~ Border Break another ~ その瞳は、何を見る?   作:白銀之鴉

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エイジェン施設奇襲作戦 五話

鴉は、さっき手にいれた地図を頼りに、この施設の中枢部にたどり着き、今その扉の前に居る。そして、カードを使い入ろうとするが、

 

『ビー、このカードでは、こちらにはご入場出来ません』

 

(やはり、ここは厳しいか)

 

悩んでいると、後方から足音が聞こえる。

 

(不味い!)

 

鴉は、近くの通路に隠れて、中枢部の入り口を見張ると、先程の足音の主が、カードキーを使って中枢部に入っていく

 

(成る程、やはり、中枢部には一部の奴のみか……)

 

少しすると、先程中枢部に入っていった男が出てきた。

鴉は、監視カメラを気にしながら、その男の後を付ける

 

男が、別の部屋に入るのを確認すると、鴉も同じ部屋にはいる

 

(ここは…更衣室か?)

 

部屋の中は、ロッカーしかなく、男も自分のロッカーから、写真を取りだし、微笑む

 

(……殺るなら今か)

 

鴉は、トイレと同様な手口で、男の後ろに回り込むと男の口を塞ぐ

 

「む!むぅ!!」

 

男が、反撃しようとするが、鴉はお構い無しに首をへし折ろうとするが、足下にある男の落とした写真を見て、折るのを止め、首を締め続ける

 

「ん!んん!!ん…………」

 

鴉は、男が意識を失ったのを確認すると、首に手を置き、生きてる事を確認する

男を軽く拘束すると、そのままロッカーに押し込む

 

「……命拾いしたな。」

 

鴉は、先程落ちた写真を拾い上げ、その男のポケットに折れないようにしまいこみ、ついでに、あるメモ紙を入れると、男からカードキーを取りだし、ロッカーを閉め、その場を去る

 

「家族に感謝しな、幹部さんよ」

 

先程、男が落とした写真の中身は、男とその家族が笑顔で並んだ物だった

 

 

 

鴉は、先程奪ったカードキーを持ちながら、思考を巡らせていた

 

(妙だな……。この警備の薄さとガキ……それに、さっきの戦闘員の会話……色々と噛み合わないな……)

 

(この、施設は、恐らくエイジェンの戦闘員を育てる物なのに、何故廃棄を?俺達が来るのを知ってた?嫌、それでも、可笑しい。)

 

(俺の予想が正しいなら……ここは……)

 

中枢部への入り口にたどり着いた鴉は、カードキーを使い中に入る

 

中は、まるで実験部屋みたいな構造をしており、通路が真っ直ぐ中心に伸びている。

部屋の中には、多くのパソコンなどがあるが、どれも電気が入ってないらしく、黒い画面のままだ

通路の両端には、ガラスで出来た、筒状の物が天井まで伸びている

だが、中に黄色いニュードが入っており、部屋を黄色く染めている

どうやら、人の気配は無いようだ

 

鴉は、周囲を警戒しながらも、部屋の中心にある一際大きい一台のパソコンに向かっていく

 

(これが、メインPCだな)

 

鴉は、隠し持っていたUSBメモリを取りだし、差し込み口に差し込むと、キーボードを打ち出す

 

すると、暗証番号とパスワードが表示されるが、少し待つと勝手に入力され、再び鴉はキーボードを打ち始め、色々と調べ始める

 

(この施設の全体図か、ん?ブラストの発射口があるのか。)

 

鴉は端末を取り出すと、端末とパソコンを繋げると、施設の全体図を端末にコピーし、とある人物にメールとして添付する

 

(後は…)

 

USBメモリーを、クリックし、パソコンの情報を全て、USBメモリーにコピーする

 

コピーしながら、パソコンの中を調べていくと、気になるものを見付ける

 

(ACE計画?何だ、これは?)

 

鴉は、気になり、調べていこうとするが、そのフォルダは厳重なロックが二、三重にもかかっており、調べられない

 

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