超次元ヒーロー ネプテューヌ×ネクサス 作:ハードモード
ユニと別れてから僕たちは1度ラステイションに戻り情報収集もしたが全く収穫はなかった。
「全然見つからないです、ゲイムキャラさん」
「これだけ聞いてもダメって事は街の人たちは知らないんじゃ・・・」
「こうなったらラステイションの教祖に聞くしかないね」
「そうね・・・あまり気乗りしないけど」
僕たちは教会を向かおうとするがネプギアはユニとの一件でなんとなく落ち込んでいる様に見えた。
「教会には僕1人で行ってくるから3人は休憩してて」
「えっ?いやそれは・・・」
「ネプギアに少しでも気晴らしをさせてやって」
「・・・うん、分かったわ、後はお願いね」
「お願いするですコウちゃん」
教会に行ってケイと話すぐらい僕1人でも出来るからアイエフとコンパにネプギアを任せて僕は教会に向かった。
僕は教会に着きケイと話が出来るよう話をつけてもらい今は応接室に案内されケイを待っていた。
するとノックが聞こえ僕は立ち上がる。
「お待たせしたね、ようこそラステイションへ、僕がこの国の教祖神宮寺ケイだ」
「こちらこそ突然訪ねたのに話の場を設けてくれてありがとうございます、僕は・・・」
「緋剣光矢君だね、お仲間からはコウヤって呼ばれているプラネテューヌの諜報部員だね」
中性的な顔立ちで初見だと男性か女性か間違えそうなラステイションの教祖であるケイはかなりの情報通でもあったね既に僕の事まで調べ上げているとは。
「プラネテューヌの教祖イストワールのお気に入りだけど経歴や君に関するデータは全て強固なプロテクトで閲覧不可能、君には前々から会ってみたいと思っていた所だったよ」
「あ・・・別に僕はお気に入りというワケじゃ・・・それに僕の経歴なんて面白いものじゃないですよ?」
僕の経歴ははっきり言って全てイストワールに偽造してもらった物で元々転生した僕には経歴なんてないし僕がネクサスだってバレないようにイストワールはこれでもかと僕のデータはプロテクトしていた。
「確かに見た目だけじゃそんな器には・・・いやもしかしたら・・・すまない、まずは腰を掛けてくれ」
ケイは僕をまじまじと見て何かに気付いた素振りを見せるけど僕に座るように言い僕はその場にあった椅子に座りケイは机を挟んで向かい合って椅子に座る。
「それで僕に折り入って頼み事があると聞いているけど?」
「はい、実は僕たちはゲイムキャラの協力を仰ごうと探しています、教祖であるケイさんなら居場所を知っていると伺いました、無論それに見合うだけの対価は支払います」
「なるほど・・・確かに僕はゲイムキャラの居場所は知っているけどお金では困っていないから君たちには労働力を提供してもらおうか」
「ありがとうございます、してケイさんの依頼内容は?」
「この国ではある物を開発途中でねそれに必要な材料を確保してほしいんだ」
「材料とは?」
「宝玉と結晶と呼ばれる物、諜報部員の君なら知っているね?」
やはりこれも原作通りか、なら在り処も同じだね。
「分かりました、かなり骨が折れそうですが仲間と協力して確保します」
「良い返事だね期待しているよ・・・それともう1つ」
「何ですか?」
「君はネプギアさんと行動を共にしているはずだね、最近ギョウカイ墓場で起きた事とノワールがどうなっているか教えてほしい、君は仕事のパートナーであるアイエフさんと友人であるコンパさんとギョウカイ墓場に向かったはず・・・」
「ケイさん、こちらの情報だけをもらうのはマナー違反ではないですか?、ビジネスは基本ギブ・アンド・テイクですよね?」
「む・・・確かにそうだね、これは失礼した」
「では材料を集めた際に今度は僕の仲間も一緒に伺いますのでその時に情報を交換するという事でどうでしょうか?」
「・・・分かったそうしてもらえると助かる、君とは話がスムーズに流れて非常にやり易い、その気があったら僕の元で働かないかい?」
「ありがとうございます、旅の中でじっくり考えさせてもらいます」
ケイの珍しいジョークも交えながら確かにスムーズに話は終わり僕たちは席を立ち握手を交わす。
「君の手、暖かい・・・」
「えっ?」
「いや別に他意はない、良い返事を待っているよ」
ケイがそう答え僕は応接室を出たけどさっきのケイの態度が気になってしまう、この世界の主要キャラってみんな男性嫌いだったりするのかな?
ネプギアside
コウヤさんの御厚意で私はアイエフさんやコンパさんとラステイションの街を散策していた。
「あっあのアイスクリームなんて美味しそうです~買ってくるです!」
コンパさんはアイス屋さんを見つけて買いに行く。
「・・・あまり楽しくない?」
「いやあのぉ・・・コウヤさんだけ行かせて私たちがこんな事して良いのでしょう?」
「確かにね・・・逆に私たちじゃなくてコウヤとなら良かった?」
「えっ?、それは・・・」
もしコウヤさんとこんな風に散策していたら・・・何故か楽しそうでドキドキしそうな・・・
「やっぱりコウヤと一緒の方が楽しそうなのね、顔に出ているわよ」
「そうですか!?」
いつの間にか顔を出ていたみたいで恥ずかしくなるけどアイエフさんは何故か微笑んでいた。
「ネプギアもそうなんだ・・・」
「「も」って事はアイエフさん・・・」
「私もコウヤといるだけでなんだか楽しくて安心出来て時々口喧嘩なんかもするけどあいつが頑張っている姿を見ると自分の悩みなんかが小さく見えて「絶対に諦めるか!」って私も頑張れるのよね・・・」
「アイエフさん・・・やっぱりコウヤさんの事・・・」
「そうなんです!、アイちゃんはコウちゃんが大好きなんです!」
コンパさんが戻ってきて私とアイエフさんの分のアイスを渡してくれるけど明らかにアイエフさんが動揺していた。
「バッバカな事を言わないでよね!?、わっわたしは別にあいつの事なんて!?」
「勿論友達としてですよね?」
「そっそうに決まっているでしょう!?、先にそれを言いなさいよ・・・」
アイエフさんは友達としてコウヤさんが好きだと言うけど私はなんとなく違うという事が分かった、その事が私は嬉しくもあるけど何処か落ち着かない様子だった。
『~♪』
「あっコウヤから!、はいもしもし?」
すると何処かの管理官に似た市長が設定しそうな青い防衛隊の着メロが聞こえるとアイエフさんは一瞬でコウヤさんからと気付き応答する。
「アイエフ、コウヤだけど教祖との話しが終わったから一度落ち合わない?」
「分かったわ、じゃあラステイションの玄関口で落ち合いましょう」
「ガレット!」
コウヤさんのまたも別の防衛隊の返事で電話は終わり私たちはラステイションの玄関口に向かった。
コウヤside
僕は教祖ケイとの会談を終えてラステイションの玄関口に向かい数分遅れでネプギアたちも到着する、ネプギアやみんなも少しリフレッシュ出来たみたいで少し元気が戻っていた様に見えた。
「教祖さんとのお話はどうだったですか?」
「あぁその事だけど・・・」
ケイからの依頼や交換条件などを話した。
「宝玉に結晶ってかなりのレアアイテムじゃない!?、まず市場には出回らない代物よ!!」
「それについてはもうこっちの方で調べはついているんだよね」
「本当ですか?」
「昔一緒に潜入活動した仲間から聞いていたんだ、これがそれぞれドロップするモンスターとダンジョンの名前」
僕はそう言い訳をしてメモ紙をみんなに渡す、本当はゲームをやっているから知っているなんて言えるわけないし・・・
「へぇ~仲間ねぇ~・・・もしかしてオトメちゃん・ネバランちゃん?」
「ハズレだよ、正解は偶然知り合った人で性別は男性だよ」
「そう・・・それなら良かった・・・」
「でも偶然知り合った人と一緒に仕事をしたんですか?」
「あぁ別に悪い人じゃなかったしその人もマジェコンヌしか相手にしていなかったからね」
何故かアイエフが僕の答えにホッとしていてコンパはいつも通りアイエフを見てクスクスと笑っていた。
「じゃあ僕は宝玉を取りに行くからネプギアとアイエフとコンパは結晶を頼むね」
「待ってくださいコウヤさん!、ここからだとテコンキャットがいるセプテントリゾートが近いです、宝玉はプラネテューヌまで戻らなきゃいけませんので私たちが行きます」
「そうです、さっきまで私たちは休ませてもらったので私たちが行くです!」
「それにコウヤ1人で行動するのは危なかっしいし・・・私たちの誰か1人コウヤに付いた方が良くない?」
参ったなぁ・・・宝玉の方だとリンダとの戦闘になってしかもネプギアは女神化が封じられた状態で戦わなくちゃいけない、mk2じゃ日本一がRe;Birth2ではREDが助けに来るけどなるべくみんなを危険な目に遭わせるわけにいかない。
結晶だとワレチューとのイベントとユニとネプギアとのタイマンだからこちらに行ってもらわないと・・・
「いや大丈夫だよ、それに早くみんなが結晶を見つけて僕に合流した方が手っ取り早いよ」
「逆も言えますよ、コウヤさんが先に結晶を見つけて先にラステイションで待っていてください」
話は平行線か・・・確かに僕がさっさと結晶を見つけてなんとかユニとネプギアをタイマンさせるように仕向けてからネプギアたちに向かえばいいか、いざとなればストーンフリューゲルを呼ぶか僕が光になればすぐに駆けつけれる。
「分かった、僕は結晶をみんなは宝玉を頼んだ」
「じゃあ3時間後、またここで合流しましょう」
僕たちは頷き合い僕は結晶探しにみんなは宝玉探しに向かった。
ユニside
アタシは今ケイに呼び出され教祖の部屋に向かっていた、その時もアタシはネプギアの事が気になっていた。
ネプギアに酷い事を言ってしまった・・・ネプギアだって酷い目に遭ったのに・・・
本当は分かっていたわ、アタシが3年前に連れて行ってもらえなかったのはアタシがまだまだ未熟だったから。
だからこそアタシは頑張って強くなった!、お姉ちゃんを助ける為にお姉ちゃんのような立派な女神になる為に!
それにあの銀色の巨人ウルトラマンネクサス!!、巷では「光の勇者」だとか「新たな守護神」とか言われているけどアタシだけはあいつを認めない!、あんな正体も分からない奴が「守護神」なんて所詮あいつはビースト同じ化け物!!
それに一番気に入らないのは「ネクサスは守護女神たちより強い」なんて言われている事!!、あいつが私よりましてお姉ちゃんより強いはずがない!!
もしラステイションに現れた時にはビースト共々アタシが蹴散らしてやる!!、絶対に!!!
「鬼の形相だね、そんなに気に入らない事があったのかい?」
「ケイ!?、アンタいつの間にいたのよ!?」
「ついさっきさ、客人が帰ったから自分の部屋に戻っていた所だったんだ」
「人を呼びつけておいて・・・」
「時間を無駄には出来ないからね、君にはある事を頼みたいんだ」
「ケイがアタシに?、珍しいわね」
珍しくアタシに頼み事をする事にアタシが不思議そうにするとケイは端末を取り出してアタシの端末に何かのデータを送る。
「端末に送ったモンスターがドロップする結晶を取って来てほしんだ、場所のデータも送ったから」
セプテントリゾートのテコンキャットね、こいつを倒せば良いってことね。
「分かったわ、すぐに終わらしてくるわ」
アタシはそう答えセプテントリゾートに向かう、そんなアタシの後ろ姿をケイがニヤリと笑いながら見送る事を知らずに。
「彼が向かったって事は伏せておこうか・・・」
アタシはケイの呟きも知る由もなかった。
次回はEpisode.12 遭遇-エンカウント-です。
実質ユニ回かもしれません、そしてサブタイ通り色んな物と遭遇します。