の形をして服を着た木を見ながら、苦々しくそれを見ていた。

「・・・遺跡の方はどうなっている?」

「壁画を始め、爆薬や弾幕などで傷だらけ、とてもじゃないですが・・・」

 緒川の報告を聞き、ため息を吐く。服装からして某国関係者なのはわかるが、こんなこと伝えてもいい返事が来ないだろうと思いながら、二人を見る。

 一人はオットアイであり、甲冑をつけた超越者。オーバーロード葛葉紘汰。

 一人はその弟子、仮面ライダーツルギこと、白銀剣。

「これも森の力ですか?」

「間違いない、森の力だ」

 それを聞いて、彼らも頭を痛め、遺跡を見るが、何かに向かって発砲している木々を見ながら、その乱射に対して、遺跡がどんなものかわからなくなっている。

 なにより、彼らが進入する際も、爆薬を使用している。何があるか知らないが、おそらくは早く手に入れて、早く去る。そんな作戦だろうと思われる。

「計画にしてはずさんすぎるな。まあ、フロンティア事変の件もある以上、焦っていたのだろう」

「財界関わりたくないな」

「安心しろ、それは俺達の役目だ」

 剣の一言にそう言い、このことを盾に、目的を洗おうとする弦十郎。

 ともかく、いまは彼らの死に方だ。

「木になって死んだか・・・しかも森の力」

「紘汰さん、他になにかわかりますか?」

 オペレーターの一人、藤尭朔也が訪ねるが首を振る。

「この前のことと言い、フロンティア事変の後かたづけも終わってもいないと言うのに、仕事が増えるな・・・」

 弦十郎は空を見ながら、辺りを見渡して紘汰を見る。

「剣、ここは俺と弦十郎さんがいる。お前は念のために、響ちゃん達のもとに出向け」

「了解、まあ、監獄内なら向こうも変なことしないだろうけどね」

「マリアくんに対しては、偶像を押しつけようとしているがな・・・」

 フロンティア事変でマリアと言う、カリスマを利用して、少しでも悲傷を避けようとする某国。かなり汚いことをマリアに言ってそうだなと思うが、そこまで手を回せないらしい。

 水面下で弦十郎達が色々としてくれていると信じ、いまは自分の仕事、はっきりした敵に対しては、一切躊躇無く倒す。それがいまの剣だ。

 ローズストライクを取り出し、それに乗り、去っていく剣であった。

 

 

 

 監獄で外でのことや、色々と手のしくおしゃべりしている装者達。

 そのとき、警報が鳴り響く。

「デス?」

「なんですかっ」

 警報が鳴り響く中、警備員が中に入ってくる。マリア達は武器らしいものを持っていないが、響達は別だった。

 シンフォギアを持ちながら構えるが、

「落ち着いてください。彼らは風鳴氏の部下の方です」

「そうですか」

 警戒する翼達、まだ険しい顔をするが、彼らもまたそれを咎めずに言う。

「何者かが潜入した模様です、ナスターシャ教授並び、装者の方々は避難を」

「わかりました」

 急いでマムを車椅子へと運ぶ響達。車椅子は普通のものであり、未来はその後ろに、

「これくらいさせてください」

「すいません」

 マムは未来にそう言い、彼らの指示、途中から人為が増えるものの、どうやら本当に何者かに襲われているらしい。

 無線機から指示を受ける中、警備員が困惑する。

「わからないっ!? わからないとはどういうことだっ」

 通信機に怒鳴り散らすが、それでも返ってくるのは、

『知るかッ、いきなり仲間が吹き飛んだり、何もないところが切られたりしてるんだ。聖遺物装者を応援頼むッ、これは聖遺物だッ』

 そんな指示が聞こえ、翼とクリスは頷き、二人はそちらに向かう。

「あとは頼むぞ響」

「見えない敵か・・・」

「気を付けてください、神獣鏡のような特性やもしれません」

 それはフロンティア事変の際、彼女たちが使用した聖遺物であり、ステルスのような能力がある。

 それを言われ頷き合う二人。二人が去っていく。

 

 

 

「ここなら、襲撃者は来れないと思われます」

 広い広間、厳重に隔壁が張られ、地下室へと移動する響達。

 頭上からは戦闘音が鳴り響くが、いまだ襲撃者は姿を見せない。

「やはり姿を消す聖遺物でしょうか・・・パソコンかなにかはありますか?」

「非常事態ですので、問題はありません。これが基地内の監視カメラのデータです」

 一人がノートパソコンをマムに渡し、監視カメラなどで調べるが、映るのは突如人が切られたり、壁が壊されたり、見えない何かが暴れているとしか認識できない。

 クリス達も来るが、なにも起きず、別の場所でことが起きる。

「マム、姿を確認することはできない?」

 マリアの提案に、静かに首を振る。

「この設備では難しいですね。しかし、ここの襲撃。目的は私たちか装者ですが」

「翼さん達に攻撃がないのは」

 響がそう言うの、三人は戦慄する。目的は自分か、もしくばマムだと知る。

「・・・ここも危険やもしれませんね」

「しかしここは聖遺物装者であっても、そうかん」

 だが突如言葉を遮るように、爆発音が鳴り響く。

「!?」

 響がすぐに歌う。ガングニールを纏い、全員の前に立つ。

「援護射撃します」

「聖遺物相手に現代兵器は無意味です、彼女の邪魔になります」

 マムは冷静に指示し、唯一の扉から聞こえる破壊音を聞きながら、

「響さん、敵が扉を破壊したら、すぐに攻撃を。少なくともその瞬間だけは、扉の前にいるはずです」

「はいっ、わかりましたッ」

 戦えない三人は歯がゆい顔をし、銃器をそれでも構える警備員。未来も車椅子を握る手が強まる。

 破壊音が近づき、一つ壁の前に来た途端、音が止んだ。

(・・・警戒されてる・・・)

 静かにそう思い、構える響。

 そのとき、一瞬だけ剣を思い出す。

 それは訓練中、剣の攻撃すると言う戦意、殺気、攻撃意識。

 それが乗った攻撃を、真横から感じた。

「!?」

 反射的に防御した途端、身体が真横に吹き飛んだ。

「がっ」

 それに全員が驚く。響が突如、真横に吹き飛んだのだ。

「こっのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 すぐに体制を整え、そこへと拳を振り下ろすが、空を切る。

「このっ、姿を見せろっ」

 がむしゃらに攻撃を振るう響、だが攻撃らしきものが自分に当たる。

「ぐっ」

 顔がゆがみ、身体が吹き飛びバウンドする。

「響ッ」

 未来の叫び、広い空間の中、見えない敵に武がある。

 周りは銃器を構えるが、姿が見えない。

「ま、まずいデスっ」

「くっ・・・」

 マリアの顔が歪む中、そこに、

 

「セイッハァァァァァァァァァァァァァ」

 

 聖剣と成り、壁を貫き現れる剣、いや、仮面ライダーツルギがそこにいた。

「大丈夫かっ」

「って、施設壊していいんデスかっ!?」

「さすがにどうかと思う・・・」

 切歌と調が呆れたように剣に言うが、

「なに言ってるんだこんな事態にッ」

 そう言って、シンセイバーで何を撃った。それは虚空で何かに命中し、剣はそのまま走る。

「マリア達から離れろッ、インベスッ」

 何を言っているかわからないが、自分達の目の前で白銀刀やシンセイバーを振るう。

 そのとき、火花が散り、何かを切っている剣。

「!?」

 全員が驚く中、剣はこう叫ぶ。

 

「悪いが団体だろうが軍隊だろうが、乱入させてもらうぜッ」

 

 そう叫び、武器を振り回し、それが何かに当たったり、命中したりして吹き飛ぶ。

「ど、どういうことデスかマムっ!?」

「・・・まさか」

 マムは戦慄して、警備員に向かった叫ぶ。

「おそらく姿の見えない襲撃者は一人二人ではなく、団体ですッ。急いでここから離脱をしたほうがいいですっ」

「ど、どういうことデスっ」

 切歌達が困惑する中、マリアはまさかと驚く。

「剣だけは見えてるのねっ、敵の姿。そしてそれは数十体もいるッ」

「デスっ!?」

 それに戦慄する。剣の方も少し焦っている。攻撃のほとんどは多数を相手にして戦っているように動いていて、それを見てマリア達も納得する。

 姿の見えない団体さんに、戦慄しながら、剣が開けた穴から、翼とクリスも来る。

「なにやってるんだ剣ッ」

「いくら見えない敵だからとはいえ、施設破壊は」

「はあっ!? 仕方ないだろ、こんなにいるんだからッ」

 そう言って、翼やクリスの頭上を撃つ。二人は驚くが、何かが命中して、後ろになにかが落ちたと、土煙が立つ。

 その様子を見て剣は、

「まさか、見えてないのかッ!?」

「その通りよ剣ッ」

 マリアは叫び、マムも叫ぶ。

「貴方の目から見て、敵は何人ですかっ!?」

 それに、剣は両手の剣で何かを防ぎながら、叫ぶ。

「百そこらッ」

 それに全員が驚くが、

「クリス辺り一面に弾幕頼むッ」

「お、おうっ」

 クリスは弾幕を乱射すると、所々、やっとわかるほど、何かがクリスの弾丸で倒れて吹き飛ぶのが分かる。

 目に見えない何かが大群で押し寄せていて、全員が冷や汗を流す。

「ともかく地上へ避難しますっ」

「これ使え翼っ」

 

『ギア・リンゴ』

 

 その音と共に、外からローズストライクが現れ、双頭の飛竜へとかわる。

 それに乗り、翼は全員を地上に逃がす。

「そのままフロア一帯ッ」

「任されたッ」

 ハンドルを握りしめ、二首から咆哮のようなブレスとガトリングが放たれ、何かにと命中する。

 剣も外に出て、何かといまだに戦う。

「まだいるのか」

「しかも雑魚じゃねぇのがなッ」

 剣にしか見えない敵と交戦。それを装者達は見るしかなかった。

 

 

 

 青龍刀のようなものを振るうそれと、はさみのような両腕のそれと戦うが、響達には見えていないらしい。

「テメェらなんだ」

「というよりっ」

「貴様こそなんで見えるッ」

「喋ったッ」

「喋ったのッ!?」

 響が驚く中、剣はシンセイバーと白銀刀を振るいながら、白銀刀の刀身を飛ばす。

 それは瓦礫とかした壁の一部に刺さり、それを怪人達へと投げつける。

 それが空中で明らかに何かに砕かれたそれを見て、翼達も確認した。

「確かに、我々の目では見えない敵がいるらしい」

「なんじゃそりゃっ!? なんで剣だけ見えるんだよっ」

 翼達も参戦したいが無理だろうと判断して、人間じゃないならと、

「響使うぜ」

 

『ギア・ザクロ』『ザクロギアアームズ。歌姫・ザ・ナイト』

 

 ガングニールピースを構え、振り回す剣。

 その戦いの中、また姿の違うのが、弱そうな奴と共に現れる。

「ちっ」

 

『セカンドギア・ザクロシャイン』

 

「吹き飛べッ」

 弾幕が放たれ、雑魚は一撃で吹き飛ぶが、何体かが残る。

「ちくしょうがッ」

 クリスが苦々しく周りを見るが、何も分からない。

 そんな中、何かが見えた。

「!?」

 それは薄緑の毛糸の衣類を着込む、不思議な青年だった。

 その青年は左腕を伸ばし、何かを付けていた。

 

『イエッサー』

 

 そう鳴り響く。

「変身」

 その瞬間、青年の姿が消えた。

 

『テンガン・ネクロム・メガウルオウド』『クラッシュザインベーダー』

 

「!?」

 剣は見た。水中レンズのような頭部、パーカーを纏う緑の戦士を。

「何者だっ」

「いまはお前の味方だっ」

 そう言って、周りの敵をなぎ払う。強いと思いながらも、警戒しつつ、それに近づく。

「味方? ならこいつらがなんなのは知ってるか?」

「こいつらは『眼魔』だ。普通の人間には見えない、ましては異世界の者ならな」

「なっ」

 刀身をスライドさせ、斬撃を飛ばしながら、背後の戦士も見えていないのに気づく。

「お前も奴らと同じか?」

「彼らは私の世界の住人だ」

 それにへえと思いながら、戦う二人。

「お前も仮面ライダーか?」

「かめんらいだー・・・ここに来るように言われた奴からもそう言われたな」

 そう言いながら、ついに2体となり、二人はお互いの技を放つ。

 

『ファーストギア・ザクロストリーム』『ダイテンガン・ネクロム・オメガウルオウド』

 

 二人の跳び蹴りが炸裂し、全ての敵を倒しきり、剣は緑の戦士を見る。

 だが緑の戦士はその姿を人に戻す。

 それに全員が驚く。

「人が突然現れたデスっ」

「何者・・・」

 切歌と調から、変身中姿が見えないと知りながら、剣も変身を解く。

「お前、何者だ」

 その様子に、戦士は答える。

「私はアラン、ネクロムに変身できる者だ」

 警戒をお互い解こうとしない中、風が二人の間にながれた。

 それに剣は、

「誰だ」

「誰だか、いきなりだな」

「貴様か」

 風と共に、帽子をかぶった男がゆっくりと歩き、現れる。

「仮面ライダーツルギに、仮面ライダーネクロムか。お前達が今回協力できる仲間でいいのか?」

 その問いかけに、剣もアランも首を傾げた。

「私は眼魔が人を襲っていると聞いて駆けつけただけだ、だがここはどこだ?」

「異世界だよ、お前の知っている世界じゃない、まあ、俺もそう聞いてるだけだがな」

 帽子の男はそう言いながら近づいてくる。男は静かに、黒い何かを取り出す。

「俺は仮面ライダーW、いまは相棒がいないから仮面ライダージョーカーにしかなれないが、よろしくな後輩」

 そう言うが、警戒を解かない二人に対してやれやれと首を振る。

「まあ仕方ないか、唐突に仮面ライダーとか異世界とか言われたら」

 そう言いながら、剣の方を見る。

「とりあえず状況説明しようぜ、この世界の後輩。俺らのこと、こいつのこと、眼魔のことをな」

「・・・そうだな」

 

 

 

「とりあえず、左翔太郎、アランと名乗る二人を拘束しました」

 翼の報告に、おーーーいーーーーと叫ぶ翔太郎。

「待て後輩ッ、人の話聞いてただろッ。なんでいきなり手錠だッ!?」

 アランだけは詳しい話を聞くために手錠はさせてないが、もう片方はしていると、紘汰は少し難しい顔をしながら翔太郎を見る。

「確かに、アランって奴は知らないが、左翔太郎。彼は俺の世界で仮面ライダーの一人だ」

「ほらな、だから出してくれッ。詳しい話するからこの車から出してくれッ」

「とりあえずこのまま運ぶか」

「マジかッ、おいッ」

「お前うるさいぞ、静かにしろ」

「そうね、私たちは一応罪人と容疑者なんだから静かにして欲しいわ」

 アランとマリアの言葉に、左翔太郎は叫びながら、連行されていった。




仮面ライダー見てたら、他の子も出したくなった欲望の化身です。申し訳ない。
番外編、仮面ライダーツルギが始まりました。また途中参加させるライダーが出るかもしれませんが、その際は温かい目で見てください。
それではこれで、お読みいただきありがとうございます。
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