忍空のIS   作:オオオイ

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初授業

転校初日、鈴は用事があると言って何処かへと行ってしまい風助は担任の山村結花と共に教室へと向かっている

ホームルームのチャイムが鳴ると頭にタンコブを作った鈴が隣の教室から現れた

「おめぇ、何やってたんだ?」

「ほっといて」

ふてくされ気味に言い、風助もそれ以上は問わなかった

結花は転校生が揃ったこともあって教室に先に入ると二人を呼んだ

二人が教室に入った途端どよめく声が教室内に響いた

「え……?男の子?」

「ん……なんか残念な子だね」

「神は死んだ……」

最初こそ驚いていたが後半は落胆する声が殆どであった

「二人共自己紹介を」

「はじめまして、中国から来ました。凰 鈴音です。日本には数年居ましたので気を遣ってもらわくても大丈夫です」

「桐山 風助だ。正直サイエンスには興味ねぇけどこの学校の奴らとは友達になりてぇぞ」

と各々自己紹介を済ませた

「二人共、中国の代表候補生で凰さんは専用機持ちと言うことでクラス代表に変わってもらうことになりました。そしてみなさんもお気づきではあると思いますが風助くんは男性操縦者ですがまだ小学生です。その辺りをしっかりと認識して行動を取ってもらうよう願います」

と結花は言うと連絡事項を言いホームルームは終了した

授業が始まるが二組では少々変わった光景になっている

「ここは、こうなっているから……」

「えぇ……とこれでいいのか?」

最後尾の席で一組の副担任である山田先生が風助にマンツーマンで基礎教科の授業をしており他の生徒は通常通りの授業となっている

これはただISに乗れるというだけでIS学園に籍を置く風助のための処置である

 

 

 

そんな変わった授業形式も午前は残り一時限となったが風助は机にへばりつきグッタリとしている

「うぅ……疲れたぞ……」

慣れない場所に周りが全員歳上という環境もあってか風助はかなり体力を消耗していた

風助の体は四時限目の授業の半ばで限界をむかえた

突如、巨大な重機が動き始めたような音が教室内に響きわたった

「何?この音?」

「テロ?」

急に出現した謎の音に女子生徒たちは騒ぎ始める

「あ、気にしないでください。これ、風助がお腹空いただけですから」

クラス中が騒ぐなか慣れた様子で鈴が教師に発言する

「そうなんですか?」

山田先生も風助の腹に耳を当てると音はそこから出ていることが確認でき鈴の言葉が正しいことが証明され音が気にはなるが授業は再開された

「桐山くん、もう少しでお昼休みですから、頑張って」

「おう……」

山田先生の激励に力なくつぶやく風助であった




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