仮面ライダー鎧武・鎧武を目指す者と戦いの歌姫達 作:にゃはっふー
他の物は紘汰の世界では使用しているが、自分の世界ではジャミングのように邪魔をするために、移動手段としてローズアタッカー以外は所持してません。言葉足らずですいません。
ちなみにジンバーも使用できますが、唯一使えないのはカチドキアームズと極アームズ。
これは紘汰が作れないからです。応用は利かせられます、今回はそんなロックシードを出します。
それと紘汰が知らないロックシードの武器も使用できません。
それではクリス回です。どうぞ。
揚げたパン耳を砂糖にまぶして食べる剣。リビングは静寂で、テレビもつけずに、電気の点灯の下、パン耳食っている。
「まともなもんそろそろ食うか・・・」
剣はいちおう、料理を筆頭に家事はできる。だが節制を理由に、パン耳ですましている。
最近紘汰の攻撃も熱があり、もう剣士との戦いは何日前かわからない。
戦う中でいまだに姿を現さない敵、ノイズの動きも不明であり、彼女たちもなんなのかもよくわからない。
「・・・やっぱり、剣士の子と戦うのは間違いなのか」
いや、それは違う。心ではそう思う。
(初めてあったときは、たまたま通りかかった子と思ったが違った)
ノイズを倒す力を持った少女、なぜか歌を歌いながらだが、その歌が装備を強化しているのはわかった。
綺麗な歌だったが、聞けば聞くほど、悲しくなった。
無理している。苦しんでいる。他にいないのか他に。
いないからだろうか、その歌に感動もなにも感じず、刃を向けられても無視した。
戦いたくないから、たとえなにがあろうと、戦いたくない。
そう思っていたのに、
「・・・」
なんで後輩に刃を向けた? その身は剣? 防人? そんなわけのわからない言葉を言っても、なにも感じない。
だって、
(・・・一人で辛いって、そう思うのは俺の勝手だよな・・・)
パンを食い終え、その場に倒れる剣。
弱い自分、なにもできない、することがない。
「・・・戒斗さん、あなたはだから憎んだんですか? 弱者であることを」
弱ければなにもできない。いまの俺は弱いから、誰かのために、なにもできない。
「・・・」
懐からオレンジロックシードを取り出す。だがこれはコピーだ。自分の力ではない。
「力・・・」
オレンジ以外の力を知っている。だが一番はこいつだった。
それを見ながら、静かに考え込む。
「・・・」
そんな時、サイレンの音と共に、
『剣ッ、って』
「サイレンと同時っ!? ついにこっちの探知レベルかよっ」
『とにかく急げッ』
「はいよっ」
急いで町の中、避難が始まる中をローズアタッカーで走る。
紘汰の言葉に従い、途中で降りて、静かに気配を消して近づいていった。
ノイズの他に、剣士と茶髪に、別の子がいた。
「・・・どういう事態だ」
新しい子はバイザーらしきものをつけており、剣士と茶髪と敵対しているように思え、それに茶髪の子もとまどっている。
白い鎧の子に対して困惑する中、剣士とその子が戦い始めている。
「これは、いったい」
『!? 剣、あの白い子が持つ杖、ノイズの気配が強い』
「はあ?」
そう思ったとき、杖からノイズを出したのに驚愕する。
「なんだと、ノイズを操る道具か!?」
『そうみたいだな、どうやら事情があるだろう・・・剣、剣士と茶髪の子は国の子だ』
「わかりました。二人を援護しながら、あの子から杖を手に入れます。少なくてもその方がよさそうだ」
剣は戦極ドライバーを巻き、駆け出す。まずはノイズに捕まった茶髪の子を助け出すため。
「変身ッ」
『オレンジアームズ・花道、オン・ステージ』
「あなたはっ」
茶髪の子が驚く中、鎧を纏いつつ、大橙丸を振り、一瞬で切り伏せる。
「平気か茶髪の子っ、とりあえず俺は杖を君達に渡すため、あの子から奪い取る。異論は聞かないッ。君はノイズを頼むッ」
そう言い、無双セイバーを構え、二人へと走り出す。二人もまた驚愕してこちらを見た。
「貴様は」
「お前が未確認鎧武者かっ!?」
「悪いがその戦い、乱入させてもらうぜッ」
すぐさま白い子へし斬りかかりながら、迫るノイズも切り伏せる。
「はなしゃ聞いてたが、確かに強いなお前」
「悪いが、ダンスの相手してもらうぜッ」
「ハッ、おとといきやがれッ」
杖への攻撃をメインに、剣を振るう。剣士も割ってはいるように、その中に入る。
「お前の相手は私だッ」
「黙れ人気者ッ、誰も彼もお前に注目してると思うなッ」
「人気者って、お前ら機密扱いだろッ。人気者ってなんだよッ」
「お前知らないのかッ」
なにか三つどもえの戦いになるが、剣は基本、剣士の攻撃は流し、直接攻撃はしない。白い子にも、武器や装甲を破壊するように振るう。
「テメェなめてるのかッ!? 本気でかかってこいッ」
「この力は人を守るための力だッ、俺は絶対にこの力で人を傷付けないッ。俺はそう、この力を授けた人達に誓ったッ」
「・・・ふざけるなッ」
白い子は激昂して、攻撃が荒くなる。だがおかげでノイズや攻撃が読みやすい。
「俺はまじめだッ。なにがあっても全てを守る、それが本物の『鎧武』に誓ったッ、俺の意志と意地だッ」
大橙丸を投げる。それは二人ではなく、後ろがおろそかになっている茶髪の子のため、その後ろから迫るノイズに突き刺さる。
「「「!!?」」」
(こいつ、この乱戦の中で)
(全ての者の動きを、把握しているのかっ!?)
白と青は驚愕する中、茶髪の子は大橙丸を掴み、こちらに投げる。
「すいません返しますッ」
「応ッ、悪いなッ」
それを見ずにキャッチして、二人は確信に至る。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、セイッハッ」
追いつめる白に対して、剣士は歯を食いしばる。
(この程度なのか、私の強さは・・・)
いま目の前にいる二人、明らかに自分より上の高見にいるもの達。
「いや、まだだッ。私は、この身は剣、私は防人だッ」
そして構える、静かに・・・命の歌を紡ぐ。
『剣ッ』
戦いの中、声が響く。
「!? いまの声は・・・って、お前まさか」
「なんだっ」
後ろから急に力が増す。剣士からいままで以上の力を感じつつ、それでも白との戦闘をやめない。
「こらやめろ鎧武者ッ、あの野郎、『絶唱』を使う気だッ」
「ぜっしょう?」
疑問に思うが、攻撃をゆるめない。
剣士の子の雰囲気は明らかに異常だった。何か不穏なことまで呟いている。
ああこれはあれだと気づく。おそらく自分事斬ると確証した。
「・・・まあいいか、耐える」
剣はそう結論付け、いまだに足止めを続ける。それに叫ぶ者がいる。
『バカかッ、あのエネルギーに耐えられるのかッ』
「バカなのかお前はッ」
紘汰はともかく、事情を知っていそうなこの焦りにやばいのは的中しているが、
「絶唱が何か知らないが、いまはノイズ根絶が優先だッ。いざとなれば俺が守るから、安心して致命傷負え白いのッ」
「言ってることがめちゃくちゃだぞおまえッ」
紘汰と白からの苦情を無視して、剣は押さえ込むように動く。
それを睨む剣士だが、
(防人の誇り、剣としての名、返してもらうぞッ)
そして放たれようとする絶唱に、
「・・・マジでやばいのだったか」
「『いまさらかっ!!?』」
二人が光に包まれた。
「セイッハァァァァァァァァァァァ」
そう雄叫びを揚げて、地面から這い出てくる。
危なかった。無頼キックを使い、地面を盾のようにして吹き飛ばし、威力を少しでも削っていなかったら、変身も解けていた。
もう一人の子は逃げているが、正直もう追うことはできない。
「紘汰さんの大技クラスか・・・さすがに体に響いた」
「翼さんッ」
その叫び声に、すぐに振り返る。
そこには、
「・・・なっ」
血まみれになった、剣士がそこにいた。
目や耳から血を流し、倒れるその子を急いで支える。
「自滅技だったのかよッ、くそッ」
そうと知っていたら使わせなかった。自分はミスをした。
「紘汰さんッ」
虚空へ叫ぶ剣、夜の静寂の中、茶髪の子も駆け寄る。ノイズはもういない、いまので殲滅されていた。
「紘汰さん、俺用の回復ベルトを彼女にッ。このままじゃ死んじまうッ」
いまだ流れる血の少女のために叫ぶが、返ってくる声はない。
「紘汰さん頼むッ。俺でもわかる、このままじゃこの子は死ぬんだッ」
それでもなにも返ってこないが、それでも叫ぶ。
「あんたがその後の戦いで、俺の身を案じてくれてるのは分かるッ。だけどこのままじゃ、俺達はあのときのライブ会場の時と同じじゃないかッ」
この言葉に、支えられている彼女と茶髪の子が反応する。
「ライブ会場って・・・」
茶髪の子に、ああと頷く。
「俺はそのときにもこの力を持っていたッ。だけど間に合わなかった、間に合わず、俺達は多くの人を助けることはできなかったッ。たった一人、生き残った子すらなにもできずに、傍観するしかなかったッ」
あのときの事件、その際のノイズは異常だった。
察したのも後れ、駆けつけたときは、全てが終わっていた。
「俺には力があった、ノイズと戦える力、誰かを守る力、救うことができたのに、俺が弱かったから、なにもできなかったッ」
駆けつけた時には、本当に全て終わっていた。
なにもかも遅く、剣と紘汰は、己の無力さを呪った。
「あなたは・・・」
茶髪の子が何かを言う前に、虚空へと叫ぶ。
「紘汰さん頼む。いまとあのときは違うッ、この子はいま手の届く場所にいるんだッ。助けたいッ、鎧武の、あんたから力を授けられた者として、俺はこの子を助けたいッ。手の届く全ての守るべき者を守るッ」
少女の身体から生気が無くなりつつあるのを感じながら、それでも叫ぶ。
「俺に、力をくれ紘汰さんッ。俺は必ず、あんたや戒斗さんを越えるッ。だから」
そして静かに、頭を下げるように伏せた。
「この子を救わせてくれ・・・」
茶髪の子は言葉を失い、血を流す少女もまたなにも言わずにその様子を、薄れていく意識の中で聞いていた。
やがて、空間が開かれる。
「ほらよ」
空間から顔を出す男、それは白い衣装で身を包んだ、人とは思えない風格の男だ。
投げ渡されたのは、戦極ドライバーに、ブレードがついていないもの。それと致命傷のケガを負った際に、紘汰が独自に作り出したロックシードだった。
「すいません」
すぐさまそれを剣士の腰に巻き付け、ロックシードによる治療を始める剣。
それに対して紘汰は、
「わかってるのか、それは一度しか使えない。お前はもう」
「大怪我を負わなきゃいいだけだ」
そう断言して使用する。すると、流れる血が止まり、少女から痛みが消えると共に、意識が途絶えるが、これでひとまずは安心できる。
「これって」
「ロックシードによって、彼女の自然治癒効果を高めたり、出血も止めたけど、病院には連れて行けよ。絶唱、俺達はこれで起きる代償を把握してないからな」
「それでも、一命は」
「とりとめただろう」
それには彼女、茶髪の子が耳元の通信機を聞き、うれしそうな顔になる。どうやら心配しなくてもすみそうだ。
「人が近づいている。お前も戻れ、剣」
「はい」
そう言われ、剣士を静かに寝かせ、剣はクラックの中に入る。
「まっ、待ってッ」
茶髪の子はそう叫ぶが、それに紘汰は手を向けて制止させた。
「悪い、俺達は君達と関わるつもりはない。俺達には俺達の敵がいる、ノイズ退治はその障害だからしているに過ぎない」
「えっ」
「俺達は君達の敵ではないが、味方にもなれない。そう君達の仲間にも伝えてくれ」
そして入り口が閉ざされる中、それでも茶髪の子は叫ぶ。
「私の名前は立花響ッ、お願いです、お礼を言わせ」
そう言い終える前に、クラックが閉じた。
それと共に、剣の変身が解け、鮮血が流れる。
「・・・バカ弟子が」
そしてその場に倒れ、舞が現れ、支える。
「外傷は?」
「大丈夫、だけど・・・」
治癒用のロックシードを他人に譲渡した以上。無理をさせるわけにはいかない。
「・・・」
紘汰は悩む。ロックシードを彼女たちに託したこと。悪用されることはないだろうが、それでもよぎるのは、この世界で果実の争いが起きる可能性であり、その当事者として、剣が舞台に立つことを。
「紘汰」
「わかってる」
ライブ会場のことは、紘汰も悔いていた。
反応がいつもと違い、戦士として未熟な剣を向かわせるわけにいかなかった。
判断するのにためらいがあった。だがすぐに剣も気づいて現場に向かった。
そして遅かった。仕方ない、イレギュラーであり、剣達の目的は世界の救済ではないのだから、気にしても仕方ない。
というふうに、自分達は割り切れない。
「俺がもっと早く気づいていれば、多くの人を救えたはずだし、あの後の対応も、かわっていたはずだ」
助かった一人の生還者に、人の対応は残酷すぎた。
もしも早く、もっと多くの人を救っていたら、変わっていただろう未来に対し、剣や紘汰は考えが止まらない。
「思えば、そのあとだな。剣が飛躍するように、強くなったのは・・・」
いままで以上に強さに固執し、弱者であることを呪うように、強さに固執した剣。
いまでは極アームズと同格に、鎧武で戦う剣。このことは伝えていない、剣は間違いなく、当時のビートライダーズ最強と言っていい存在だ。
だからこそ、考える。
もしも、果実の争いが起きれば、間違いなくと。
「・・・いまは考えても仕方ないか」
舞はこの間も、普通だが、彼のケガを治癒している。彼の身体に必要以上の影響を与えないように気を付けつつ、剣を見守る。
「・・・俺や戒斗を越える、か・・・」
その言葉を思い出し、ある男を思い出す。
「戒斗、お前なら、剣をどう育てる・・・」
気のせいか鼻で笑われた気がする。強さを求める剣に対して、自分がやることは一つだと、笑われた気がした。
「・・・やることは一つ、だよな」
剣を強く、育てるしかない。
彼が望む強さ、自分と戒斗を越える強さを目指す若者。
そして、
「あの子達を守る、お前の意識、お前のステージ、見せてくれよ剣」
意識を失った弟子に対して、紘汰はそう告げた。
設定では紘汰と出会ったのは、中学始めくらいかその前ですね、そのあとは強さを目指して鍛えていました。
余談ですが、ダンスも舞や紘汰から習って踊れます。これは難しい顔をする二人に、少しでも心のゆとりを持って欲しいがためにとった行動です。
オリジナルロックシードは、まあ治療用ロックシードと思ってください。一つしかないのは、あまり乱用すればヘルヘイムの森が出てくるかもしれないと危惧してますし、紘汰は、自分と同じようになるのではと危惧してます。
これは未定なので、感想があればですが、オリ主に敵ライダーをG後、もしくばGX後に出すか考えています。これにより、死亡した原作キャラが何かしらの形で出てくるなど、未定と言う名の考えなしです。期待はしないでください。ですが作者はセレナが好きです。
剣の戒斗のように、力に固執している理由はこれでいいのか考えながら、次の物語の準備します。
それとこれも感想で聞きたいですが、番外編は羽目という羽目を外し、かつ頭のねじというねじはずして、バカ騒ぎしていいですか?
タイトルは『戦姫絶唱しないシンフォギア・鎧武を目指す者の回り道』です。
思いつく限りのバカネタ、クロスオーバーさせるつもりです。クラスメイトとして『バカとテストと召喚獣』と『デート・ア・ライブ』の作品キャラを、剣の学園のクラスメイトにして、バカなことをさせようとしてます。
はっきり言ってカオスなバカ騒ぎするつもりです。だって剣は学園祭やら学園イベントより、響達を優先しますから、キャラ濃くしなければ参加もなにもしませんので。
むろん、シンフォギアの子達も、学園祭などで剣を訪ねます。それくらいカオス展開を目指してます。
ではここで、これからもよろしくお願いします。