うちの姉は自由人
さて、これを読んでいる君、又は皆さんは妖怪や幽霊を信じてますか?
多くの人が信じてないだろう。
俺だって信じていない…いや信じたく無かった。
しかし、現実…俺が感じている現実では簡単だったと言えるだろう、姉と姉の友人に目をつけられるまでは…
待ちに待った合格発表の日
不安と希望の中をいったり来たりしているような気持ちのなか、京都大学…通常京大へ向かった
「4025、4025…あ、あったぁぁぁぁぁぁぁあ!
やったよ…やったよ!受かったよ、あの京大に!」
あの時は、希望しかなかった。
血の繋がってない姉のことを忘れて…
そう4月7日、そう入学式
張り裂けそうな興奮だった入学式を終えて、どのサークルへ入るか回っていた時だった…
秘封倶楽部?なんか聞き覚えがある名前だな?
まあ、どうでもいいか、俺が入りたいサークルは奥の写真サークルだし
その秘封倶楽部の前を通った時だった、白いリボンの帽子に白いシャツ、黒いスカートに聞き覚えがある声
正直、戦慄しかなかった。
しかもだ、運が悪いことに目が合ってしまった。
まあ、当然両方目を開きましたね(後日談
「あ、あんた蓮太郎?まさか…「違いま」いや、間違えないその帽子は蓮太郎しかいない。」
長い長い沈黙を挟んでいると、奥から金髪の外人?が出てきたのだ
「蓮子?どうしたの?……え?蓮子が二人?」
「「違う!」」
「ええ、冗談よ?で…貴女は蓮子の兄弟さん…と言った所かしら?蓮太郎さん」
何処からの情報かは一目瞭然だが、挨拶はしなければ
「いきなり大声ですまない、姉さん…蓮子の弟の蓮太郎と言います。
うちの姉がお世話になっております」
一応、常識人かもしれないので挨拶するが、直ぐにその
希望は儚く散った
「初めてまして、噂は聞いているわ不思議な目をお持ちだとね」
世界が凍りつくようなジト目で姉を見ているが目をそらすだけだった
まあ、こうなったらしょうがないと分かってるんだが…
ここはとっとと逃げますか
「冗談が上手いですね、俺はこれで…「待ちなさい」」
おっと…
「めんどくさいから単刀直入に謂うけど…蓮太郎、秘封倶楽部に入りなさい…正直言って、能力持ちは欲しいの…お願い蓮太郎…」
普通に見て、純粋なんだな~とか切羽詰まってるんだな~とか思うかもしれないが、おれにとっては見飽きてしまっていた
「本当は?「雑用が欲しい」」
驚くくらい即答だった。
しかし、はっきり言わなければならないこともある
「悪いけど姉さん、冗談はここまでだ
秘封倶楽部に入るつもりはない」
俺が行こうとした時だった…
「貴女の弱味なら一杯知ってるんだけどなー、どうしようかなー、広めようかなー」
し、白々しい
そう、うちの姉は俺が何故知っているか驚くような
秘密や弱味を知っているのだ
要するに入らなければ、お前の大学生活終わるぞ?
と、脅しているのだ
「はぁ~、分かった分かった頼むから止めてくれ
どうやら入るしかないようだ」
「流石、蓮太郎!信じてたよーはい、よろしく」
せめて、棒読みはやめろ…
さようなら俺のキャンパスライフ
こんにちは俺の秘封ライフ
後々、姉さんの友人(何時も目の前で百合世界を展開しているが…)メリーさんからの同情を買ったことは今は止めておこう
あ…自己紹介してなかった
宇佐見蓮太郎。悲しい苦労人です。