緋弾のoutlaw   作:サバ缶みそ味

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刃牙道を古本屋で読みました。烈さん…(´;ω;`)ウゥゥ

*注意‼
 
 この物語にはオリ主がいます!
 独自展開のため色んなキャラが出てきます
 戦闘描写はあまりうまくありません、ごめんなさい!

 『それでも私は一向に構わんっっ‼』という方、ありがとうございます!


5話 達人は保護されているッッ

「さてと…次はっと」

 

 あちら側の情報と証拠の方は鳰に任せてお次は自分なりに捜査してみるか。というわけでレキを連れてやってきたのは警視庁。

 

「警視庁…?」

 

 レキが珍しく首を傾げた、かわいいな。たしかに警察と武偵じゃほとんどが違うし、武偵の方が武装してあちこち動けるから武偵庁とは仲があまり良くない。だから捜査としてここに来るのは誰もがお門違いだと思うだろう。

 

「なに俺の師匠の知り合いに会うだけだよ。アポなしだけど…」

 

 あの人は物好きだから大丈夫だと思う…。さっそく中に入って手帳を見せる。時折師匠と一緒に遊びに来ているからすんなり入れた。そして、いつもの場所、警察官の柔道場へ向かう。柔道場では警察官の方たちが柔道着を着て柔道の組手の真っ最中だ

 

「はへ~、やっぱ気合入ってんな~」

 

 俺は感心しつつ目的の人を探す。いたいた、背の高く筋肉質な警察官の中にちょこんと身長が低く、袴を着た分厚いべっ甲の眼鏡をかけたご老人の姿が。

 

「やっはろー!渋川さん、こんにちはー!」

 

 俺が大声であいさつすると組手の真っ最中だった警察官達が一斉にこちらを見る。渋川さんはくるりとこちらの方を見て分厚い眼鏡をくいっとして確認するとまじめだった顔が和らいでニッと笑った

 

「おお、誰かと思えば犬塚か!」

「渋川さん、お久しぶりです」

 

 俺はぺこりとお辞儀をする。この人の名前は渋川剛気。年齢75歳にして今も尚警視庁で逮捕術を指導している。渋川流合気柔術の使い手で実戦合気道の達人で、「近代武道の最高峰」とか言われる行ける伝説ともいわれる方だ。東京ドームにある地下闘技場で大健闘したとか誰かが勝手に放った凶悪な囚人と戦ってたとかいろいろ俺の師匠からいろいろ聞かされた。

 

「おや?犬塚の隣にいる子は初めてみるな?」

「…レキです」

 

 レキも俺と同じように渋川さんにお辞儀をする。それを見ていた渋川さんはにやにやと俺の方を見て小指を立てる

 

「もしかして…犬塚のこれかい?」

「いや、ちょ、もー、渋川さーん」

「?」

 

 俺はにやけながら渋川さんを小突く。悲しいかな、レキは意味を分かってなくて首を傾げている…

 

「どうだい、今日も見学した後じっくり組手でもするかな?」

「あいや、今日はちょっと聞きたいことがあって…」

 

 さすがに警官の前で『武偵殺し』の話をしたら睨まれるよなぁ…。とりあえずきょろきょろしてここでは話しにくい雰囲気をだしておく。

 

「…よっしゃ、わかった。わしらだけにしよう」

 

 さすがは渋川さん、わかってらっしゃる。警官の人たちに出てもらって、柔道場内は俺達だけにしてもらった

 

「で、話ってのはなんだい?」

「実は…親友の頼みで『武偵殺し』のことを調べててさ」

 

 ぴくりと渋川さんは反応した。まあ武偵殺しの事件は警察がもう一月前にその犯人を逮捕したんだもんな。今さらぶり返しても警察の面潰れになり兼ねないだろう

 

「…犬塚も警察が逮捕した犯人は違うと思うのだね?」

「ええ、不自然というぐらい証拠が揃っていますからね。今逮捕されている人の名前はたしか…」

「神崎かなえ。わしも一度見かけたが、一目でわかるよ。あの人はシロだ。人を殺めるような性じゃない」

 

 やっぱりわかるんだ。と俺は感心しつつ渋川さんに資料を渡す。一昨日の朝にキンジが襲われたという自転車ジャック事件の資料だ。

 

「武偵が調べてるチャリジャック事件です。共通点があるとすれば爆弾が仕掛けられたことぐらいですけどね」

「ふうむ、爆弾か…わしはそっちの方は詳しくはないが、警察の方は密かに武偵殺しの事件を調べていたな」

「え?どんなことです?」

「たしか、可能性事件とか…資料室に詳しく載っている。見るかね?」

 

 というかわしも参加したいと言い出す渋川さん。うん、あなたが出ちゃうとワンパンで終わってしまいます。見るだけでいいですとなんとか宥めて資料室に向かう。さすがは達人、警視庁の上に話すとすんなり入れてもらえるとは。さっそく資料室に入ると、渋川さんはぴたりと止まった

 

「…犬塚、お前さんもわかるかい?」

「ですね、俺達しか入ってないのに誰かいる気配がもんもんと」

「…右奥に潜んでます」

 

 

 レキはドラグノフを構えていつでも撃てるようスタンバっている。渋川さんは右へ、俺は反対方向から隠れている奴を追いこむ。最初は悟られないように気配を消して忍び足で、そして一気に駆けて相手に虚をつかせる。

 

「うひゃぁっ!?」

「な、理子!?」

 

 資料室に潜んでいたのはなんと理子でした。なんというかこのまま気配を消して潜んでいれば逃げれると思っていたのか本棚の後ろで座って伺っていたのか。

 

「も、もー、びっくりするじゃない!理子、心臓が止まるかと思ったよ!」

「いや、なんでてめーがいるんだよ」

 

 理子は探偵科でトップクラスの情報操作、収集に長けているけどさ…

 

「おやおや、お嬢ちゃんや。気配バレバレでうちに黙って忍び込むなんて無理があるんじゃないかい?」

「うそ、理子誰にもバレてないと思ってたのにー!」

「お前の潜入じゃ渋川さんにはバレバレだ。あと俺も」

 

 がおーっとほほを膨らませる理子を無視してレキに武装解除の合図を送る。まあ武偵が渋川さんにバレずに潜入するのは無理ゲーだな。さてと改めて聞かなくては

 

「それで、お前はどうしてここにいるんだ?」

「えーと、キーくんに頼まれたんだよー!『武偵殺し』について調べてくれって」

 

 なんだお前もか。確かに当被害者のキンジも気にはなるだろうしな。

 

「だったら話は早いな。俺らも調べてんだ。」

「げっ!?ノブちゃんとレキュも!?」

 

 おい、なんだその嫌そうな顔は。こちとら今週中にSランク任務を済まさなくちゃ退学されるかもしれねぇんだぞ

 

「丁度いいじゃないか。えーと資料は…これだ」

 

 渋川さんは孫をあやす様に笑いながら宥めて資料を出してきた。『可能性事件』というのは今起きた事件が前にあった事件と関連性があるかもしれない事件のことである。

 

「警視庁が『武偵殺し』の事件と関連性があるかもしれないって言うのが一年前に起きた『豪華船舶沈没事故』だ」

 

 一年前の12月、豪華客船アンベリール号に爆弾が仕掛けられ爆発を起こし沈没した事件。乗客は全員脱出できたが、彼らを脱出させて爆弾の解体をしようとしていた武偵が1人犠牲になった。確か名前は…

 

「遠山金一…キーくんのお兄さんが亡くなった事件だね」

「あー、確かそんな名前だったな。俺、男女?女男のイメージしかなかった」

 

 金一さん、結局男なのか女なのかわからないままいなくなっちまったもんなー。キンジ、あの時はまいってたよな。あいつを叩くマスゴミがあまりにもうるさいんで俺が消火器を噴射させまくって爆竹と腐った卵を投げまくって追い払ったことしか記憶にない。

 

「警察の方は一年前に起きたこの事件とこれまでの『武偵殺し』の事件を関連のある物として神崎かなえを取り調べているようだぞ」

「つまるところ、一年前の事件と武偵殺し、そんでチャリジャック。関連するものは…」

「…乗り物?」

「おおっ、レキュ鋭いね!」

 

 確かにこれまでの事件を通してみると乗り物に爆弾を仕掛けているところだろう。手口が同じだとすればチャリジャックの犯人は1年前の豪華客船を爆破した野郎だな。

 

「船ときて、車にバイク、そして自転車とくる。次に仕掛けるとしたら…」

「次はタクシーかバスだったりしてな‼」

 

 渋川さんが笑いながら答える。うん、冗談どころじゃないですよ。マジで起こりそうで恐いんですけど

 

「よし、レキ。明日から徒歩で登校するぞ」

「…わかりました。一緒に行きましょう」

「いや二人とも用心しすぎだよ!?」

 

___

 

「いやー、ノブちゃんのおかげでスムーズに調べることができたよ!」

「今度はアポ取ってから来やがれ」

 

 ばいびーと手を振りながら理子は走って去る。それにしても理子の奴、いつから警視庁に忍び込んでたんだ?気配を探ればすぐに見つけてたけど、入るまでそんな気配はなかった。まあいいや。あいつがいることでもう一つ聞くことができなかったし

 

「渋川さん、もう一つ聞きたい事があります」

「なんじゃい?あれか、レキちゃんをおとすテクかね?」

「だから茶化さないでください!」

「?」

 

 悲しいかな、やっぱりレキは分からず首を傾げている…

 

「『マッドギア』っていう犯罪組織を調べてんですけど…最近、やたらと強い武器で武装している強盗集団を捕まえるのに手を焼いている事とか聞かれてませんか?」

 

 その話を聞くと渋川さんはにやりと笑って頷く。そして俺に耳打ちして話す。

 

「…ということじゃ。いいな~、犬塚は。わしも久々に大暴れしたいわい」

「これ以上暴れちゃうと怒られますよ?渋川さん、今日はありがとうございました」

 

 俺とレキは渋川さんにお辞儀をする

 

「なに構わんさ。久しぶりに犬塚の顔を見れてよかったわい!お前さんの師匠にもよろしく伝えてくれい!」

 

 じゃ、またと渋川さんは手を振って警視庁へ戻る。…たぶんあの人絶対いつか乱入してきそうな気がする。

 

 

\ツッパルコトガオトコーノー/

 

 おっと携帯が鳴っている。電話の相手は鳰からだ。

 

「もしもし、鳰か?」

『はーい♪みんな大好き鳰たんっスよー』

「…早かったな。どうだった?」

 

『うーん、証拠は消されてたんっス。でも、マッドギアについてはマシマシっス‼』




用語集

渋川剛気:『刃牙』より。渋川流合気柔術の使い手で達人。75歳と身長の低いご老人であるが老いをみせない立派な体格、そしてなにより合気道、柔術に長けた腕前を持つ。自分の2倍ある身長の大男さえ軽々と投げ飛ばし倒すほど。ムサシが出るまで強かった(白目
 余談ながら作者が一番好きな刃牙のキャラ

ツッパルコトガオトコーノー :男の勲章。 めちゃ〇け の数取ゲームを思い出す‥
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