鉄也のヒーローアカデミア 磁場鉄也:オリジン   作:そうちゃん

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久しぶりの投稿です!


第12話 第二種目 騎馬戦

「緑谷?」

 

後ろを振り向くとそこには予選を一位で通過した緑谷がいた。

 

「磁場君ちょっといいかな?」

「あぁ、どうした?...って聞くのはまぁこの状況なら何の話かなんてわかるか。」

「分かってると思うけど単刀直入に言うね。磁場君に僕達のチームに入って欲しいんだ。」

 

今は騎馬戦のチームを決める作戦会議時間。そんな時に予選を2位で通過した鉄也に声をかける理由は一つしかない。鉄也をチームに入れて戦力の強化。それ自身鉄也も分かっていたがまさか予選を1位で通過した緑谷から声をかけられるなんて思わなかった。普通ならライバルである鉄也はこの騎馬戦で倒しておきたい生徒の一人。それを自分のチームに加えようとするのは予想外で顔には出さないが内心驚いていた。

 

「いいのか緑谷?1位と2位じゃポイントでは圧倒的差はあるけどお前からしたら俺は負かしておきたい奴の一人じゃ無いのか?」

「普通ならそうなんだけど。今の僕達のチームには足りないものを磁場君は持っているんだ。だからそんな君を『敵』としてじゃなくて『味方』として一緒に戦いたいんだ。」

「...」

 

正直鉄也的には美味しい話だ。緑谷は個性を使うと反動で大ダメージを負うがその威力はクラスでもピカ1。さらに土壇場での頭の回転が速い。その緑谷が作るチームに入れば1位も1十分に狙えると思う。しかし鉄也にも自分の考えがある。

 

「でも緑谷の作戦も知らずにチームにはあるのは緑谷には得でも俺にはリスクでしかないぞ?」

「それは分かってるよ。僕も自分の味方になって欲しい人に何も言わないって言うのはやだからね。」

 

そこから緑谷は『まだ』味方になっていない鉄也に自分のチームの構成と作戦を教えてくれた。正直鉄也は緑谷が作戦の内容を話さなかったら味方になるつもりは無かった。しかし緑谷は全てを話してくれた。けれど鉄也は気になることが一つあった。

 

「作戦は分かった。けど一ついいか?俺が作戦を聞いた上でお前の味方につかないって考えはなかったのか?」

「無かったって言ったら嘘になるけどUSJの時の磁場君をみて思ったんだ。磁場君ならそんなことは絶対にしないって。」

「...そこまで言われたら断れないな。分かった緑谷。お前のチームに入るよ。」

「うん!ありがと磁場君!」

「よろしくな緑谷。それと緑谷の作戦を聞いて俺も一つ思いついたんだけど...」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『15分のチーム決め兼作戦会議も終わって12組の騎馬が並び立ったぞ!さぁ上げてけ鬨の声‼︎血で血を洗う雄英の合戦が今狼煙をあげる!』

 

「麗日さん!発目さん!磁場君!よろしく!」

「うん!」「フフフフフ!」「あぁ!」

 

『さぁ!準備はいいかなんて今更きかねぇぞ!行くぜ残虐バトルロワイアル...3.2.1.スターーーートォ‼︎』

 

 

「「実質それの争奪戦だ!」」

 

予想通り周りの組は獲ってしまえば1位通過確実の1000万P目掛けて鉄也達に攻めてくる。

 

「あの騎馬、前方の騎馬の奴B組の推薦だぞ!どうする緑谷⁉︎」

「もちろん逃げの一手!」

「けっ!逃すか!」

 

おそらくB組の推薦の奴の個性だろう。地面が沼の様に変化し足が沈み始めた。

 

「何これ⁉︎地面が沼みたいに⁉︎」

「多分あいつの個性だ!緑谷!」

「うん!麗日さん発目さん!顔避けて‼︎」p

 

サポート科の〈発目 明〉考案のバックパックで沼から抜け出したがただ逃すでけでは終わらず近くにいた耳郎のイヤホンジャックとB組の後ろの騎馬の女子からツルの様なものが空中にいる緑谷たちに追撃してくる。

 

「磁場君!」

「分かってるよ!」

 

イヤホンジャックとツルの追撃を鉄也の砂鉄ではたき落とし回避する。

 

「流石磁場君!やっぱり君の個性は凄いや!」

「当たり前だ!」

「みんな着地するよ!」

「けど凄いな。麗日の個性で麗日以外は重さがないからこんなに軽々動けるなんて。」

「えへへへまぁね。」

「まてや1000万P!」

「来たよ磁場君!」

「あいよ!」

 

追いかけて来たB組の騎手目掛けて砂鉄でなぎ払おうとすると金属同士がぶつかる様な高い音がなった。

 

「そんなのきかねぇぞ!」

「なっ!切島と同じ個性か!」

「デクくん!左から障子君が来とるよ!」

「奪い合い?違うぜこれは...一方的な略奪よぉ!」

「障子君⁉︎一人⁉︎騎馬戦だよ⁉︎」

「流石に挟まれるのはキツイ!一旦距離を取ろう緑谷!」

「分かった!麗日さん!」

「うん!...あれ⁉︎何これ、取れへん⁉︎」モギっ!

「それ峰田のじゃねぇか!」

「峰田君⁉︎言ったどこから!」

「ここからだよ緑谷ゃ...」ズギャアン!

「なんだそれ⁉︎まるで戦車じゃねぇか!」

「うわぁ!」SWIP!

「流石ね緑谷ちゃん。」ズギャアン!

「梅雨ちゃんまで⁉︎」

 

そこには障子の巨体と触手で背中の中にすっぽりと収まった峰田と梅雨ちゃんがいた。巨体を持つ障子と小柄な峰田、梅雨ちゃんがなせる騎手戦車だ。

 

「あぁ!仕方ないけど行くしかない!二人とも顔避けて!」P

 

峰田のもぎもぎによってくっ付いたメカを無理矢理使い離脱した為破損してしまった。

 

「ベイビーが引き千切れたぁ!」

「Pが無くなるよりマシだろ!それよりも...⁉︎緑谷!」

「調子乗ってんじゃねぇぞクソが!」BOOM!

「磁場君!」

「全く忙しいな!」

 

爆豪が騎馬を離れ爆破を使って空中までやって来た。予想外な攻撃だったか爆破音で同じ高さに来る前に対処でき爆破を砂鉄でガードした。

 

「うぜぇなこの砂鉄野郎がぁ!」

「相変わらず口が悪いな爆豪!」

 

そのまま次は鉄也が爆豪に向けて二方向から砂鉄でPを取りに行くが急に爆豪が何かに引っ張られ空振りに終わる。

 

「瀬呂の個性か。厄介だな。」

『おおおお⁉︎騎馬ら離れたぞいいのかアレは⁉︎』

「テクニカルなのでオッケー!けど地面に足ついたらダメだけど。」

「...へぇ、地面に足が着かなきゃセーフか。」

 

既に開始から半分ほど過ぎたがやっぱり1000万Pも狙いに他の組に狙われ続け一息つく間もない。ここで現在の組の持ちPがディスプレイに表示された。

 

「みてデクくん!爆豪君がB組の人に...」

「成る程ね。クラスぐるみでの作戦って訳か。どうする緑谷、あの爆豪の様子だとP取られた騎馬に勝つまでこっちに来なさそうだぞ。」

「みんな、少し逃げ切りやすく...」

「そう上手くは行かないみたいだぞ緑谷!」

「...フゥー。そうみたいだね。」

 

鉄也達の目の前に現れたのはA組屈指の強さを持つ轟が率いる騎馬が居た。

 

「そろそろ奪るぞ。」

「思ったより来るのが早かったな。どうする緑谷。」

「時間はもう半分!足を止めないで!それに仕掛けて来るのは1組だけじゃない!」

 

轟達の後ろから何組か迫って来るが轟の指示のもと八百万が何かを創造している。

 

(なんだあれ、シート?...まさか⁉︎)

「緑谷!距離をとるぞ!そしたらすぐに目を塞げ!みんなもできるだけ目をそらすんだ!」

「磁場君⁉︎」

「早く!」

 

鉄也は砂鉄を分離させ棒のようにして地面に突き刺して後ろに下がった。その瞬間バリリリ!と電気の音と共に閃光が辺りを包んだ。轟目掛けてやってきた他の組は電撃を食らったが先程刺していた鉄棒が避雷針の役割をし鉄也達までは電撃は届かなかった。

 

「磁場君どうして電撃が来るって⁉︎」

「あんな分厚いゴムシートが出て来たからもしやと思ってね。それに上鳴の電撃は俺も色々とあって対策済みだったんだよ。」

「チッ、磁場の野郎が厄介だな。」

「だったら思ったよりも逃げやすそうだね!」

「いや、相手が相手だからそう簡単には行かないだろうな。」

「磁場君は上鳴君の電撃をガードしつつ回避をお願い!何としても1000万は持ち続ける!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

『残り時間約1分!轟氷結でフィールドをサシ仕様にしてあっという間に1000万ぴ奪取!...とか思ってたよ五分前までは!緑谷この狭い空間で五分間逃げ切っている!』

 

(にしても緑谷位置どりがうまいな。飯田の位置をみてこの距離と位置をキープしてる。このまま何もなきゃ逃げ切れそうだな。だけど...)

「どうする緑谷。今は逃げ切れてるけどこのままこのフィールドにいる意味もないし隙みてここから抜け出すか?」

「そうだね。上鳴君の電撃は磁場君で防げるしこの距離なら八百万さんの創造も届かない。どこかで隙を作っ「DRRRRRR‼︎」...は?」

 

緑谷も鉄也も話していたものの轟達からは目は離さず気も抜いていかなった。しかし爆音が鳴り気付くと頭のハチマキが獲らていた。その余りの速さに轟が鉄也達を通り過ぎてからハチマキが獲られたことに気付いた。

 

「は‼︎なんだあの速さ⁉︎」

「言ったろ緑谷くん。君に挑戦すると‼︎」

 

1000万Pからの急な0P。一瞬の出来事に緑谷も焦り急いでPを取り返す。

 

「突っ込んで!」

「でも突っ込んでしまったらあの創造とやらの範囲に入ってしまうのでは⁉︎」

「Pの散り方を把握できない!上位に入るならここしかない!」

「...だったら緑谷!最初に言った俺の考えを使うぞ!あれなら可能性はある!いいか!」

「時間ももう無い...お願い磁場君!麗日さん!」

「分かった!行くぞ麗日‼︎」

「うん!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「なんですの今の速さは⁉︎」

「飯田今のは...」

「トルクと回転数を無理矢理上げ爆発力を生んだのだ。反動でしばらくエンストするがな。」

「て事はこの騎馬戦では飯田の個性は使えないのか。でも時間ももう少し。全力で逃げ切るぞ。」

『おおおおおぉーーー⁉︎大っきい!多い!デカイ!なんなんだその規模はーーー⁉︎』

『ちゃんと実況しろよ。』

「...な、なんなんだあの砂鉄の量は⁉︎」

「イヤイヤイヤ、こんなの無理だろぉー!」

 

実況につられ緑谷の方を見るとそこには磁場の個性で集められた砂鉄があった。しかしそこには今までとは量も規模も違い過ぎる程の砂鉄が集められていた。その量に観客も驚き目を丸くしている。

 

「磁場君はあそこまでの量を操れるのか⁉︎」

「こ、これが磁場さんの全力ですの⁉︎」

「いや違う。麗日の個性で軽くしてるんだ。にしてもこれは多過ぎるだろ。」

「全力で取り返すぞ緑谷!」

「う、うん!」(まさかこんな凄いなんて思ってなかった。)

 

その合図と共に大量の砂鉄が濁流のごとく轟達に迫って来る。飯田の個性が使えない今この砂鉄から抜け出すのは不可能に近い。

 

「おいおいどうるんだよ轟!こんな量の砂鉄を避けれんのかよ!」

「...八百万!何かをこの状況を抜け出せる打開策はないか⁉︎」

「わ、私ですか⁉︎しかし私なんかの策で...」

「八百万『なんか』じゃなくて八百万『だから』聞いてるんだ!お前はこういう時いい判断が出せると思って聞いてるんだ!」

「...一つだけありますわ!けれど少々時間が欲しいのでその間は磁場さんの個性に捕まらない様にお願いします!」

「時間稼ぐったって行けんのかよ⁉︎」

「やるしかないだろ!そうだろう轟くん!」

「あぁ、八百万の策が完成するまで全力で逃げ切るぞ!」

「時間稼ぎなんてさせるかよ!」

 

 

大木の様な砂鉄の塊が6つに別れ轟達に迫って来る。それを轟の氷結で防いだり上鳴の電撃を地面に流し、回避の為に避雷針を作らせ砂鉄の量を減らすがそれをものとしない量で轟を追い詰める。ここで轟と緑谷の騎馬を囲んだ氷のフィールドが仇となって次は轟達の動きを狭める。

 

「このフィールドから抜けた方がいいのではないのか!そうすれば他の騎馬もいてある程度は逃げ切りやすくなるぞ!このままでは捕まるのも時間の問題だぞ轟君!」

「自分で作った有利な状況が逆に相手に有利な状況になったか。このフィールドから出るぞ!壁を越えなきゃなんねぇから着地気を付けろよ!」

「あぁ!」「分かっています!」「おうよ!」

 

迫り来る砂鉄を氷壁で足止めしその隙にに広いフィールドへと脱出した。

 

『さすがにたまらず轟チーム広い方のフィールドへ戻ってきたー!しかし緑谷チームは轟チームしかし見ておらず他のチームは気にもしてないぞー!』

『今の緑谷達は0Pだからな。それにあの様子だとPの散り方を把握できないんだろう。だから確実な目の前のPを狙ってるんだろ。それに磁場もあの量は上手くは操り切れないんだろう。動きがぎこちないな。』

『しかし広い所に出ても轟チームの不利は変わらず今にも捕まりそうだ!このままでは緑谷チームにPを取られるのも時間の問題かー⁉︎』

 

 

「まだなのか八百万!」

「もう少し、もう少しです!」

「早くしねぇとヤベェってコレ‼︎」

「追いつかれるぞ!」

「...出来ました!轟さん合図したらこの金属を氷結して下さい!」

 

そういうと八百万の腕から大量の金属の塊が作られ地面に落ちていく。その金属が出終わると轟達はその場から離れる。そして撒いた金属の上を砂鉄か通り過ぎる瞬間。

 

「今です轟さん!あの金属を凍らせて下さい‼︎」

「今更そんな氷結なんて!」

 

八百万の指示通りその金属を凍らせた瞬間、大量にあった鉄也の砂鉄が鉄也の個性のコントロールから外れ一箇所に集まっていった。

 

「なんだコレ⁉︎急に何かに引っ張られて⁉︎」

『おおおおおぉーーー⁉︎緑谷優勢から一転!轟が氷結した途端大量にあった砂鉄が急に集まって全く微動だにしないー!...なんか〈まっ○ろくろすけ〉みたいだなあれw』

『だからちゃんと実況しろよ。にしてもあの金属。もしかして...』

「うぉー!すげー八百万‼︎一体何したんだ⁉︎」

「あの金属はリニアモーターカーにも使われているニオブ合金ですわ。ニオブ合金は冷やすと電気抵抗が0になって協力な磁石になりますの。」

「流石だな八百万くん!」

「クソッ!こんなの無理矢理!」

「うぷっ!ごめん磁場くん、私もう無理かも...」

「クソっ。麗日の限界か!」

「まさか八百万さんは麗日さんの許容数がもう持たないことも分かっていて!」

「じゃこのまま逃げ切れば俺たちの...」

「こうなったら最後の作戦だ緑谷!お前が行ってこい!」

「え⁉︎行ってこいってどういう...ってえぇーー⁉︎」

 

鉄也は自分で操れる砂鉄で緑谷を掴んで轟へ接近させる。

 

「そんなのありかよ!ずりぃだろ!」

「さっき爆豪がやってたのと同じだよ!地面に足が着かなきゃセーフだ!」

「そんなの聞いてないよ磁場君⁉︎...でもこの手なら‼︎」

 

緑谷を目掛けてくる攻撃も鉄也が操り次々と回避して行く。そのまま緑谷は轟に接近し頭のハチマキへ手を伸ばした。その瞬間鉄也はUSJ感じたオールマイトの様な迫力を感じた。轟もそれを感じ取り焦ったのか始めて【左】で対応した。しかし緑谷はそれを受け流し轟の首に掛かっている1000万Pであろうのハチマキを獲っていった。

 

「とった!とったああぁ!」

「待って下さいそのハチマキ...違いませんか⁉︎」

 

緑谷の手に握られていたハチマキは70P。これだけでは上位4位どころが圏外。それに時間ももう1分を切っている。

 

「磁場君!もう一回お願い!」

「そんなの分かってる!絶対に獲ってこい!」

 

残り時間も少なく緑谷だけでなく騎手の鉄也達も轟達に接近し少しでもプレシャーを掛ける。だがこっちの策も使い果たし有効打も無く時間だけが過ぎていく。

 

『そろそろ時間だカウント行くぜ!10.9...』

 

「1000万よこせぇクソがぁ!」

 

カウントダウンが始まると自分達のPを取り返した爆豪チームが只でさえ忙しい時にこちらに接近してきている。

 

『7.6.5...』

 

「ちょっと砂鉄の人いいですか!」

「なんだこんな時に!」

「だからこそです!」

 

『...2.1...TIME UP‼︎早速上位4位を見てみようか!1位 轟チーム 2位 爆豪チーム 3位 鉄て...アレェ⁉︎オイ‼︎心操チーム』

 

(心操チーム?確か鉄哲って奴も結構P持ってたと思ったけど獲られたのか?)

 

「ごめんみんな。本当に...」

「デクくんそれが...」

 

悲壮感に浸っていると麗日が何か言いたげに発目を指差す。。

 

「いやぁまさかあの土壇場でうまく行くとは思わなかったよ。」

「え?何のこと?」

「ほら。」

 

鉄也も麗日同様発目を指差ししている方を見てみるとドヤ顔で仁王立ちしている発目がいた。

 

「フフフフフ。やはり私のベイビーは凄いですね!流石に1000万とは行きませんでしたが持ち点の方を頂きました!」

 

発目が後ろから取りどしたマジックハンドの様なアームには轟の持ち点であった〈519〉のハチマキが握られていた。

 

『そして最後!4位は緑谷チーム!以上4組が最終種目へ進出だああぁーーー!』

 

その瞬間緑谷は壊れた水栓の如く涙をぶちまけ崩れ落ちた。しかしなぜ発目は轟のPを取ることができたのか。それは試合が終わる数秒前...

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ちょっと砂鉄の人いいですか?」

「なんだこんな時に!」

「だからこそです!今から私をあのチームの後ろへ運んで下さい!」

「運ぶったってあんた一人でどうにかできるのか⁉︎」

「フフフ私のベイビーを舐めないで下さい。今ならあの人の隙をつけるかもしれないです!」

「こうなったらヤケだ!頼んだぞ発目さん!」

「私のベイビーを信じて下さい!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「まさかあのギリギリの時間にそんな事してたなんて...」

「俺も本当に取ってくるとは思わなかったよ。」

「言ったでしょう!あなたにもメリットはあると!」

「まぁ何はともあれ最終種目に行けたんだ。一先ず今から昼休憩だし飯食い行こうぜ。」

「そうだね!私お腹減ったよぉ〜」

「発目さんもどお?

「すみません。私はベイビー達のメンテナンスがあるのでここで!」

「あぁじゃ最終種目でな!」

 

 

 

 

 




久しぶりの投稿です。色々あって投稿出来ませんでしたがまた再開します。見るのをやめてしまった人ももう一度見て頂けると嬉しいです。
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