超次元ゲイムネプテューヌ 光の量子を操りし者(凍結)   作:熾天 冥夢

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今回は、オリ主が原作キャラと出会います。pso2のエネミーが出てきますが、後半シリアスです。


第一章 異世界へ転生
第一話 フリーフォールからの出会い


「よしっ、転生先の世界に着いたっと」

 

転生した悠斗は、転生先の世界のある場所(・・・・)にいた。

 

「えーっと、確か『超次元ゲイムネプテューヌ THE ANIMATION』の世界の筈だけど、街は何処?というか、ここ何処?というか、なんか浮かんでいる感じだけど…ん?浮かんでいる(・・・・・・)?」

 

悠斗は改めて、自分に置かれた状況を見る。そして悠斗は遅くではあったが気付いてしまった。ある場所とは…上空3000m付近だと…

 

 

 

 

 

つまり…

 

 

 

 

 

「私落ちてるじゃんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

紐なし自由落下(フリーフォール)である。何処に出るのか解らないとは言ってもせめて地上に送ってよあの女神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

「このまま行けば確実に死が待っている…って何冷静に考えてるんだよ私!!!何か策は…あ」

 

そうだ、クォーツドラゴンの力を借りればいいんだ。そう思ったが、何か忘れていませんか?

 

「pso2のモンスターは倒さないと仲間にならないし、召喚もできなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!何で忘れてるんだよ私のバカヤロォォォォォォォォォォォォ!!!!」

 

 

 

 

 

―――――一方ゲイムギョウ界では…

 

 

 

 

 

こちらは悠斗のいた日本とは異なる次元、ゲイムギョウ界である。日本とは違い、技術が遥かに進んでいるゲイムギョウ界で、新たな一歩を踏み出されようとしていた。

 

「ゲイムギョウ界に(あまね)く生を受けし皆さん、新しい時代にその一歩を踏み出せるこの日を…皆さんと共に迎えられることを、喜びたいと思います…」

 

紫が象徴とされたドレスに身を包み、ドレスよりも長い髪を三つ網にして束ねた女性がレッドカーペットの上を歩き出す。

 

彼女はゲイムギョウ界の四女神の内の一人、“パープルハート”。革新する紫の大地の二つ名であるプラネテューヌの守護を司る女神。

 

「ご存じの通り、近年、世界から争いが絶えることはありませんでした…」

 

パープルハートの言葉と同時に、他三女神も立ち上がる。

 

パープルハート含める女神達は神聖さがあり、一目見ただけで女神と解る美しさ、気品さも持ち合わせている(但し一部を除いて)。

 

「女神 ブラックハートが納めるラステイション」

 

銀髪を(なび)かせて立ち上がった、黒が象徴とされたドレスを身に纏っている女性、“ブラックハート”が歩き出す。

 

「女神 ホワイトハートが納めるルウィー」

 

シアンブルーの髪をした白が象徴とされたドレスを身に纏った小柄な女性、“ホワイトハート”が歩き出す。

 

「女神 グリーンハートが納めるリーンボックス」

 

緑の髪をポニーテールにし、殆ど胸が強調されたドレスを身に纏った女性、“グリーンハート”が歩き出す。

 

「そして私、パープルハートが納めるプラネテューヌ」

 

四女神は中央に集まるように歩き続け、中央に集まった瞬間、四女神の足元に光のパネルが出現し、空中を歩く。

 

「四つの国が国力の源であるシェアエナジーを競い、時には女神同士が戦って奪い合う事さえしてきた歴史は、過去のものとなります…」

 

四女神は、女神の力の根源である“シェアエナジー”となるものを奪い、競い、互いに長きに渡り戦いあったのだろう…

 

そう、新たな一歩とは、長きに渡り競い合った歴史に終止符を打つ事であり、今日がその時なのだ。

 

「本日結ばれる友好条約で、武力によるシェアの奪い合いは禁じられます。これからは国をより良くすることでシェアエナジーを増加させ、世界全体の発展に繋げていくのです…」

 

四人の女神が中央に集結し、手を取り合い目を静かに閉じる…その神々しい光景に観衆たちは言葉を飲み、その光景を食い入るように見つめる…

 

 

 

 

「「「「私たちは過去を乗り越え、希望が溢れる世界を作ることをここに誓います」」」」

 

 

 

 

 

彼女達の言葉を聞いた瞬間、観衆達からは割れんばかりの拍手と歓声が湧き上がった。

 

 

 

 

 

が、それをぶち壊す物が一つ(・・)。それは…

 

 

 

 

 

「いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!たぁぁぁぁぁすけてぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

『!?』

 

その主は悠斗である(明らかに叫びが女性だがれっきとした男性である)。

 

「人が真っ逆さまになって落ちてきてる!?」

 

「何で人が落ちてきてんだよ!?おいネプテューヌ!」

 

「知らないわよ!取り敢えず、あの人を助けるのが先よ!」

 

このまま行くと地面に激突して確実に即死…

 

理由は()(かく)先にあの人を救助しないと!

 

私はドレスから戦闘用のプロセッサユニットを展開し、飛び立った。

 

間に合って!!

 

私はそう願いながら飛び続け、落ちて来ている人の姿が鮮明になってきた。銀髪の男の人?だけど光のオーラが止め処なく流れているような…いや、兎に角助けないと!

 

「落ち着いて!ほら、掴まりなさい!」

 

※上空から真っ逆さまに落ちてきているのに落ち着ける訳がありません。

 

こんな時に落ち着ける訳が無いと思ったが、彼は違った。直ぐさま冷静になり、私の手に掴まる。が、

 

「きゅ~…」

 

Gが物凄くかかり、気絶してしまう。

 

「あー…気絶しちゃったわ…でも、やっぱりこの人から光のオーラが流れている…」

 

「ネプテューヌも気付いているのね。近付いた瞬間、光のオーラが感じ取れるようになったし」

 

「しかし怪しいな…“私達がまだいなかったあの時”までこんな人間他にいたか?」

 

「いませんわ…でももしかして、この人こそが…」

 

 

 

 

 

――――――――――光の量子“フォトン”を扱える唯一の存在――――――――――

 

 

 

 

 

「まさか!?フォトンは私達女神でも扱えなかった筈じゃ!?」

 

「でも、そうと決まった訳ではないわ。取り敢えず、医務室に運んで様子を見ましょう」

 

 

 

   ☆   ☆   ☆   

 

 

 

…………

 

「ん…?あれ…?ここは…?」

 

確か私は真っ逆さまになって落ちて…死んだかと思ったけど、綺麗な紫の人に助けられたんだっけ…でも、あの人、空を飛んでいたような…日本ではそんな技術ないし…やっぱりここ、異世界だ…そんな事を考えていると、ドアが開き、柔らかい感じの雰囲気のした女の子が入って来た。

 

「気が付いたですか?」

 

「えーっと…貴女は?…じゃないね、まずは自分からだね。コホン、初めまして、私は櫻井悠斗といいます」

 

「悠斗さんですね。私はコンパです。」

 

お互いに自分の名前を言い合うと、さっきの紫の女性が入ってくる。

 

「気が付いていたのね?」

 

不意に声がして、その方向に振り返ると、私が気絶する前に見た女性がいた。

 

「あの…さっきはありがとうございます。あ、紹介がまだでしたね。私は櫻井悠斗と申します。…非常に差し出かましいのですが、貴女の名前を教えて貰ってもいいですか?」

 

「こっちも自己紹介がまだだったわね。私の名前はパープルハート、本名はネプテューヌ。この世界の国の一つ、プラネテューヌを治める女神よ」

 

「え?プラネテューヌ?プラネテューヌって何ですか?」

 

「ここがそうよ。知らないの?」

 

「知らないも何も、私…この世界の人間ではないので…」

 

私の言葉で二人は絶句する。それもそうだ。今目の前にいる人物がこの世界の人間ではないと言っているのだから。

 

「その根拠は?」

 

「物凄く、非常に言いづらいのですが…私…転生した身です」

 

「転生!?という事は、元の世界の悠斗さんは!?」

 

「…とっくに死んでいます…」

 

「「……」」

 

また二人が押し黙る。

 

「えっと…すみません、こんな暗い話をして…これから私はどうなるんだろう…」

 

私が不安になっていると、パープルハートさんが私の手を握り、優しく微笑みかけてくれた。その表情に思わずドキッとしてしまう。

 

「まさか転生した身で、元の世界では死んでしまっていて帰る事ができないってのは驚いたけど…不安なのは解るし、これからどうするかはこれから考えていきましょう?私も協力するから。ね?」

 

「すみません…パープルハートさん…見ず知らずの人にここまでしてくれるなんて…」

 

「ふふっ、そんな謙遜しなくていいのよ?それと、私を呼ぶ時はネプテューヌでいいわ。あまりこっち(女神化状態)で呼ばれるのには慣れていないから。敬語もいらないわ」

 

「わ…解った…ネプテューヌ…」

 

「よろしい♪」

 

うん、反則だわこれ。ニッコリと笑いながらのあのセリフはマジで反則。でも、呼び捨てなんていいのだろうか?まぁ、本人がいいと言っているならばいいのだけれども…

 

「あ、そうそう、これからパーティーが始まるのだけれども、悠斗も参加しない?」

 

「え?いいの?私、この世界に来たばっかりだよ?」

 

「いいのよ。今日友好条約が結ばれた訳だし、こんな時は無礼講に行くべきよ?」

 

「それって逆に言えば普段は私敬語だよね?」

 

「気にしないの。ほら、行くわよ」

 

「え、あ、ちょっと、待ってよ」

 

私は半ばネプテューヌを追いかける形でパーティー会場に向かっていった。

 

 

 

   ☆   ☆   ☆   

 

 

 

「うわぁ…すっごい…」

 

うん、かなり広い。え?どれくらいの広さだって?大体体育館ぐらい(←解りづらい)。で、その壁が全面ガラス張りになっていて、街が一望できるような感じ。しかも、テーブルにはかなりのご馳走があるし…食べたい。今直ぐ食べたい。

 

私が料理をチラチラ見ていると、ネプテューヌが少し笑った。

 

「食べたい気持ちは解るけど、もう少し我慢していてね?私の友人達がもうじき来るから」

 

「あー…ごめんね?こんなご馳走見た事一度もなかったし…」

 

「悠斗って普段は何食べてたの?」

 

「…碌な物食べてないとだけ言っておくよ…」

 

「…なんというか、ごめんなさいね」

 

こっちは前世、アルバイトだけではホントヤバかったしなぁ…思わず苦笑いをする。

 

私達がそんなやりとりをしてると、会場のドアが開き大人数の団体が入ってきた。が、全員が女の子って…まぁネプテューヌの友人だから無理もないけど…

 

「漸く始まったらしいわね?待ち草臥(くたび)れたわ。」

 

黒が象徴とされたドレスに身を包んだ銀髪の女の人が強気な表情を浮かべてそう言うと、そっぽを向いてしまった。うん、ツンデレだわこの人。ツンデレっていいよね!…いきなり何言ってるんだ私は…

 

「ごめんなさいねノワール、ちょっと悠斗と話をしていたものだから」

 

「悠斗?そうか、そこの見ない顔だな。」

 

白が象徴とされたドレスを身に纏ったシアンブルーの髪の女の子が私の顔を見る。…いや、睨まれているっていうのが正しいかな?だって眼が紅いし…

 

「ネプテューヌが言うには貴方から光のオーラが止め処なく流れているって聞きましたが…本当なのかしら?」

 

薄い緑がかかった白いドレスのエメラルドグリーンのポニーテールの女性が私の事を聞いてくる…でかくね?え?何がって?サッシテクダサイワタシハナニモミテマセンヨー(棒)。というよりも、気になる単語が…光のオーラ?私にそんなのあったっけ?あ、もしかして、私の体内に無限に保有されているフォトンが原因?一応言ってみるかな…

 

「もしかして…私の保有してあるフォトンが原因じゃないですか?」

 

「「「「え!?」」」」

 

私の言葉で四人が驚く。…何故?

 

「それは本当なのね!?」

 

「貴方がフォトンが扱える唯一の人なのね!?」

 

「え、あの、いきなりどうしたんですか!?落ち着いて下さい!」

 

「ネプテューヌさん達が慌てるのには無理がありません。悠斗さん。私が説明します。因みに、申し遅れましたが、私はイストワールといいます。」

 

「どうも…ご丁寧に…じゃなくて!私にはこの状況がサッパリなので説明して下さい!」

 

「焦らなくても大丈夫です。では説明します。ですがその前に、貴方は“ダークファルス”という邪悪な存在を知っていますか?」

 

ダークファルス!?それってpso2内でのダーカーの親玉で、更に上が深遠なる闇で…話が逸れた。何でイストワールさんが知っているの!?

 

「えーっと、ゲーム内でですが戦った事はあります。この名前を知っているのかは解りませんが、ダークファルス【巨躯】(エルダー)、ダークファルス【敗者】(ルーサー)、ダークファルス【双子】(ダブル)、ダークファルス【若人】(アプレンティス)(ジア)という四体の固体に分かれています。」

 

「はい、悠斗さんの言う通り、ダークファルスは四体います。過去に古の女神達が遭遇した時、全く歯が立たなかったのですが、悠斗さんみたいなフォトンを扱える人がこの世界に来て、一人でダークファルス四体を倒したそうです。それが伝承になり、フォトンを扱える人は伝説のアークスだとされています。」

 

「話が大きすぎてよく解らない…しかも私は転生者ですが一般人ですよ?」

 

「しかし、フォトンを扱えるのには変わらないのです。つまり、悠斗さんは伝説のアークスそのものなのですよ?」

 

「そうですか…で、私とダークファルスでは何の関わりがあるのですか?」

 

「悠斗さん…よく聞いて下さい…今ゲイムギョウ界は、四体のダークファルスにて脅威に晒されるかもしれないのです。」

 

嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?何で私がこの世界に来たばっかりなのに脅威に晒されないとならないの!?

 

「悠斗さんがこの世界に来た…つまり落ちてきた時に、強大で邪悪な反応を四つ確認したのです。ダークファルスが来るのも時間の問題です。」

 

「…そうですか…あの…すみません、私はそういう重い話が好きじゃないんです…しかも、私はこの世界に来たばっかりですし…」

 

「そうですね。一先(ひとま)ずこの話は止めておきましょう。何時来るか解りませんが、その時まで猶予がありますから」

 

私はホッと一息ついた。当然だろう。かなり重い話を聞いたのだから。

 

「あの、そういえば、私とねぷねぷ以外はまだ悠斗さんに自己紹介してないですよ」

 

コンパナイス!助け舟を出してくれた。コンパの言葉で皆が“あ、そうか”という顔をしていた。…忘れている訳じゃないよね?

 

「まずは私からね。私はブラックハート。本名がノワールよ。ラステイションの守護女神をしているわ。」

 

「アタシはユニです!お姉ちゃんと同じでラステイションの女神候補生です!宜しくお願いします!」

 

…何かハイテンションになってない?それとも私の気のせい?というか何時の間に…

 

「私はルウィーの守護女神、ホワイトハート。本名はブランだ。まさかお前がフォトンを扱えるなんて思わなかったがな」

 

「はいはーい! 私はラムちゃんでーす! お姉ちゃんと同じルウィーの女神になる予定なの!」

 

「ロム、です…よろしく…お願い、します…」

 

少し怖い感じのホワイトハートさんに対し、ロムちゃんラムちゃんの双子は差が激しい…姉妹といっても似ないとこはあるんだ…

 

「初めましてですわね?私はリーンボックスを納める守護女神、グリーンハート、本名はベールですわ。以後お見知りおきを」

 

「よ…宜しくお願いします…」

 

グリーンハートさんは穏やかな口調でにっこりと微笑みながら自己紹介をしてきた。この人はとても優しそうだと思った。

 

「今度は私達ね?私はアイエフ、プラネテューヌの諜報活動員をしているわ」

 

「改めて、私はコンパです。看護学校に通ってて、ねぷねぷ達のお手当とか、お料理とかをしてるです」

 

…二人の仕事が凄いと物凄く実感した。アイエフの言う諜報活動員はプラネテューヌの情報管理、治安維持などを務める、所謂(いわゆる)自警団の一角の様なものらしいし、コンパは私と同じ学生だとはいえ、看護師である。羨ましい…え?私はどうだって?万年アルバイトだよ?ははっ(泣)

 

心の中で泣きながらも、これから宜しくという意味を込めて二人に握手をする。すると、二人の隣にいたピンク色の髪のネプテューヌとどこか似た女の子がぺこりと頭を下げてきた。

 

「初めまして、私はお姉ちゃん…パープルハートの妹で、プラネテューヌの女神候補生のネプギアっていいます、宜しくお願いします」

 

あぁ成る程、見れば確かにネプテューヌに似ていると思ったが、姉妹だったんだね。

 

私以外の自己紹介が終わったところで、私の番が来る。

 

「それじゃあ私の番ですね?私は櫻井悠斗といいます。さっき言った通り、フォトンを扱う事ができます」

 

先程とあまり変わらない自己紹介をしたが…

 

『……』

 

あれ?空振り?

 

「…あれ?」

 

私が頭に疑問符を浮かばせていると、突然ブラックハートさんがくすりと笑った。それに釣られてか他の面々も笑顔が浮かび始める。

 

「そのフォトンでどんな技を出すのか、見物ね。」

 

「ああ、武器も気になるしな」

 

「魔法もあるのかしらね?」

 

ふぅ、よかったぁ…本気で空振ったかと思ったぁ~。心なしかホッとした。

 

「私は強いかはまだ解りませんが、宜しくお願いします!」

 

頭を下げたあと、ネプテューヌが俺のそばまで寄ってきて飲み物が入ったグラスを手渡してくれた。お酒じゃないよね?…私未成年なんだけど… なんて考えているとネプテューヌが俺の前に出てグラスを掲げる。

 

「それでは、四つの国の友好条約の締結と、異世界から転生した友人、悠斗の歓迎を込めて…乾杯!」

 

 

 

「「「「乾杯!!」」」」

 

 

 

全員が声をそろえてそれぞれの飲み物が入ったグラスを掲げた。私も一緒にグラスを掲げる。

 

私の人生初のパーティーが始まった…

 

 

 

 

 

 

   ☆   ☆   ☆   

 

 

 

 

 

…今私は猛烈に悩んでいます。何にって?そりゃあ…

 

「人生初のパーティーだから何から食べていけばいいのか解らない…」

 

…田舎者丸出しである。でも仕方ないじゃん!ホントに人生初のパーティーだし!え?前世ではパーティーした事あるのかって?一度もないよ畜生めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

「ねぷねぷが用意した食材なので、好きなだけ食べていいですよ」

 

ん?今好きなだけ食べていいって言ったよね?じゃあ遠慮せずに…

 

私は用意されている料理を猛獣のように食べた。普段から金がなくて、殆ど碌な物食べてないしね、仕方ないね!

 

「悠斗さんの勢いが凄まじいです…」

 

「よっぽどお腹減っていたのね…」

 

片方は驚きの表情、もう片方は呆れた表情で見つめてくるが、はいはい無視無視。兎に角沢山食べておかないと何が起こるか解らないしね!

 

「悪いね。私、ホントに碌な物食べてなかったから」

 

「その碌な物って何なのよ?」

 

「…虫とか草とかを揚げ物にしてた」(←本当の事)

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

二人は虚ろ目になる。当たり前だ。碌な物といったが更に酷い物が悠斗の口から出てきたのだから。

 

「何か、変な事聞いてごめんなさいね…」

 

アイエフが謝ってくるが、その必要ないと思うんだよなぁ…

 

「いや、大丈夫だよ。人生で始めての“幸せ”が訪れているから」

 

それよりも、このご馳走を心行くまで堪能しないと!

 

「ん?あれはネプテューヌ?」

 

ふとみるとネプテューヌがバルコニーで一人静かに飲んでいるのが見えた。改めてもう一度お礼に行こう。私は料理を食べ終え、ネプテューヌの所へ向かった。

 

「ネプテューヌ!」

 

「あ、悠斗。パーティーは楽しんでいる?」

 

「うん、人生初だけど、パーティーってこんな楽しかったんだなって実感したよ。それと、あの時はホントにありがとね」

 

「どう致しまして。…あら、ノワール」

 

後ろを振り向くとそこにはノワールさんがいた。ブランさんとベールさんも一緒である。するとネプテューヌが突然光り出す。そこで私が見たものはある意味とんでもない物だった。

 

「ひゃっほう! やっぱりこっちの姿の方が私らしくていいかな~」

 

「…ゑ?」

 

ゑ?この子誰?いやマジで。私は目が点になり、ノワールさんは溜め息をつく。

 

「貴女誰?割と本気で」

 

「え!?さっきまで会話してたのにそんなにすぐ忘れるもん!?ネプテューヌだよネプテューヌ!!」

 

「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「はぁ…ネプテューヌは女神化すると性格が逆転する程変わるものね…後、私達に敬語は必要ないわ。普通に接して頂戴」

 

ノワールさん…いや、ノワールまで光り出し、そこには黒髪ツインテールの女の子が立っていた。黒髪良いよね!黒髪!…ホントに何言ってるんだ私は…少しは自重しろよ…

 

「どういう事か誰か説明お願い…頭の中が混乱してる…」

 

「つまり、女神化が解りやすく言ったのが変身だな。で、この女神化変身を解くと…」

 

ブランも光り出し…

 

「…こうなるって訳。」

 

そこには、薄い茶色をしたボブカットの女の子が立っていた。

 

「さっきまでと違いローテンション…それじゃあベールも?」

 

「ええ勿論」

 

するとベールも光り出し女神化が解かれる。そこにいたのは金髪で気品あふれる女性だった。…あれ?あまり変わってない?

 

「ベールはあまり変わらないんだね?」

 

「他の三人とは違って精神的にも大人ですから」

 

「…それ、遠回しに一番の年長者と言っている…」

 

「うっ!?」

 

ブランの言葉に超が付く程傷付くベール。うん、ベールには歳の事は禁句だ。マジで肝に銘じておこう…

 

というか、さっきまで一般人だった私が転生してキャラが超濃いヒロイン達に囲まれて過ごすとか…これ何てゲーム?恋愛ゲーム?ははっ、 抜 か し お る ! 第一私まだ未成年だし!彼女なんていないし!ゲームオタクだし!(pso2だが)…自分で言ってて辛くなって来たからやめよう…

 

 

 

 

 

私、櫻井悠斗は転生して四女神と出会い、この世界に暮らす事になりました。不安しかありませんが、何とか頑張って行きたいと思います。




今回の途中で出てきたダークファルスですが、まだ出しません。悠斗がある程度pso2のエネミーを仲間にした時に出すつもりです。
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