*注意
この物語にはオリ主がいます‼
独自展開があります!色んなキャラもいます‼
戦闘描写がうまくないです、すみません‼
『それでも私は一向に構わんっっ‼』という方、ありがとうございます!
11話 本部が強くて何が悪い
キンジside
あれからひどい目にしか会っていない。アリアが日本に残り、俺と組むようになったのは良かった。だが、合宿から白雪とアリアがドンパチして部屋が荒らされ、更にはノブツナがガチギレして部屋に入乱入しさらに状況が悪化。ここは戦場かと嘆くぐらいの惨状になってしまった。
「ホント、散々な目にあった…」
その後白雪が女子更衣室から出ていくのを見かけて声を掛けよるがスルーされてどこかへ行くし、白雪も機嫌が悪いようだ
「キンジ‼無事だったか!」
「お、武藤。おはよう」
…ん?今武藤の奴『無事だったか』とか言ってたな。なんかあったのか?
「よくノブツナに見つからずにこれたな」
「…ノブツナがどうかしたのか?」
なんだろうか、これは嫌な予感しかない。
「今朝、ノブツナがチェーンソーを持って教室に入って来るや否やキンジを探し回ってたぜ?」
しかも激怒したままうろついていたようだ。今日も少し遅れて来てよかった!
「と、とういかなんで俺を探し回ってんだよ」
「ノブツナ曰く、『俺のもっこりを返せ』と言ってたな」
「…わけがわからねえよ」
__
ノブツナside
「誠に遺憾である。」
実に不愉快だ。折角のチャンスをキンジ達に台無しにされてしまうとは。しかもレキは『裸Yシャツは朝がまだ寒く感じるので昨日だけにして』といってたので当分はレキの裸Yシャツが拝めなくなってしまった。
「…」
今日もレキと一緒に屋上でサボタージュ。朝から一緒に登校したり実に嬉しいのだが、まさかレキファンに敵視されるとは思ってもなかった。まあ蹴散らしてやったけど…今後はまさかの敵襲もありそうなので注意しなければ
「そういえばアドシアードで話題がいっぱいだったなぁ…」
アドシアード、学校で言うと『体育祭』か『文化祭』みたいなもの。でも武偵校じゃあそれぞれの技能を競う大会でもあるし、外部の人間や武偵局からの人もくる。注目もされるし優勝者にはすんごい単位ももらえるからこそ皆張り切っているのである。
「レキは狙撃競技に出場するんだよな?」
「…」
レキは無言で頷く。去年のアドシアードの狙撃競技でレキは優勝し、新記録も作ったしな。今年もレキの優勝で間違いないだろう。
「ノブツナさんは今年は出場するんですか?」
「俺か?俺はアドシアード=休日と思ってる」
閑話になるが去年のアドシアードではお弁当配りなどして小遣いを稼いでいた。ぶっちゃけ、師匠の親友達や『地上最強』と呼ばれたあの人を見てたらアドシアードも凄いんだけど、ただレベルが下がっちゃうんだよね。
「今年の狙撃競技も応援してるからな!」
「…」
そういって撫でているんだが反応がいつもと違うなぁ?これって照れてんのかそれとも嫌がってんのか?そんなことを考えていると携帯のメール音が鳴る。
「‥‥これは…」
「?どうかしましたか?」
「ちょいっと師匠の所に行ってくる。レキ、来るか?」
__
いつものように学校を抜けて東京の街中を通っていき、ひときわ静かな町の端にある小さな道場へ行きつく。
「ここが俺の師匠のいる道場さ。ささ、遠慮なく入って」
師匠の道場だけどね!道場に入ってみるといつもと変わらず道場に通う生徒なんて一人もいない静寂な空間。そこの空間のど真ん中に瞑想して座っている茶色のスーツにズボン、ぼさぼさの髪型の口回りに髭を生やしたおっさんがいる。
「‥‥」
「…師匠、人を呼んでおきながら寝てるのはちょいっと頭に来るんですけどー」
静かに瞑想しているように見えるのはウソ。この人静かにいびきをかいて寝てる。ちょっといたずらで顔に落書きしてやろうよマジックペンを取り出して顔にペンを近づけた。その途端ばっと師匠は起き上がり俺の腕をつかむな否や背負い投げして床に叩きつけた
「…おいおい、師匠に対するあいさつがそれか?」
「あっはっは、ジョークっすよ。…ただいまです、本部師匠」
この人の名は本部以蔵。実戦型柔術『本部流柔術』の師範であり、俺の師匠でもある人。見た目は柔術が得意なおっさんに見えるけど、『地上最強』と呼ばれる男と共にいたり、その息子と数々の戦いを潜り抜けたり戦ったり見てたりとすんごいしめちゃんこ強いから。俺は武術、体術、柔術といたりけりと戦闘をこの師匠に叩きこまれた。
「ところで、犬塚。そこにいるお嬢さんは誰だ?」
「師匠、紹介します。俺のパートナーのレキです。そんでレキ、この人が俺の師匠の本部以蔵さん」
「…はじめまして、レキと申します」
レキは深々と頭を下げてお辞儀をする。師匠は納得すように優しくうなずく
「…今はノブツナさんと一緒に住んでます」
その一言で師匠はカチリと固まる。うん、レキ、それは言わなくてもよかったんよ!?師匠はゆっくりと俺の方を見る。
「だ、大丈夫っすよ?まだナニもしてないっすよ?」
「ま、まあそれならいい。レキさん、どうかこのバカ弟子をよろしく頼む」
「はい…ノブツナさんから色々教えてもらいました。女性は『裸Yシャツ』で寝るとか」
その一言で、俺と師匠の道場内での鬼ごっこが勃発した。
__30分後
「…まったく、お前は何を考えているんだ!」
激闘の末、道場で無様に大の字に倒れている俺の姿が
「し、師匠の教えの賜物です」
「はあ…どうしてこうなったのやら…」
「ノブツナさんは師匠と仲がいいんですね」
レキ、これは違うと思う。まあ仲がいいけどさ、師匠は刀振り回すわ鎖鎌振り回すわ、クナイを投擲するわで一歩間違えたら死にかけるから
「ところで師匠、俺を呼んだのはなんでですか?」
「そうだったな…実はお前にやってもらいたいことがある」
「やってもらいたいことですか?」
師匠の頼みだ、嫌な予感しかしない。師匠は時計をちらちら見ていて誰か来るのを待っているようだ。
「うーむ、そろそろ来てもおかしくないのだが…道に迷ったのかな?」
そうこうしているうちに車の大きなエンジン音が近づいてきて道場の前で止まった。音からして高級車…リムジンだろう。のっしのっしとゆっくりこちらに近づいてくる足音がする
「イヤースマナイネ、この街は小さく入り組んでて道に迷ってしまったよ!」
まず一言言わせてほしい。筋肉すげぇ!?気さくに入ってきたのは体格もでかく、筋肉もりもりのマッチョマン以上の筋肉がついたうっすらと口ひげのあるアフリカ系アメリカ人。アロハシャツやズボンで全体は見えなくても見た目で分かる。この人は強いと直感でわかる。もちろん隣で見ていたレキも目を見開いて驚いていた。
「ホホウ、Mr.本部。彼がMr.トクガワやかの『地上最強』を頷かせた少年かい?」
「ええ。犬塚、紹介しよう。彼はビスケット・オリバ。『ミスター・アンチェイン』と呼ばれる男だ」
「こ、この人があの『アンチェイン』ですか!?」
ビスケット・オリバ。全米の凶悪犯罪者が集う『ブラックペンタゴン』ことアリゾナ州立刑務所に収監された『囚人』でありながら警察が手に負えない凶悪犯を自らの手でハントしたり、刑務所内でビップ待遇、今現在ではアメリカ全州の刑務所を牛耳ったりと、囚人なのに自由奔放である。
その自由さ、誰にも抑えることのできない怪力から
「ど、ども初めまして…犬塚信綱って言います」
「ハッハッハ、そう硬くならなくてもいい。気安くしてくれたまえ」
オリバさんと握手をしたんだが…マジででかい手だ。こちらが握りつぶされるんじゃないかってぐらいデカイし力強い。
「それで…そちらのお嬢さんはどちらかな?」
「あ、俺のパートナーのレキです」
「レキ…ホホウ、いい名前じゃあないか。よろしくネ」
「…」
レキはオリバさんと握手をするが少し怯えているように見える。そりゃそうだ、自分よりデカイ人にでかい手で握手されたら少しビビるわな
「そ、それでオリバさん、俺に頼み事ってなんでしょうか…」
「そうだったネ…率直に言うとある人物を捕まえてほしいのだ」
「ある人物?」
「うむ、『ドリアン』が脱獄してこの東京に潜んでいるのだよ。」
『ドリアン』という名を聞いて師匠はピクリと反応した。俺も師匠から聞いたことがある。かつて東京ドームの地下で行われた地下格闘技の主催者、徳川光成が呼び集めて師匠の友人たちが戦った『敗北を知りたい』と豪語した最凶死刑囚と呼ばれる五人の囚人のひとり。暗器、爆弾、中国拳法などを駆使して苦しめたと言われていたが…
「それはおかしい、『ドリアン』は敗北し精神が退行してもう戦うことはできないとされていたはず…」
師匠の言う通りである。最終的には自分が敗北を望んでいたにも関わらず一度も勝っていないと告げられ、戦いに完全敗北し矛盾した人生に耐えきれず精神が幼児退行したと言われていた。
「それが…突然治ったようでネ。『もう一度戦いたい』と置手紙を残して日本へ渡っていったんだヨ」
「そんなことが起こるのか…?」
「で、でもそれと俺と関係あるんですか?」
「ドリアンはもう高齢で、幼児退行した身体はもうボロボロに近い。彼らと再びファイトをしたら次は間違いなく死ぬだろうネ。だからこそ、Mr.トクガワや『地上最強』を頷かせた武偵の君に『ドリアン』を捕まえて欲しいのだヨ」
確かにあの人たちからの信頼はあると聞いているのだが…俺にできるのか?元とはいえ最凶と言われた死刑囚を捕まえることができるのだろうか?そう深く考えているとポンとレキが俺の肩を叩く。
「ノブツナさん、私も手伝います」
…そうだな。お前がいるとなんだかできそうな気がしてきた
「…わかりました。できるだけやってみせます」
「そうか、それは助かるネ」
オリバさんはニッコリと満足そうに笑う。隣にいる師匠は少々驚かれているようだ。嗚呼、逮捕できるかな…
「犬塚…油断はするなよ?相手は元最凶の死刑囚。様々な手を使って殺しに来るぞ」
「…わかってます。師匠の教え通り、『慢心』と『油断』はしないですよ」
「依頼の方は私が回しておく。それでは失礼する」
オリバさんは満足げに帰ろうとした。途中、ピタリと止まってレキの方に顔を向けた
「ところで…レキの名前は漢字で『蕾』と『姫』と書くんじゃないかな?」
「‼」
レキはどうしてそれを知っているのかと言わんばかりに目を見開いて驚いていた。
「なにか…直系の名前と聞いたのだが、違うかね?」
「…っ‼」
「レキ、ちょ、タンマ‼」
レキがとっさにドラグノフの銃口をオリバさんに向けようとしたので急いで止めた。彼女の手と身体に振れると物凄く震えていた。
「お、オリバさん、あまりレキをおちょくらないでくださいよ」
「ハッハッハ、ジョークだよジョーク‼ノブツナくん、成果を期待しているよ?それではまた会おう」
愉快愉快とオリバさんは笑いながら去っていった。ほんと自由奔放な人だなと思う。それよりもレキの震えが止まらない。とりあえず優しく抱きしめてやるか。
「レキ、もう大丈夫だぞ?俺がいるし安心しろ」
「…すみません、取り乱してしまいました…」
アスナロ抱きしてそんでもって撫でて落ち着かせる。さてと、とんでもない依頼を受けてしまったけどもこれからどうしようか…ジークや鳰にも伝えておくか。特にジークは喜んで受けそうだしな。
「…犬塚、イチャイチャするのは構わないが場所と空気を読んでくれ…」
このあと師匠から滅茶苦茶ゲンコツされた
本部はこんなキャラじゃない感があるかもしれません。すみませんちょっとねじ込んでます