沖ノ島優子と名乗った人にそう言われて乗り込んだ車内で眠りこけてるうちに僕の家になるはずだった…
父さんと母さんが待ってるはずの家は無惨にも焼け落ちてもはや家の成の果てと言うべき場所に案内され両親の死を知る事になった僕
元から係累の居ない父さんと母さん達の葬式に出てくれたのは里山さん母子と仕事上の繋がりのある人数人に母さんと里山さんのお母さんの学生時代の友達三人ってゆう人だけの寂しいものだった…
「母さん…母さんの好きだったこの服着て見送るね…」
そう呟く僕が着ているのは母さんの高校時代の制服を僕のサイズに仕立てた一着で必須アイテムであるツインテのウイッグも里山さんお母さんにセットしてもらった
沖ノ鳥島さんは僕を引き取りたいって言ってくれたらしいけど独身で親族には当たらないから無理らしく頭を悩ませている所に件の制服擬きを着替えた僕が参列した時から運命が決まっていた
住む所もなければ荷物も少ない僕は沖ノ鳥島優子が未成年後見人となり桃花学園に編入学となり演遊寮に入居する事となった
勿論それにより新たな住民票も獲得して根なし草の運命は回避されました
寮に入ったその日のうちに買いにいかなきゃダメだったんだろうけど正直なところそんな事を気にする暇も余裕も無かったのが現実
ぶっちゃけ男の子用の服は全て燃えちゃった今僕が手元に有る服は…
ディズニーリゾートで遊んだ日に着てたアリスコーデ、葬式にで着てたジャンパースカートとボレロのコーデにデニムのワンピでとどめの寝巻き代わりの可愛いジャージ
女装で男子寮内を彷徨くのはさすがにシュールと、言うかかなりの問題だけど
今着ているのはレモンイエローの膝丈スモックで僕にでも簡単に作れるから何枚も予備沢山作ってた位だから…まぁどうでも良いけどね
「火事で燃えて服ない」
そう言ったらセーターを渡してくれたのは良いんだけど身長170近い先輩のそれを着たら彼セーターどころか引きづりまして裾踏んでこけましたとさ…マジいたす
そんな僕にその先輩が僕に向かって
「そーいやお前何者?何で部外者が寮内彷徨いてるの?」
って今更な質問された僕は
「僕は羽鳥甘草、両親の都合で夕べからこの寮生になりました、よろしくお願いします
今から演劇部の副部長に挨拶しに行ってその後自炊調理室に行って朝ご飯作って食べたるつもりです」
そう言われたその先輩は
「俺がその副部長の佐武なんだけどな…」
そう言われたから驚いていると彼のお腹が豪快に鳴り
「良かったら自炊調理室でご飯、一緒しませんか?あんまし美味しくないかもですけど…
それに優子おばさんが部長、副部長に話があるって言ってたしなにより僕…方向音痴だから…」
そう言ったら
「迷子だった訳?この寮内で…」
呆れた口調でそう聞いてくるから
「未だなってませんから…確かにこの部屋から出た瞬間永続トラップガード、永遠の迷い子が発動しそうですけどっ♪(てへぺろっ♪)」