超次元ヒーロー ネプテューヌ×ネクサス 作:ハードモード
「うーん・・・いけない!、早く報告に・・・あれ?」
確か僕はエレメントドラゴンと戦ってそのまま洞窟の中で倒れたはずだけど、また見知らぬベットで寝ていた。
すると僕が寝ていた部屋に1人の訪問者が現れる。
「気が付いたですか?、良かったです~!」
コンパが自分の事のように嬉しそうに言い僕も何処となく嬉しくなった、どうやら無事に逃げてくれていたみたい。
「ここはプラネテューヌの教会です、コウヤさんの家が分からなかったからここに連れてきたです」
そうかプラネテューヌの教会なのか・・・という事は?
「コンパさんが俺を連れて来てくれたんですか?」
「違うです、最初にコウヤさんを見つけて教会で休ませようと言ったのはアイちゃんです」
まさかアイエフが?、なんとなく嫌われているような気がしたからないと思ったけど。
「アイちゃんはイストワールさんの所にいるです、私もコウヤさんが起きたら連れてくるように言われていたです、もう起き上がれますか?」
「はい、もう大丈夫です」
本当はまだちょっと身体が重いけど少し動くぐらいは逆に良いかもしれない、そう思った僕はコンパに連れられイストワールとアイエフが待つ部屋に向かう。
確かイストワールはプラネテューヌの教祖でアイエフの上司だったっけ?、それに本に乗れるほど小さいって設定だったね。
僕はコンパに連れられアイエフとイストワールが待つ部屋の前まで到着する、なんかすごく緊張するなぁ・・・
コンパが先に入り僕も後を付いて入るとアイエフと宙に浮く僕が持っている詳細本と良い勝負の分厚い本に乗っているプラネテューヌの教祖イストワールが話していた。
「アイちゃん、イストワールさん、コウヤさんを連れてきたです」
「っ!?、コウヤ!?、もう起きて大丈夫なの!?」
「はい、お陰様でもう全然大丈夫です」
なんかアイエフはすごい嬉しそうにしていてちょっと僕は困惑していた、アイエフは僕を嫌っていたわけじゃなかったのか?
「あなたがコウヤさんですね?、私はこのプラネテューヌの教祖イストワールです」
「あっすいません、どうやら休ませてもらって」
「いえ気にしないでください、コンパさんもアイエフさんもネプテューヌさんとネプギアさんの友達ですからね、断る道理はありません」
そう言うとイストワールは僕のつま先から頭のてっぺんまで見ていく、僕もイストワールを見て本当に頭に乗りそうなぐらい小さいな思う。
「・・・アイエフさんやコンパさんが言っていたように本当にネプテューヌさんたちと近いものを感じます、それに何処か・・・いえなんでもありません」
イストワールはアイエフやコンパと同じような事を言って更に何か意味深な事まで言う、そんな事を言うと余計に気になるがアイエフが僕に歩み寄る。
「あ・・・あの時はありがとう・・・」
「いえ、困った時はお互い様って事です」
僕はそう言うとコンパは嬉しそうに微笑みかけてくれてアイエフは何故か僕から背けていた何処か顔を赤くしていたような気がしたけど・・・あっしまった!?
「クエストの報告をしないと!?」
すっかりギルドに報告を忘れ僕は慌てて行こうとするが。
「待って!、もうコウヤの請けたクエストの報告は私たちでやっておいたわ!、これクエストの報酬よ!」
アイエフが僕を呼び止めてある袋を渡す、その中にはクエストの報酬であるゲイムギョウ界のお金(クレジット)が入っていた。
「ありがとうございます・・・」
「これで助けられたのはチャラにしてもらうからね」
「えぇ勿論です、本当にありがとうございます!」
「本当にアイちゃんは素直じゃないです♪」
「うっうるさい!!」
コンパに茶化されてムキになるアイエフに僕は不意に笑みが零れる。
『ドックン・・・』
すると懐に納めていたエボルトラスターが反応したように鼓動音が聞こえ僕は咄嗟に胸を抑える。
「どうしたんですか?」
「あ・・・いえ」
イストワールに尋ねられて僕は平静を装う、どうやら鼓動音は僕にしか聞こえず特に何か出そうな反応ではなくとても心が暖かくなるような反応だった。
「コウヤさん、あなたに1つ聞きたいことがあります、良いですか?」
「はい・・・何ですか?」
僕は真剣な表情で尋ねるイストワールに息を呑んでしまう。
「あなたはウル・・・」
『ドクン!ドクン!!』
イストワールが言おうとした時、またエボルトラスターが反応し鼓動音が聞こえるが今度はとてつもなく嫌な反応だった!
「イストワール様、緊急事態です!」
「っ!!、何かあったんですか!?」
突如としてプラネテューヌ教会の職員が慌てて入ってくる、僕はその慌てぶりにとてつもなく嫌な予感しかしなかった。
「突然プラネテューヌ上空に黒い雲が!?、とにかく来てください!!」
職員に促されて僕たちは教会の外に出て行く、黒い雲ってまさか!?
僕たちは教会の外に出るともうすっかり夜を迎えているはずなのにはっきりと分かる程の禍々しい黒い雲が紫色の雷を纏ってどんどん肥大化していく。
やはりあれは原作のネクサスで何度も登場した!?
「コ・・・コウヤさん、そんなに恐い顔をしてどうしたんですか?」
「いや・・・なんでも・・・」
コンパはすごいオドオドして僕に尋ねる、余程恐い顔をしていたんだろう僕は答えようとする。
しかし黒い雲の中央から謎の光が放たれる!
そして光が収束していくと遂に「災厄を招く真の怪物」がゲイムギョウ界に襲来してしまう!
「あいつは・・・ガルべロス!!」
フィンディッシュタイプビーストガルべロス・・・こいつは原作のネクサスに登場し何度もネクサスやナイトレイダーと激戦を繰り広げたスペースビーストと呼ばれる
「コウヤさん、まさかあの怪物の事を知っているんですか!?」
「あいつは僕がてんs・・・!?」
イストワールやみんなに危うく正体をバラしそうなり慌てて口を紡ぐ。
「・・・防衛隊を出動させてください!、アイエフさんお願いします!」
「任せてください!」
イストワールは僕を怪しむ事もなく察してくれたように職員やアイエフに指示を出してアイエフは走り去っていく。
「住民の皆さんにも避難勧告を!、コンパさんもコウヤさんも早くシェルターに!!・・・コウヤさん!?」
イストワールは僕やコンパに逃げるよう促すが僕は逃げるわけにはいかない!!
僕はあいつと戦う為にウルトラマンの力を授かったんだから!!、そう思っていたら僕は思わず市街地の中央に向かうガルべロスに向かって走っていた!
「住民の皆さん!、すぐにお近くのシェルターに避難してください!!、繰り返します!・・・」
街に警報が鳴り響きガルべロスを火球を吐きながら街を蹂躙していた。
僕は必死に逃げる人込みを逆走し人がいなくなった所で止まる。
建物はガルべロスの吐く火球でボロボロになり倒壊している物まであった、そして逃げる人の悲鳴も飛び交いまるでプラネテューヌは地獄に変わりつつあった。
これ以上の横暴を許すわけにはいかない!、僕は懐からエボルトラスターを取り出し右手に鞘を持ち右肩に構えネクサスに変身しようと引き抜こうとする。
だが引き抜く事が出来ず何度も試すが一向に引き抜けない!
「どうして・・・変身できないんだ!?」
僕は混乱してしまい如何したら良いのか分からなくなってしまう。
「大丈夫ですか!?、お母さんやお父さんとはぐれちゃったですか?」
すると僕は聞き覚えのある声に振り向くとコンパが逃げ遅れた子供を介抱していた。
しかしガルべロスはコンパたちに気付き火球を放とうとする!
「っ!!、コンパ逃げろぉー!!」
僕は必死にコンパたちに駆け寄り火球よりも早く到着するとエボルトラスターを突き出しサークルシールドを作り出し火球を防いだ!
「コッコウヤさん!?」
「コンパその子を連れて早く逃げろ!!」
「でっでもコウヤさんは!?」
「良いから早く逃げてくれ!!・・・僕もすぐに後を追いかけるから」
僕は荒い口調で言ってしまいコンパは戸惑っていたが子供を連れて逃げていく。
するとまた僕の身体が一段と重くなり膝を着いてしまい僕は変身できない理由が分かった、僕の体力が底を尽きかけているせいだ。
ネクサスは体力制でありまだウルトラマンになったばかりの僕の体力は一般人と変わらないぐらいなのに今日一日だけでマッハムーブやサークルシールドを使ってしまい一時は寝ていたとは限界に近かった。
ガルべロスはもう一度火球を吐こうとし僕に狙いを定める、はっきり言ってもう僕にはまたサークルシールドを張る体力も残っていない。
万事休すか!っと思った時!
「ガオォォォォォ!?」
ガルべロスの背中にミサイルを命中し悲鳴を上げる。
僕は上空を見ると何機かの戦闘機が飛び交いガルべロスを攻撃していた。恐らくイストワールが言っていたプラネテューヌの防衛隊の人たちだろう。
「全機、回避行動を優先しつつターゲットを牽制、住民をシェルターに逃がす時間を稼ぐのよ!」
「「「「「了解!」」」」」
僕は飛び交う戦闘機を見ていくとその一機に搭乗しているアイエフを視界に捉えた、戦闘機は回避を優先しながら着実にミサイルを命中させる。
それに怒ったガルべロスは戦闘機に向かって火球を吐く、戦闘機は紙一重で火球を避けるが・・・
実はガルべロスの吐く火球にはホーミング機能が備わっていて避けたはずの戦闘機に再び迫り今度は直撃してしまう!
「早く脱出して!!」
「りょ・・・了解」
アイエフの指示で墜落寸前の戦闘機のパイロットは緊急脱出装置で脱出する、僕はホッと胸を撫で下ろすがその間にも次々と戦闘機が墜落していき残るはアイエフの乗る戦闘機だけだった。
「こいつがこれ以上進んだら教会が!」
アイエフは決死の覚悟でミサイルを発射するがガルべロスの吐く火球に阻まれてしまいさらにもう1つ降り注ぎアイエフはなんとか避けようとするがカスってしまう。
「機体の制御が!?」
戦闘機の制御が効かなくなりどんどん下降していき僕は必死でアイエフの乗る戦闘機に向かって走る。
「頼む!、僕を変身させてくれ!!」
『ドックン!』
「確かに今の僕は体力もなければ戦う覚悟なんていう大層な物もまだ持ち合わしていない!それでも!!」
『ドクン!ドクン!!』
「たった1日でもこのゲイムギョウ界で会った人たちを!!、友達になれるかもしれない大切な人の思いを!絆を!守りたいんだー!!!」
『ドクン!ドクン!!ドクン!!!』
僕はそう叫びながら何度もエボルトラスターを引き抜こうとし何度も鼓動音が聞こえると・・・遂に!!
光を放ちながらエボルトラスターを引き抜き僕は眩い光に包まれた!
アイエフside
全く機体の制御が出来ない!、このままじゃ間違いなく10秒も経たずに墜落する!
何とか立て直そうと操縦桿を動かすけど全く言う事を聞かない!
もう目の前にビルが見えて私はもう諦めてしまい目を瞑る。
コンパにイストワール様も無事に逃げてくれたかしら?、それに・・・コウヤも。
最初はコウヤに酷い事をしたけどそれでも私たちを助けてくれたりどうでもいい事なのにお礼も言ってくれて結構嬉しかった。
なんだかコウヤがネプテューヌたちを救ってくれるとそんな感じがして・・・後は頼んだよコンパ・イストワール様・・・コウヤ・・・
「諦めるな!!」
えっ誰かの声?、それに何処かで聞いた覚えがあるような?
すると急に機体の落下が停まり私は目を開けると辺りが暖かい光に包まれていた。
私は見上げるとどんどんと光が収まっていき私の機体を捕まえた正体を目の当たりにする。
さっきの怪物と同じぐらいに巨大で銀色に輝き胸にはYに似た形をしたゲージが特徴な巨人だった。
銀色の巨人はそっと私の機体を地上に降ろすとゆっくりと頷く。
私はその頷きにこれまでにない安心感に包まれていた。
ザ・ワンとガルべロスで悩みましたがガルべロスに決定しました。
次回はEpisode3 巨人-ウルトラマン-です。
戦闘シーンを書くのって凄い難しそうですけど、頑張って書いていきます!