そのカードは両面が裏模様だった。
彼はそれを大アルカナの10だといった。
私にはその根拠がまったく判らない。
◆◇◆◇◆◇
【とあるチャットルーム】
//チャットが開始されました。
//『主任』さんがログインしました。
//『02臨海』さんがログインしました。
//『01本土』さんがログインしました。
//『07不時』さんがログインしました。
主任:あれ、03地下は?
//『03地下-副』さんがログインしました。
主任:おっけー。じゃ、始めるね。
主任:01本土研は艦娘についてのレポート。
主任:02臨海研は例のメンテ機械についてのレポート。
主任:03地下研は撤収時についてのレポート。
主任:07不時研は深海棲艦についてのレポート。
主任:こっちはこれからについてまとめた資料ね。
主任:はい、UPして。
//『02臨海』さんから『アルティメット.sera』が共有されました。
//『主任』さんから『ph-9.sera』が共有されました。
//『01本土』さんから『かんむす.sera』が共有されました。
//『03地下-副』さんから『撤収時の行動と周囲の反応.sera』が共有されました。
//『07不時』さんから『Abyssal_Fleet.sera』が共有されました。
主任:何か言うことある?
主任:……無いみたいだね。
主任:それじゃ、後は資料の通りだから。解散!
//チャットは終了しました。
◆◇◆◇◆◇
・アルティメット.sera
船体点検用自立半有機機械『Fairy』の自己再生・自己進化を確認。
自己増殖には一定の条件が必要だが、人類が生存可能な環境ならば問題は無い。
人類滅亡の可能性が浮上したとき、”光線”が再稼動するようバックアップ済み。
・ph-9.sera
【構成要素全てが文字化けしており読めない】
・かんむす.sera
人間の余剰霊魂領域を憑り代にして顕現する擬似人類。
霊魂のほぼ100%が『地球の記憶内にある船舶の記憶』で構成されている。
これを呼び出すために『開発資材』を使用し、人間と地球の記憶を『Fairy』が橋渡しする。
体を構成する要素として燃料・弾薬・鋼材・ボーキサイトが必要となるのは、初回生成時のテンプレートをそのまま使用しているものと推測される。
その性質上、同種の艦娘が同時に存在することが可能。
艦娘の性質、人間の余剰霊魂領域については未研究として終了した。
・撤収時の行動と周囲の反応.sera
”光線”に紐付けされた物理的・魔術的構成要素を26次元に格納・暗号化処理を施した後に再構成しています。
これにより22次元以下の観測結果から”光線”の存在と資料を導き出すことは不可能です。
・Abyssal_Fleet.sera
地球の中央に存在する、意思とも取れる集合体から送り出された地球の触覚。
250万年÷46億年、地球の歴史の約0.05%を占めるホモサピエンスの文明に対するコミュニケーションの一角であると考えられる。
中心部に近い深海生物と、WW2時の艦船から、駆逐イ級を生成。使者として送り出す。
人類はこれに対し攻撃と恐怖を以って反応。
これより深海棲艦は『人類とのコミュニケーションは攻撃と恐怖を与えることである』と定義。
より高度なコミュニケーションを行うため進化と襲撃を繰り返している。
しかし、艦娘発生時より、その反応も変化し始めた。
何者かが地球意思にコンタクトを取ったものと思われるがこちらの詳細は不明。
対深海凄艦研究集団”光線” END
2016/06/19-活動報告にあとがきを掲載。