ハイスクールD×D~転生せし守り手~   作:bridge

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投稿します!

メインが煮詰まったので以前に書きかけだったものを完成させました…(^_^)/

それではどうぞ!



Life.108~修学旅行2日目、束の間の観光~

 

 

 

修学旅行2日目、早朝…。

 

「…」

 

時刻は早朝。昨晩、深夜まで活動していた昴だったが、日頃の習慣もあってか、いつもの時間に目が覚めてしまったので、昴はホテルの屋上までトレーニングがてら足を運んだ。まだ早朝とも言える時間だったので、激しいトレーニングは避け、静かに行えるトレーニング、足を肩幅程に開いてジッと立っていた。

 

「やっぱりここにいたんだね」

 

そこへ、木場が現れ、昴に声を掛けた。

 

「相変わらず精が出るな。…それは何のトレーニングなんだ?」

 

同じく現れたゼノヴィア。一見、ただジッとしているだけのように見えるが、昴の額から汗が滴っているのを見て尋ねた。

 

「……木場にゼノヴィアか。これは、そうだな、強いて言うなら、完璧に立つ為のトレーニングだ」

 

昴はやってきた2人の方に振り返る事無く返事をした。

 

「完璧に立つ為のトレーニング?」

 

返事を聞いてもピンとこなかったゼノヴィアは思わず聞き返した。

 

「あぁ。戦いにおいて、特に武器を使って近接戦闘を行う者にとって『立つ』と言うのは重要なんだ。立つ為の使う力を最小限に抑える事で如何なる事態にも対処出来、いつでも戦う準備が出来る。これが完璧に立つという事だ」

 

態勢を変えず、ゼノヴィアに説明していく。

 

「(…なるほど。その為に昴君はああやって…。それにあの汗の量、昴君はかなりの時間ああやって立っていたんだ)」

 

説明の意図を理解した木場。がむしゃらに身体を動かす事もきついが、何もせずにジッとしている事もまたきつい事も木場は理解していた。昴の流す汗の量を見てそれだけ長い時間、昴がああやって立っていた事を悟った。

 

「…ふむ。そういうトレーニングもあるのだな」

 

イマイチ理解出来ていないゼノヴィアだったが、何となく頷いた。

 

「まぁ、俺達悪魔は空を飛んだりするから必ずしも役に立つとは限らないけどな。…ふぅ。この辺でいいか。せっかく3人も揃ったんだ。軽く手合わせでもやるか?」

 

「うん。是非、お願いするよ」

 

「当然だ。その為にここに来たのだからな」

 

軽く息を吐いて態勢を解いた昴が2人に手合わせを申し出ると、2人は待ってましたとばかりに了承した。

 

「スバルさん! お待たせしました!」

 

そこへ、アーシアが飲み物とタオルを持って現れた。実は木場とゼノヴィアよりも先にアーシアは昴の下へ来ており、昴の為に飲料水とタオルを取りに行っていたのだ。

 

「ととっ、その前に一息吐くわ。先に2人で準備運動がてらやっててくれ」

 

「分かった。…じゃあゼノヴィア、頼むよ」

 

「あぁ。手加減はしないぞ」

 

木場が自身のセイクリッド・ギアで刃引きをした魔剣を構え、ゼノヴィアは昨日土産物屋で買った木刀を構え、手合わせを始めた。

 

「どうぞ!」

 

「サンキュー」

 

飲み物とタオルを受け取り、喉を潤しながら汗を拭った。

 

「……あの」

 

「…ん?」

 

「昨日はもしかして遅くまで起きていたんですか?」

 

アーシアが昴の顔を見ながらそう尋ねた。

 

「…どうしてそう思うんだ?」

 

「えっと、今朝のスバルさん、いつもと違って少し眠たそうといいますか、何処か身体が重そうに見えたので…」

 

「…そういう事か。少し気になる事があってな。調べものをしていたんだ」

 

こと昴の事に関するとアーシアは結構鋭い所がある為、昴は変に誤魔化さずに正直に話した。

 

「もしかして、また1人で…」

 

少し悲し気な表情でアーシアが尋ねた。過去にも似たような事があった為、自分を頼ってくれない事に悲痛な思いを覚えたのだ。

 

「なに、1人で動いた方が都合が良かったから声を掛けなかっただけだよ。だからそんな顔するな」

 

そう言ってアーシアの頭を撫でる昴。

 

「はぅ、…私に出来る事があったらいつでも頼って下さいね。約束ですよ?」

 

恥ずかしそうな表情でアーシアは昴に約束を取り付けたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その後、ひとしきり手合わせをして汗を流した後、起床時間になる前に汗を流し、その後は朝食を取った。

 

「さあ、今日も楽しんで行くわよ!」

 

『おー!』

 

桐生が音頭を取ると、アーシア、ゼノヴィア、イリナがそれに応えるように拳を突き上げながら声を上げた。

 

修学旅行2日目は各所の歴史の深い建築物の見学であり、昴達一行は現在、バスを乗り継いで清水寺へと向かっている。

 

「…」

 

昴は道中、歩きながら周囲を不審がられない程度に気を配りながら歩いていた。

 

「スバル君♪」

 

「…ん? どうかした――」

 

 

――プニ…。

 

 

呼ばれて振り返ると、昴の頬に人差し指に当たった。

 

「アハハ! 引っ掛かった!」

 

すると、指を差したイリナがケラケラと笑い声を上げた。

 

「おいおい…」

 

そんなイリナを見て苦笑する昴。

 

「ダメだよ、せっかくの修学旅行なんだから、もっと楽しまなくちゃ♪」

 

再び昴の頬を指でツンツンしながらイリナが言う。

 

「スバル君が誰よりも優しくて責任感が強い事は知ってる。だけどね、一人で抱え込んじゃダメなんだからね」

 

「…っ」

 

一瞬ではあるが、イリナが寂しそうな表情を浮かべ、すぐに笑顔に戻した。

 

「(アーシアが気付いていたんだからイリナが気付いて当然か…)」

 

「ほらほら、清水寺はすぐそこだよ? 早く早く♪」

 

「っとと、そんなに急かすなって…」

 

昴の右手を引っ張りながらイリナは清水寺の入口へと駆けだした。

 

「(…以前とは何かも違うんだ。俺が1人で何でも抱え込む必要はない。俺の力が必要になるまで今は楽しむか…)」

 

イリナの笑顔の絆された昴は改めて旅行を楽しむ事にしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それから清水寺の舞台に登り、そこから景色を楽しんだ一行は、境内の社に足を運んでいた。

 

「…」

 

賽銭箱を見つけた昴は音のしない賽銭を入れ、手を合わせた。願い事はこの旅の安全と京都の平和を…。

 

「異形の悪魔の願いだが、奮発したんだから御利益頼んだぜ」

 

そう皮肉を言った後、3人が待つおみくじがある社へと向かった。するとそこでは3人がキャーキャー盛り上がっていた。

 

「良かったわねアーシア。恋愛運は抜群に良いじゃない」

 

「はい! 良かったです…」

 

茶化すように言う桐生。アーシアは涙目で喜んでいた。

 

「私は大吉だったわ! ゼノヴィアはどう?」

 

「中吉だが、書いてある内容には概ね満足しているぞ」

 

おみくじを見せあっているイリナとゼノヴィア。

 

「スバルさんもよろしければどうですか?」

 

「…昔からこの手のくじ運は悪いからなぁ」

 

おみくじを勧めるアーシアだったが、当の昴は気が乗らない様子だった。

 

「別に良いじゃない。皆良いくじ引いてるからきっと心配いらないわ。ほらほら、一人だけ引かないんじゃ面白くないわよ」

 

「分かった分かった」

 

桐生に急かされ、おみくじの入った箱に手を入れ、くじを引く昴。

 

「…」

 

引いたくじを開き、確認すると、昴はそっと折って畳んだ。

 

「スバルも引いたんだな。どうだった?」

 

「…なに、ありきたりのものだったさ。それより、早くこれを括りつけて次へ行こう」

 

ゼノヴィアに尋ねられた昴は軽く濁し、次の観光名所へと移動を促した。

 

「水臭いわよスバル君。私達に見せて見せて!」

 

「そんな面白い事は書いてないよ。…それより知ってるか? おみくじってのは人に見せちまうと御利益がなくなっちまうんだぜ?」

 

いたずらっ子のような表情で告げる昴。

 

「はぅぅぅっ! そうなんですか!? 皆さん私のおみくじの事は忘れて下さいー!」

 

それを聞いたアーシアは涙目になりながら慌てておみくじを畳んだ。

 

「そうなのか!? それはいかん!」

 

「いやー! 見ないでー!」

 

続いてゼノヴィアとイリナも慌ててくじを畳んで隠した。

 

「ハハッ…」

 

それを見た昴はおみくじの横にかかっている細いしめ縄におみくじを括りつけた。続いて他の3人もおみくじをくくり付けたのだった。

 

「さて、次は銀閣寺か。行こうか」

 

「はい!」

 

「そうね! 楽しみだわ!」

 

「楽しみだな。きっとキラキラしていて眩しいんだろうな」

 

昴に促され、アーシア、イリナ、ゼノヴィアは次の目的地へと歩き出した。

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

おみくじを括りつける作業に手間取っている桐生が慌てて声を上げる。

 

「…ふぅ、やっと出来たわ。あまり力入れ過ぎると破れちゃうから苦手なのよねぇ……あら?」

 

ようやく括り付ける事が出来てホッとする桐生。すると、先程昴が括り付けたくじが結び目が甘くて外れかかっている事に気付いた。

 

「まったく、ちゃんと縛りなさいよね…」

 

やれやれと言った表情で昴の括り付けたおみくじを取って括り付けなおそうとする桐生。

 

「……結局昴君のはどうだったのかしら?」

 

はぐらかされたが、実は気になっていた桐生。

 

「ちょっと拝見…」

 

好奇心に負けた桐生は昴のおみくじを開いた。

 

「…えっ? これって――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「…」

 

次の目的地に向かって足を進める昴。

 

「(…フッ、実に俺らしいくじだったな)」

 

内心で自嘲気味に笑う昴。昴が先程引いたおみくじ、その中は…。

 

 

――白紙であったのだ。

 

 

恐らく印刷ミスによって内容が印字されなかったおみくじが紛れてしまったのだろう。

 

「(要するに、俺の未来は白紙。俺次第でどうにでも変える事が出来るって事だ。縁起の悪い内容や気休め程度の事が書かれているよりずっといい…)」

 

本来なら足を踏み入れる事が出来ない悪魔に対しての神仏の悪戯か皮肉か。昴はそう解釈したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「そんな、そんな事が…!」

 

ゼノヴィアが両膝から崩れ落ちるように地面に膝を付けた。

 

「銀…じゃない…」

 

目の前の銀閣寺を目の当たりにして項垂れている。

 

「…よくもまあそこまで落ち込めるものだな」

 

その姿を見て昴は苦笑する。

 

「だって『銀』閣寺だぞ!? ピカピカしてると思うじゃないか!?」

 

昴の制服のブレザーを掴みかかりながら叫ぶゼノヴィア。

 

「そもそも、銀色だから銀閣寺ってわけじゃねえんだぞ。…ほらほら、そんな落ち込むな。よしよし」

 

掴みかかるゼノヴィアの腰を抱きながら頭を撫でる昴。

 

「ゼノヴィアさんズルいです! 次は私もお願いします!」

 

そんなゼノヴィアを羨ましがったアーシアが昴の袖を掴みながらお願いをする。

 

「ちょっとゼノヴィア、いつまで抱き着いているのよ、早く代わりなさいよ!」

 

「…やだ」

 

引き剥がして自分が抱き着こうとしたイリナだったがゼノヴィアは昴の背中に両腕を回して一層抱き着いた。

 

「…あんた達、お熱いのは結構だけど、ここが観光名所だってのを忘れないでよ」

 

忠告しつつも桐生はニヤニヤしながらデジカメのシャッターを切っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ピカピカだー!」

 

続いて金閣寺へとやってきた一行。キラキラ輝くその建築物を見てゼノヴィアが両腕を上げながら満面の笑みではしゃいでいた。

 

「おー、良かったな」

 

先程藪をつついて蛇を出した昴は僅かに距離を取りながら声を掛けていた。

 

「しかしまあ、ゼノヴィアではないが、確かに見事なものだな…」

 

かく言う昴も写真や映像でしか見た事がなかった歴史的建造物にノスタルジックな感情を抱き、デジカメのシャッターを切っていた。

 

「部長達にも送っておくか」

 

懐から携帯を取り出した昴はカメラ機能を作動させて撮影し、リアスを始め、グレモリー眷属に画像添付でメッセージ付きで送信したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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・・・・

 

 

「ズズズッ…、おー、さすが京都の茶屋、これはなかなか…」

 

ひとしきり金閣寺の見て回り、土産を見繕った後、休憩がてら茶屋に足を運んでいた。抹茶と和菓子を注文し、その味を楽しんでいた。

 

ゼノヴィアは未だ金閣寺の感動を噛みしめており、アーシアとイリナと一緒に神へ祈りを捧げている。

 

「はむ。……おっ、この団子もなかなか、家に戻ったら再現して……ん?」

 

団子を口にしたその時、ブレザーの懐にしまっていた携帯が鳴った。

 

「…小猫?」

 

着信先は小猫からだった。昴はすぐに通話ボタンを押した。

 

「もしもし、どうしかしたのか小猫?」

 

京の妖怪の襲撃や御大将誘拐の件か? と、一瞬考えたが、事前に京都起こっている事はひとまず部長達には内密するようアザゼルから言われていたので誰かが伝えた可能性はすぐさま否定した。ならば向こうで何かトラブルか? と、考えた昴。

 

「先程は金閣寺の写真を送っていただいてありがとうございました」

 

内容は先程昴が送信したメールの事であった。

 

「いやなに、報告も兼ねてな。喜んでくれたなら何よりだ」

 

「実は送っていただいた画像の事で、少しお話が…」

 

ここで小猫の様子が変わった事に昴は気付いた。恐らく聞かれたくない内容なのだろうという事を昴は察した。

 

「先程の写真にその…、狐の妖怪が映っていたので、それで少し気になって…」

 

心配そうな声色で小猫が昴に尋ねて来た。すぐさま送信した写真を確認するも昴の目にはそれを見つける事が出来なかった。

 

「(妖怪の気配はチラホラ感じていたが、小猫がわざわざ電話をかけてきたという事は本当なんだろうな…)」

 

小猫はあれで勘が鋭い所もあるので心配になって授業を抜け出して電話をかけてきたのだろう。

 

「心配いらないよ。京都なんだから妖怪の1人2人くらいいてもおかしくないだろ」

 

「…確かにそうですが」

 

「何かあったらこっちから連絡するからよ、部長達にも心配するなって――っ!?」

 

その時、昴が電話を耳から放して辺りを一帯を見渡した。

 

「スバル先輩?」

 

電話から漏れ出た小猫の声に反応してすぐさま電話を耳に当てた。

 

「悪い悪い、呼ばれちまったみたいだからまた後でな。土産、楽しみに待ってろよ」

 

「…分かりました。困った事があったらすぐに連絡下さい。すぐに駆け付けますので」

 

「おう、サンキューな」

 

そうやり取りし、昴は通話を切った。

 

「さて…」

 

携帯を懐にしまい、突如長椅子に横になってしまった桐生に歩み寄る昴。

 

「……眠っているだけか。この感じ、魔法の類か」

 

お茶や和菓子からはクスリの臭いはしない。となれば、魔術系統で眠らされたのだと昴は結論付けた。

 

『っ!?』

 

見渡す限りで起きているのは昴、アーシア、ゼノヴィア、イリナの4人。すると、先程昴達にお茶と和菓子を振舞ってくれた店員と思しき者が尻尾と獣のような耳を携えて立っていた。

 

「…」

 

それだけではなく、昴達の周囲には獣のような耳を生やした者達が昴達を囲むように立っていた。

 

「…」

 

殺気を立たせながらゼノヴィアが鞄に仕込んでいた事前に木場から渡されていた聖なる短剣を取り出そうとする。昴はそんなゼノヴィアを手で制した。

 

「スバル?」

 

「構えなくていい、ここにいる者達からは殺気や敵意は感じない」

 

そう言ってゼノヴィアを落ち着かせた昴は前に出て妖怪の女性の前に立った。

 

「京都の妖怪を束ねる御大将の名代からの使者…で、構いませんか?」

 

そう尋ねると、その女性はスッと一礼をし…。

 

「お話が早くて助かります。私は九尾の君に仕える狐の妖。本日は我らが姫君からあなた方へ正式な謝罪とお礼をしたいと申された為、私があなた方の案内役を仰せつかりました。どうか私と共に御足労願いませんでしょうか?」

 

狐の妖怪は使者らしく、礼儀正しく昴達へ挨拶と共に話の内容を告げた。

 

「お礼?」

 

謝罪はともかく、お礼をされる意味が理解出来なかったゼノヴィアが首を傾げる。

 

「謝罪ならあの時の感謝の言葉で充分なんだが、わざわざ使者を来てもらっては無下にするのも無礼か。…分かりました。姫君の下まで案内して頂けますか?」

 

「ご理解頂き感謝致します。それではご案内致しますので私に付いて来て下さい」

 

昴に頭を下げてお礼を言った使者は昴達を促し、先頭を歩き出した。

 

「行こう、九尾の姫君がお待ちだ」

 

そうアーシア達に告げ、昴は使者の後に続いた。

 

「は、はい!」

 

「ちょっ! 話が急展開過ぎて何が何だか…」

 

「道中、昨晩にあった事を詳しく話してもらうぞスバル」

 

そんな昴に促され、アーシアは慌てて後に続き、イリナは戸惑いながら次に続き、ゼノヴィアは訝し気な表情で昴に説明を求めながらその後に続いたのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ※ ※ ※

 

 

修学旅行2日目…。

 

京都に不穏の影を感じながらも修学旅行を楽しむ昴達。そこへ現れた九尾の御大将の娘から遣わされた使者。

 

使者の案内に続く昴達。昴達は、正式に京都の妖怪達との顔合わせに向かったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 





ほとんど原作をなぞっただけなのですが、ここはひとつ、オマージュと言う事で…(;^ω^)

原作は欠かさず手に入れて読んではいたんですが、すごい事になってますね…(;゚Д゚)

パワーのインフレが特に。当初、オリ主を結構パワーアップさせる事に多少の懸念もあったんですが、これなら必要なさそう…(>_<)

感想アドバイスお待ちしております。

それではまた!

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