注意)ピッコロの性格が違う物になっています(断言)それでも構わなければ読んでください。
「どうしたルフィそれがお前の全力か?」
「まだだ、ギアセカンド!!」
「ほう、確かに強くなったがまだまだだな。ハアッ。」
―――
「ピッコロお前ほんとに強いな。」
「そうか。」
ピッコロとルフィは割れた岩の横で向き合って話している。
「ルフィなぜ急に腕相撲を?」
「なんかピッコロの声聞いていたらエースのこと思い出してな、急に腕相撲したくなったんだよ。」
「エース?」
聞き慣れない言葉が出たことによりなにのことかわからないので、ピッコロは聞き返す。
「ああ、エースってのは、俺の兄ちゃんだ。ピッコロに声が似ているんだ。」
「兄か。」
ピッコロには兄と呼べるものはいなかった。 先代のピッコロに産み落とされたことを考えると、タンバリンやドラムなどがいたが、ピッコロには全く面識がないのでいないと言っても過言ではなかった。
ということで、ピッコロは興味深く感じ話を続ける。
「ほうそのエースという兄と俺の声はそんなに似ているのか。」
「ああ、もんのすごく似ているぞ。」
(ルフィとクリリンが似ているようなものか)
ピッコロはルフィと声が瓜二つの男を思い出す。
「そのエースという男は強いのか。」
「そりゃあ俺の兄ちゃんだから強いさ。」
ルフィは自慢気にエースのことを嬉しそうに話す。
「そうか、一回合って、手合わせ願いたいものだな。」
「ああ海賊やってれば合えるさ。」
「これはエースに合うまで帰る訳にはいかなくなったな。」
ピッコロはするべきことが増えた訳だが、笑みを浮かべながら話していた。
「ピッコロ、気の訓練を頼む。」
ルフィとの話を終え瞑想中の所へゾロがやってくる。
以前から少し訓練をつけているためだ。
「いいぞじゃあ―「ピッコロすまんが頼みがあるんだが。」んサンジか?」
「おいグルグルコック、邪魔をするな。俺が先だ。」
「ああ、そんなの知るかマリモ。」
「ああやるのか。」
途中から来たサンジとゾロが喧嘩を始める。
これもいつものことであるが、どうしたものかとピッコロが悩んでいると、
「あんたら止めなさいよ。ピッコロさん困ってるでしょ。」
「すまんナミ助かった。」
ピッコロは喧嘩を止めてくれた、声の主のナミに感謝を述べる。
「いいのよ、で~ピッコロさんに頼みがあるんだけどお。」
「お前もか!」
「自分の意思を通すナミさん最高です」
ナミがゾロの突っ込みと、サンジの賛辞の声を無視しながら、猫なで声でやってくる。
「う、うむ」
三人に囲まれ悩むピッコロ、それだけでは終わらない。
「ピッコロ~。前見せて貰った豆についてもっと教えてほしいことがあるんだけど。」
その輪に加わるチョッパー。
「俺が一番最初にだなー。」
「うるせえぞマリモ。」
「ピッコロさん困ってるでしょ私から。」
「俺も少しピッコロと話が…。」
三者三様の意見いや四者四様とでもいうのか、ピッコロが言い合っている仲間に頭を悩ませていると、
「フフフ、人気者ね。」
「ロビン笑ってないで助けてくれ。」
にこやかな笑みを浮かべながらロビンがピッコロに話しかける。
「もう少しあなたが四苦八苦しているのを見ていたい気もするんだけど、いいわ。」
少しSいや、黒い面があるが、一番頼りになるロビンを味方につけその場は終息した。
どういうことだと思われるだろう。以前はピッコロを皆が不審の目で見ていたのになぜかと。それは少し日を遡ることになる。
――――
仲間入り後
「ルフィ俺は本当に仲間になっていいのか?誰にも歓迎されていないのは明白なんだが。」
「そうか?みんな照れてるんだろ。」
ルフィはけろっとして言っている。
以前のピッコロならば仲間なぞいらんと一人で行動していたが、分からない世界であること、仲間の大切さを知ったピッコロは関係をよくしておいたほうがよいだろうと思い行動を起こす。
「まずは、ナミとかいう航海士からいくか。」
まずはナミに目をつける。サンジ的な理由ではない。
ピッコロは以前修行中悟空の家で世話になっていたことがあった。その時に最強の男悟空よりも妻のチチのほうが遥かに次元を越えた力を持っているのを見た。ピッコロですら逆らえずに自動車教習所にいくということになったということまであった。
また誇り高きベジータですらブルマの尻に敷かれているということから、どのような集団においても女性が一番の権力を持っているということを知った上での判断である。
ピッコロが気を探り部屋の前にやって来ると中から声が聞こえる。
「ねえロビンこの服なんていいと思わない?」
「ええ、貴女によく似合うと思うわ。」
「ありがとう。これなんかロビンにあうと思うわ。早く町で買いたいわね。」
中ではナミという女性とロビンという女性が話しているらしく、楽しそうな雰囲気である。
「い、行くか。」
戦闘でも緊張することのないピッコロが少々緊張しながら船室に入る。
「え、あなたは。いきなりなに?」
いきなりキツい言葉をかけられる。
見てみると、机の上に雑誌があり、服が載っている。それを見て話していたのだということが分かった。
「お前はこれが欲しいのか。」
「そうだけど、あなたには関係ないでしょ。」
明らかに出ていけというような感じである。
ピッコロはナミの睨み付けるような視線を流し、指を指す。
「な、なに?なにする気。」
「黙って見ていろ。」
ピッコロの強い口調に静まる船内、ピッコロの指が光ると同時に雑誌に載っている服が現れる。
「え、え、ええ!?どういうこと。」
「なにをしたのかしら?」
驚き方に違いはあるものの、ナミとロビンは明らかに驚いていた。
「俺はどんなものかイメージさえできれば、服を瞬時に作り出すことができるのだ。それは挨拶がわりだお前にやる。」
「え、いいの?」
先ほどとは違い敵意は消え去っている。ピッコロはここぞと追撃をかける。
「ああ、これからも欲しい服があったら俺に言え、イメージ出来るものさえあれば作ってやる。」
ピッコロはそれだけいうと返事も聞かず部屋を後にした。
「ねえ、ロビン。あの人いい人ね。」
「ええそうね。(ナミをもので落とすなんて私と似たやり方をするなんて、やるわね。)」
ナミに取り入ることができた。
「次はあのサンジとかいうコックにしておくか。」
ピッコロは再び気をたよりに動く。
「しまった。ナミさんとロビンちゃんにアップルパイを作ろうと思ったのにリンゴがない。俺としたことが。」
ピッコロが部屋に入ると頭を抱えて落ち込んでいるコックがいた。かなりデカイ声だったのでまる聞こえである。
「リンゴがないみたいだな。これを使え。」
「えっ。なんでお前がリンゴを持っているんだ?」
「ああ、果物であればなんでもだせるんでな。」
ピッコロはリンゴを渡しながらさも当然のように言う。
「すげえな。でも助かったぜありがとな。」
「気にするな。果物であればいつでも出してやる。」
そう一言いうと再び返事を聞かずに出ていった。
「あいついいやつみたいだな。このリンゴなんてかなり新鮮でうまそうだしな。」
サンジにも近づくことに成功した。
「次はあのトナカイにしておくか。船医らしいからこれがあれば。この部屋にいるみたいだな。」
ピッコロは今回はノックをし入る。
「誰だ?あー緑のおれはうまくないぞ。」
チョッパーはピッコロを一目見ると怯え物影に隠れる。
「(ハァ、思った通りの反応だ。)お前は優秀な船医のようだから見せたいものがあってな。」
「俺が優秀だって。嬉しくないぞコノヤロウ。」
あからさまに喜んでいるチョッパーを見て御しやすそうだと見ていると、
「俺に見せたいものってなんだ?」
少し緊張がとけたようで聞いてきたのでとっておきの物を出す。
「この豆なんだが。仙豆といってどんな怪我でも一瞬で治してしまうものだ。優秀な船医のお前に見せておきたくてな。」
「嘘だろ。そんなものがあったら医者なんかいらないじゃないか。」言葉ではそのように言っているが、かなり興味深そうに見ているので畳み掛ける。
「怪我だけで、病は治せんが。医者であれば興味があるかと思ってな。まだ手元にはあと二粒あるからそれはお前にやる。信じるも信じないもお前しだいだ。」
と仙豆を机に置き出ていった。
等々を発端にして少しずつ良好な関係を築きあげたため結果として、仲間たち打ち解けることができたのであった。