アナゴ9時30分枠に出張する。   作:寅好き

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遂に来る麦わら海賊団

「ふう、新しく目覚めた技と、瞬間移動で仕事が楽になったなあ。しかしまあまさか本当に休みがない、月月火水木金金だとはあ思わなかったなあ。」

アナゴは町から帰ってきた日から無休で働き続けてきた。

ただし、働いている内に新たに技を覚えることができていたので、悪いことばかりではなかった。

「唇、モリア様呼んでる。……!!お前あれすべて片付けたのか。」

「ああ、最後の御奉公としてなあ。じゃあ行ってくるよぉ。」

ゴミの山が跡形もなく片付けられていることに呆然としているクマシーを残し、アナゴは召集をかけたモリアの元に向かった。

――――

アナゴがモリアの部屋に着いた時にはもうすでにアブサロム、ペローナ、ホグバックそしてヤムチャが集まっていた。

「遅いぞアナゴ。」「何してたんだ?」アブサロムとヤムチャの問いに対して「仕事をしてて遅れましたあ。(瞬間移動すればよかった。)」

とアナゴは謝罪しながら後悔もし、部屋に入る。

「キーッシッシッシ。やっと集まったか。じゃあお前らに集まってもらった理由を話す。」

モリアが話を始めたことにより、部屋に静寂が訪れる。

「あと1、2時間後にトータルバウンティー6億越えの麦わら海賊団がこのスリラーバークにやってくる。奴らの影を手に入れることが今回の目的だ。特に3億越えの船長の麦わらはスペシャルゾンビに使うから必ず手に入れなくてはならない。キーッシッシッシ。」

『3億越えだと!』

3億越えということを聞きアブサロム達は驚きを隠せないでいた。

「ヤムチャお前の賞金はいくらだったっけか?」

「……1000ベリーだよ。」

そんな中でアナゴとヤムチャがそのような会話をしていたが、気に止める者はいなかった。

「これから大仕事になる。お前らはしっかり準備をしておけ。キーッシッシッシ。」

ということで会議はお開きとなった。

「麦わら海賊団の人数分マリオを用意せねば。」

「ヤムチャ、今からどのように迎え撃つか話あいをしよう。」

「久しぶりの実践だぜ。分かったしっかり作戦を立てよう。まあ俺1人で十分だと思うがな。」

「唇、クマシー行くぞ。お前たちは準備をしておくだけでいい。もうすでにネガティブホローが奴らを捕捉しているからな。って唇聞いているのか。」

「…えっ。はい大丈夫です。(あとでクマシーに聞くか。)」

ホグバック、アブサロム、ヤムチャはそれぞれ自分の持ち回りの仕事をこなすべく自分の部屋に戻り、アナゴはペローナの後をついて戻っていくのだった。

これからスリラーバークを揺るがす程の戦いが起こるというのにアナゴには別の不安が付きまとっていた。

それはアナゴがこの世界について今日の朝で31日目であったということである。

アナゴが言い渡された出張の期間が1ヶ月、明日でその1ヶ月が終わるのである。

どのように戻るのか、ということよりも、こんな大事な時に戻ってもいいのだろうか?ということがアナゴの頭を悩ましていた。

だが、アナゴは頭を切り替え、この戦いで恩を返すと強く決心し、戦いに挑むことにした。

――――

ところ変わって麦わら海賊団のサウザンドサニー号

「急に薄暗くなったと思ったら骸骨はどっかに行くわ、島がとつぜん現れるわ、偵察にいったナミ、ウソップ、チョッパーはかえってこないわ、どうなってやがるんだ?」

今までの経緯を誰かに語るように話すフランキー、ありがとう。

「クソッ、ナミさんを放っておけるか。」

「待て。俺が行ってくる。気になる気もあるからな。」

今にも飛び出していこうとするサンジを止め、ピッコロが行くとだけ言い残して舞空術でスリラーバークに向かっていった。

「確かにピッコロは強いが嫌な感じがしやがるな。」

「イヤー。」

ゾロが思ったことをいったとたんに、ロビンの叫び声が船内にこだまする。

皆が振り向くと、ロビンが変わった格好で身をよじり、何かから逃れようとしている。

「ロビンちゃんどうしたんだ?」

「何かが私に、イヤーッ。」

何かがロビンをなぞったと思われた時にはロビンは動けるようになっていた。

「何かがいるぞ。」

ゾロの声で皆が構えを取るが、何も目視することができない。

「そこだ。」

そんな中でゾロが動く、何もないと思われる宙を切る。

「チッ、こいつおいらが見えるのか、一端ここは退くか。」

「逃がすか。」

「ハアッ」

姿を現したアブサロムに追撃を掛けようとしたゾロであったが、アブサロムの放った気弾によってあえなく失敗する。

「何だ今の。ゾロお前よく今の見えたなあ。」

ルフィが今のやり取りを驚きの表情で見て、率直な感想をもらす。

「あれか、俺も見えたわけじゃねえよ。ピッコロに気の使い方を習っていたから出来たことだ。まあそれはさておき、これで俺達もあの島に行かなくちゃいけなくなったな。」

『ああ』

皆はピッコロのすごさを改めて知り、そして島に上陸することにした。

おあつらえ向きにサウザンドサニー号も海流にのりスリラーバークに向かっていた。

 




これから暫くは所々変わりますが、概ね原作に添って進みます。ただ戦闘はアナゴ、ヤムチャ、ピッコロの介入及びアブサロムの気での強化によりだいぶ変わります。
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