~ Border Break another ~ その瞳は、何を見る? 作:白銀之鴉
(駄目か、随分と厳重だな……)
すると、パソコン画面に「インストール完了したよ♪お兄ちゃん♪」と表示され、鴉はUSBメモリーを引き抜くとケースにしまうと溜め息をつく
(毎度思うんだが、インストール後の画面は何とかならんのか……)
鴉は、再びキーボードを打ち、ACE計画について調べだすが、やっぱり開かない。
ん~と鴉は、唸っていると、部屋の入り口が、開き幹部が入ってくる
「そうか、なら捕まったんだな」
幹部は、片手にインカムを付けて、話していた為。鴉には気付かない
鴉は、慌てて、パソコンの電源を落とし、物陰に隠れる
「あぁ、分かった。警戒を怠るな」
幹部は、インカムを切ると、パソコンに向き直る
「ん?誰か触った形跡があるな、さっきの侵入者…………嫌、ここは我等の一部しか入れないはず……まぁ、良いか」
すると、メインPCの上の巨大な画面が、砂嵐になり、とある人物が映る
「おい、誰か居るか?」
幹部は、直ぐ様、画面に向き直り、敬礼をする
「はっ、ゼラ様。ナンバー1153、エアが居ります。」
ゼラ。武装組織エイジェンのリーダーにして、規格外のブラストランナーを操る、謎の男。
実力もあり、マグメルも警戒している。第一級の犯罪者である
だが、今鴉が居る位置からは、ゼラの姿が見えない
「そうか、おい、エア。定期連絡がいつもより、二分遅い。どういう事だ?」
「え、先程、リムが連絡したはずですが………」
「言い訳は聞いとらん!!」
「は!申し訳ありません!!」
「まぁ、良い。それより、計画に支障は無いな?」
(計画?もしかして、ACE計画の事か?)
鴉は、考え込みながら、聞いていると、ゼラは、威圧した声でエアと呼ばれた幹部は、言葉を濁す
「え、えっとですね……
計画は、被験体が逃げたしまして…
さ、更に、先程、侵入者を許してしまって……ですね…」
「何をやっているんだ!!!」
「はい!申し訳ありません!!」
「早急に問題を片付けろ!!。それと、警備を強化しておけ!!」
「は、はい!!」
ゼラは、それだけを言うと一方的に通話を切る
通話が、終わるとエアは「はぁ…、ゼラ様も人使いが荒い……」と溜め息をつき、呟く
「とっとと、あの金髪男を殺して…
No.24を見付けないとな…」
エアは、そう言うと、中枢部から出ていこうとするが、後ろから鴉が忍び寄り
「ほぅ?その、話詳しく聞かせて貰おうか?」
「あぁ?んん!?!?」
鴉は、エアの口を塞ぎ頭に銃を突き付け、今にも怒りだしそうな声で威圧する
「叫ぶな、俺の質問以外口を開くな。おーけー?」
エアは、鴉の声と、今置かれた危険な状態に脅えた様子で頷く
すると、鴉は口だけを手を話す
「良し、いい子だ……じゃあまず、侵入者って誰だぁ?特徴をこと細かく言え?」
「さ、さっき、侵入が確認された男の事だな?」
すると、瞬間、鴉はエアを捩じ伏せ、腕を逆方向に曲げようとする
「誰が質問していいなんて言ったかぁ?」
「は、はい!!すいません!!」
「早く言え?」
「か、髪は金髪!服装は、迷彩服!後は分からん!!」
「そうか、じゃあ死ね」
「おま、話がちが…」
パァン!
鴉は、瞬時に頭に銃を突き付け、引き金を引くと、大量の血が飛び散り、床が真っ赤に染まる
「誰が、殺さないなんて言ったか?」
聞こえてないであろう、幹部に吐き捨てる様に言うが、鴉は、怒りが収まらず、ここが、敵の中枢部と言うのを忘れて叫んでしまう
「あんの、ドアホォがぁぁぁぁ!!!
人の言うことも聞けんのか!!!!
だから!!新入りは嫌いなんだよぉぉぉ!!」
一方、鴉と別れたゼクスはと言うと、鴉の言うとおりに、子供を連れ、地上に出ていた
外に出ると、そこには、マグメルのヘリが止まっており、子供の手を引き、ゼクスもマグメルのヘリに乗ろうとするが
(……やっぱり、鴉さん一人に任せられない!)
ゼクスは、ヘリから降りると、再びエイジェンの施設に向かう
「ゼクスさん!戻ってください!!」
「すみません!!子供をお願いします!!私は、鴉さんの後をおいます!」
ヘリからは、マグメル職員からの声が聞こえるが、ゼクスは無視して、施設に戻る