足を得るということはどういうことなのか。
移動固定安定攻撃――あるいは個としての学習か。
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第1240回実験申請書
目的:サンプル『ホ』シリーズの強化
概要:『ホ』シリーズの擬人体部分をより擬人化します。顔とか足とかつけます。
実験進行:
01-01 サンプル『ホ-12』から二重らせん遺伝子側AF細胞を採取。
01-02 01-01で採取した細胞から多能性幹細胞(添付01)を製作。
01-03 サンプル『ホ-12』が01-02に対し拒否反応を示さないか確認。
01-04 01-02を培養。
02-01 ヒトゲノム(添付02)から逆算して頭部、下肢、背部を生成(添付03)。
02-02 下肢と背部を外科的手法(添付04)で結合。
03-01 非活性化状態のサンプル『ホ-12』に麻酔処理(添付05)を施す。
03-02 サンプル『ホ-12』の擬人体部分を切除(添付06)。
03-03 02-01と03-02を外科的手法で結合(添付07)。
04-01 第32対爆実験室で対象を固定しながら経過を確認。
補足:
あのような不完全な擬人化状態が深海棲艦の完成形だとは思えない。
近い将来深海棲艦らは顔を持ち足を持って我々に対峙するだろう。
その時我々に必要なのは何か。
未知への期待か? 実験のリストを更新することか?
否。我々が研究者であるなら、未知を予測しておかねばならない。
たとえそれが
故に先んじてあの未完成にヒトの形を詰め込んでみようと思う。
べ、別に彼女の全身を見てみたいとか思ってるわけじゃないんだからねっ!?
//第07不時研究所所長:実験は第07不時研究所で行うよう調整します。
//第07不時研究所所長:2チーム分のバックアップもつけます。存分に研究してください。
//第07不時研究所所長:施設破壊マニュアルの準備をしながらお待ちしています。
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「やってみるらしいねぇ、深海棲艦の培養実験」
「多能性幹細胞の量産の目処が立ったからなぁ。これで良質なAF-HO細胞が取れる」
「アフォ細胞?」
「AFのHOの細胞」
「そう言う事か。このまま遺伝子改良して新規深海棲艦とか作ってみたいねぇ」
「二本足はまだ麻酔抜けないようだが……まぁ実験の成功を聞いたらの話か」
「やっぱり脚付きはいいよなぁ。すらっとでもむちっとでも」
「フロート足がロマン。中二足で満足してる奴は功夫が足りない」
「ああ゙? おみあしprprできる中量二脚舐めんな!?」
「……食堂でそんな話しせんといてくれる? 飯がマズぅなる」
「「そんな話だと!?」」
「逆関節こそ至高。キミ等胚細胞からやり直したら?」
「……そのケンカ」
「買ったぁ!!」