ラギ雪原...そこは一面が雪に覆われ、一年中大地を見せる事の無い極寒の地。
人が余り近寄らないこの地の奥地で、気まぐれな小さい雪崩が発生した。
崩れゆく雪の中から角が生え、尻尾の有る赤い皮膚をしたオーガと呼ばれる種族があらわとなる。
しかし反応は無い。
恐らく凍死したであろうその遺体に、どこからともなく流れてきた魂が入り込んでいく。
(寒い...。)
「う...ここは...?」
辺りは雪に覆われ、他にめぼしい人影は居ない。
身体を動かそうとするのだが、動けない。
まるで金縛りにでもあったかのようだ。
こうなるまでに至った経緯を思い出そうとするが、思い出せない。
それどころか自分が何者なのか、家族や生まれも歳すらも思い出せない。
(酷い記憶喪失だな。でも、こうやって考える事が出来るという事は、思い出せないだけかも知れないな。)
雪が降り始め、辺りは更に寒くなってくる。
(此処にずっと居れば、凍死するだろう…。早く何処か暖かい所に移動しなければ!でも身体が動かない…どうすれば…?)
何とか動かない身体で合図を出す方法を考えてみるが、周りに有るのは木と雪で、動かない身体で出来る合図が出てこない。
寒さで思考も麻痺してくる。
誰でも良いから助けに来ないかと願っていると、遠くから機械のようなモンスターが此方に向かってくる。
右手にサーベル剣、左手にクロスボウを付けたそれはどうみても友好的には見えない。
(くそっ!不味い不味い不味い!自分が何故ここに居るのか分からないが、不味い事だけははっきり分かる!どうにかしないと!)
反対側から足音が聞こえてくる。
仲間が助けに来てくれたのかと期待し振り向くが、その期待は見事に打ち砕かれる。
白い体に灰色のしましま模様、頭に二本の角、鼻な上にそれより小さな角の生えた2足歩行の竜。
現代人から見れば白いティラノサウルスの様なモンスターが此方に向かって来る。
(死んだ...。殺されるか喰われる未来しか見えない。どう足掻いても無理だ。)
足の早さは白い竜の方が早い、あっという間に目の前迄たどり着くと数度臭いを嗅ぎ、体をくわえ運び始めた。
(歯が当たって痛い...。何処かで食べるつもりか?何処に.....。)
寒さで意識が薄れていく。
粘ればもう少し意識を保てたかもしれないが。
(もうどうでも良いかな...。意識失ってる間に死んだ方が苦しく無いだろう。)
そんな考えが頭をよぎり、残っていた僅かな意識も手放していく...。
ここで物語は終わりです。
すいません嘘です。まだ続きます。
ドラクエ10内のフレンドが小説を書き始めたので、それに釣られた形です。
更新はやる気次第で早かったり遅かったり、止まったり←
個人的なお気に入りのゲームの中身を入れたりするので、あれこいつアレじゃね?とか思ったりしたら、暖かい目で見守ってあげてください。
コンゴトモヨロシク