鍋の様子を見なが漬け物を刻み味付けし仕上がる頃には全員揃い
夕方入寮した三人の一年生男子と共に先輩達に入寮の挨拶して部長さんが挨拶してジュース(優子おばさんはノンアルコールのビール)で乾杯になり
遅れて登場したお葬式で会った三人の人達とショッピングモールで会った人とそのお友達らしき人達三人の併せて七人が入ってきて青ざめる僕以外の人達を他所に
「水鳥に散々聞かされてた甘草ちゃんの腕前の検分に…何てのは冗談で公人としては立場がありますから一生徒として扱いますがプライベートでは親友の子として歓迎します」
そう言って持ってきたクーラーボックスからビールを取り出し優子おばさんに笑いながら
「突然だけど沖ノ鳥島先生は二人の教授の接待役を頼みます…勿論その意味はわかりますね?」
そう話すのを聞いた僕は優子おばさんを見て
「うわっ…大人って大変なんだね?」
そう呟いたらなぜか皆に思い切り笑われた…なんで?
こんな大勢で食事の経験の少ない僕にはこの状態は結構辛いものがあり早く部屋に戻りたい感がある…
そんな僕に笑顔で僕に近付いてきた学園長さんが
「これは私からの入学祝です…」
そう言って渡された化粧箱を受け取り
「有り難うごさいます、見て良いですか?」
と、言って頷くのを確かめてから包装紙を破かないように開き蓋を開けて中身を見ると
「ぶっ…」
僕のキャラを未だ知らない三人の同級生が吹き出し僕の顔を見たけど学園長は気にせずに
「早速袖を通してくれると嬉しいのですが?」
そう言われて部長さんを見て
「この猫毛のお陰で自分でまとめる苦手ですからお願いできますか?」
そう声を掛けると
「アタシがやってあげる、演技はいまいちだけどそっち方面は得意だから任せてよっ♪」
そう言われて頷いて
「(う~ん…よくわからないけど任せる以外の選択肢ないよね?)はい、任せます」そう答えるとその先輩は僕から制服を受け取り調理場の控え室に入り着替える事に
「ふーん…ちゃんと下着も女の子用なんだね…」
そう言われたから
「えーまぁ、画竜点睛でしょ?この格好で男子用の下着を履いていちゃ
そーゆー訳ですから佐武先輩には着替える時部屋を出ていってもらいました」
そう話すと
「身体見られてやなのは男女のどっちなの?」
そう聞かれて
「基本的にはどっちも嫌ですけど慣れてるのは女の子ですね…僕のアレ、生まれた時のまま成長してないから赤ちゃんみたいで可愛いって言われてましたから…」
そう淡々と答える僕にその先輩は
「そうだね、こうして二人きりで狭い部屋に居ても男の子と二人って気がしないからね…」
そう言って僕の反応を見ながら髪を整えてだけどうとうとする僕を見ながら微笑む先輩に髪を整えてもらってから起こされ皆の元に戻ると
「水鳥の小さい頃そっくり…」
学園長が言うと二人の教授も頷いて僕を挟んで頭を撫でながら教授の一人が振り袖を見て
「……」
言葉が何も出なくてもう一人がくれたドレスはまるでシンデレラ姫みたいだな…って思っちゃったらつい
「このドレス着たら冴えない男の娘の僕もシンデレラみたいに光輝けるかな…」
そううっかり漏らした一言に驚くのを見て慌てて
「あ…あははははっ、や、やだな…僕…何言ってるんだよ…逆立ちしたってなれるわけないのに…ってゆーか王子様と出会いたいとでも言い出すのかな?マジキモい」
そう言って自虐ネタにして誤魔化す事にして取り敢えず
「あ、あの学園長先生…着物は母さんが管理してくれてたからどうしたら良いのかわかりませんけど…」
そう言って取り敢えず話題の強硬変更を試みる僕に合わせて学園長が
「それについては私が預かりますから必要な時にはこれで連絡しなさい」
そう言われてキーホルダーを渡された