「ふぁぁぁ!!!」
飛行機から開放された風助は大きなあくびをあげた
柔軟体操をしつつ数年ぶりの日本の空気を堪能した
「早くしろよ、鈴」
ボストンバックにスーツケーつを引っ張り歩みの遅い鈴に風助は早くするように催促する
「こっちはあんたみたいに軽装じゃないんだから、ちょっとぐらい待ちなさいよ」
鈴はIs学園で生活する上で必要な物を最低限にしたが何かと入りような女子故荷が多いが風助の荷はリュックサック1個分程度の荷しかない
「なら俺が荷物持つぞ」
鈴から荷を強引に持ち去ると重さを感じないほどの軽やかな歩みで進んでいく
それから数時間後
「おい、まだつかねえのか」
「ちょっと黙りなさい、もう少しで着くはずだから」
地図を手にし唸る鈴とそれを眺める風助は見事に道に迷っていた
「えぇ……と、ここがあそこだから……今ここで……こういけば」
夜もふけ人通りも少なくなり自力で辿り着くしかない状況で風助は無事たどり着ける予感が全くしなかった
(腹減ったなぁ)
日本についてから何も食べていなかったのか体が空腹を訴えかける
「よし!分かったわよ」
思考の海から抜け出した鈴は目的地があるであろう方向を指差し自信満々に歩きだす
それからしばらく歩いた後目的地であるIS学園にようやくたどり着いたのである
がまだ彼らの受難は終わってはいなかった
「なぁ、俺腹減ったぞ」
「うるさい」
転校手続きの為に受付に行かなければならないのだが二人はまたもや道に迷っていたのだ
「あぁ!もう何で一箇所にまとめとかないのよ」
イライラが頂点に達したのか鈴は愚痴を声高々と唱える
その時、話し声が聞こえ案内を頼もうかと思い声のする方へと近寄ってみると鈴は足を止めた
遠くで話している内容までは聞こえないが一人の少年と二人の少女が仲睦まじく過ごしているのがわかった
「一夏……」
(鈴?)
突如、鈴が辛い表情を見せたのが分からなかった。だが鈴のそんな表情を見て風助の胸の億が痛む感覚がした
鈴は踵を返して逃げるようにその場から離れた
「大丈夫、人に聞かなくても着くわ」
それから何度か迷った後ようやく目的地へとたどり着いたがもうすでに食堂はしまっており風助はこの世の終わりを迎えたような表情を浮かべていた
だが鈴は風助のことを気遣うだけの余裕がなかった
鈴の頭の中にあるのは想い人である一夏だけであった
彼の学園での行いそして現在の立場をしりとった彼女の行為は
「クラス代表って変わってもらうことできますか?」
彼と少なくても関われる場所へと行くことであった
次回か次次回あたりに忍空技が搭乗します