シャロ「このマシュマロココア美味しい!」
緑羽太「和む味だ〜。」
みくる「落ち着くわ〜。」
ココア「良かった!」
シャロ「手伝おうか?」
ココア「ありがとう。でも後これだけだから大丈夫だよ。」
皿を拭くココア。
リゼ「こっちは任務完了だ。」
ココア「お疲れ様!」
楽兎「お疲れさん。」
リゼ「ん?ココア・・・それ・・・」
ココア「ん?」
リゼ「随分とシミが付いてるぞ。」
制服の胸元に、茶色のシミが付いてた。
ココア「あれれ!お仕事頑張ってる証拠だね!」
リゼ「シャロのホットココアを味見しようとしたんだろ。」
シャロ「そうなの?」
楽兎「隠れて飲んだのかよ。」
ココア「ちゃんと洗うよ!すぐ乾きそうだし。」
千夜「麗らかで良い日和よね。」
みくる「今日は長閑な日だね。」
チノ「それは困りましたね。」
ココア「チノちゃん!?」
楽兎「何が困ったの?」
チノ「実は洗濯機が壊れてしまいまして、修理の人が来るのは明日になるらしいので。」
なんと洗濯機が壊れてしまって何故かティッピーが真っ黒焦げになってた。
チノ「洗濯するならコインランドリーに・・・あれ?ココアさん?」
いつの間にかココアがいなくなった。そこにドアが開くと、ココアが巨大なタライを持って来た。
ココア「さあ!お洗濯しよう!」
チノ「手洗いですか!?」
手洗いお洗濯開始。
ラビットハウスの裏庭で、鼻歌を歌いながら制服を洗濯するココア。
チノ「あの・・・ココアさん。」
ココア「チノちゃんもリゼちゃんも着替えておいでよ!纏めて洗ってあげるから!」
リゼ「ああ。」
早速私服に着替えに行くリゼ。
チノ「リゼさん。」
また鼻歌歌いながら力強く洗濯するココア。
みくる「昔の人は洗濯をああやって洗ってたのよね。」
緑羽太「ああ。結構大変なんだなやっぱ。」
チノ「そんな力いっぱいだと・・・」
シャロ「生地が傷んじゃうわよ!!」
ココア「シャロちゃん!?」
痺れを切らせたシャロが叫んだ。
シャロ「もう見てらんない!洗濯とはこうやるのよ!力を入れれば良いってもんじゃないの!こうやって汚れた部分を外向きにして両方の手でこう・・・」
丁寧に洗濯の仕方を教えるシャロ。
ココア「流石シャロちゃん!私もやってみる!こんな感じ?」
シャロ「もっと力を抜いて!」
ココア「はい!」
チノ「シャロさんが指導してくれるなら安心です。」
千夜「シャロちゃんは手洗いに慣れてるものね。」
シャロ「褒められてもあんまり嬉しくない・・・」
楽兎「千夜、褒めてるのかからかってるのかどっちだ?」
ココア「よ!は!」
洗ってる途中で泡が増えた。
シャロ「ココア・・・これ洗剤多過ぎない?」
ココア「え?でもよく落ちるならいっぱいいるでしょ?」
シャロ「適量があるのよ!」
ココア「わー!こんなにシャボン玉が!」
シャロ「泡立て過ぎよ!」
チノ「凄いです!こんなに沢山!」
空を見上げると、無数のシャボン玉が中に舞い上がってた。
緑羽太「幻想的だな!写真に残しとこう。」
カメラで撮影する緑羽太。ココアが両手で輪っかを作り、息を吹き掛けてシャボン玉を作った。千夜も手で輪っかを作り、息を吹き掛けてシャボン玉を作った。
ココア「どっちが多くのシャボン玉を作れるか勝負だね!」
千夜「負けてられないわ!」
急に勝負する気になったココアと千夜。
シャロ「洗濯は!?」
すると今度はチノも洗濯する気になった。
チノ「私にもシャボン玉の作り方を教えて下さい。」
シャロ「チノちゃんまで!?」
楽兎「いつの間に着替えた!?」
リゼ「着替えて来たぞ。ん?」
そこにリゼが制服を持って来た。
シャロ「あ、先輩。」
リゼ「シャボン玉って、洗濯してたんじゃ?綺麗だけど。」
1個のシャボン玉を割ったリゼ。すると。
千夜「は!」
リゼ「え!?」
千夜「私の渾身のシャボン玉が・・・儚いものね・・・私の人生も・・・きっと・・・」
自分が作ったシャボン玉を割られたショックで気を失った千夜を支えるココア。千夜の体が灰色になった。
ココア「千夜ちゃーん!」
リゼ「本当に洗濯してるのか!?」
みくる「逆に千夜ちゃんの芝居も儚いけどね。」
楽兎「まさかの鬼畜返し?」
シャロ「せ・・・先輩・・・そ・・・その制服洗いましょうか?」
リゼ「え?良いのか?」
シャロ「はい!」
リゼの制服を丁寧に洗うシャロ。
リゼ「上手いもんだなー。」
千夜「リゼちゃんの制服、気合い入れすぎて破かないようにね。」
シャロ「そんな失敗ありえな・・・は!」
何かを見たシャロ。
シャロ(脇が破れてる・・!)
リゼの制服の脇が破れてしまってた。シャロに戦慄が走った。
シャロ(まさか・・・気合いで・・・!)
リゼ「ああ、そこ、昨日引っ掛けて。」
シャロ「これって軍法会議にかけられますか!?」
リゼ「落ち着け!何言ってる!?」
シャロ「で、でも・・・!!」
リゼ「大丈夫だ!」
チノ「あれ?楽兎さん、ココアさんは?」
楽兎「あれ?さっきまで居たんだけど・・・」
いつの間にかまたココアがいなくなってた。探しに行くチノと楽兎は廊下を探索する。
チノ「ココアさーん!ココアさーん!」
楽兎「おーいココアー!何処だー?」
すると2階から不可思議な音が聞こえた。その音は階段を降りて来た。
チノ「コ・・・ココアさん?」
楽兎「チノちゃん下がって。何か来る。」
???「チノちゃーん!助けてー!」
チノ「ん?」
突然階段から白い物体が現れた。
チノ「わー!」
楽兎「どわーーーーー!!!」
悲鳴を聞いた皆が急いで駆け付ける。
リゼ「どうした?チノ!」
シャロ「チノちゃん?」
緑羽太「楽兎どうした!!」
みくる「楽兎!」
チノ「た・・・助けて下さい!」
楽兎「お化け野郎!チノちゃんに近付くな!!」
白いお化けに襲われそうなチノから守ってる楽兎がお化けを引っ張ってる。
シャロ「わ!お化けー!」
緑羽太「お化け発見!」
カメラでお化けを撮影する緑羽太。
楽兎「おい緑羽太!こんな時にカメラ撮影するな!」
チノ「わ・・・私美味しくないです!食べないで下さい!やめて下さい!」
千夜「成仏しなさい!」
みくる「悪霊退散!!」
リゼ「こら!チノから離れろ!」
リゼがお化けを引っ張ると、中からココアが出て来た。
ココア「あれ?皆どうしたの?」
リゼ「カーテン?」
千夜「ココアちゃん?」
ココア「カーテンも洗おうと思ったんだけど重くて・・・」
チノ「もう驚かさないで下さい。」
楽兎「ビビったじゃねえか。っつか畳んで運べよ。」
ココア「ごめんね、チノちゃん。楽兎君。」
カーテンを全部持って来た。
シャロ「このカーテン全部洗うの?」
千夜「この量はきついんじゃないかしら?」
ココア「大丈夫!手洗いの底力見せてあげるよ!」
シャロ「何処からその自信が出て来るのよ!」
ココア「さあやるよ!」
カーテンと水と洗剤が入ったビニールプールにココア、チノ、リゼ、千夜、シャロが入る。
ココア「行くよー!お洗濯ー!お洗濯ー!」
足踏みしてカーテンを洗う。
千夜「お洗濯ー!お洗濯ー!」
シャロ「お・・・お洗濯ー!」
リゼ「お・・・お・・・お洗濯ー!お洗濯ー!」
途中でチノがココアの足を踏んでしまった。
チノ「すみません。」
ココア「チノちゃん軽いから全然痛くないよ!いっぱい踏んでも大丈夫!」
チノ「もう踏みません。」
少々拗ねたチノ。
楽兎「皆活き活きしてて楽しそうにやってるな。」
緑羽太「この光景を見ると、本当の子供みたいだな。」
ビデオカメラを回してる緑羽太。
みくる「って事は、私達は子供を見守る親みたいだね。」
5人は楽しく歌いながら洗濯する。そして時間が過ぎて1時間後。
シャロ「もう一時間も洗ってるのに・・・」
リゼ「ぜ・・・全然終わらないな・・・」
チノ「きりがない・・・です・・・」
1時間経ってもカーテンの洗濯が終わる事無く、5人の足に限界が来てしまった。
ココア「そんな・・・人間の力じゃ機械に敵わないの・・・?」
千夜「諦めちゃダメよ!力を合わせれば必ず勝てるわ!」
ココア「千夜ちゃん・・・!皆!私に力を貸して!」
両手を挙げて太陽に力を求めるココア。
リゼ「もう貸してるから足を動かせ。」
チノ「全くです。」
千夜「ちょっと休憩しましょう。」
ココア「賛成!」
休憩に入った。千夜がお盆に乗せてある8杯の緑茶を持って来た。
千夜「甘兎庵特製緑茶よ。」
ココア「おっ茶!お茶!」
チノ「綺麗な色です。」
千夜「1個だけ青汁を混ぜてみました。皆でドキドキを楽しみましょう。」
シャロ「余計な事を・・・」
ココア「よーし!私これね!」
チノ「じゃあこれを。」
シャロ「全くもう。」
リゼ「悪意がないのが逆に怖いな。」
みくる「でも何か楽しそうな感じ。」
緑羽太「これ何かの罰ゲームか?」
楽兎「逆に何かイラつきな感じがする。」
それぞれの緑茶を取る。最後の1杯を千夜が取る。
千夜「では、せーの!」
全員「乾杯!」
乾杯して緑茶を飲む。すると千夜が崩れた。そうやら青汁を混ぜた緑茶を飲んだ。
リゼ「自滅した!」
緑羽太「天罰が下った!?」
洗濯を再開する。
リゼ「そっち引っ張って。」
シャロ「あ、はい。」
洗ったカーテンを引っ張って干す。
チノ「ようやく終わりが見えましたね。」
ココア「これでラストだね。汚れはみんな落ちたからね!」
するとチノの制服のボタンが取れてしまった。
ココア「は!」
リゼ「ボタンも落ちた・・・」
ココア「き・・きっと綻びてたんだよ!でもぬいぐるみは完璧な出来だよ!」
ぬいぐるみの目も取れてしまった。
チノ「目ー!」
制服を見たチノは何か思い付いた。
チノ「この機会に制服をリニューアルしますか。」
ココア・リゼ「リニューアル?」
千夜「それならミニスカートの着物なんてどう?」
シャロ「絶対フリル付きのエプロンドレスよ!」
リゼ「ミニスカ・・・フリル・・・」
ミニスカとフリルを着てる自分を想像する。目がキラキラしてた。
楽兎(この子、ミニスカとフリルが気に入ったらしいな。)
ココア「私は着ぐるみが良いなー!ティッピーの!」
チノ「夏は暑そうです。」
ティッピーの着ぐるみを想像する。
ココア「大丈夫!夏服もあるよ!」
ティッピーの被り物を想像する。
チノ「服ですらない!」
緑羽太「汗で干からびそうだ・・・」
リゼ「でもこの制服、それなりに愛着があるんだよな。」
シャロ「それ分かります。私今ではうさ耳がない仕事服は落ち着かなくって。」
リゼ「洗脳されてる!」
シャロ「先輩のフルールの制服、凄く似合ってましたよ。」
リゼ「お・・・」
千夜「甘兎の制服だって。」
リゼ「お・・・」
かつて父の日までにワインを買う為に甘兎庵とフルール・ド・ラパンでバイトをした事を思い出した。
リゼ「い・・・今まで出た案をローテーションで回すのは・・・」
ココア「リゼちゃんもティッピーのコスプレしたいの?」
リゼ「それもありかも・・・は!いやちょっと待て!」
こうして洗濯が終わって制服やカーテン、更にティッピーが優しい風に揺られてる。
ココア「壮観だねー。」
シャロ「飛ばされないようにね。」
その束の間、突然風が強くなり、チノのハンカチが飛ばされた。
チノ「言われたそばからハンカチが・・・!」
リゼ「よっと。」
見事にリゼがハンカチをキャッチした。
チノ「ありがとうございます。」
楽兎「ナイスキャッチだ。リゼ。」
千夜「今・・シャロちゃん家のパンツも飛ばされた気がするわ。」
シャロ「そう簡単には飛ばされないわよ!」
リゼ「ん?」
だが千夜の予想が当たった。シャロのパンツが飛ばされたのだった。
青山「あら?」
歩いてた青山ブルーマウンテンの頭に乗った。
その夜、ココアとチノは、制服のボタンを縫っていた。
ココア「ねえ、この制服って何処で買ったの?」
チノ「母が作ったんです。」
ココア「作ったの!?器用だね。」
チノ「私が大きくなったら、友達と一緒に働けるようにって、三色色違いにしてくれたんです。」
ココア「へえ。」
チノ「黄色や緑色の作りかけまであるんですよ。困ったものです。それと楽兎さんの制服も母が作ったんですよ。」
ココア「そうなんだ!沢山友達呼んで欲しかったんだよ。千夜ちゃんもシャロちゃんも似合うんじゃないかな。」
ラビットハウスの制服を着た千夜とシャロを想像する。千夜は緑色でシャロが黄色の制服を着てる。
チノ「千夜さんには甘兎が、シャロさんにはフルールの仕事がありますから。」
ココア「でもね!そんなに愛情こもってる服なら簡単にリニューアルするとか言っちゃダメだよ!プンプン!」
チノ「で・・・ですが・・・」
ココア「待ってて!解れた所も全部仕立て直すから!」
作業は翌朝まで続いてた。そして。
ココア「よーし!完成!」
途中で寝てたチノが起きた。するとチノが驚いた。
チノ「ココアさん!」
早速制服を着て仕事を開始。シャロと千夜と緑羽太が来店した。3人は驚いた。
シャロ「せ・・・先輩・・・!」
千夜「あらー。」
緑羽太「何だこりゃ!?」
なんとココアとチノとリゼの3人の制服がミニスカとフリルになっていて、まるでアイドルのようだった。
ココア「いらっしゃいましー!」
チノ「今日仕事が終わったら直します。」
楽兎「ヤバイ・・・こっちが仕事やりにくそうな感じ・・・」
シャロ「先輩・・・!」
リゼ「何も言うな!」
シャロ「凄くプリティです!」
千夜「負けてられないわ!」
シャロ「え!?」
何故か千夜が負けてる。
数日後、ココアとチノと楽兎が買い物に出掛けてた。
ココア「晩御飯何にしよっか?今日は何が安いんだっけ?」
チノ「サンマが安いはずです。」
ココア「サンマかー。」
チノ「ココアさんはもっと魚を食べるべきです。」
楽兎「魚は美味いぞ。」
ココア「カレーかな?」
チノ「話聞いてますか?カレーだったらそろそろ嫌いな野菜を克服するべきです。人参も食べて下さい。」
ココア「あ。」
チノ「私は昨日アスパラを一口食べられました。だからもう十分です。」
ココア「チノちゃん、チノちゃん!」
チノ「ですから昨日アスパラを一口・・・」
ココア「そうじゃなくてね。」
チノ「何ですか?」
ココア「お姉ちゃんには敬語を使わなくて良いんだよ。」
チノ「・・・ココアさんは誰に対してもため口ですね。」
楽兎「俺なんかココアより年上だぞ?」
ココア「私のモットーは会って三秒で友達だからね。」
チノ「ポジティブで羨ましいです。私はずっと周りに居たのはお客さんや年上の人ばかりだったので、癖が直らなくて。」
楽兎「癖って直すのは難しいんだよね。分かるよチノちゃん。」
ココア「そっか!じゃあ練習しよう。」
チノ「練習?」
目の前に、千夜とシャロとみくるが歩いてた。
千夜「あ、チノちゃん、ココアちゃん、楽兎さん。」
シャロ「3人も買い物?」
楽兎「ああ。今日の晩飯のな。みくるは何で2人と?」
みくる「途中偶然出会ったの。」
ココア「丁度良い所に!ほら、チノちゃん。」
チノ「は・・・はい・・・千夜さ・・・ちゃん・・・シャロさ・・・ちゃん・・・みくるさ・・・ちゃん・・・こ・・・こんにち・・・!」
シャロ「ち・・・チノちゃん?」
千夜「トイレでも我慢しているの?」
みくる「チノちゃん大丈夫?」
6人はマーケットに入り、事情を話した。
千夜「そんな事だったの?チノちゃんらしいのが一番よ。」
シャロ「無理する事無いわ。」
みくる「そうそう。少しずつ経験するのが一番よ。」
チノ「そうですか。」
ココア「そうそう、無理する事無いよ。」
シャロ「けしかけたあんたが言う?」
千夜「シャロちゃんだってリゼちゃんの前だとちょっと固くなるんだから。」
シャロ「よ・・・余計なお世話よ!ほら先輩だもの!」
ココア「柔らかくなるコツはどんな時でも笑顔だよ!ほら笑って!」
シャロ「愛想笑いで私に勝てると思ってるの?」
ココア「愛想笑いなのに眩しい!」
シャロの愛想笑いは輝いてた。
チノ「シャロさん、何を作るんですか?」
シャロ「カレーで良いかな。」
千夜「それなら皆で一緒に作って食べない?」
ココア・シャロ・みくる「ナイスアイディア!」
チノ「です!」
マーケットから出ながらチノはタカヒロに電話した。
チノ「はい、お父さん。そうです。シャロさんの家で皆でご飯食べてから帰ります。」
千夜「沢山買ったわね。」
シャロ(今月も厳しいのに・・・でも・・・リゼ先輩も来てくれるかな?)
携帯を見てシャロが心の中で呟く。
千夜「シャロちゃん、リゼちゃんも誘ってみれば?」
シャロ「そ・・・そうね。千夜がそう言うなら電話してみるわ。」
携帯でリゼを夕ご飯を誘う。
リゼ『もしもし、シャロ?』
シャロ「あ・・・あの・・・先輩。皆でカレーパーティしようって話してて。」
千夜(リゼちゃんの前だとちょっと固くなるんだから。)
シャロ「う・・・」
リゼ『シャロ?』
シャロ「い・・今から私の部屋に来ちゃいなYO!」
リゼ「(YO?もしかして流行ってるのか?)あ・・・ああ!行くYO!」
シャロ「乗ってくれた!YO!YO!YO!」
千夜(迷走してるわ。)
誘いに成功したシャロがラッパーみたいに喜んだ。
みくる「そう言えば、緑羽太はどうするの?」
楽兎「彼奴?彼奴は多分家で飯食ってるかもな。」
???「呼んだ?」
楽兎「どわっ!?お前!!」
後ろから緑羽太が出て来た。
緑羽太「晩飯の材料が切れたから買い物しようとしてたんだ。」
千夜「だったら緑羽太さんも一緒にどうかしら?」
緑羽太「え?良いのか?」
みくる「あなたが居ないと何か寂しそうだから。私達が。」
緑羽太「じゃあお邪魔します。」
その夜、シャロの家でカレーを作る。
チノ「隠し味に少しハチミツを。」
リゼ「最後にこれだ!」
チョコレートを出した。
ココア「高そうなチョコレート!」
リゼ「親父の部下が持って来た土産だけど、甘いの苦手だから皆で食べろって。」
ココア「わーい!頂きまーす!」
チノ「頂きます。」
楽兎「どれどれ?」
チョコを食べる楽兎。すると急に口に手を押さえて緑羽太に事情を言ってトイレへ向かった。
リゼ「これを一粒。」
カレーにチョコを投入する。
シャロ「カレーにチョコレート?」
リゼ「味に深みが出るんだ。」
千夜「へえー。」
シャロ「流石先輩!」
リゼ「後はこのまま暫く煮込んで。ん?」
チノを見て驚くリゼ。チノの顔が何故か赤くなってフラフラしてた。
リゼ「チノ?」
シャロ「顔真っ赤!」
千夜「ブランデー入りだったのね。」
ココア「全く!だらしない子ね!それでも私の妹なの!?」
いきなりココアが怒鳴った。何故ならココアの顔が赤くなって酔っていた。
リゼ「ココアも・・・!」
シャロ「洋酒入りのお菓子で酔うなんてありえない!」
リゼ「カフェインで酔う奴がいたような・・・あれ?緑羽太、楽兎は何処だ?」
緑羽太「今トイレに行ってる。彼奴酒飲むと酔わないけど吐くんだ。」
その頃楽兎はトイレから出て来た。
楽兎「ああスッキリしたー、酒は勘弁してくれよ・・・ん?」
目の前に誰かが立っていた。その人物は、楽兎目掛けて走って来た。
???「楽兎お兄ちゃーん!」
楽兎「のわ!?」
その頃、ココアはまだ酔っていた。
ココア「おほほー!そんな事ではロザリオを渡せなくってよ!おほほー!」
リゼ「高級な食べ物で性格までお嬢様に!」
みくる「ココアちゃん大丈夫!?」
フラフラしてテーブルに顔を置いた。
ココア「何かシャロちゃんの学校に行った夢を見たよ・・・」
シャロ「私の学校そういうイメージ?」
そしてココアが酔いから覚めた。
ココア「あ!あれ?チノちゃんは?」
リゼ「お前がいきなり怒鳴るから逃げて行ったぞ。」
ココア「あ・・・」
するとドアが開く音が聞こえた。出て来たのは楽兎だった。
みくる「楽兎?チノちゃんは何処へ行ったの?」
緑羽太「酔いは治まったか?」
楽兎「まあな。俺飲酒はしないタイプなんだ。それでチノちゃんなら・・・」
後ろから、涙目のチノが出て来た。
チノ「ごめんね・・・お姉ちゃん・・・お兄ちゃん・・・良い子になるからもう怒らないで・・・」
6人「何事ー!?」
酔い過ぎて妹みたいになってしまったチノ。
千夜「ココアちゃんの思いがようやく通じたのね!」
ココア「苦労の日々だったよ!こっちおいでおいで!」
チノの目の前に座り、おいでと誘う。するとチノがココア目掛けて飛び出した。
チノ「お姉ちゃん!」
ココア「チノちゃーん!」
チノ「千夜お姉ちゃーん!」
ココア「見境無い!」
だがココアではなく、ココアの後ろに居た千夜目掛けて抱き付いたチノ。
緑羽太「おい楽兎、チノちゃんどうしちまったんだ?」
楽兎「あのチョコが原因だろうな。さっき戻ろうとした所、チノちゃんが俺目掛けて抱き付いて来たんだ。」
みくる「酒って怖いんだね・・・ん?」
目の前にチノが寂しそうに2人を見つめていた。
みくる「チノちゃん?」
緑羽太「どうしたの?」
するとチノが2人に飛び付いた。
チノ「みくるお姉ちゃーん!緑羽太お兄ちゃーん!」
みくる「何か新鮮だね。」
緑羽太「チノちゃん、落ち着こう?」
今度はリゼを見つめる。
チノ「リゼお姉ちゃん・・・料理のお手伝いするよ。」
リゼ「(新鮮・・!)あ・・・ああ。じゃあ使わなかった人参片付けてくれるかな?」
チノ「うん!」
人参を差し出したリゼ。
リゼ「はぁ〜・・・」
ココア「争いたくなかったけど仕方無いね・・・」
リゼ「!?」
ココア「お姉ちゃんの座をかけて勝負だよ!」
リゼ「悪いが今回ばかりは譲れそうにないな。」
突然勝負を始めた2人。その頃チノはシャロの膝枕で寝ていた。シャロはチノの頭を優しく撫でてる。
チノ「シャロお姉ちゃん・・・」
シャロ「可哀想に・・・酔いから覚めた時、羞恥心で死にたくなるのよ。」
ココア「ラビットハウスでは何時もこんな感じだよ。」
シャロ「技決められてるのが?」
CQCを喰らってるココア。
ココア「ワイルドギース!」
シャロ「うげ!?」
ワイルドギースが部屋に入って来た。
楽兎「おお!ワイルドギース!久し振りだな!」
ココア「仲間に入りに来たの?」
チノ「人参が欲しいの?」
シャロ「ダメよ!ご飯は各自調達って約束でしょ!」
チノが持ってる人参を取り上げるシャロ。
ココア「2人の間にも距離があるね。」
千夜「ゆっくりで良いのよ。目指せ!うさぎ愛され系女子!」
シャロ「好かれてるから困ってるのよ!」
四つん這いでココアに近付くチノ。
ココア「チノちゃん?」
チノ「お姉ちゃん・・・今の私の方が好き?」
ココア「は!あの時・・・」
回想するココア。
ココア(お姉ちゃんには敬語を使わなくていいんだよ。)
あの時言った事を思い出したココア。
ココア(もしかして・・・私が言った事・・・気にして・・・)
するとワイルドギースがシャロが持ってる人参目掛けて飛んだ。
緑羽太「ワイルドギースが飛んだ!」
シャロ「いやー!」
ワイルドギースを投げるシャロ。
ココア「ごめんねー!」
シャロが投げたワイルドギースがチノの頭に直撃した。
ココア「チノちゃーん!」
ココアがチノを抱く。
チノ「は!」
ワイルドギースのお陰で酔いから目が覚めたチノ。
ココア「ごめんね。ごめんね、チノちゃん!何時ものチノちゃんが大好きだから!」
それを聞いたチノの顔が真っ赤になった。
チノ「あ・・・あの・・・別に酔ってないです・・・」
ココア「ん?おー!愛の力で戻った!」
チノ「い・・・今までの全部演技ですから・・・」
リゼ(無理がある。)
千夜(照れ隠し?)
シャロ(記憶が残るタイプね。)
楽兎(あの反応、自覚あるのか?)
緑羽太(でも否定してる。)
みくる(認めて無いのかな?)
チノ「演技ですからー!」
そんなこんなしてる間にカレーが出来上がった。
5人「わー!」
2人「おー!」
全員「頂きまーす!」
カレーを食べるココア達。美味しそうに食べてる。
5人「美味しいー!」
2人「美味い!」
リゼ「家庭でもできる軍隊カレーだ!ん?」
ココアとチノの皿には、人参だけが残っていた。
リゼ「こら!ニンジンも食べろ!」
ココア「お母さん、大目に見て!」
チノ「お・・・お姉ちゃんの言う通りです。」
姉妹らしくなるこの2人。
リゼ「こういう時だけ姉妹らしくなるな!」
そしてカレーを完食した。
ココア「いただきましたー。」
緑羽太「あ〜腹一杯だ〜!」
楽兎「いやー食ったなー。」
千夜「皆で食べると美味しいわね。」
リゼ「小分けにしといたから残ったの後で食べて。」
タッパーに小分けしたカレーを入れたリゼ。
シャロ「先輩!一生掛けて頂きます!」
リゼ「大袈裟な・・・」
千夜「今の関係の方が楽みたいね。」
チノ「ん?チョコも空になってます。」
ブランデー入りのチョコがもう無くなってた。
ココア「シャロちゃんが一番食べてたね。」
楽兎・緑羽太・みくる「え!?」
千夜「確か・・・チョコにもカフェインが入ってるって聞いた事が・・・」
全員「あ・・・!」
もう手遅れだった。シャロが寄っていた。
シャロ「今日は帰っちゃ・・・・・・・・・・やだーーーーー!」
皆に向かってジャンプした。
全員「わーーーーー!!!」
ココア「チノちゃんの次はシャロちゃんが!」
千夜「私はこっちのシャロちゃんも好きよ。」
リゼ「は・・・離してくれー!」
波乱万丈な夕ご飯を頂いた6人であった。
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
青山ブルーマウンテン:早見沙織
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
タカヒロ「洗濯機が壊れた原因って・・・」
ティッピー「最近の奴は貧弱じゃなぁ。」
タカヒロ「やっぱり。」
ティッピー「何が?」
タカヒロ「入ったんだな。」
ティッピー「テヘ。」
次回「スニーキングストーキングストーカーストーリー」
酔ったチノちゃん可愛かったですね。この回のチノちゃん見て堕興奮したファンはどれくらい居るのか気になります。
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。