超次元ゲイムネプテューヌ~異世界からの鋼糸使い~   作:三代目エリオット

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第3話 紅眞の武器

ネプテューヌとコンパの二人を新たに加えた俺とアイエフはモンスターを倒しながら、洞窟の奥へと進む。

 

進みがてら、ネプテューヌの話を聞く。

 

「空から降ってきた記憶喪失のねぷ子に天の声のイストワール。そして鍵の欠片。よくこんなにトラブルに巻き込まれるわね」

 

「いやーそれほどでも」

 

「褒めてねぇよ」

 

ネプテューヌにそう言いながら、俺はモンスターを切り倒す。

 

洞窟の最深部と思われる場所に着くと、ネプテューヌが何かを拾って見せてくる。

 

「ねぇねぇ、アイちゃん、紅眞。なんかディスク拾った」

 

ネプテューヌが手にしてるのは何の変哲もない普通のディスクだった。

 

CD?それともDVD?

 

「何よ、それ?ねぷ子、何処でそんなの拾ったのよ!?」

 

「ねぷ子って私のこと?」

 

「ネプテューヌって呼びづらいのよ。あんたみたいに小さいのはねぷ子が似合ってるわ。それで、そのディスク、何処にあったの?」

 

「そこの壁に飾られてたよ」

 

「壁に?それ本当か?」

 

普通に考えて落ちてるならまだしも、飾られてるなんて信じられない。

 

そう聞き返すと、ネプテューヌは声を上げる。

 

「酷いよ、紅眞!私を疑うなんて!長年連れ添ってきた仲間なのに!」

 

「コウ君、ねぷねぷを疑うなんて酷いです!」

 

「いや、まだ出会って一時間ぐらいだろ…………別に信じてないわけじゃないよ。ただ確認の為に聞いただけ………!?」

 

 

言いかけた途端、ディスクが光り出し、モンスターがディスクから現れる。

 

「なっ!?モンスターが!」

 

「ディスクから飛び出した!?」

 

「ど、どう言うことよ!」

 

「考えるのは後だ!今は、こいつらを倒すぞ!」

 

刀を抜き、モンスターに切りかかる。

 

コンパを後衛に配置し、俺とアイエフ、ネプテューヌの三人がモンスターを倒す。

 

幸い、現れたモンスターはそこまで強くなかったので、問題なく倒せた。

 

「び、びっくりしたぁ。この世界だと、モンスターはディスクから生まれるんだねー。そうならそうと早く言ってよー!」

 

「そんなわけ無いでしょ!だいたいモンスターの発生源なんて誰にも分からな……!!」

 

言いかけてアイエフがハッとした顔をする。

 

「なるほど。このディスクが原因なんだな」

 

「これは大発見です!」

 

コンパがはしゃぎながらそう言う。

 

「ハーハッハッハッハッハ!!」

 

その時、何処からか時代遅れの様な笑い声が聞こえてくる。

 

「ガーディアンの反応が消滅したから何事かと思ってきてみたが…まさか此処で貴様と出会うとはな…ネプテューヌ!」

 

そう言って、奇抜な服装のおばさんが現れた。

 

「誰!?この時代遅れの笑い声は!」

 

「時代遅れは余計だ!…だが、人をおちょくる意地の悪さも相変わらずのようだな」

 

「もしかして、ねぷねぷの知り合いです?」

 

「まっさかー…流石の私でもこんなケバいおばさんと知り合いなわけないってー」

 

「それは良かったです。ちょっとだけねぷねぷの人付き合いを疑ったです」

 

「それもそうね。ねぷ子とはいえ、あんな悪人面と知り合いだったら私でもドン引きだわ」

 

「俺も賛成だ。あんなおばさんと知り合いだったら、俺はネプテューヌと距離を置く所だったぜ」

 

「そんなわけで、おばさん誰?」

 

「き、貴様等…私を好き勝手言いおって!いいだろう、4人纏めて葬ってやる!」

 

「あーあ。ねぷ子が余計なこと言うから怒らせちゃったじゃない…」

 

「私の所為なの!?」

 

「五月蝿いっ!纏めて消えろぉぉ!」

 

俺達目掛け、おばさんが魔法を放つ。

 

回避が遅れ、直撃してしまった。直後、有り得ない規模の爆発が起き、全員が吹き飛ばされる。

 

「「「きゃあぁぁっ!!」」」

 

「ぐはぁっ!?」

 

地面に転がるように倒れ、おばさんは俺たちを見下ろす。

 

「ふん、雑魚が……ん?ほぅ、やはりガーディアンを倒し、鍵の欠片を奪ったのは貴様だったか。だが、これは返してもらう…」

 

「どろぼー…それは…私とこんぱがっ…頑張って…手に入れたんだよっ…返せっ…!」

 

ネプテューヌが地面を這いずりながらおばさんに手を伸ばす。

 

「黙れっ!」

 

おばさんはネプテューヌの手を足で弾くと、そのまま腹部に蹴りを入れる。

 

「ぐはっ…!?」

 

「ねぷ子!?」

 

「ねぷねぷ!?」

 

「ネプテューヌ!?」

 

腹部を押さえ、苦しそうにするネプテューヌに俺たちは呼びかける。

 

「さて、漸く待ちに待った瞬間が来た。ネプテューヌ、貴様の力を貰うぞっ!」

 

おばさんはネプテューヌを掴み上げ、何かをしようとする。

 

「や…………止めろおおおおおおおおおお!!」

 

俺は懐から一本の注射器を取り出し、それを自分の胸に打つ。

 

注射器の中には気つけ薬が入っており、これを使うと一時的ではあるが、体の痛みを無視して戦える。

 

それを直接心臓に打つことで、効果はさらに数倍。

 

刀を手におばさんに走り出す。

 

「ふん、雑魚が」

 

おばさんは手を俺にかざし、魔法で俺を吹き飛ばす。

 

俺はそのまま壁に体を打ちつけ倒れる。

 

「大人しくそこでじっとしてろ。後で貴様もじっくり殺してやる」

 

そう言い手を、ネプテューヌに向けようとする。

 

だが、おばさんはそこで動きを止める。

 

「な、なんだ!?腕が………動かない!?」

 

「ただ闇雲に突っ走ったと思ったか?」

 

俺はゆっくり立ち上がり、刀を持ってない左手を見せる。

 

そこからは極細の何かが出ており、それがおばさんの腕に絡み付いていた。

 

「硬く、鋭い切れ味を持つ糸だ」

 

左手を引っ張りおばさんの腕をネプテューヌから遠ざける。

 

鋼糸(こうし)。それが俺の本当の武器だ」

 

俺はにやりと笑い、刀を構える。

 

「手始めにネプテューヌを返してもらおうか」

 

俺は鋼糸を手繰り寄せ、おばさんをこちら側に引き寄せる。

 

そのまま刀を振り、おばさんの腕を切りつける。

 

「ぐあっ!?」

 

おばさんがネプテューヌを離し、俺は素早くネプテューヌを受け止める。

 

「ネプテューヌ!大丈夫か!」

 

「う、うん。ありがと………」

 

若干顔の赤いネプテューヌを下ろし、俺は刀と鋼糸を構える。

 

「さて、さっさと終わらせようぜ」

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