~ Border Break another ~ その瞳は、何を見る?   作:白銀之鴉

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エイジェン施設奇襲作戦 十話

「ん?お前、何か落としたぞ?…………!!!!!」

 

ゼクスが落とした、エンブレムを拾った戦闘員は、一気に顔を青ざめる

 

「おい!!こいつの電流を止めろ!!」

 

「な、何故です?」

 

「良いから!!早く!!」

 

ゼクスに、電流を流していた戦闘員が電流を止めると、エンブレムを拾った戦闘員は、ゼクスの胸ぐらを掴む

 

「おい!!答えろ!!お前は、どこのクランに所属している!?」

 

「Z……」

 

痺れている為か、ゼクスは呂律が回らず、微かに、そのクランの名前を口にする

 

「Zi…-for…ce」

 

その名前を聞いた、戦闘員は怯えた様子で後ろに下がり、ゼクスに目掛けて銃を構える

 

「おいおい、どうしたんだよ?そんなに恐い所なのか?」

 

「恐いも何もあるか!!zi-forceって言えば、あの……」

 

「ふーん、うちのクランってのは案外有名何だな」

 

二人の戦闘員の会話を遮る様に、No.25の胸を触っていた戦闘員の後ろの戦闘員から声が聞こえ、すぐに、その戦闘員は口から血を大量に吐き出し、その場に崩れる

 

「あぁ……あぁ!!!??」

 

ゼクスに、構えていた銃口をその男に向けるが、直ぐ様持っていたナイフを戦闘員の首に投げ、刺す

 

「か……ぁ……」

 

戦闘員は、首を押さえながら、ヒューヒューと息をしながら、絶命する

 

「だ、誰だ!!お前は!!」

 

電流を操作していた、二人の戦闘員が立ち上がろうとするが、その男は瞬時に銃を両手に取りだし、二人の戦闘員の首と頭を正確に撃ち抜く

 

二人は、なにもできずに、電流装置に倒れこみ、絶命する

 

「な、なんなんだ!!お前は!!」

 

No.25の胸を触っていた戦闘員が、銃を構えるが、その男は銃を蹴り飛ばし、戦闘員の首を片手で絞めながら持ち上げる

 

「なんなんだ、と言われてもなぁ……そうだなぁ、言うなら…………てめぇらの敵で、そいつらの保護者だ」

 

その瞬間に、戦闘員を壁に投げ飛ばす

 

「ふん、こんなもんか。大した事ないな、エイジェンの戦闘員って奴も」

 

その男は、No.25に近付くと、No.25は怯えた様子で、その男を見るが、男は頭を優しく撫でる

 

「怖かったろ?もう、大丈夫だ」

 

そう、言われるとNo.25はぶわっと泣き出しそうになる

男は、No.25の枷を外すと、No.25は男に倒れこむ様に抱き付くとわんわん泣き出す

 

「か、鴉さん……」

 

「ゼクス……お前、後で説教だからな?」

 

「は、はい……」

 

「まぁ、でも……よく頑張ったな」

「ありがとう…ございます!!」

その話を聞いた、No.25は鴉の顔を見ると、不思議そうな顔をする

 

「貴方が……鴉さん?」

 

「あぁ、そうだ。ゼクスが何か言ってたか?」

 

「うん!必ず、鴉さんが必ず助けてくれるって!」

 

鴉は、そんな事を聞くと、眼を見開くが、すぐにゼクスを睨む

すると、ゼクスはえへへと軽く笑う

呆れた様子で、鴉はゼクスの拘束を解き、部屋から脱出しようとすると

 

《ビーー!ビーー!ビーー!ビーー!!!

侵入者を確認!!直ちに排除せよ!!

生かさなくて構わん!!撃ち殺せ!!》

 

 

施設内に、けたたましい音が鳴り響き、鴉達は身構える

 

「な、何で!?まだ、出ても居ないのに……」

 

「ふーん、やるじゃねぇかよ。エイジェン」

 

「え……」

 

鴉は、投げ飛ばした戦闘員と頭の側に行くと、戦闘員の腹部を蹴ると、手から何かのスイッチが落ちる

 

「まさか!」

 

「ほら、二人とも急ぐぞ!」

 

 

鴉は、部屋を飛び出すと、両方の道を確認しつつ、マップ端末を見る

 

「こっちだ!行くぞ!」

 

二人を連れた、鴉は片手に銃、片手に端末を確認しながら、通路を走っていく。

だが、ゼクスはとある、事に気付く

 

「?鴉さん?」

 

「何だ?」

 

「何か、ドローンにも戦闘員にも出会わなくないですか?」

 

そう、さっきゼクス達が、逃げている時より、全くドローン達にでく会わさない

 

「まぁな、ドローンはこっちで操作しながら、戦闘員の位置を把握してるからな」

 

鴉は、端末をゼクスに見せながら走っていく

 

「えぇ……凄…」

 

ゼクスは、唖然としながら、逃げる

 

 

しばらく、二人が走っていくと、格納庫らしき場所に出る

 

「ここは……?」

 

「まぁ、出口みたいな物だ」

 

鴉は、ポケットから、何やらスイッチを取り出すと、二人に指示を出す

 

「二人共、耳を塞いで伏せろ」

 

「「え?」」

 

ゼクスとNo.25は、伏せて鴉を待つ

 

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