鉄也のヒーローアカデミア 磁場鉄也:オリジン   作:そうちゃん

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プライベート関係で投稿が遅くなりました。またこれから亀更新ではあると思いますがお願いします!


第17話 ヒーロー名を決めよう!

「でさ!結構来る途中で声掛けられてさ。なんかちょっと有名人になったみたいだよな。磁場なんて三位だから俺よりも凄かっただろ?」

「まぁそれなりには声掛けられたな。俺は少し恥ずかったけどな。」

「お前らはトーナメント出てるからだろ?オイラなんて二回戦落ちだったから全然無かったよ。」

 

雄英体育祭も終わり振替休日明けの火曜日。生憎の雨だが教室では体育祭の生中継での反響の話題で盛り上がっていた。

 

「それにトーナメント出てたやつは『トゥイッター』に結構載ってたしな。」

「マジで⁉︎超気になる!」

「雄英体育祭で調べれば出て来るぞ。」

「だから知らない人からフォローが来てたのか...」

「上鳴君カッコいいとか書かれてたらどうしよう俺。」

 

『上鳴 瞬殺』『ウェイってて面白い』

 

「「ブフゥッ!」」

「なんだよウェイってるって!てか笑うなよなお前ら!

「いやもう、そのまま過ぎて。あー腹痛い。」ケラケラ

「でもなんも乗らないよりいいだろ?」

「いや、そうだけど。けどこれはなぁ。」

「フフッ、『ウェイってる』とか...」プルプル

「どんだけハマってるんだよお前!そういう磁場はどうなんだよ!どうせ『ダサ場外』とかで載ってるぞ!」

「あー確かにそれはありそうだな。『あれ』だもんな。」

「あ″?『あれ』ってなんだよ峰田!」

「どれどれ...」

 

『磁場 負け方ダサい』

 

「なっ⁉︎」

「ほら見ろ!やっぱりあんな負け方話題にならない方がおかしいな!」ゲラゲラ

「磁場が場外に落ちた時は時間が止まったみたいだったからな。」

「なんも乗らないよりいいだろ!」

「あ、もう一つ出てるぞ。」

 

 

『磁場 結構かっこよかった。』

 

「「...」」

「...」ドヤァ

「嘘だろ!あんなののどこがカッコイイんだよ!」

「あれでカッコいいならオイラも決勝さえ出てれば!」

「見てる目のある人もいるって事だな。」ドヤァ

「もう終わり終わり!ここまでくると爆豪と轟も気になるな。」

「爆豪は表彰の時、轟は容姿で話題になってそうだな。」

「轟はともかく爆豪が俺より良い風に載ってるのはやだな。」

「お前爆豪との勝負引きずり過ぎだろ。」

「爆豪もあんな勝ち方認めないって言ってたしな。」

 

『爆豪 怖い』

 

「まぁそのままって感じだな。」

「初見で見たらそりゃ怖いな。」

「オイラ達ですら怖いって思ったからな。」

「次は轟か。どうせマイナスな事は書いてないだろうな。」

「それな。轟の奴お前らみたいな話題になるような事してないもんな。」

「悔しいけどそうだな。」

「お前マジで悔しそうな顔するなよ。さてさて轟は...」

 

『轟君 イケメン』『個性が派手でかっこいい』『少し冷たい目が良い』 『クールだけでなく熱い一面もあって良い』『家柄、容姿、個性、将来性全てを持ってる。』etc...

 

「...そろそろ相澤先生来るから終わりにするか。」

「「そうだな。」」

 

磁場達が席に着くと同時に相澤先生が教室に入ってきて教室が静まり返った。USJ事件の傷を癒えたのかミイラの如く巻かれていた包帯が取れいつもの相澤先生の姿だった。

 

「それより今日の〈ヒーロー情報学〉はちょっと特別だぞ。」

(特別?法律系は苦手なのにいつもと違うのはやだな。)

「『コードネーム』ヒーロー名の考案だ。」

 

「「「胸膨らむヤツきたああぁぁ‼︎」」」

 

先生曰く今回の体育祭後の“プロからのドラフト指名”が関係して来るらしい。本来は経験を積んで即戦力とみなされる2.3年から指名が本格化される。つまりは今回来る指名は自分達への“将来性に対する興味”に近いそうだ。故に2.3年までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんて事もザラではないらしい。

 

「例年はもっとバラけるんだが今回は3人に注目が偏った。」

 

轟 4,123 爆豪 3,556 磁場 2,809 etc...

 

「俺にこんな指名が⁉︎」

「まぁ何だかんだ障害物競走とか騎馬戦で目立ってたもんな磁場。」

 

自分でもあの結果は情けないと自覚しているが何処かで期待はしていた。けれどこれは期待していた以上の指名の数に思わず席を立ってしまった。指名の数に感動しているとふと視線を感じその方向に目をやると蛙吸が親指を立て微笑んでいた。

 

「...!」

 

『ちゃんと見てくれる人は居るはずよ。』

 

体育祭で蛙吹にかけられた言葉を思い出し目頭が熱くなるがそれを堪えて自分を親指を立て蛙吸に笑顔で答えた。

 

「それを踏まえて個人の指名の有無に関係なく俗に言う『職場体験』に行ってもらう。

 

「成る程、それでヒーロー名決めんのか。」

「ヒーローの活躍を生で見れるのか!」

「まぁ仮ではあるが適当なもんは「付けたら地獄を見ちゃうよ!」

 

派手な衣装で派手な登場をし注目を集めたのは〈18禁ヒーローミッドナイト〉。

 

「この時の名が世にそのまま認知されプロになってる人多いからね!」

「俺はこういうのは出来ないからその辺はミッドナイトさんに査定してもらう。将来の自分がどうなるか。名をつける事でイメージが固まり近付いていく。それが『名は体を表す』って事だ。“オールマイト”とかな。」

 

『それじゃさっさと決めろ。俺は寝る』と言い残し寝袋に篭り各々自身のヒーロー名に着いて考えていく。

 

 

〜15分後〜

 

 

「じゃあそろそろ出来た人から発表してね!」

(発表形式なのかよ⁉︎)

 

発表形式で先陣を切るのは勇気が要る。皆手をあげるの躊躇している中いち早く教壇へと青山が先陣を切った。

 

「行くよ、...輝きヒーロー『l can not stop twinkling☆』キラキラが止められないよ☆」

「「「短文⁉︎」」」

「そこは“I”を取って“can't”に省略した方が呼びやすいわね。」

「それねマドモワゼル☆。」

(そこかよ⁉︎)

「次は私ね!」

 

次に芦戸が自信満々に教壇へと立ちタンッ!とフリップを勢い良く立てた。

 

「リドリーヒーロー『エイリアンクイーン』!!」

「2!! 血が強酸性のアレを目指してるの!? やめときな!!」

「ちぇ~……」

 

(こ、これは...)

(((なんか大喜利っぽくなってる⁉︎)

(これは先陣を切るより出しにくい!)

 

フリップに書いて発表形式という形と青山と芦戸のせいで大喜利のような雰囲気になってしまった。既に2人発表を終えたのにも関わらず自分のヒーロー名が発表しにくい空気の中蛙吹が手を挙げ教壇へと立つ。

 

「実は前から決めていたの。梅雨入りヒーロー『FROPPY』フロッピー」

「可愛いヒーロー名ね。親しみやすくお手本のようなヒーロー名だわ。」

 

ここに来て蛙吸がまともな(青山、芦戸には悪いが)ヒーロー名か来た事で空気が変わりやっと普通のヒーロー名発表が出来るようなった。この空気を変えた蛙吹を称えるようにFROPPYコールが止まらない。

 

「うおぉぉぉお!FROPPY‼︎」

「流石にうるせぇよ磁場。」

「実は俺も前から決めてて...剛健ヒーロー『烈怒頼雄斗』レッドライオット」

 

大喜利雰囲気から抜け出し3人目は切島が発表した。

 

「紅の狂騒。これはあれね⁉︎漢気ヒーロー『紅頼雄斗』のリスペクトね。」

「そうっす!だいぶ古いけど俺の目指すヒーロー像は“紅クリムゾン”そのものなんす。」

「憧れの名を背負うからにはそれなりの重圧がついてまわるわよ。」

「覚悟の上っす!」

 

(すごいな切島。俺はそんな重圧持つのは無理だな。確かにヒーローに憧れて雄英に来たけど誰かのヒーローネームを真似るほどリスペクトしてるのは居ないからな。なら俺は個性由来でヒーロー名決めるか。)

 

自分のヒーロー名を考えてる間にもクラスメイト達のヒーロー名が発表されていき皆んなのもじりなどを参考に鉄也のヒーロー名が決まった。

 

「じゃあ次は俺で。磁力ヒーロー『マグネージ』!」

「磁力や磁気の“マグネティズムと操るの意味の“マネージ”の組み合わせともじりね。まさに個性から来るヒーロー名ね。」

「俺は切島みたく目指すヒーロー像ってのがまだ無いんで個性由来で考えました。」

「あら、個性由来でヒーロー名を決めてるヒーローも多いわよ。雄英で言うとスナイプス先生とかね。」

 

その後全員のヒーロー名が決まりヒーロー情報学が終了した。その後相澤先生から職場体験についての説明があった。

 

「職場体験は一週間。肝心の職場だが指名のあったものは個別にリストを渡すからその中から自分で選べ。」

「うぇ〜、この数の中から選ぶのか。」

「磁場はどこにするんだ?」

「この中から選ぶのは相当時間必要だな。尾白こそどういうとこに行くの?」

「俺は救助系よりも対人系がいいかな。」

「やっぱ得意とする方向性を決めてからの方がいいよな。」

「それとこの書類は今週末までに提出しろよ。」

「2日しかねぇ⁉︎」

「あと磁場。お前を指名した事務所からお前宛に手紙が来てる。あとで渡すから職員室に来い。」

「俺に?分かりました。」

 

その後今日の授業を終わらせ手紙を受け取りに職員室へと向かった。

 

「これがお前宛に送られた手紙だ。」

「ありがとうございます。ここで読んでも?」

「静かにしろよ。」

「はい。」(手紙読むのにうるさくなるかなぁ。)

 

封筒を見るとそこには『マスターハンド事務所』と書かれていた。

 

『 拝啓 磁場鉄也君へ。

 

こんにちは。僕は君を指名させてもらったハンドヒーロー『マスターハンド』こと浮手 操士。体育祭での君の活躍見してもらったよ。あの雄英体育祭で3位なんて凄いじゃないか。いつもは2.3年生を指名してるんだけど君の活躍と『個性』をみてすぐに君を指名しようと決めたよ。前置きは置いといて本題に入るけど君の活躍なら他にも色んなところから指名が来てると思うけど是非君にはうちの事務所に来て欲しいんだ。なぜかというと君に惹かれたってものあるけどそれとは別に僕なら君の『個性』について色々と教えられるものがあると思ってこの手紙を出したんだ。まぁ強制はしないからこの手紙を読んで少しでも来たいと思ってくれたらいいな。

 

ps 決勝でのあの負け方は『色々』と凄かったね。

 

ハンドヒーロー『マスターハンド』浮手 操士より。 』

 

「最後が余計だけど俺の『個性』について色々と教えられるか。...先生俺このマスターハンド事務所に行きます。」

「本当にいいんだな。職場体験選びで3年になって後悔してる奴もいる。真剣に選べよ。」

「大丈夫です。ここにします。」

「...分かった。それじゃこっちから連絡しとくから今日はもう帰れ。」

「お願いします。失礼しました。」

 

家に帰ってマスターハンドの事を調べて驚いた。なんとNO14ヒーローの凄腕ヒーロー。サイドキックも大勢いるヒーロー事務所だ。こんな人から指名があってきてほしいなんで言われたら行かない理由が見当たらない。その後もう少しマスターハンドの事を調べて寝る事にした。

 

 

〜〜職場体験当日〜〜

 

 

 

「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。絶対に落としたりするなよ。絶対にだ。」

「...先生、それってフリで「磁場、もう帰りたいのか?」

「すみません。」

 

その後各々電車の時間が来るまで雑談をして方向が途中まで同じな飯田とホームへと向かう。

 

「なぁ飯田。その...『大丈夫』か?」

 

体育祭後にニュースで聞いた事件は世間を騒がせた。数々のヒーローを殺害又は再起不能に陥れたヒーロー殺し『ステイン』に寄って飯田の兄、ターボヒーロー『インゲニウム』がステインの手により下半身麻痺という重傷を負わされた。まだ若くこれからというところでステインの手によってヒーロー生命を閉ざされ日常生活にも大きなハンデを背負うことになった。それ以降飯田は普段と同じように接していたようだがどこか違っていた。

 

「ああ。」

 

飯田はただ『ああ。』だけ返事をしてそこからは会話は無かった。しかしこのままではクラスメイトとしてほっとけない。だが自分は飯田にとってはクラスメイトであっても只の他人だ。余計な事を言えば飯田を傷付けてしまう。

 

「飯田。俺は所詮飯田のクラスメイトでしかない。けど何かあったら頼って欲しい。クラスメイトでも出来ることはあると思ぞ?」

「...ありがとう磁場君。しかし大丈夫だ。」

 

そこからお互いに会話は無かった。やがて鉄也の目指す駅に着いたので飯田と別れた。

 

「ここがマスターハンド事務所。」

 

駅から歩いて10数分で目的のマスターハンド事務所に着いた。思っていたよりも建物の規模が大きく緊張してしまうが空をこらえ中へと入る。

 

「すみません。雄英高校からきました1-A磁場ですけど...」

「あ、雄英の生徒さんですね。ちょっと待っていて下さい。」

 

受け付けの人に話しマスターハンドさんに連絡を入れてもらった。

 

「はい、わかりました。...それではそこのエレベーターに乗ってもらって3階へ。その前に廊下を真っ直ぐ進んで貰うとお部屋がありますのでそこに入って下さい。そこのお部屋でマスターハンドさんが待っていますので。」

 

受付嬢の説明を受けマスターハンドがいる部屋の前まで着いた。中からは話し声が聞こえて来る。現実味が増し緊張で手汗が出て来るがそれを拭い扉を開けるノックする。

 

「あの!雄英高校からきました磁場 鉄也です!」

「お?来た来た。入ってイイよー。」

「し、失礼します。」

 

扉を開けるとそこには6人ほどの大人達がよくあるオフィスの真ん中で固まっていた。その中からマスターハンドを探しながらその集団へと歩き再度挨拶をする。

 

「磁場 鉄也です!1週間よろしくお願いします!」

「そんなにかしこまらなくていいよ。僕がマスターハンドだ。これから1週間よろしくね磁場君。」

「お願いします!」

「よし!じゃあ早速一仕事行こうか。」

 

事務所に来て早速プロヒーローの仕事を間近で見れる。そう思うと緊張と期待が同時に込み上げてきた。これから長い職場体験が始まろうとしている。




遂に職場体験編スタートです!
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