色々と問題があると思いますがお遊びですから大目に見てください。
『頼むアナゴ様。』
アナゴの前でアブサロムとヤムチャが土下座をしている。それもかなり必死の形相で。
「私にはペローナ様に言い渡されたあ仕事がああるんだが。」
「ペローナには了解を得た、だから頼むお前の瞬間移動で町まで連れていってくれ。」
アブサロムはしっかりと裏(ペローナ)へも手を回しており少しずつアナゴの外堀を埋めていく。
「しかし、私は町にはいい思い出があないうえ、町に行ったら襲われるとお思うんだが。」
「それなら大丈夫だ。これがある。クマシー専用デカイマスクー。」
タタタタッタターという効果音付きで今度はヤムチャがクマシーから拝領したマスクを出す。
「安心しろアナゴ。これさえあれば誰にも恐れられることはない。装備するんだ!持っているだけでは意味がないぞ!」
「しょうがないなあ。」
ヤムチャの勢いに押されしぶしぶマスクを装備するアナゴ。
「……」
「(しくったか。しかしここで諦める訳にはいかない。)に、似合っていると思うぞ。な、アブサロム。」
なにやらアイコンタクトを送るヤムチャ。
「(わかったぞヤムチャ。バトンは受け取った。)ああおいらもよく似合っていると思うぞ。」
アブサロムは爽やかな笑顔で言いきった。
「全く見えないが気で感知するための修行だと思えば大丈夫かあ。分かった行こうかあ。」
『よし善は急げって言うからな、早く行こう。』
顔全体をマスクが覆いながらも唇のみがはみでるといった頭隠して尻隠さん状態のなんとも奇っ怪でおぞましい姿のアナゴを急かし、ヤムチャとアブサロムは瞬間移動をアナゴにさせ大きな町にたどり着いた。
「アナゴはこの段ボールを被ってここで待っていてくれ。行こうアブサロム。」
「悪いなアナゴ、少しの辛抱だ。」
「なぜ似合っているのに段ボールで姿を隠さなくてはいけないんだあ。」
疑問を感じながらも指示通り段ボールを被ってアナゴは待つことにした。
――――
「ヤムチャよまずはどうするのだ、ハァハァ。」
「少し落ち着けアブサロム。まずは極上の逸品を探さなくては。ハァハァ。」
なぜか興奮して、何かを物色中の二人であるが、その姿を視界に捉えられる者はいなかった。
「おい、ヤムチャ、あれはどうだ?」
「ダメだあれは、着色剤を使いすぎだ。」
二人は料理の話をしているのだろうか?サンジが喜びそうな。いや違うしかし、サンジが同じ場所にいたら間違いなく同志となったであろうことをしようとしている。
「おっあれはどうだかなりのもんだぞ!!」
「確かにかなりの逸品だ。行くぞアブサロム!」
―1時間後―
「…すごかったなヤムチャ。」
「ああ…すごかった。だがお前を殺しともその能力が欲しくなったのも現実だ。」
「は、早まるなヤムチャ。お前もオイラの力の恩恵を受けただろうが。」
「ああ悪い。桃源郷を見せてくれて感謝している。」
二人は致死量に達するのではないかというほどの鼻血を蛇口が壊れた水道のように足らしながら話している。以前としてその姿は見えないが。
「おい、ヤムチャ。今までにないほどの掘り出しもんがいるぞ。」
アブサロムが焦りながら指をさす。
「ああ確かにかなりのもんだがどこかで見たような。まあいい。見てろアブサロム、今回は俺が斬り込み隊長だ。」
ヤムチャはそうアブサロムに告げると、能力を発動し、チワワとなる、
「キャンキャン(俺の愛らしい姿で魅了してやるぜ。)」
ヤムチャは走り出した。獲物に襲いかかる狼のように。
「もう。スモーカーさんはどこに行ってしまったのだろう。―「キャンキャン」―あカワイイ迷子の仔犬かな。きっと飼い主が探しているだろうから探してあげよう。」
女性はそういうとチワワ(けだもののヤムチャ)を抱き上げる。
「クゥゥン。(この弾力た、たまらん。天にも昇りそうだ。」
「おのれヤムチャめ。」
最高のコンビに嫉妬という感情から亀裂が入った瞬間であった。
―2時間後―
「お前の飼い主いないわね。置いていくわけにもいかないし、今日だけは連れていこう。」
ヤムチャを連れ女性は帰っていった。
「ワン。(ま、マジかよ。ここって。)」
女性はチワワ(ヤムチャ)を連れやってきたのは海軍の隊舎であった。そこでヤムチャはやっと気づいたのであった。その女性はたしぎと呼ばれていたスモーカーの部下であったことを。
「クンクン。(マズイ、しかし俺とバレてはいない。騙しきって隙をみて逃げるしかない。)」
「あなたは結構汚れているわね。一緒にお風呂え入りましょう。」
「ワンワン(マジかよこれを味わわないてはないな。」
ヤムチャは知らなかった悪魔の実の最大の欠点を……
そして思った通りのことが起きた。
「え、え、え、キャーーー!!」
「ヤベェ力が抜けたと思ったら姿が元に戻っちまった。逃げないと。」
その場には裸の男と女が、どちらも気が動転しているがいち早く気づいたヤムチャが逃げ出す、しかし
『たしぎちゃんどうしたんだ。』
駆けつける海兵と裸で鉢合わせするヤムチャ。そして後方からはバスタオルを体に巻き追ってくるたしぎ。
『き、貴様、俺達のアイドルたしぎちゃんになにしやがったーーー。」
前門の虎、後門の狼。まさに逃げ場なし。しかし我らがヤムチャは諦めない。
「いくぜ。太陽拳。」
目の前に突然太陽が現れたように、苛烈なまでの閃光が辺りを照らし尽くす。まさに逃げることに特化した技を成功させ、ヤムチャは逃げることに成功し、急いでアブサロムと合流し、アナゴと共にスリラーバークに帰っていった。
その後海軍の調べにより覗きが多発していたことと、それが同一人物と判明し、また男性海兵の多くを怒り狂わせた人物としてヤムチャに懸賞金がかけられた。
『のぞキングヤムチャ懸賞金1000ベリー』
オマケ
「おお、唇帰ってきたか。で私が頼んでおいた物を早くよこしな。」
「?」
「どうした。もしかして忘れたのか。アブサロムがお前に伝えたはずだぞ。」
「え!?」
「ゆるさ~ん。」
「すいませ~ん。」
その後アナゴはペローナの逆鱗に触れ、凄まじい量の仕事をこなすことになった。
次回から最終話に入ります。あと2、3話でスリラーバーク編が完結しますのでお付き合いお願いします。