~ Border Break another ~ その瞳は、何を見る?   作:白銀之鴉

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エイジェン施設奇襲作戦 十一話

「居たぞ!!」

 

鴉は、ポケットからスイッチを押そうとすると、鴉達が通ってきた通路から戦闘員が数人出てくる

だが、鴉は気にせずスイッチを押す

 

ドン!!

 

と大きい音と共に、鴉達の目の前の扉が外に向けて爆発を起こし、扉が吹き飛び、外が見える

 

「な、何だ!?」

 

そして、一拍空いた瞬間に、エイジェン施設の至るところから、爆発音がし、出てきた戦闘員も爆発に巻き込まれる

 

「う、うわぁぁぁぁ!!!」

 

二人は、耳から手を離すと、鴉に向き直る

 

「え?鴉さん、まさか……」

 

「あ?決まってんだろ?施設内に爆弾仕掛けておいたんだよ。ほら、逃げるぞ」

 

「ま、待ってよ!」

 

鴉は、端末を確認しながら、二人を連れて逃げる

 

外に出ると、そこは入った時は違い、湖が広がっていた。

 

「ほぅ、ここに繋がってたのか。二人とも付いてこい!」

 

鴉は、端末を確認すると、二人を誘導する

湖の周りを走っていると、空からヘリコプターの音が聞こえる

 

「あ、あれは!!マグメルのヘリコプターか!!おーい!!」

 

 

ゼクスが、ヘリコプターを指差すと、No.25が笑みを浮かべる

 

「予定より、少し早いな。まぁ良い」

 

三人に、希望が芽生えた瞬間。

 

ドゴン!!

 

ヘリコプターの音が消え、ヘリコプターは、煙を上げ、こちらの湖に墜落する

 

「嘘……だろ…」

 

「嘘…」

 

二人は、絶望したせいで、その場に座り込む

すると、三人を囲む様に、三つのブラストランナーが空から落ちてくる

 

「見付けたぞ!!」

 

「貴様ら!!良くもやってくれたな!!」

 

三つのブラストランナーは、それぞれ機体が違っており

一つは、全身が鋭い刃の様な機体をしており、手に狙撃銃を構えている

恐らく、こいつがヘリコプターを撃ち抜いた本人に違いない

一つは、空中をふわふわと浮かんでおり、まるで蜂の様な機体

一つは、頭は二本の角らしき物があり、全身が少し鋭い機体をしており、恐らく高速戦闘を主体にした機体

 

 

二人が絶望するなか、鴉は冷静に端末を確認している。

 

「へー、やるじゃねぇかよ。ブラストに乗ると変わるんだな。お前ら」

 

「黙れ!貴様らのせいで、我が施設が…… 」

 

「警備が、甘すぎんだよ。バーカ」

 

「何だと!?」

 

 

二本の角があるブラストが、鴉に銃口を向け、引き金を引こうとする

 

「か、鴉さん!!」

 

「だめー!!!」

 

二人が、慌てているが、鴉は冷静に小さく呟く

 

「おせぇんだよ。」

 

「はぁ?お前、何を言って……」

 

 

「アハハ、ごめんよ。鴉」

 

 

鴉に銃口を向けていた、ブラストの胸にいきなり、槍が突き刺さり、中に、入っていた戦闘員ごと貫く

やがて、ブラストから光が失われ、槍を引き抜き、刺さったブラストは遠くに飛ばされ、後ろには真っ黒な新たなブラストが見える

 

「な!!だ、誰だ!?」

 

「遅い!!」

 

蜂の様なブラストが振り替えようとするが、その後ろから、また、新しいブラストが現れ、持っていたアサルトライフルを、蜂のブラストに放たれる

「し、しまった!!まだ敵が!?」

 

だが、アサルトライフルが、蜂のブラストに当たり続けると、そのブラストの耐久値が無くなったらしく、蜂のブラストが爆発を起こし、機能停止する

そして、後ろから、アサルトライフルを撃っていた紅色のブラストが現れる

 

「くそ!!二人が殺られたか!?なら、俺が……」

 

刃のブラストが、狙撃銃を構えて、撃ち抜こうとするが、その横から、ショットガンが、刃のブラストの頭部に直接付けられる

 

「注意不足ですね……」

 

瞬間、派手にボゴン!と音と共に刃のブラストの頭が撃ち抜かれ、ゴロゴロ転がり、大爆発を起こし、中身の人間もろとも大破する

すると、横の薄い青色のブラストはリロードをする

 

エイジェンの戦闘員を倒した、ブラストランナー達は鴉達の前にそれぞれ並び、鴉達を見下ろす

 

「え……」

 

「ま、まさか……」

 

ゼクスは、唖然としており、No.25は腰を抜かしたのか、その場にペタンと座り込む

 

 

三つのブラストランナーには、それぞれzi-forceのエンブレムが付いており、その姿を見た鴉はニヤリと笑うが、すぐに、三機のブラストを睨み付ける

嫌、正確には中に入ってる三人を睨む

 

 

「おい、お前ら遅すぎだぞ?」

 

すると、黒いブラストが、紅色のブラストの胴体を蹴り飛ばし、幼い女の子の様な声が聞こえる

 

「私は悪くねぇ!!このゴミ野郎のせいだ!!」

 

蹴り飛ばされた、紅色のブラストは、体制を直すと、黒いブラストに向けて、若い男が必死に言い訳をする

 

「だ、だって!仕方がないだろう!?あっちが近道だと思ったのだ!!」

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