呉鎮守府より   作:流星彗

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明けましておめでとうございます。
少しずつ更新していきます。


大淀

 

 

 一夜明け、淵上達は佐世保へと帰還する事になった。

 弾着観測射撃の訓練とデータ収集のためとはいえ、佐世保鎮守府をこれ以上空けておくのも良くない。そのためクリスマスパーティが終われば帰るという話を前もってしていたのだ。

 撤収準備を終え、指揮艦に艦娘達が乗船し終える。埠頭には見送りに来た呉の艦娘達がずらりと並び、甲板に上がった佐世保の艦娘達と手を振りあっている。

 

「長らくお世話になりました」

「いや、こちらこそ。協力、改めて感謝するよ。そちらの鎮守府の事情もあるのに、一週間近くも滞在させて悪かったね」

「構いませんよ。あたしとしても得るものはありましたからね。……有意義な時間を過ごせたと思っています。あたしからも感謝するわ」

「おお……」

「……なに?」

 

 そういえばお嬢様に近しい立場にあるんだった、と凪を思い出させる綺麗な一礼だった。そしてうっすらとではあるが、微笑んでいたような気もする。

 それを見てしまっては、呆然としたように息をつくのも仕方がない。

 

「いや、随分と親しみを感じさせるようになったなぁ、って思ってね。最初の頃はそれはもうつんけんとしていて……、硬かったよねえ」

「……別に変わらないと思いますけど?」

「自分では変化はわからないもんだよ。これからもご近所さんとしてよろしくね」

「……ま、それに関してはよろしくしてやってもいいですよ」

 

 小さく肩を竦めながらそう返してくれる。そういう所は変わっていないが、初対面の頃に比べたら応対してくれる雰囲気が柔らかくなっているのは間違いない。

 最初の頃は分厚いコンクリートの壁が存在していたようなものだ。他人を嫌う彼女の心にはそれが存在し、アカデミー時代から他人を拒絶していた。

 今はコンクリートの壁は強度の高いガラスになったようなものだろう。

 相変わらず壁はあるが、しかしお互いの姿が見える。それくらいの距離の縮まりがある、という変化だと思っている。

 

「じゃあさ~親愛の証として呼び方を変えてみるとか、してみたり?」

 

 と、いつの間にか淵上の背後に回っていた那珂が少し切り込んでみると、わかりやすく淵上は苦い表情を浮かべてきた。何言ってんだ、とありありと表情で語っている。やっぱりこういう距離の縮め方は彼女にとっては望まないことなのだろうか。

 更に那珂が「湊ちゃん、呉提督さんにはずいぶんお世話になったんだし、それくらいはね~?」と肘で腰を突いている。

 そんな那珂の顔を掴み、指を喰いこませながら小さく嘆息した淵上は「……ま、それもそうですね」と小さく呟いた。

 

「名前呼びしていただいても構いませんよ。恐らくこれからも長い付き合いになるんでしょうし、伯母様もうるさそうですからね。それくらいの距離になったんだ、といつか示すためにも許可します」

「はは、そうだね。ありがとう、淵上……いや、湊さん」

「さんづけですか、年下相手に」

「やー、いきなり呼び捨てと言うのもどうかと思ってね」

「艦娘相手には普通に呼び捨てなのに?」

「……じゃあ、湊で」

「……結構。では、よいお年を――凪先輩」

 

 淵上――湊もまた名前で呼びながらまた一礼する。おぉ……と凪だけでなく見送っていた長門達も驚きの表情を見せる。そして那珂は目をキラキラさせながらにんまりと笑い、そして顔を上げた湊に気づかれ、アイアンクローをされながら指揮艦へと連れていかれた。

 汽笛が鳴り、指揮艦が出港していく。

 お互いの艦娘達が別れを惜しみ、声高らかにさよならを叫んで手を振った。それは見えなくなるまで続き、去っていく戦友をいつまでも見送った。

 

 

 佐世保の者達が去れば、呉鎮守府も本来の日常へと戻っていく。

 弾着観測射撃も大事だが、停滞していた遠征を行わなければならない。訓練によって消費した資材を取り戻さなければ。ということで水雷組は続々と遠征へと出ていき、残りの面々は自主練や休息をとる。

 凪もまた書類整理を大淀と共に進める事となった。

 執務室で二人っきりの状態で作業を進めること数時間。「少し休憩をとりますか?」と紅茶を持ってきた大淀が声をかけてくる。

 

「――ん? ああ、そうだね。丁度いい時間だし、そうするか」

 

 と、体を伸ばしながら返事する。

 そういえば久しぶりにじっくりこの業務をしているせいか、大淀とこんなに長時間一緒にいるのもまた久しぶりに感じる。

 紅茶を飲みながらちらりと大淀の様子を窺った凪はふと気づいた。いつもと違ってどこか大淀の表情に陰りがある気がする。

 訊いてみるべきか?

 そう思った凪はカップを置くと大淀に呼びかける。

 

「なにかあったのかな?」

「え? 何がです?」

「いや、気のせいならいいんだけど。悩みがあるような表情をしているような、気がしてね」

 

 その言葉に大淀は何度か眼鏡に触れる。光に反射して眼鏡が光り、大淀の目を隠すが、それが大淀にとっての動揺の表れだった。

 しばらく無言だった大淀は、静かに「……そうですね」と呟いた。

 

「こう考えるのもおこがましいですが、神通さんが羨ましく思っているのです」

「羨ましい?」

「戦闘においても、提督のお世話をするにしても、神通さんの方が提督のために動けているような感じがして……。私は、このままでいいのか、と」

 

 その言葉に凪は息を呑んだ。

 彼女の言葉の通り、最近は大淀よりも神通と一緒にいることが多い。そして活躍しているのは神通なのも確かだ。提督を支えるために生まれ、配備されている大淀より神通が目立っているとなれば、大淀は何のためにここにいるのか。

 彼女がそれを強く感じたのは長門と神通と乾杯していた姿を見た時だった。

 大淀といえば各鎮守府に最初に送られる艦娘だ。その役目は戦闘ではなく、提督としての業務を補佐する、鎮守府の副官としてのもの。

 それが大淀と他の艦娘達との大きな違いだ。

 艦娘として作られた際に戦闘用に調整されていないので、彼女は戦いに出る事はない。

 こういう書類整理などの業務には神通は関わらないため、大淀の仕事が完全になくなっているわけではない。それだけではなく、艦娘達の体調管理も大淀がしている。何か異常はないか、日々の変化の中でおかしなところはないかなどをチェックしているのだ。

 しかしもっと凪の役に立ちたい、と考えるからこそ、悩みが生まれてしまった。

 もっと出来る事はないだろうか。

 神通と同じくらい、とまでは言わないが、今以上に何かをしたい。

 そんな大淀の想いに、凪は言葉を失った。

 同じ軽巡であり、それでいて呉鎮守府の艦娘においてはナンバー2である神通。大淀もこの序列の中では副官という事もあって高い位置にある。というより凪に次いで本当の意味でのナンバー2だろう。

 だが序列が高くても、神通の活躍の前では立場も霞み始めている。

 その証として、呉鎮守府の艦娘ですぐに思い浮かべるのは? と訊かれれば長門と神通がぱっと浮かんだが、補佐をしてくれている大淀はすぐには浮かばなかった。それくらい二人の存在が凪にとって大きいのだ。

 何故なら大淀とはそういう存在。

 アカデミーでもそう教わってきている。

 大淀は艦娘ではあるが、秘書艦と言う肩書ではなく副官である。どこの鎮守府にも存在し、提督を支えるための存在である。いて当たり前の艦娘であり、何かと助けになってくれるだろう。

 業務をこなす上ではなくてはならない存在。しかし黙々と書類整理を共にする人より、戦場で華々しく活躍する人の方が印象が強い。それも就任時から活躍してくれている長門や神通、夕立、最近では何かと個性を光らせている大和も、凪の中で強烈に存在感を刻ませている。

 振り返ってみて凪もまた動揺してしまった。その表れとして少し声が震えながらも、何とか言葉を返すことにする。

 

「お、大淀は今でも十分ありがたい人だと思っているよ」

「ありがとうございます。……すみません、余計な事を言って提督を惑わせてしまいました。私はあくまでも補佐が役目。必要以上に出しゃばることはしてはいけませんね」

 

 と、困ったように微笑を浮かべる。そんな大淀を見ては、そのままにしておけないと思うのも当然の流れだろう。だが今以上に大淀に仕事を与えるだけで解決する、というわけでもない。

 大本営から発せられる任務管理、資金や資材管理、その他諸々の仕事を今はしている。鎮守府運営のために必要な業務を凪と一緒にやっているのだ。裏方ではあるが、必要な仕事でもある。

 この全てを大淀以外の艦娘が出来るのかといえばそうではない。手伝いとして多少は出来ても細かな調整や数字の変化の完璧な把握までは出来ないのだ。これは、副官である大淀だからこそ任せられる仕事である。

 戦闘出来るようにするか?

 でもその調整をしていない彼女を戦闘させていいのか?

 しばらく考え続ける凪。大淀もじっとしている気分ではなくなったのか、休憩を切り上げて自分の作業を進め始めた。そんな大淀を見て「――訓練する?」と問いかける。

 

「え?」

「俺に調整できるかどうかわからないけど、君も戦闘出来るようにしてみる?」

「私が、ですか? でも……」

「あー、でも戦闘するにしても艤装の問題もあるのか。艤装はあるの?」

「え、ええ……ありますよ」

 

 と、立ち上がって艤装を展開する。

 右腕にはカタパルト、左手に主砲。そして目を引くのは背中にある大きな水上機格納庫だろう。格納庫の上には電探、無電用の電波塔がいくつか建っているのも特徴だろう。

 艤装としては立派に再現がされているのだろうが、しかし彼女自身が戦闘用に調整されていないので、艤装はあっても上手く戦えない、というのが現状だ。

 それどころか、長時間艤装を持てないのだ。艤装の重さに体が耐えられないらしい。体が戦闘向きに作られていないので、武器をきちんと持てないというのが正解か。

 訓練すればいいだろうが、その結果が体に反映されづらい、とでもいうのか。ゲーム的に言えば内政キャラとして設定されているため、戦闘キャラのように能力が伸びない、というのが今の大淀である。

 

「なるほど。じゃあ戦闘訓練の前に、まずは体つくりからかな。……この先、戦闘をするなら、だけれども」

「…………」

「君が望むというならば止めはしない。君にその悩みを持たせることになったのは、俺の責任でもあるからね。だから君が戦いたいと言うならば、可能にするために動くのもまた当然の事だろう」

 

 大淀も艦娘だ。他の艦娘達と同じように育て、導くのもまた提督としての役目ではないだろうか。考える時間はたった数秒。今の状況を変えることが出来るならば、と大淀はそれを受け入れた。

 

「わかった。では早速、と言いたいところだけれど、艦娘に対しての調整の仕方を全て知っているわけではないからね……。少し、美空大将殿に訊いてみるよ」

 

 第三課に所属していたが、凪は装備などの機械整備を担当していた。艦娘を作り上げたり、調整したりする部署に入っていないのでそちらに関しての経験はない。

 そのため経験者である美空大将に大淀の調整について報告も兼ねて訊いてみる事にした。

 しばらく呼び出し音が響き、相手が出たようだがそれは美空大将ではなかった。

 

「はい、こちら美空大将執務室ですが」

「ん? 大淀? 私、呉鎮守府の海藤ですが、美空大将殿は?」

「海藤提督ですか。美空大将殿は現在第三課におります。しばらくはそちらで主に作業をするとの事ですので、こちらにお戻りになるのはわかりませんが……」

「そうですか……」

 

 新たな改二の調整をしているのか、あるいは新たに思いついたらしい何かを組み立てているのか。それはわからないが、第三課にいるということはなんらかの作業をしているのだろう。

 こういう作業員というのは思いついたら満足するまで篭りっきりになることが多い。

 

「何か用があるのでしたら言づけておきますが」

「いや、緊急の用件ではないので、また後日改めてお電話します」

「わかりました」

 

 さて、どうしたものか。

 美空大将に訊くことが出来ないとなれば、凪が自主的に大淀の調整をすることになる。その経験がないというのに。それで何か問題が起きたとなれば、全て凪の責任となる。

 もちろんそうなった場合は責任はちゃんと取るつもりでいる。でなければ大淀にそんな提案はしない。

 今凪の頭の中に浮かんでいるプランとしては三つある。

 戦術や訓練については神通に一任する。彼女はこの呉鎮守府で様々な駆逐、軽巡、そして時に重巡の艦娘達を指導してきている。彼女に任せれば大淀を鍛えることは出来るだろう。

 そして基礎能力向上としては建造の際に出てきたレーションを使用する。建造の失敗作ではあるが、レーションごとに艦娘の基礎能力を底上げする効果を秘めている。これを食べさせることで、戦闘用に調整されていなくても、力を伸ばすことが出来るはずだ。

 だがまずはまっさらな状態の大淀を神通に見てもらった方がいいだろう。そこからどのように大淀を鍛え、戦わせられるようにするのかを決めるのがいいはずだ。

 となれば今、凪に出来るのは最後の一つしかない。

 

「大淀、工廠に行こうか」

「あ、はい」

 

 執務室から工廠へと移動すると大淀から艤装を受け取った。

 主砲は15.5三連装主砲。副砲として10cm連装高角砲があるみたいだが、微妙に何かが違う気がする。駆逐達が装備できるものと大淀が持っているこれは別の装備なのだろうか。

 装備妖精は存在しているので動かすことは出来るみたいだが、大淀が戦闘用として生み出されていないために上手く扱えるかが不安だ。このまま海に出したとしても、大淀がしっかりとこの装備を使うことが出来ない。これではただの物騒なお守りでしかない。

 軽くチェックしてみてもどこにも問題はないようなので、試しに裏にある射撃場で撃たせてみる事にした。

 結果は、ダメだった。

 全弾外すどころか、しっかりと構えられていないので、射線がぶれぶれ。

 艦娘なのにこれとは、本当に戦闘することを考慮せずに生み出されているのだな、と見せつけられた。

 

「こちらにいらっしゃいましたか。何をしていらっしゃるのです?」

 

 神通が工廠から顔を出しながら声をかけてきた。遠征から帰ってきたはいいが、凪と大淀がいなかったので探していたようだ。

 大淀が艤装を持っている事に驚いていたので、神通に説明する事にする。話を聞き終えた神通は「なるほど、戦闘技術を……」と艤装を解いた大淀を見る。

 

「指導するのは構いません。大淀さんも軽巡の艦娘である事には変わりありませんからね。ですが、あえて言わせていただきたく思う事もあります」

 

 真剣な表情で神通は大淀を見据える。「副官としての役割を放棄してまで戦闘に関わりたいと願いますか?」と問いかけた。

 

「私も提督の業務を手伝う事はあります。しかし大淀さんほど多くは関われません。細かい事は私よりも大淀さんが把握していますからね。大淀さんの役割は業務補佐、私達は戦闘や水雷組の指導に携わる、と明確に分担されています。そうして呉鎮守府は回っています」

 

 しかし、と神通は指を立てる。

 

「大淀さんも戦闘面に関わってくるとなると、業務補佐は誰がするのでしょう? 誰もいません。大淀さんほどの知識、経験を持っている艦娘はいないのです。戦闘においては誰かが代わりを務められますが、副官に関しては大淀さんが唯一無二なのです。それを放棄し、あなたも戦う力を手にしたいと願うのですか?」

「そ、それは……どちらもきちんと」

「出来ますか? 戦う力を維持するには継続した訓練が必要です。しかもあなたは戦闘用に調整されていません。力が付き始めるまでにも時間が必要でしょう。そうするくらいならば、美空大将殿にお伺いを立て、彼女が調整したデータを送ってもらった方が幾分かマシかと思われます。何も今ここで訓練を始める必要はないでしょう」

 

 確かにその通りではある。美空大将に説明し、彼女に大淀が戦えるようにするためのデータを作ってもらい、それを配布してもらった方がいい。だが今は忙しそうなので、それを入手出来るとしたら結構な日数が経ってしまうだろう。

 時間はかかるだろうが、確実に戦う力は備えられる。何せ向こうは艦娘を作り、調整できる技術がある。それが何もない凪の手でやるよりは安全で正確だ。

 

「それに勝手にやってもし提督の首が飛んだらどうするのですか。大淀さん、あなたのわがままのためにそれが出来ますか?」

「…………」

「……厳しい事を申し上げました。ですが、その可能性があるという事を改めて認識していただきたく思います。それに、私は訓練する事に関しては拒否は致しません。その前に美空大将殿にお伺いは立てるべきだと申し上げます。あと提督」

「はい」

「艦娘の願いを叶えるために是を出し続けるだけが良い事ではありませんよ。時にはきっぱりと否を出す事もまた大切です」

「……はい、わかりました」

 

 まるで姉のようにしっかりと説教をした神通に凪はただ頭を下げる事しか出来ない。大淀もまた「すみません……」と頭を下げる。だがそんな彼女に「いえ、こちらこそ。あなたをそう悩ませた原因は私にもあるのですね? すみませんでした」と頭を下げる。

 そんな様子を工廠妖精達が陰から見つめていた。なぜかその中にあのセーラー少女妖精もいる。

 

「……美空大将殿に改めて連絡を取り、大淀の事について話す、ということで。それまでは君の戦闘面での訓練は保留でいいかな?」

「はい。お手数をおかけして申し訳ありませんでした」

 

 美空大将の第三課の用事がどれくらいかかるかはわからないが、これからは年末年始、という忙しい時期でもある。ということは少なくとも年明け後にならないと話が進まなそうだ。

 それに年明けには凪も帰郷するだけでなく、海軍の新年会がある。これは提督であろうとも出席する事になるので、凪も東京に行かなければならない。

 美空大将もそれには出席するだろうが、会えるかどうかは分からない。何せ彼女は海軍のお偉いさんという立場だ。多くの人に挨拶をしなければならないだろう。話が出来る機会があるのだろうか、と不安になる。

 それが叶わなければ大淀の件は新年会よりも後になるだろう、と推測する。

 大淀もそれを了承し、それまではいつもと変わらずに過ごす事となった。

 

 推測は当たり、後日美空大将の秘書を務める大淀から、美空大将と落ち着いて話が出来る見込みが立つのは年が明けてから、と連絡が来る。だが運が良ければ新年会で話を聞く、との事だった。

 

 

 




最初期は任務娘だけだったのに、
ダブルロケラン、漁船、礼号面白お姉さん……。

今では色々キャラがたってる大淀さん。
頼りになりますね。

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