ISーnirvana or requitalー 作:零崎良識
転生から早十五年………
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『父さん?母さん?』
俺は家に帰るとすぐに異変に気づいた。夜だというのに電気もつけていないことがすでに不自然だが家に充満しているこのにおいの正体に気づいてしまった。
『なっ!?』
リビングには血の海が出来ている。そしてそこら中に大小様々な肉片が転がっている。
『うっ………』
思わず吐いてしまう。これは元々人間だったものでそれが誰だったのかに気づいてしまう。
『お帰り、流』
『兄……さん……?』
声の方へ顔を向けると兄の零が立っている。不気味な笑みを浮かべながら………。
『これは……兄さんが……?』
『そうだよ』
『何でだよ!?』
『そうだね……。雨宮コーポレーションが欲しかったからかな?』
『そんなことで……?』
『そんなこととはひどいなー。まあ、もういらないけど』
『俺も殺すの……?』
肉親を殺したというのに平然としている兄にそんなことを聞いてしまう。
『流は殺さないよ。雨宮コーポレーションも流にあげるよ』
『何で……?』
『僕を追い越してごらん』
転生してきた俺よりも優秀な兄は笑いながら、今まで見せなかった見下したような表情で続ける。
『僕を追い越して、僕に復讐してごらん。これはこの世界を全て使った僕ら兄弟の一世一代のゲームだよ。たから今はお休み』
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夢の中で意識を失うと同時に現実の世界で覚醒する。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
一年ほど前の夢………。最近は見ていなかったから油断していた。テレビを点けると冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し喉を潤す。一年近く立つというのに未だ痕跡すら掴めない兄の行方。ゲームと言っていたからには何か仕掛けてくるんだろう。
テレビから流れるニュースによって俺の思考は中断される。
『今日は話題の織斑一夏君についてです。私よくわからないんだけどねえ。やっぱり大変なことなの?コレって』
「そうか。そろそろ原作の時期か……。しかし、知り合いになっちゃうと一夏に同情するねえ……」
俺と一夏は小学校からの腐れ縁ということになる。まあ、知り合うために篠ノ之道場にまで通ったからなぁ。
「束さんに興味をもたれたのは予想外だったけど」
あの人って一夏と箒と千冬さんにしか興味ないんじゃなかったっけ?これもイレギュラーってやつなのかねえ。
「俺もそろそろISが使えるって事公表するか」
《ねえ、マスター?》
「どうした?」
コイツはクオーク。神様お手製のISってことになる。会話が出来るから戦闘のサポートや暇なときの話し相手になっている。
《何でIS学園に入るの?秘密にしたまま会社で研究してた方が良いんじゃない?》
「まあ、確かにそうだな。でも前にも話したけど俺ってこの世界の未来がある程度分かるからさ、話に介入したいんだよ。それにただの腐れ縁だけど一夏も一人じゃ可哀想だしさ」
《マスターがそういうなら止めないけど……》
どうしたんだコイツ?ああ、もしかして
「拗ねてんのか?人が多いとこだと会話も出来なくなるし」
《ち、違うもん!》
やっぱりそうか……。
「頭の中で会話すれば問題ないだろ?」
《でも授業とかあるじゃん……》
「IS学園程度の授業なら教科書だけで理解できるから大丈夫だよ。寂しい思いはさせないから」
《ならいいけど……》
じゃあ、そろそろ原作介入しますか。まずは会社のISに触れたら起動出来たってことにしないとな。
「じゃあ、我が社へと行きますか」
後日、ISに乗れる男が世界で二人になる。そして、二人の男が再開するとき物語は始まる!
如何でしたでしょうか?
ただ、こちらは勢いで書いたので更新は遅くなると思います。
問題児の方を優先しますので( ̄。 ̄;)
それではまた次回!
感想等お待ちしてます