サンプルが多いということは
なぜなら
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第897回実験簡易レポートと関係者メモ
主目的:深海棲艦細胞の破壊のメカニズムを調査
実験の新規性:無し
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海抜:+10m
実験手順:(第466回実験と同じ手順のため簡略化)
01-01 加速器に深海棲艦細胞組織を取り付ける。
01-02 被衝突側に深海棲艦細胞組織を取り付ける。
02-01 衝突実験を行う。
結果:
細胞破壊のメカニズムについて新規発見無し。
補足:
衝突実験後、組織の90%以上が残った細胞片を回収したところ、周囲に赤い霧の様なもやが発生していると研究員0453が発言。カメラ越しでの確認は出来ませんでした。
肉眼で研究員0452がこれを確認したところ、確かに赤いもやを確認。
簡易的なテストでは可視スペクトル内の波長は検出できませんでした。
この細胞片を使用した別実験と研究員0452・研究員0453の精密検査を申請します。
バイオハザードの危険性も留意し現在細胞片は■■山頂上に不活性化処理を施して安置しています。
//主任:研究員0452・研究員0453両名の速やかな精密検査を承認します。
//研究員0452:ありがとうございます。
//主任:しかし赤色ですか。衝突を繰り返していけば黄色になって最後は青紫になるかもしれませんね。
//研究員0452:色分けできなくなったら末期ですね(笑)
//第02臨海研究所所長:お前らここはチャットじゃないんだぞ?
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「ひらめいた」
「通報した……何です藪から某に」
「深海棲艦ですよ。衝突実験で細胞破壊が起きてるって実証されてるじゃないですか」
「そうですね?」
「ならそれを弾丸にして打ち出してやればいいんです!」
「いやいや、簡単そうに言わないで下さい」
「えー」
「えー、じゃありません。
いいですか、弾丸にするにしても製造、保存、使用、破棄、周囲に残った場合なんかを考えた上でコストと使用期限と有用性を立てないと……」
「コーティングでは?」
「細胞組織の浸食に勝てる金属が安価に作れたらそれでもいいかもしれませんが、それにしたって外して残った細胞のことを考えれば……」
「培養して構成とかアポトーシスいじって大気に触れたら死滅するようにできれば?」
「……今日はやけにグイグイ来ますね貴女」
「へへー。言いましたよね、『ひらめいた』って」
「そうですけど、まさか……」
「えっへん、新しい実験を思いついちゃったのですよ!」