~ Border Break another ~ その瞳は、何を見る? 作:白銀之鴉
鴉とゼクスは、川の上流に向けて静かに、登っている
「鴉さん、この上にエイジェンの施設があるって本当何ですか?」
「恐らくな。ここらには、目立った風車もないし建物も確認されてない、それに火山も温泉もない。だとしたら、エイジェンの奴等はどうやって電力を得てると思う?」
「え?えっと……施設内で作ってるとかですか?」
「それにも限界がある。それに、実験には必ず必要な物がある、それは……」
鴉は、歩みを止めると、目の前にある建物に指を指す
「そう言うことか!」
「そう、水が必要になるだろ?」
鴉とゼクスの目の前には、見た目はどこにでもある、コンクリートで出来た家の様な建物が密林の中にひっそりと建っていた
その近くには、川が流れており、そこには水車があり、クルクルと回っている
鴉は、建物の近く木に、隠れると鏡を使い、建物の周りに警備が居ないか確認する
「警備は無しか」
建物に、警備が居ない事をゼクスに合図すると、ゼクスは音も無く建物の入り口に近付く
ゼクスは、ドアを軽く握ると空いてる事を確認すると、鴉に合図をだす
その合図を見た、鴉は瞬時にゼクスと同じ入り口に立ち反対側に隠れる。
二人は、頷くとゼクスが腕一本入る位のギリギリに扉開け、閃光手榴弾を中に投げ入れ、瞬時に閉める
閃光手榴弾が、爆発し、消えた瞬間に二人は、武器を片手にそれぞれ突入した
「リビング!クリア!寝室!クリア!食堂!クリア!」
「書斎!クリア!ロッカー!クリア!トイレ!クリア!」
二人は、建物の安全を確認すると、リビングに集まる
「誰も…居ませんね」
「みたいだな」
「まぁ、一息つくか」
鴉は、近くの椅子に腰かける。
「鴉さん、何か淹れてきますよ!」
「ん~、じゃあコーヒーを頼む」
ゼクスは、食堂に向かいコーヒーを淹れに行く
「もぬけの殻か……
考え過ぎか?、だが、こんな戦場に建物何てあるか?」
鴉は、椅子に腰かけながら、建物内を見渡す
壁は、どうやら木で出来ており、所々埃が被っている。
「ん? 」
鴉は、テレビを見て違和感を覚える。何故かテレビの周りにに何かが合った形跡があるのだ
「何でここだけ、埃が無いんだ?
…………まさか」
鴉は、テレビを良く見ると最近まで、触られた形跡が合り、その通りに触ると「ボトッ」と書斎の方から音がした
「書斎か」
音がする方に行くと、本が一冊落ちていた
その本を開きペラペラと捲ると最後のページに鍵が合った
鴉は、鍵を良く見ながら、書斎を見渡すと、書斎の机の灯りのスイッチの隣に鍵穴があるのを確認する
鍵穴に鍵を通すと、見事に一致し、回すと「ガチャン」と音と共に「ゴゴゴゴ」と音がする
すると、書斎の本棚が両側に動き、エレベーターが出現した
「凝った仕掛けだな、おい。おい!ゼクス!行くぞ」
鴉は、ニヤリと笑うと、ゼクスを呼ぶ
「あ、鴉さん、コーヒー淹れまし………な、何ですかそれ!?」
ゼクスは、驚いた顔をしながらも、武器を取りに行く