仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達 作:にゃはっふー
タグ増やすべきだろうかと思いながら、軽い気持ちで番外編しない風ですが、シンフォギア達とオリ主だけです。
では、どうぞ。
『剣と謎の女性』
「んで、お前いまぶっ倒れてる」
そう言うのは、真っ白の空間で、女性の声。
「まあ、目覚ますから気にするなよ。何日経ってるか分からないけど」
「あんただれ?」
剣はそう聞き、女性ははあとため息を吐く。
「正直伝えたくないんだよね、翼がこのこと知れば、どうなるかわかんないし。なあ、あんたから見て、翼ってどんな感じだ?」
なんかよくわからないなと思いつつ、剣は、
「よく歌を聴いて欲しいって言ってきたり、剣の稽古したり・・・まあ、ただの女友達だよ俺にとって」
「へえ~彼奴だね~・・・ふ~ん」
何か考え込む女性。なんなんだと思いながら、
「翼があんたに対して心開いてるのか、緒川さんは歳離れてるから無理だとしても、こいつは問題ないしな・・・」
なにかマムと同じことを考えている気がする剣。
なんか目覚めそう。そう都合良くわかる剣であった。
「じゃ、俺はここで」
「待て、私のこと知れば翼はお前と積極的に関わろうとするはずだ。そうすればおもしろいことになるはずだから、私が誰か教えてやる」
「いえいいです、さよなら」
「待てッ、っていうかあんたを通さなきゃ、翼ががんばってるか分からないんだよッ。私はなっ」
「さよなら~」
こうして逃げ出す剣。目が覚めたら点滴打たれて三日経ってて、親戚に可愛い女の子ができてました。
『剣とクリス』
「いっや~悪いなクリス、家のこと任せて」
そう言いながらミルクを飲む剣に、別にと言い返すクリス。
「後輩が出歩くようになってから、私の家が完全に私物化されてるからな・・・」
そう言えば一部のスペースが、クリス専用になっていたり、両親の部屋は使わないが、空き部屋がいつの間にかカスタムされていた。
だんだん住む気かと思いつつ、クリスの行動を咎めず、剣は普通に過ごす。
「・・・」
それに少しだけ考えて、
「まあクリスなら住み着いてもいいか」
「!!?」
と呟いたら、クリスが顔を真っ赤にしてこちらを見る。
「な、な、なに言ってるんだテメェはよぉッ」
激昂するクリスに対して、剣は、
「だって家事できるし、料理うまいし・・・別にいいかなって」
「なっ、なに、なに言ってるんだお前っ」
声が裏返りながら、クリスが同様している。剣はなんでそんなに動揺するかわからないまま、クリスを見る。
「いや待てッ、こいつのことだから、そんな深い意味無いッ」
確かにないのでなにも言わず、クリスはその後も独り言をぶつぶつ言いながら、帰っていった。
『剣と翼』
「なぞの声か」
弦十郎達にだけはこのことを伝えておき、剣はマム達と、相談していた。
「なんて翼のこと知っている気がします。感覚はなんか、姉御肌的ですね」
「これはいったい・・・」
しばらく考える弦十郎。なにかわかるかと思っていたが、
「精神世界、夢の世界で話しかける、翼の関係者の女性・・・まさかな」
だが念のため、ある映像を流す。それに、
「ん?」
聞き覚えがある声の女性と、翼が歌っている。
それに覚えがある気がすると伝えると、弦十郎達はしばらく黙り込む。
「ナスターシャ教授はどう思いますか?」
通信機越しで尋ねられたナスターシャ教授は、静かに仮説を立てた。
『彼のガングニールは元々は、彼女たちのガングニールですので、可能性はありますね・・・』
「誰ですか、この翼と共に歌っている人?」
正直、マムみたいな思惑を、マムより楽しんでいると言った感じだったので関わり合いたくないのが本音だが、聞いておく剣。
それに弦十郎は答える。天羽奏、翼の片翼であり、初代ガングニール装者の存在。
話を聞き、どこか納得する剣。ザクロを片手に持ち、静かに見つめる。
「奏さんの件はやはり」
「秘密にしておこう、確信もないしな」
「ええ」
だがザクロを見ながら、思うことはある。
「まあ、なるべく翼には関わるようにしてやらないと。助けてもらったしな」
気のせいか「当たり前だ、これからよろしくな」という声が聞こえた気がするが、ザクロをしまう。
剣達がそんな話をする中、扉越しでそれをたまたま聞いてしまった、装者がいた。
「・・・奏・・・」
翼はそうつぶやき、その場を去った。
『剣と調』
「・・・」
顔を枕へと押しつけ、考え込む調。
「!!!!!!」
与えられた情報の所為で、剣に対してある想いが止まらなくなる。
別に植え付けられたわけではない。それは分かる。ただ、明確に言われて自覚してしまったのだ。
「ううっ・・・」
自分の中で誰かがほくそ笑んでいる。そんなことを思いながら、調はどうするか考えていた。
「・・・剣・・・」
手を握られたことがうれしい、大事と言われたこともうれしい、うれしいうれしいうれしいうれしい。
「ううっ・・・」
顔を真っ赤にしながら、これからどうすればいいのかわからず、調はのたうち回る。
『剣と切歌』
「剣は約束破ったデスっ」
切歌はご立腹だった。剣は買い物につれ回されながら、ため息すらつけずに荷物持ちしていた。
「調はあのあとずっと悩んでるデスっ、きっとフィーネになにかされたんデスよっ」
「それは同意するが、本人に聞いてもなんでもないって言われるしな・・・」
「いいから買い物つき合うデスっ」
その手を握りながら、引っ張る切歌。気のせいか調のことをきに、連れ回されているだけじゃないかと思うが、仕方ないと割り切る。
いまは服屋に来ている。女性服専門店のため、居心地が悪い。が、気にせず切歌は服を選んでいた。
「どんな服がいいデスかね、どう思いますか剣?」
「服か、そうだな・・・」
剣はしばらく切歌を見つめる。それに少し頬を染めるが、剣は気にせず、服を見ながら選んでいく。
「これはどうだ・・・」
少し自信がないが、剣が選んだ服を手に取り、それを身体に当てて、鏡を見ながら、
「これ買うデス」
「いいのか」
「いいんデス」
そう言い、剣が選んだ服をうれしそうに買い、切歌は機嫌が良くなり、その後も買い食いなどにつれ回された。
『剣と翼・2』
気分転換のツーリング。バイク乗りが二人しかいないため、つき合うのは自分だけだと思い、ローズストライク(通常状態)で走行していた。
誰もいない岬にて、ヘルメットを外して、二人して缶ジュースなど飲んだり、ゆっくりしていた。
だが、翼はしばらくして、こちらに近づく。
「剣、ザクロギアを貸してくれ」
「ザクロを?」
気にせずザクロを渡す。翼はそれをいとおしそうに撫でながら、しばらく考え込む。
「ザクロギア、この中にあるガングニールは立花の、奏のガングニールか」
「・・・」
「すまない、立ち聞きしていた」
ザクロを見ながら、それを額に当てながら目を瞑る。
「もうお前の力だ。剣なら託せる、立花と奏の思い、受け取ってくれ」
そう言って返されるザクロギアを、受け取る。
その際、翼の手も取り、翼は少しだけ頬を紅く染めて、すぐにそっぽ向く。
「約束する、この力は守る為だけに使うよ」
「・・・ああ」
そのあとはただの雑談だった。だが、そのときだけ剣は思う。
いつもその身は剣、私は防人と言い聞かせる翼ではなく、風鳴翼と話し合っていたと思いながら、穏やかな時間を過ごす。
『剣とマリア』
あまりの急な話に、出向けたのは、
「どうして貴方は来れたの?」
「ザクロギア。歌姫・ザ・ナイト」
学園が終わったあと、それを使用して空港まで来た。それにマリアは呆れながら見ていた。
今日、マリアは外国へと立ち、歌い手として活動を開始する。
響達は来れず、剣だけがいま個室にいて、マリアと対話していた。
「はあ、まあいいわ。剣、切歌、調、セレナ、マムのことお願い」
四人の安否のためにも、自分がしたことにしても、マリアはいまの道を進む。それを知るから、剣は、
「当たり前だ、マリアも、なにかあれば必ず駆けつけるよ」
「私も? 私は貴方のを操り人形にしたのよ」
「マリアも守るよ、大切な仲間だ」
マリアの言葉を聞きながらもそう言う剣。マリアはそうとつぶやき、考え込む。
「それじゃ、少しだけ」
「はい?」
近づいてくるマリア。いまこの部屋にはマリアしかおらず、監視カメラや盗聴器はない。
マリアは近づいてきて、背中に手を回してきた。
「まり」
「黙って」
マリアは剣をだきしめ、真っ赤になりながら、そのままの剣。
「少しだけ、頼ったっていいでしょ・・・」
「・・・」
黙り込むマリア。いまから味方のいない場所に行くんだと言い聞かせながら、マリアが離れるのを待つ。
しばらくしてから、すっと離れたマリア。
少しだけため息を吐きながら、
「ごめんなさい」
「・・・別にいいよ」
剣はそう言い、いつものマリアになり、彼女の大切な者を守ると改めて誓い、彼女を見送った。
『剣と響』
リディアンの休み時間、未来達と共にお弁当を食べる響。その響が今日は用事があると言う。
「ビッキーの用事って?」
「今日も剣さんと試合だよっ」
元気よく友達達に言うと、はあ?と言う顔でため息を吐く。未来もなんとなく複雑そうに響を見る。
他の学年の違う友達達は、クラスメイト達とお弁当を共にしていた。
「ビッキー・・・この前も、剣って人と、一緒だったんだよね?」
「ほへ? そうだけど?」
急に未来を残して、三人の友達は遠くに移動して、こそこそと話し合う。響はわからない顔をして、未来は複雑そうにしていた。
時折「ビッキー・・・三角・・・」「友情・・・恋愛・・・」「アニメかっ」という声が聞こえたが、響はわからず、時間が過ぎる。
装者と仮面ライダーの戦い、使うのはザクロギアとガングニール。
その戦いをモニターする司令室。むろん、途中であるギアロックシードを使おうとするが、使えない。
そんな戦いのあとは、武装なしの模擬戦。
「はあ、疲れた・・・」
トレーニング室の床に大の字になる響に呆れながら、ドリンクを渡す。
「あっ、ありがとうございます」
そんな日々を繰り返すが、剣は例のロックシード、仮面ライダー達の力が込められた力を見つめる。
「やっぱり、使えないんですか?」
「ああ」
繋がれた仮面ライダーの力。響がのぞき込みながら尋ね、剣は頷く。
「まあ焦らないさ」
あるだけでもう十分。剣は本番で絶対の確信でもなければ使わないと決めていた。
仮面ライダー達、異世界の思いが繋がれたこの力は、守ることだけに使う。
「そのために強くならないとな」
「はいッ、私も強くなりますっ」
そう言い合いながら、二人はまた模擬戦を始めた。
そう言えば、剣の歌は仮面ライダーの歌が流れています。みなさんのイメージで好きなものが流れていると思ってください。剣自身は歌っていません。
それでは、そろそろGX編です。よろしくお願いします。