鉄也のヒーローアカデミア 磁場鉄也:オリジン 作:そうちゃん
第二種目の騎馬戦が終わり今は昼休憩。体育祭で疲れた身体に燃料〈ご飯〉を入れる為鉄也達A組一同は食堂に来ていた。
「いやー、まさか最後麗日との合わせ技をまさかあんなアッサリ止められるなんて思わなかったな。」
「それな!俺もアレばかりは終わったって思ったもんな。」
「磁場のあの攻撃もすげぇ迫力あって凄かったけどあれを止めた八百万もすげぇよな!」
「流石推薦入学者だな。やっぱり八百万は取っとくべきだったなー。」
「ですが私もあの規模は驚きましたの。轟さん達が時間を稼いでくれなければ今頃私たちは騎馬戦を通過できていませんもの。」
「でもよく緑谷ちゃん達最後の最後で轟ちゃん達からPを奪えたわね。」
午前中のことを振り返りながら席に着き皆自分の昼食を食べ始める。
「...八百万って結構食べるんだな。」
目の前には大盛りカレーにコンソメスープ。大盛りサラダにフルーツの盛り合わせをお盆にのせた八百万がカレーを頬張っていた。
「えぇ、私の個性は身体の脂質等を分子などに変換しているので蓄えれば蓄えるほど多く創造できますの。」
「ヘェ〜」
(『なんかうんこみたいだな』『おい磁場!うんこ食ってる時にカレーの話すんなよ!』『磁場!あんたカレーの時にやめてよ!それに上鳴あんたは逆よ!』って事になりそうだから言わないでおこう。)
「じゃ沢山食っても個性使えば太らないのか。本当に八百万の個性は便利だな。」
「はっ!だからヤオモモはもんな発育の暴力ボディーに⁉︎」
「暴力?なんのことですか耳郎さん?」
「な、なんもないです...」
「て事は自分で造ったもの食ってけば食費が0⁉︎...便利過ぎるな『創造』」
『もうそろそろ昼休憩も終わりだぞ!会場に集まってこい!』
空腹を満たし万全の状態で最終種目に向け会場へ向かい始める。
「...あれ八百万達は?さっきまで一緒だったろ?」
「さぁな?腹の調子でも悪いんじゃね?」ニヤニヤ
「まぁオイラ達だけでも先位に行こうぜ?」ニヤニヤ
「あぁ。なんかニヤニヤしてお前らキモいぞ?」
「「別にいつも通りだよ。」」ニヤニヤ
ニヤついている峰田と上鳴をスルーし会場の席に着くとそこには本場アメリカのから来たチアリーダー達が応援をし盛り上げている。その中の一部に見慣れた者達が混ざっていた。
「...なぁ切島。気のせいだと思うけどあのチアの格好したのって八百万達だよな?」
「いや気のせいじゃないぞ磁場。」
「A組の女子は何やってだ一体。」
「「ひょー」」グッb
チアリーダー達の応援も終わり次はいよいよ最終種目。雄英体育祭の締めとなる競技で観客の盛り上がりも最高潮。その中で行われる最後の種目とは。
『最終種目は進出4チーム総勢16人から行われるトーナメント式!一対一のガチバトルだ!』
「やっぱり今回も最後はサシでのバトルか。」
雄英体育祭の最終種目は形式は違えど最終的にはサシでの戦いになる。すると尾白が組み合わせ決めの途中で急に辞退すると言い始めた。話によると騎馬戦の最中普通科の奴の個性のせいで終盤まで記憶が曖昧らしくそんな状態でこの場に上がるのは許せないらしい。それ聞いた主審ミッドナイトは『そういう青臭い話は好み!』と自分の感性で辞退を認めた。その繰り上がりでB組の2人が穴埋めで入って来た。その後トーナメントの組が決まった。
「俺の一回戦の相手は。...八百万か。なんか色々とやり辛いな。」
なんと鉄也の一回戦の相手は同じクラスの八百万。只でさえ相手が女子でやり辛いのに同じクラスとなると更にやり辛い。
「さてどうしたもんかな...」
「磁場さん。ちょっといいですか?」
「や、八百万。」
「一回戦は私達が当たるようなので一つ言いたいことがありますの。」
「なんだ?」
「先程磁場さんが私との試合がやり辛いと呟いていたのを不本意ながら聞いてしまって...」
「い、いやあれは変な意味じゃなくて...」
「私が仰りたいのは試合では手を抜かないで下さいという事ですわ。先程の尾白さんではないですけど私も磁場さんも競い合ってこの場にいるので手加減されるのは私にとっての侮辱ですわ。」
「...」
「で、ですから私が言いたいのは正々堂々と試合がしたいという...」
「ごめん八百万。八百万が女子で同じクラスの仲間って事で少し引き気味だっけど今のでケジメがついた。わかったよ八百万。俺は全力で八百万に勝ちに行くよ。だからその時が来たらお互い頑張ろう。」
「はい!わたくも負けませんわ!」
「でもその前に体操着に着替えた方がいいんじゃないか?」
「え?こ、これは峰田さんと上鳴さんに騙されて着たのであって私の意思でこんな格好は!」
「分かってるよ。...だけど結構似合ってるぞその格好。じゃ客席でな。」
「な⁉︎何を言ってますの///!」
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『色々やってきましたが結局これだぜ!ガチンコ勝負‼︎!』
「ふぅーいよいよ始まったな。一回戦は緑谷か。相手は普通科のなのか。」
「相手が普通科なら余裕なんじゃねぇの?」
「しかし相手はどのような個性が分からないので油断はできませんわ。」
「それに普通科にはヒーロー科に落ちは生徒もいるらしいぞ。」
「でも緑谷にはあの個性があるからチョチョイといけるんじゃ...」
「緑谷の個性は強力な分反動が凄いからな。そのたびにリカバリーガールに治してもらってたら体力尽きてあとあと厳しいぞ。」
「お前ら緑谷の味方じゃねぇのかよ⁉︎」
「ということは緑谷くんはできるだけ個性は温存しながら勝ち続けなければいけないのか。」
「デクくん頑張れー‼︎」
『そんじゃ早速始めようか‼︎レディィィィィイイSTART‼︎』
「緑谷はどう仕掛けるか...?どうした緑谷?叫んで走り出したと思ったら急に止まりやがって。」
『緑谷完全停止⁉︎ビクともしねぇけど心操の個性か⁉︎』
「デクくん⁉︎」
「一体どうしたんだ緑谷くん⁉︎」
「...相手の動きを止める個性か?」
『さらに緑谷振り返って場外に向かって歩き出したー!良く分からんがこのまま場外に出て終わってしまうのかーー⁉︎』
「デクくん引き返してー!」
「このままではない場外だぞ!本当にどうしたんだ緑谷くんは⁉︎」
「足は動いてるのに思考は働いてない。...もしかしてあいつの個性『洗脳』か?」
「せ、洗脳⁉︎それが本当なら緑谷に勝ち目ねぇじゃん⁉︎」
「でもいつ緑谷さんは彼の個性にかかったんでしょうか?」
「さすがにそこまでは分からないけど試合の前に何か話してたから〈彼奴と喋る〉とか〈特定のワード言ったら〉とかじゃないかな。まぁあの洗脳解かないとこのまま場外で負けるぞ。」
「デクくーーーーん!」
後一歩で場外と言うところで急に緑谷から突風が吹いの様なものが吹いた。すると場外へ進んでいた緑谷の足が踏み止まり意識を取り戻した様に見えた。
「な、なんだ急に⁉︎」
「もしかして洗脳が解けたのか⁉︎」
「凄いな。個性を暴発させて洗脳解くなんて。」
「でもまた洗脳食らったら意味ないぞ!」
「多分それないな。」
「なんで言い切れんだ?」
「おそらくまた洗脳させられるのならもう既に洗脳にかかってもおかしくないですわ。今の緑谷さんは正常に見えることから洗脳は回数制限があるか洗脳に掛かる条件を満たしていない。先程の磁場さんの仮設が正しければ緑谷さんはこの試合では喋る事がないでしょう。...と言う事ですわよね磁場さん。」
「...おっしゃる通りです。だけど緑谷も個性の温存があるから多分個性を使わないで勝たないとつぎが厳しいからな。」
鉄也の予想通り緑谷は心操とは個性を使わずに取っ組み合いをした。掴み流され殴り殴られお互い引かずに掴みあっていると緑谷が待っていたかの様に心操の腕を掴み背負い投げで心操を場外へ追いやった。
「なんとか勝てたな緑谷くん。しかしどうやってあの洗脳を解いたのだろうか。」
「それにしても洗脳なんて凄い個性だね。あれで普通科なんて勿体ないのに...」
「まぁあの試験内容じゃ自分じゃPは取れないからな。仕方ない所はあるけどヒーロー科に編入して来てもおかしくないな。」
「そして次試合は...」
『そして次の対戦は轟対瀬呂!同じヒーロー科同士の試合だ‼︎それじゃレディィィィィSTART‼︎』
轟はクラスどころかヒーロー科でもトップクラスの実力者だ。このトーナメントで優勝するを目指すならおそらく戦うであろう敵だ。その為にもこの試合で出来るだけ轟の動きを見え置く必要がある。なのだが...。一瞬。ほんの一瞬で勝負が決まった。瀬呂の早業で轟を拘束し場外へ投げつけるが今までで見たことの無い規模での氷結で勝負が決まった。その規模は観客席どころかドームをはみ出すほどの大きさだった。あまりの迫力に観客席どころか実況までも静まり返っていた。
「強力な個性なのは知ってたけどまさかこんなに凄かったのかよ...」
「さ、流石轟くんだな...」
主審により勝敗が決まったところであの大規模な氷結を左で溶かし届きは二回戦へ駒を進めた。そして試合は進みついに鉄也の番が回って来た。
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『第6試合目‼︎その便利な個性は騎馬戦で猛威を振るったイケメンボーイ 磁場 鉄也!そしてこっちも便利な個性で騎馬戦を一位通過の八百万 百!』
「磁場さんさっきの事は覚えてますわよね?」
「分かってるよ。全力で勝ちに行くから覚悟しろよ八百万!」
「私も全力でいきます!」
『レディィィィィイイSTART‼︎』
(磁場さんの個性は応用の効く強力な個性。けれど砂鉄を集めるのに少し猶予がありますの。しかし正面から立ち向かったのでは勝ち目はありませんは。なのでまずは...)
「行くぞ八百万!」バチバチっ!
鉄也は八百万を拘束し場外へ出し作戦だったため砂鉄を集める。すると八百万は何かをステージの中央へ投げ後ろへ下がる。その瞬間ステージが強力な光に包まれた。
「クソッ!目くらましか⁉︎」
(目が効かなくなった次は騎馬戦同様ニオブ合金を使って砂鉄を使えなく...⁉︎)
「キャッ⁉︎」グイッ!
ニオブ合金の原子配列を思い浮かべ創造しようとしたとたん横から衝撃が来たと思ったらいつの間にか磁場の操る砂鉄に捕まっていた。
「...流石八百万だ。何かしてくるとは思ってたけどまさか閃光弾とは思わなかったな。」
「な、なぜ⁉︎閃光で目は見えない筈では...」
「確かにまだ目は見えないけど『ステージから八百万が居なくなった』訳じゃ無いんだ。だったらステージの端から砂鉄を横に振ってやれば捕まえられる。」
「そ、そんな。けれどもまだ!」
「捕まえられればあとはこっちのもんだ!」
八百万を掴んだ砂鉄をそのままステージ外へと持っていき個性を解除する。
「イタッ!」ドサッ
「えーっと、場外って今のとこら辺であってんのか?」
「八百万さん場外!寄って磁場くん二回戦進出‼︎」
『八百万場外負けだぁ!それにしても八百万を優しく場外へ出すなんて流石イケメンだ!』
「...完敗ですわ磁場さん。」
「だけどあんなに創造が早いなんて思わなかったよ。」
「放課後の練習の成果が出ましたわ。...磁場さん。勝手ですけど私の分まで頑張ってください。」
「あぁ、必ず優勝してくるよ。」
そして一回戦は終わってトーナメントは二回戦へ突入する。
今回は早めの更新です。更新してなかった分の今月に2.3話ほど更新したいと思ってます。
それと改めて磁場の個性について説明したいと思います。
個性 『磁力』
体から磁力を発生させ砂鉄などの磁力に反応するものを操る。操作範囲は最長で24m程。個性を発動する際には体にバチバチと静電気の様なものが発生する。
リスク
使い過ぎると全身が長時間正座したかの様に痺れる。しかし個性の精度は落ちるが個性は使える。
応用
・砂鉄を集めて太い鞭の様にする。攻撃、防御、拘束など主な使用方法。現在は6本まで操れる。
・砂鉄をレールの様に引いてその上を磁力で高速移動する。けれどレールの上を移動するので動きは読まれてしまう。
・上同様レールを引いてその間に鉄球などを置いて磁力砲を打つ。
(レールを引かなくても撃てるけど威力は下がる。)
弱点
・磁力に反応するものがないと何も出来ない。
・鞭の様にして使う場合は操作に集中して自分自身はあまり動く事が出来ない。(動くと集中が切れるから)
↑この弱点は後に解決できる様にするつもりです。
個性使用時のイメージ
東京グールの金木のカグネとナルトの我愛羅を混ぜた様な感じです。カグネが砂鉄になってそれで薙ぎ払ったり掴んだりする感じです。
今後ともよろしくお願いします。感想などお待ちして居ます。