東方魔法人形   作:食パン角タックル

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狂気の妹は朝起きて開口一番叫んだ。
館中に響いた。

勿論それを聞いた住人は駆けつける。

そこで紅魔館の完全で瀟洒なメイドは第2発見者となる。
図書館から来たパチュリーと小悪魔は遅れて発見者となる。

第一発見者は震え声でこう言った。


----私は今起きたわ。そして目の当たりにしたの。
  お姉様が血だらけでグングニルが刺さっているのを。




私はその戦いをずっと眺めていたから分かるわ。
何処に居たかは内緒よ。







リターンイナニメトネス

ある日の夜私は雨が降っていたから窓を閉めた。

もう式神たちは寝静まっている。

 

魔法の森で生命反応を確認した。

こんな夜更けに。私は少し遊びもついでに出かけてみた。

 

 

走ってるのか?とても速い生命反応。

まだ夜は明けないって言うのにね....

 

 

その朝、私は見た。

確か紅魔館だったかしら。

そこで重大な作戦会議をしているのを。

覗き見は良くないと思ったけど興味が惹かれた。

まだ好奇心は旺盛よ。

 

 

 

声は途切れ途切れで良く聞こえなかったわ。

でも聞こえるんだからそれだけでいいわ。

 

そして甘い警備が私を驚かせたのよ。

誰かが透き通って威厳のある声でこう言ったの。

 

「幻想郷の秩序を護るのはこの私。

 吸血鬼に勝てる者なんて居ないの」

って。

 

 

ちょっと面白そうじゃない?って思ったわ。

なんせ私が振り撒いた幻想の七つ道具だし。

どう奪うか見たかったの。

 

 

 

作戦は次の朝に行われたようね。

魔法の森の方へ吸血鬼が飛んで行ってたわ。

 

でも可笑しいわね?日傘をしてないのよ。

 

 

その日すぐ戦いは始まったわ。

 

でも今回ばかりは違ったの。

 

 

二人とも禁断の魔法を使ってしまってるの。

本気なのかしら?

 

あんな高火力な魔法、私と戦った時には使ってくれないのよね...

何故かしら?

 

 

考えている隙に彼女らが居なくなったの。

何処へ行ったかも検討は付かないし私は少し家で休もうとしようかしら。

 

 

 

 

 

何ヶ月か経ってまた起きたの。私が。

 

そしたら世界、幻想郷が紅くなっててね。

ただ事じゃないと魔法の森に行ったの。

 

 

もう包囲されていたわ。家が。私のじゃないわよ。

彼女らはまた熾烈な戦いを始めたわ。

 

意味あるのこれ?

 

てか妹まで参戦してるじゃない..

 

 

巻き添え喰らいそうだったし逃げたわ。

弾幕勝負というよりそれぞれ“剣”を持って戦ってるわね。

槍の人も一人いるけど。

 

 

何時間も振り回してたわね。

その時、私から2人の姿が消えたの。

 

それなのにあの主は元居た場所を狙って突き刺していたわ。

 

 

ってなんであの人たち紅茶なんて淹れてるのよ。

まだ午前よ?紅い霧で時計が狂ったかしら。

 

 

当り前よね。紅茶なんて飲んでるんだから。

不意を突かれたってそんな悪いことじゃないわ。

 

 

私の用意した七つ道具ってそんな効果あったのね。

知らなかったわ...

 

 

魔理沙も成長したわね。

結界を張れるようになるなんて。

 

 

んー爆破の威力が高すぎるわね。

煙たいわ。前が見えない。

 

 

 

 

煙が晴れて二人を見ようとしたら居なかったの。

そしてまた上から来る槍。

 

それは地面に刺さると同時に血をばら撒いたの。

 

続けて妹の巨剣。

 

これも何もない空間を斬り裂いたの。

 

やっぱり血が溢れて混じったわ。

 

 

 

彼女は何をしようとしてるのかしら?

徐にグングニルなんて出して。

 

 

 

 

 

あれ....?そもそも彼女は何処へ行ったのかしら?

 

 

 

 

                        

 

 

 

 

                          東方魔法人形 完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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