仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達   作:にゃはっふー

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仮面ライダーツルギ・シンフォギアフォーム。

背負う運命も何もなく、仮面ライダーの力を得た白銀剣が、誰かの代わり、もしくば守るために戦いたい、たとえ人をやめても。
そう思い至ったが、それに悲しむ者がいる、ならば人として、それを叶えると願ったゆえにたどり着いた存在、白銀剣はその上、装者達、彼女たちを支援するもの達の思いも背負い、人としてたどり着いた姿。
人の代わりに戦う、それは他人任せのようにも聞こえるが、それは違う。
誰かを助けたい、救いたい、守りたい。大切な人へのその思いがあっても戦えない。それでも思う者達、その願いを背負い、物語へと乱入する者こそ仮面ライダーツルギへと至る。
だがそれは炎の十字架を背負うよりも厳しい道。それでも進む背負う者がたどり着いた姿。
背負った以上、その思いに応え、その下へ戻る。覚悟無き者は怪物へと、奇跡を越えられた者こそがたどり着いた答えが、仮面ライダーツルギ、シンフォギアフォーム。

外見は、白とラインのような黒い線が刻まれ、常にエネルギーが全身を巡る、コートを羽織って、その上から鎧を纏う鎧戦士。
両肩にはスピーカーのようなものがあり、そこからザクロギアの精神世界にいる天羽奏が、彼のかわりに歌を歌う。歌のほとんどはライダーの曲である。
顔は彼の師である、鎧武カチドキアームズの顔立ち、腰には完全聖遺物デュランダルをもしたシンセイバーと、ガングニールピースが下げられ、それを一つにして戦える。
背には光りの翼を持ち、空を飛び戦うことが可能。
左腕は大きく装甲がついており、その中には完全聖遺物同等の力、一度引き抜かれれば守り抜くまで戦い抜く覚悟の象徴、ダインスレイフが収納されている。
刀身が分かれ、音叉のように反響してエネルギー破を放ったり、切れ味を上げたり、弓のような形状になったり、ハサミのように相手を捕縛する様々なギミックを持つ。

ライダーズギアを使い、最大3人の昭和ライダーの武器と能力を同時に使える。
ライダーズギアと共に、シンフォギアトリガーと言うものがあり、これには彼を思う装者達の思いが込められ、7人の聖遺物の力を使える。
ガングニールは突撃、天羽々斬は斬撃強化、イチイバルは弾丸、イガリマはエネルギー刃による、刀身の巨大化、シュルシャガナは斬撃をノコギリのように、弾丸は連射にかえる。
アガートラームは刀身をムチのように振るう。もう一人は糸のようなものを出し、相手を捕縛する。使用時、身体を巡るエネルギーの色が、彼女たちの聖遺物の色に変わる。
使用事は○○(聖遺物名)・ハーツッと鳴り響く。

力は強すぎるため、使用後は数時間しようを控えなければいけない。だが己の身を考えなければ完全無欠の戦士として、物語へと乱入する無礼者に変わり果てる。
仮面ライダーツルギの存在理由はイレギュラーであるが、それは多くの人、誰もが一度思う、物語への乱入と言う願い、その一つの形。それ故に怪物や怪人へかわることはないが、力無き者は死を迎えるだろう。


作者です。この作品の最後の言葉はここでやらせてもらいます。
仮面ライダーツルギは、戦姫絶唱シンフォギアの悲しい物語へ乱入し、物語を書き換えるのが目的のライダーです。
途中まで、ただライダーの力に翻弄されるオリ主が、ライダーとしての自分を得たことで人として、仮面ライダーになった物語。そういう形になっていると駄文ながら信じたいです。
白銀剣はその後も、仮面ライダーツルギとして、悲劇のステージに乱入者として乱入し、物語をねじ曲げる悪質なものになろうとも、そういうものとして戦い続けます。
それでは、この物語後はもう一つの作品や誤字直ししながら、別の物語を考えます。
最後のあとがきで言えないのでここで、お読みいただきありがとうございます。それではオリ主の物語、どうぞ。


終わり・・・

 草原が広がり、青空と白い雲が広がる世界。そこに一本の木がある。

 

 金髪の少女はそれを背にして座り込み、日陰の中、青空を見つめた。

 

「・・・パパみたいか・・・」

 

 優しく微笑みながら、静かに毛布を取り出し、自分に掛ける。

 

 そして静かに眠る。この記憶、精神世界で静かに過ごす。

 

「これくらいはいいだろ、仮面ライダー・・・」

 

 意地悪に苦笑しながら、錬金術師キャロルは目を閉じた。

 

 

 

 ある峠を走るバイク。ローズストライク、ブルーローズギアによるバイクを走らせる剣。その後ろにだきつき、座るのは、マリアだった。

 人気のない岬まで走り、夕焼けを見る。

「しっかし、せっかくのオフなのにいいのか?」

「マムのところは、怖い顔の人がいるのよ。ゆっくりしたくてもできないの」

 ヘルメットを脱ぎ、髪をなびかせるマリア。それを見ながら、少し微笑む。

「なに? 見とれてしまったの?」

 マリアが意地悪っぽく言うが、

「綺麗だなって思った」

 正直に言われ、少しだけそうと言い、すぐに顔を背ける。その頬が少しだけ赤く染められていたが、夕日の所為かと剣は思いながら、それを見続けた。

「また海外で歌手をするのだけど、セレナやマムのこと、頼んでいい?」

「愚問だな、言われなくても守るよ」

 その答えを聞きながら、マリアは近づいてくる。

「思えば、他人に大切なことを預けるのって、すぐに思いつくのは貴方なのよね」

「ん? 俺より頼りになる人いるだろ」

「・・・」

 そう言われたとき、マリアは真剣な顔で近づく。

 なんだろうと思いながら、顔を近づけてくる。マリアの顔が側にあり、少し焦る。

「マリア?」

「・・・」

 静かにこちらを見る。吸い込まれそうにマリアの目を見つめる剣。

 マリアは静かに、ずっと、剣の顔を見ていた。

「・・・貴方しかいないわ」

「えっ?」

 そう言った途端離れ、そしてヘルメットをかぶりながら、

「私が頼るとしたら、貴方しかいないわ。これからもよしくね、私の騎士」

 そう言われながら、苦笑する。

「わかったよ、お姫様」

 そんなことを言い、マリアはヘルメットで表情を隠しながら、帰る。

 そしてマリアは後日、切歌と調にメールを出す。

『早くしないともらうわよ』

 その文面は二人を絶句させるには十分だった。

 

 

 

 弦十郎の家、その家にある剣道道場のような場所で、翼と剣の稽古をする剣。

 結果は、白銀剣の勝利で終わりを告げた。

「剣の腕はお前より下か・・・」

 悔しそうに呟き、二人にドリンクを渡す奏。

「仕方ないさ、翼の剣は、シンフォギアに特化してるんだ。剣道って枠組みじゃ勝てないよ」

「奏はどっちの味方なの?」

「ん~いまの相棒は剣だからな~」

 そんな会話をしながら、奏は立ち上がり、二人に手を振る。

「私は旦那に、私の戸籍とかどうとかって話聞きに行くから、休んでな」

「おう」

「わかった」

 二人っきりになりながら、道場で休む翼と剣。

 少し長い間が空き、翼と共に壁を背に休んでいたら、

「ん?」

 翼が肩に頭を置く。なんだと思ったが、眠っていた。

「・・・おいおい」

 翼の寝顔を見ながら、少しだけどきっとする。

 だがすぐにキャロルの顔がよぎる。なんでだ?

「・・・ったく」

 翼をそのままにしておき、翼はそのとき、短く呟く。

「・・・・・・つるぎ」

「・・・夢の中でも防人か」

「・・・」

 翼の見た夢は歌い手として、歌を歌う夢だった。ある人が側にいながらの夢。

 起きたときは盛大に真っ赤になりながら、寝言など言っていないかと聞くと、なにも言わない剣に真っ赤になりながら、斬りかかる。

 弦十郎と奏はその様子に呆れながら、止めに入る。

 

 

 

 買い物に無理矢理連れ出された。剣はため息をつくと、当本人はどうしたのと言う顔で見てくる。

「ため息は幸せ逃げるよ剣」

「調、急に買い物に連れ回さないでくれよ」

「えへへ」

 いたずらっぽく微笑む調。その手を握りしめながら、仲良くショッピングモールを歩きながら、洋服店を見る。

「そう言えば、切ちゃん、新しい洋服着てたんだ。私も欲しいから、剣が選んでよ」

「ん、俺でいいのか?」

「・・・剣がいいの」

 少し顔を赤くしながら、よくわからない顔をする。また一瞬キャロルを思い出す。彼女ともこういうことしたかったなと思いながら、調に似合う洋服を選ぶ。

 そして買ってあげる。それくらいは剣も気が利く。

 調はうれしそうにしながら、まだ連れ回される。

「・・・剣」

「なんだ」

「・・・」

 少しもじもじしながら、調は静かに、

「また、一緒に回ろうね」

「ん、いいよ調」

 それを聞き、うんと微笑む調。

『まだ甘い』

(うるさい)

 一瞬、不機嫌になった調に疑問に思いながら、調はなんでもないよと告げて、二人でその後、食事をするのであった。

 

 

 

 クリスはシャワーを浴び終え、部屋の外に出る。

「ふう、さっぱりした」

 最近暑く、汗をよくかく、そう思いながらリビングを見る。

「・・・なにしてるんだか」

 白銀家のシャワーを借り、その家の者はカーペットの上で寝ていた。

「・・・」

 覗きなんて許さないし、それ以上のことをしようものなら殺す。

 そう思うのだが、

「・・・なぁんも思わないのか、そうかそうか」

 ムカムカしながら、寝ている剣を見る。

 疲れているのか、最近は激戦が続いたのだから仕方ない。

「・・・」

 少しだけ、剣に覆いかぶるクリス。

「・・・」

 なんとなくした行為だが、存外悪くないと思ってしまう。

「・・・」

 剣の心音が心地よく聞こえ、目を閉じながら聞く。

 それがいけなかった。

「・・・ん?」

 気がつくと起きあがり、時計を見たら、日付が変わっていた。それに顔を青ざめ、真っ赤に染める。

「な、なななな、なにしてんだわたしはっ」

 ずっと剣に触れながら、眠ってしまい、スマホを見ると、家にいない自分を心配する響からの連絡ラッシュがあるが、なぜお前が自分の家に居るんだと思う。

「と、とにかく帰るっ。そしてなにもなかった、なかったんだうんっ」

 そう言い聞かせながら、急いで出ていこうとすると、

「・・・」

 ふいに剣を睨む。

「・・・起きてないよな?」

 最近は奏はいま弦十郎のもとで、人として活動できるようにしているから、気づかれていないはず。

 剣が起きてないのなら。

「・・・」

 疑惑は解けないままだが、クリスはすぐに出ていき、家で勝手に泊まったバカをしばくのであった。

 

 

 

 友人達とたまたま会い、僅かに話しているとき、切歌が現れた。

「つ~るぎっ」

「うわっ、切歌」

「デートするデスっ」

「・・・はい?」

 こうして白銀には恋人がいると0秒と言っていいくらいに広まるのは別の話。

 剣の腕に張り付きながら、遊園地を歩く切歌。

「切歌、今日は何もなかったけど、なんも話し無くするの、やめてくれよ」

 そう言うが、ふいに切歌は不機嫌な顔で、

「あんなかわいい人達と楽しそうにしてるのが悪いデス・・・」

「なんだって?」

「なんでもないデスっ」

 そんな切歌だが、内心焦る。

(切歌・・・)

 腕を強くだきつくたび、切歌の胸が肘に触れる。

 さすがに剣も邪念を払おうとする。やはりキャロルの顔がよぎる。最近よくあるなと思う。

「・・・剣」

「なっ、なんだ」

 密着させてくる切歌に対して、剣は少しだけ困惑する。

「神社で言ったこと、忘れないで欲しいデス」

「・・・えっと・・・」

 すぐに思い出せないが、あれだろうかと呟く。

「切歌達が、俺のこと大切な家族として見てることか?」

「・・・」

 その後、全て剣のおごりで、遊園地など見て回り、また来ることを約束させられたのであった。

 

 

 

「それ、剣さんが悪いです」

「なんでだっ!?」

 未来にいつもの場所、自動販売機の前で相談する。剣のおごりのジュースを飲みながら、未来はため息をつく。

「私が最初なのにな・・・」

「ん? どうした」

「なんでもないです」

 そう言いながら、その手を握る未来。剣はん?と思いながら、

「黙っててください」

「えっと・・・」

「黙っててください」

「はい・・・」

 その後未来が放すまで、手を繋いだままだった。

 

 

 

 奏は今後、白銀奏として戸籍を用意する。そういう話をする。

 やはり死んでしまった奏を同一人物として生きることは難しいためらしいし、おもに剣と共に行動する、ザクロギアなのだからこれがいいと、本人達含めて納得した。

 その話のため、司令室へ来て、話を聞いて帰る剣。

「剣さん」

 そう言い、キャロルの身体、エルフナインが現れる。

「エルフナイン」

 それに少し寂しく微笑む、エルフナインを助けるために、キャロルを救えなかった。それが心に残るのだが、エルフナインは僕の中にいますと言い、優しく微笑む。

 その後も仲良くしているのだが、今日は少し顔を赤くしていた。

「どうした?」

「あ、あの・・・少し、しゃがんでください」

「ん?」

 言われたとおり、エルフナインと目線を合わせる。エルフナインはそれを見て、力強くうなづき、

「えいッ」

 そう言って、だきつくとともにキスをした。

「!!?」

 驚く剣に、エルフナインは真っ赤にしながら、

「きゃ、キャロルだけずるいですからっ」

 そう言って走り出すエルフナイン。剣だけは困惑しながら、その場に座り込んだ。

 

 

 

 響と共に、ある場所まで付いてくる。

 一人の男、響の父親。家族の繋がりを取り戻すため、響は剣を呼んだ。

「ここまででいいです剣さん」

「そうか」

 少しだけ手を繋いでいた響。その手を放し、父親と手を繋ぐ。

「それじゃ、行ってきます」

「おう」

 そう言うが、剣は結局去らずに、その場でことの様子を見守った。

 結果は、響と、前を歩きだした父親のおかげで、今後が約束されたようだ。

 その様子に、少しだけ救われた。

(・・・始まりか)

 始まりは響達、被害者に対するバッシング。それに何もできない自分を憎み、力を求めた。

 その一部が癒えた気がする。なら次は、

「もう起こさせないこと・・・」

 拳を見つめる。いまならばと思う。

「いや、まだあの二人だけじゃない・・・」

 誰かを救おうと願う思いに、極みなんて無い。

 だけど目指そう、その高い道。奇跡の先、奇跡を越えた先の未来を手にするため。

 そう決意すると、響の父親が響に、

「そうだ響、彼氏くんのことも報告しないと」

「えっ・・・」

 それに剣もへ?と思った。

「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!? か、彼氏って、剣さんはその、あのっ」

「いやだって、ここまで付いてきて欲しいって言ったり、ここまで手を繋いでいるから、ってきり・・・」

 その言葉に母親達も顔を出している。まずい、いま見つかるのはまずい。

「つ、剣さんとは、その、あの・・・」

 なぜかはっきり違うと言わない響。

 娘の反応を見て、父親に母親は、

「まだ近くにいるのならつれてきたら、家に上げてあげる」

「「「ええっ!!?」」」

 つい3人で声を上げて見つかり、なし崩し、父親がお願いだからと言われて、立花家にあがる剣。

 色々聞かれたりして、響も顔を真っ赤にしながら、剣は色々と困惑しながら、立花家で色々聞かれたり話をしたりして過ごした。

 

 

 

 バイクを走らせる剣。岬を走る中、ふいに止まり、弦十郎に連絡する。

「すいません、しばらく休暇いいですか?」

『休暇? どういうことだ?』

「ライダーズやシンフォギアは強すぎましたから、身体を休ませたり、今後どうするか考える時間が欲しいんです」

 それを言われ、ふむと納得する弦十郎。

『わかった、しばらくは身体を休めるんだな』

「はい、それじゃ」

 そう言って電話を切る。メールで装者や親友達にも連絡しておく。

「な~にが休暇だよ」

 奏が現れ、呆れているが、いたずら子供のように微笑む。

 彼女は反対ではないらしい。

「悪いけどつき合ってもらう」

「そういうのは翼に言って欲しいな」

「はあ?」

「気にするな」

 ザクロに戻る奏。そして、バイクを走らせ、Uターンする。

 その先には、光りの入り口が開いていた。

 

『誰か・・・助けて・・・』

 

 そんな声を聞きながら、バイクは加速する。

 

 

 

 怪物をなぎ払うバイクに驚きながら、男は言う。

「お前か、俺を呼んだのは」

「貴様、何者だッ!?」

 怪物はそう言うが、ギアドライバーを取り出す。ベルトは伸びてムチのように動かしたり、ブーメランのように武器を使った後、拳で怪物を吹き飛ばす。

「凄い・・・」

「まだまだ」

 そしてベルトを巻き付け、彼は叫ぶ。

「変身ッ」

 白い鎧を纏う、願いの代行者が現れる。

「俺の名は仮面ライダーツルギ」

 拳を力強く握りしめながら、宣言する。

「悪いがこの戦い、乱入させてもらうッ」

 異世界であろうとどこだろうと、声が聞こえ、願いがあれば、奇跡を越え現れる。

 仮面ライダーツルギ。物語の乱入てし、結末を書き換える。一人のライダーの誕生であった。




 病院の夜、全てが終わり、寝静まった病室に忍び込む少女。
「・・・」
 戦い疲れ、気絶するように眠る白銀剣を見つめる。
 そしてふいに、魔が差してしまう。
 眠っている彼へと近づき、側で眠るキャロルの身体になったエルフナインを気にしながらも、静かに、
「・・・」
 その唇を重ね、数秒の時が過ぎる。
「・・・」
 その後頬を赤くして去る歌姫。
 その姿は誰にも見られることはなく、彼もまた気づかなかった。

仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達。一時完。
それでも少年は、鎧武を越えるために、変身し続ける。
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