「一体何が起きたの?」
見えない何かに体を地面に押し付けられた感覚に驚きが隠せないシャルルだったが周りはそうでもなかなった
「まただね」
「前よりも酷かったね」
周囲は別段慌てた様子もない為、日本ではこの様な異常気象が頻繁に起こるものだと間違った認識をしてしまったシャルルであった
「風助ぇぇぇ!!!!あんたはぁぁ!」
風助の舌を引っ張りあげ怒る鈴にシャルルはどこか姉弟のように感じた
「仲いいんだね、あの二人」
「てぇぇ、ん?あぁ、あの二人同じ家に住んでるらしいしな」
「え?」
どういう事なのか聞こうとしたが千冬が声を上げ模擬戦の開始を宣言する
「痛て…舌が伸びちまいそうだぞ」
シャルルと一夏の元へ風助が歩いて来た
「自分のクラスに行かなくていいのか?」
「場所分かんねぇしとりあえずここで見させてもらうぞ」
そういうと風助は視線を三人に移した
「あれがあいつらのISか…」
「そういやお前見たことが無いんだっけ」
ネイビーカラーに盾の様な四枚羽の機体の真耶、青い枝分かれした一対の羽の機体のセシリア、桃色で妙な形をした羽の機体の鈴それが風助の感想であった
「お前たちはこの模擬戦どうなると思う?」
「僕はなんとも言えないかな、三人の実力もわからないしね」
「俺は先生が勝つと思うぞ」
風助は数的有利の鈴とセシリアよりも真耶が勝つと予想した
「そうか?俺三人全員と戦った事あるけど山田先生と戦った時そんなに苦戦しなかったし」
一夏と戦った時真耶は極度に緊張していたのもあるが、それ差し引いてもセシリアの射撃能力、鈴の近接戦闘は驚異であった為二人が有利と思っていた
「一対一なら先生も苦戦するかも知んねぇけど、二対一じゃ勝てねぇぞ」
その言葉に一夏は首を傾げる
数が多い方が有利それが常識である
だが風助は逆のほうが勝率が高いという
次の瞬間、風助の言葉の意味が解った
鈴はいつものように接近戦で挑みかかり真耶もそれに受けたったが、地力の差が躊躇に現れ押されてしまう
「もらいました」
そのチャンスを逃すまいと真耶の背後から狙撃したセシリアだったが抵抗をやめ体の後ろへ流し避けると同時にセシリアの攻撃は鈴に命中した
「ちょっと!ちゃんと狙いなさいよ!」
「油断大敵ですよ。凰さん」
その隙きに真耶は鈴にネット弾を撃ち鈴は網に捕らえられてしまった
「オルコットさんも捕まってください」
真耶はセシリアにもネット弾を撃つがセシリアは難なく避ける
「甘いですわ」
「ちょっと退いて退いて!」
鈴の叫び声を聞き右を見ると網に捕らえられた鈴が急接近してきた
そのままぶつかって両者動けなくなってしまう
「早く退きなさいよ!」
「そちらこそ退いてくださいませ!」
「喧嘩は駄目ですよ」
そう言いながらグレネードランチャーを二人に向かって構え引き金を引いた
「あいつら一人で戦っているから勝てねぇんだ」
そう言う風助に千冬は厳しい視線を浴びせる
(桐山、お前は何者なんだ?)
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